夏のテント泊はじめ 北八ヶ岳縦走（美濃戸〜行者小屋〜赤岳〜夏沢峠〜天狗岳〜麦草峠〜坪庭）

2016年07月16日(土) ~ 2016年07月18日(月)

• GPS: 32:20
• 距離: 20.0km
• 登り: 1,651m
• 下り: 1,771m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 0:43
• 合計: 7:13

距離 7.9km 登り 1,023m 下り 812m

15:00 美濃戸口
15:20 5:30 行者小屋
5:36 行者小屋
6:39 6:40 文三郎尾根分岐
7:00 赤岳
7:01 竜頭峰
7:04 7:15 赤岳
7:19 7:20 赤岳頂上山荘
8:18 8:20 赤岳天望荘
8:23 8:24 地蔵の頭
8:33 二十三夜峰
8:46 8:51 日ノ岳
8:54 8:58 鉾岳
9:03 石尊峰
9:14 9:15 横岳（三叉峰）
9:20 9:23 無名峰
9:28 横岳（奥ノ院）
9:47 台座ノ頭
10:35 10:36 硫黄岳山荘
10:56 硫黄岳
11:28 11:41 ヒュッテ夏沢
11:42 山びこ荘
12:19 箕冠山
12:23 根石山荘

2日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 1:03
• 合計: 7:27

距離 12.0km 登り 630m 下り 950m

6:27 根石岳
6:34 白砂新道入口
6:54 6:56 東天狗岳
7:07 7:17 天狗岳
7:30 東天狗岳
7:36 7:37 天狗の鼻
8:26 8:27 中山峠
8:30 見晴らし台
8:53 中山
9:01 9:03 中山展望台
9:59 10:40 高見石小屋
11:02 丸山
12:01 12:05 麦草ヒュッテ
12:30 12:31 大石峠
12:42 オトギリ平
13:03 出逢いの辻
13:21 13:22 五辻（東屋）
13:26 五辻
13:54 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

