爺ヶ岳（小学生以来40年ぶり、昔の写真と比較、温暖化の証拠）

2016年07月20日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,628m
• 下り: 1,615m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:48
• 休憩: 1:41
• 合計: 8:29

4:45 柏原新道登山口
5:32 5:38 ケルン（柏原新道）
6:32 水平岬
7:00 富士見坂
7:19 7:31 種池山荘
8:10 8:22 爺ヶ岳南峰
8:36 9:31 爺ヶ岳中峰
9:52 爺ヶ岳北峰
10:37 爺ヶ岳南峰
11:17 11:33 種池山荘
12:10 水平岬
12:52 ケルン（柏原新道）
13:14 柏原新道登山口

上り
04：45　柏原新道登山口
05：32　ケルン　05：38
06：32　水平岬
07：00　富士見坂
07：19　種池山荘　07：31
08：10　爺ヶ岳南峰　08：22
08：36　爺ヶ岳中峰　09：31
下り
09：31　爺ヶ岳中峰
09：52　爺ヶ岳北峰　
10：37　爺ヶ岳南峰　
11：17　種池山荘　11：33
12：10　水平岬　
12：52　ケルン
13：14　柏原新道登山口

上り　3：21　（爺ヶ岳中峰まで）
下り　3：06　（爺ヶ岳北峰から）
総行動時間　8：29

天候

快晴のちガス、

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き（前日19日）
世田谷自宅　22：10　中央道（安曇野IC）265km（下道約40km）
扇沢（柏原新道登山口駐車場）　1：10

帰り
登山口　13：50
　大町温泉郷　薬師の湯　14：05ー14：40
　くるまや　（そば）　15：10
　マルト（馬肉）
　小笠原わさび店（わさび漬け）
安曇野IC　16：30
世田谷自宅　19：30

その他周辺情報

日帰り温泉　
　薬師の湯　７００円、（種池山荘で割引券もらえます、割引だと５００円）
http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/index.html
種池山荘　http://www.kasimayari.jp/annai.htm
くるまや　安曇野市穂高有明　そばは細目、薬味の生わさびが美味、天ぷらは普通、
盛りがいいのでコスパに優れる。
http://www.h7.dion.ne.jp/~kurumaya/