天候

16日：曇り
17日：曇りのち雨
18日：晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

北八ヶ岳ロープウェイ　片道1000円
北八ヶ岳ロープウェイ〜女神茶屋はタクシーで2500円

美濃戸口〜美濃戸山荘は自家用車しか入れないので注意、タクシーは入れないそうです。

コース状況／危険箇所等

麦草峠〜坪庭：五辻を通る巻き道ルートの場合、テープがところどころ見えにくい場合があるのでルートファインディングが必要です。

その他周辺情報

温泉：樅の湯（500円）
　　　※17時以降300円

写真

7/16 15:20

美濃戸からスタート！

7/16 15:22

オダマキ発見！

7/16 15:25

美濃戸山荘は冷えたビールが魅力的でした（早

7/16 16:50

ノウゴウイチゴ

7/16 17:00

こんな河原みたいなところを歩きます

7/16 17:24

2時間チョイで行者小屋に到着

7/16 18:05

夕方着でしたが林の中にいい場所確保

7/16 18:13

幸い雨は降っていなかったので外のベンチは大盛況

7/16 18:16

ということで生♪　ジョッキがかわいい

7/16 18:17

カンパーーーーーーーイ！

7/16 18:17

ぐびぐび♪

7/17 5:16

翌朝はモクモクした朝でした

7/17 5:34

カモシーバッジが可愛かったので買ってしまった

7/17 5:52

小屋の看板で記念写真

7/17 5:49

元気に赤岳目指します！

7/17 6:18

ゴゼンタチバナ

7/17 6:30

結構モクモク・・・雨降らなければいいなぁ

7/17 6:34

雲に切れ間が！！！

7/17 6:34

山肌も見えて晴れてきた、コレはミラクル！

7/17 6:34

ミヤマダイコンソウ

7/17 6:41

キバナシャクナゲが見頃でした

7/17 6:48

ツガザクラ？

7/17 6:49

階段の金具にMAMMUTのマークが

7/17 6:59

稜線に出るとコマクサが見頃でした

7/17 7:22

イワツメクサとイワギキョウ

7/17 7:22

イワベンケイ

7/17 7:29

赤岳山頂とうちゃく！我が家は3度目です♪

7/17 7:32

今年新設された看板もありました！

7/17 8:30

展望荘に向かって下ると雲が切れて向こうが見えた！

7/17 8:53

イブキジャコウソウ

7/17 8:55

ヤマハハコ

7/17 8:56

クルマユリ

7/17 9:08

イワオウギ

7/17 9:15

オヤマノエンドウ

7/17 9:16

ミヤマオダマキ♪　この花好きです♪

7/17 9:28

まだ咲いているウルップソウもありました！見れると思ってなかったから嬉しい！

7/17 9:30

横岳のカニのヨコバイ、はしごを下ります。

7/17 9:46

横岳到着〜

7/17 10:02

山頂周辺には白いコマクサが咲いていました

7/17 10:52

硫黄岳山荘から雨粒が落ちてきてレインハイクになりましたが元気に硫黄岳げっと！

7/17 11:16

雨の中を黙って歩きます。。。

7/17 11:21

雨の夏沢峠に到着

7/17 11:21

目標は黒百合ヒュッテなんだけど行けるか・・・

7/17 11:40

静かな雨の森を歩きます

7/17 14:32

稜線暴風のため根石岳山荘に泊まることにしました

7/17 14:33

定員以下で快適小屋泊になりました

7/17 15:02

小屋泊ということですることはモチロンこれ！乾杯♪

7/17 17:32

看板がオシャレです

7/17 17:32

ストーブの周りで晩御飯〜

7/17 17:33

おつまみもなかなか充実してました

7/18 4:44

翌朝、晴れた〜〜〜〜〜〜！

7/18 4:53

根石岳山荘の周りもコマクサだらけでした

7/18 5:00

今年初めてのご来光♪ありがたやーありがたやー

7/18 5:02

風が強い小屋なので屋根にも石が置いてありますね

7/18 5:06

お世話になりましたー！

7/18 6:29

念願の晴れ！小屋でたっぷり休んだので元気いっぱいに歩きます！

7/18 6:38

いいお天気だぁ〜！

7/18 6:43

天狗岳が見えます！

7/18 6:50

絵になる風景

7/18 7:03

天狗岳手前

7/18 7:04

意外に揺れる橋、ぐらぐら

7/18 7:08

東天狗岳到着、いい眺めです！

7/18 7:09

蓼科山への稜線、遠いな〜

7/18 7:16

せっかくのお天気なので西天狗にも行っちゃいましょう

7/18 7:25

赤岳＆阿弥陀岳どーん！

7/18 7:26

見ても歩いてもいい稜線ですね〜

7/18 7:27

南アルプスの山々が良く見えます。歩きたい〜〜〜〜！

7/18 7:31

パノラマ写真1　奥秩父→南八ヶ岳→南アルプス

7/18 7:31

パノラマ写真2　北アルプス→北八ヶ岳→浅間山

7/18 7:32

西天狗でも記念写真♪

7/18 7:33

雲海の東天狗

7/18 7:33

根石岳山荘、なかなかすごいところに建ってます。

7/18 7:40

ヨツバシオガマ

7/18 8:24

稜線とサヨナラして中山峠を目指します

7/18 8:29

振り返れば天狗岳

7/18 8:43

中山峠とうちゃく

7/18 8:43

ここからは北八ヶ岳名物の森が続きます

7/18 8:51

タカネニガナ

7/18 10:02

下りは滑って歩きにくいトレイルが続きます

7/18 10:04

苔解説の看板

7/18 10:04

コケ丸カワイイw

7/18 10:16

高見石小屋とうちゃく〜

7/18 10:21

魅惑のショウウインドウ

7/18 10:23

魅惑の黒板

7/18 10:26

フライングでビールを飲んでしまうTちゃんw

まだゴールじゃないですよー

7/18 10:32

名物あげぱん♪　疲れた身体に甘いものがありがたい

7/18 11:12

森の苔

7/18 11:57

森のキノコ

7/18 12:03

麦草峠みえた！

7/18 12:05

ハクサンフウロ

7/18 12:06

リンドウ

7/18 12:06

ここにもオダマキが咲いていました

7/18 12:07

麦草ヒュッテ到着、暑い〜〜〜。

7/18 12:17

コーラで糖分補給！カンパイ！

7/18 12:22

クガイソウが咲いていました

7/18 12:32

道路を渡ってロープウェイ方面へ

7/18 13:13

看板はこまめにありますが森のトレイルなのでテープを見失わないように

7/18 13:38

このへんは灼熱でした・・・あぢーーーー。。

7/18 13:43

ロープウェイまでもう少し

7/18 13:48

いいお天気過ぎて水分カラカラ

7/18 13:54

こんな展望台もありました

7/18 14:03

ロープウェイが見えました！

7/18 14:09

坪庭に出たらそこは俗世間でしたw　観光客だらけ

7/18 14:12

久しぶりにきました〜

7/18 14:12

北八ヶ岳縦走お疲れ様でした〜！

蓼科山はまた次回に！

撮影機器：

FinePix F70EXR FUJIFILM

HDR-GW77V SONY

NEX-5N SONY

感想

YST_nori

今夏のテント泊1発目、嫁さんの都合で3連休の土曜日午前中が動けなくなってしまい実質2.5日の行動時間。近くて縦走しやすい山域で未知のトレイル・・・ということで赤岳以北の北八ヶ岳の稜線を狙いに行ってみました。今回は赤岳未踏のM川夫妻と一緒にテントを背負ってお出かけしてみました。

【1日目】
ひとまずゴール目標の蓼科山登山口に1台車をデポして美濃戸山荘まで車で。スタートは午後3時となりました。薄暗くなりつつある森の中を歩いて2時間チョイで行者小屋に到着。

さすが3連休、テン場のよさそうなところは軒並み埋まっていて森の中に2張テントを張って小屋前のベンチに移動して生ビールでカンパイ！！その後はテント前に移動して日が暮れるまで宴会でした♪　下地が落ち葉だったのでフカフカして意外に快適睡眠zzz

【2日目】
朝はモクモクとガスっておりました。朝ごはん食べながら撤収して5時半スタート、今日は地蔵尾根を登って赤岳にアタック！登っていくにつれて雲の切れ間が出てきて山肌がチラリ。稜線から赤岳本峰の取り付きの岩場の辺りはガスでしたが赤岳山頂では雲の切れ間に富士山と南アルプスがお目見えしてテンションUP！

さて、ここからは北八ヶ岳方面へ縦走開始です。硫黄岳山荘まではガスながらも雨には降られずに歩けましたが硫黄岳山荘からは雨粒が本格的に落ちてきてレインウェア装着の歩きに。途中強風で久しぶりの下から降る雨を体験。。。

夏沢峠で休憩を入れてできれば黒百合ヒュッテまで行けたらいいなと思っていたところですが、根石岳山荘の稜線に出たところで前線通過に伴う横殴りの爆風。。。たまらず根石岳山荘に避難して作戦会議でした。雨の中歩いていて濡れた状態に風速10m以上の強風、、最近読んだトムラウシ山遭難の低体温症の事例が頭をよぎります。嫁と2人なら気合を入れて進んでいたと思いますが、少し疲れの見えていたM川夫妻もいるので安全を取って根石岳山荘に泊まることにしました。小屋の埋まり具合は6割程度で布団は確実に1人1枚とのことでした♪

泊まると決まれば精一杯小屋泊を楽しもうということでまずは風呂♪標高2500mの稜線でお風呂に入れるだなんてとても贅沢♪身体は洗えず湯船にザブーンでしたが汗を流して冷えた身体を温められるだけでも幸せでした。風呂上りに缶ビールでカンパイ♪

晩御飯はビール→日本酒の流れで消灯までガッチリ宴会して就寝、お部屋が一緒になった人生の先輩方、楽しい夜をありがとうございました。小屋での山談義はいつも楽しいですね♪

【3日目】
外が明るくなって起床。天気予報どおり晴れた！！！ご来光を見に外へ出る。

今夏初めてのご来光、ありがたく拝んだところで小屋に戻り朝ごはん＆出発の準備。そして6時20分頃に出発、いいお天気なので足は重いながらも心は軽く歩き出します。東天狗岳と西天狗岳では北・南・中央の3つのアルプスを全て眺められる贅沢な眺望に合わせて今まで歩いてきた赤岳からの稜線がクッキリ。いつまでも見ていたい景色でした。

天狗岳から先は北八ヶ岳の森のトレイルへと誘われるべく標高を落としていきました。中山峠からは森の中の歩きですが下り基調で前日の雨で濡れた不規則な岩場が本当に疲れる・・・。標準タイムをオーバーして高見石小屋までたどり着き、ここで休憩。名物あげパンはココア味が好みでした。ここはのんびりしていていい小屋ですね〜、秋にはどぶろく祭りなんていう素敵イベントがあるみたいで、それ目当てで再訪したいと思いました。

高見石小屋〜麦草峠まではコースタイムどおりに到着してここでも一息。この辺で足へのダメージ＆ペースダウンの影響が出ていたMちゃんの大事を取ってルートを短縮。縞枯山方向へのルートをやめてロープウェイへの最短巻き道ルートを行くことにしました。

巻き道ルートは日向の草原を歩いたりして灼熱。。。。ここ標高2200mですよね？といいつつ歩くこと1時間半ほどで坪庭到着。ロープウェイ乗り場に到着するとそこは俗世間の観光地・・・今までの静かな森のトレイルが嘘のようでした。

目標としていた蓼科山までの縦走はできなかったものの北八ヶ岳の縦走を満喫することが出来ました。帰りはロープウェイで下山してタクシーで女神茶屋、車で美濃戸口まで戻りここからタクシーでやまびこ荘まで・・・・と思っていたら美濃戸口から先の林道は営業ナンバー車が入れないという変則ルールがあるみたい。。。自分の車が大きくて林道に安心して入れないので泣く泣く歩いて車を回収しに行くことになりましたが、ここが虻の巣窟になっていて足を6〜7箇所咬まれ、汗だくになりながら走ったり早足しながら30分ほどで車到着、無事に回収して帰路につきました。

八ヶ岳は各登山口同士の交通アクセスがとても不便なので、縦走を考えている方はバスが出ている茅野駅か佐久平駅をベースまたは毎日アルペン号など公共交通機関を使ってのアクセスのほうが良いのではないかと思います。