写真

7/20 4:42

朝の登山口前駐車場、10台ほど可、前夜で3台ほど空き、
橋を渡ったところにも20台ほど可。そちらはまだまだ空きあり。

7/20 4:42

登山相談所は開いてません、トイレはここにはありません、10分ほどの扇沢に行かなければなりません。

7/20 4:43

皆様守ってます。

7/20 4:43

扇沢、針ノ木方面、橋を渡ったPに数台の車が見える

7/20 4:44

7/20 4:44

ここに登山ポストあり、

7/20 4:44

実に40年ぶりの柏原新道、小学4年に鹿島槍を登って以来、でもいつまで新？道なんでしょうね。

7/20 4:53

フラッシュが自動で点く暗さ、最初はそこそこの登りです。

7/20 5:12

たおやか柔和な蓮華岳

7/20 5:13

八ッ見ベンチ、八ッ確認しなかった。

7/20 5:13

だって針ノ木が格好良くて、そちらばかりに気を取られます。

7/20 5:14

7/20 5:14

7/20 5:29

7/20 5:29

7/20 5:29

7/20 5:30

扇沢は閑散、絶好の登山日和なのにね

7/20 5:30

オオバギボウシ

7/20 5:30

7/20 5:31

ハクサンオミナエシかな

7/20 5:32

針ノ木大雪渓も雪少なめ、

7/20 5:37

ここから稜線上の種池山荘が確認できます。

7/20 5:32

45分ほどでケルン到着

7/20 5:37

7/20 5:37

岩小屋沢岳

7/20 5:38

種池まで3時間半はうそでしょう、せめて2時間半じゃない。下り40分は妥当かな

7/20 5:52

蓮華、針ノ木、スバリ、赤沢、鳴沢

7/20 5:52

2年前に登ったがかなり良い山の印象だった針ノ木。遠くから見ても恰好がいい。

7/20 5:56

7/20 6:02

7/20 6:02

7/20 6:07

道は大変整備され、道標も多く歩きやすい。登りの段差も大きいところがほとんどなく足への負担は少ない、如実に翌日の筋肉痛に差が出ますね。

7/20 6:24

名前の通り、、

7/20 6:24

石畳の道が続く、これも浮石もなく歩きやすい。

7/20 6:27

7/20 6:30

統一された黄色の標識、水平なので水平道

7/20 6:31

斜めに登っていくがだいぶ高度が上がってきた。

7/20 6:31

7/20 6:31

7/20 6:32

尾根を巻いていく道。突出したところを何々岬と表現しているところがおしゃれ。

7/20 6:37

ハクサンボウフウ

7/20 6:38

7/20 6:38

比較��
7月20日、現在の針ノ木大雪渓、

7/24 13:24

比較�　�
40年前の針ノ木大雪渓、登山日は8月6日、日にちから言ってもかなり雪渓の幅も長さも縮小しています。

7/20 6:38

カラマツソウ

7/20 6:39

石ベンチ？ベンチには程遠い石が2個だけ？

7/20 6:40

7/20 6:40

7/20 6:42

アザミはまだ咲いてません。

7/20 6:44

黄金崎、紅葉がきれいなのかな？

7/20 6:45

ヤマハハコは出始め

7/20 6:47

7/20 6:50

親切丁寧な説明、

7/20 6:50

なかなかここまで書いてあるところは少ないよね。

7/20 6:50

問題のガラ場

7/20 6:52

沢の源頭部だね

7/20 6:52

1か所目通過して一呼吸。

7/20 6:53

7/20 6:53

ミヤマキンポウゲ

7/20 6:54

比較��
2か所目に向かう、現在のガラ場、今はすっかり雪はない

7/24 13:25

比較��
40年前、8月6日のガラ場付近、当時は8月でまだこんなに雪渓が残っていたとは、

7/20 6:59

雲海の向こうに南アが

7/20 7:00

富士見坂はその名の通り振り返れば、、、

7/20 7:00

雲上の彼方にまぎれもなく日本一のプリン

7/20 7:08

この名前は何から？

7/20 7:13

最後の急登を登れば急に視界が開け種池山荘前のお花畑に

7/20 7:13

2500m以上の者だけが雲から顔を出すことを許されてる。
八ッ、富士、南ア、中央ア、

7/20 7:13

7/20 7:15

花の種類はまだ少ないかな、

7/20 7:15

ガスが嫌な予感

7/20 7:15

安曇野から迫りくる、

7/20 7:15

雲海と富士

7/20 7:16

7/20 7:18

ウサギギク

7/20 7:18

チングルマはすでに綿毛に

7/20 7:19

3階建ての種池山荘、ここまで約2時間半で上がれた。鹿島槍狙えるタイムかな。

7/20 7:20

おおお剣、立山のお出まし。

7/20 7:20

やっぱアルプスはいいね、

7/20 7:20

雲海は日常との分界

7/20 7:20

7/20 7:20

ここからだとちょうど八ッと南アの中間に富士か浮かぶ

7/20 7:21

百名山ではないがその風格は存在感十分

7/20 7:21

右の針ノ木の男性的な顔に比べいかにも女性的な蓮華岳、しかも山頂は一面のコマクサです。

7/20 7:21

岩小屋沢岳への稜線

7/20 7:21

7/20 7:21

7/20 7:30

7/20 7:30

7/20 7:31

休憩もそこそこに出発

7/20 7:32

まず目指すは爺ヶ岳南峰

7/20 7:32

7/20 7:32

7/20 7:32

一面のチングルマ畑

7/20 7:34

まだ咲き残りもあり

7/20 7:35

一面のチングルマ、

7/20 7:36

牧歌的風景だ

7/20 7:36

岩と氷の殿堂

7/20 7:37

種池山荘から少し歩けば鹿島槍が

7/20 7:37

7/20 7:38

7/20 7:39

遠いな

7/20 7:39

7/20 7:39

7/20 7:39

7/20 7:39

7/20 7:39

ここからはずっとハイマツの稜線

7/20 7:43

シャクナゲがちらほら咲いてます

7/20 7:47

7/20 7:47

槍と穂高がお目見え、左は餓鬼岳かな

7/20 7:57

比較��
立山連峰のほんとにすぐ脇ですね

7/24 13:29

比較��
40年前の種池山荘からの稜線、山荘の北にまだ雪渓が残ってます、登山道は変わらない感じ、赤い屋根も同じ

7/20 7:57

剣の右の三ノ窓雪渓と小窓雪渓は小さいが氷河。

7/20 7:57

雄山、大汝、富士ノ折立、真砂岳、別山

7/20 7:57

行きたいーー剣ーー、確かに氷河っぽい

7/20 7:57

槍と穂高、吊り尾根と前穂もよくわかる、左は大天井か

7/20 7:58

7/20 8:03

7/20 8:05

7/20 8:05

7/20 8:05

シャクナゲと鹿島槍、うまく撮れない

7/20 8:10

爺ヶ岳南峰、ここで8時、まだ鹿島槍への希望を捨てずに進むことに

7/20 8:10

7/20 8:11

ケルンが積まれた山頂からの立て山方面

7/20 8:11

爺ヶ岳の最高峰は中峰だが南峰が一番眺めもよく山頂も広々。

7/20 8:11

7/20 8:11

安曇野側からガスが押し寄せる

7/20 8:12

山頂にいた名古屋からの方に親切に撮っていただきました。

7/20 8:12

何枚でも撮ったほうがいいよと言われ、ついつい。

7/20 8:14

目指すは未踏の薬師

7/20 8:15

7/20 8:18

雲上の八ッと富士

7/20 8:18

7/20 8:18

槍も小学3年に登ったきりです。

7/20 8:18

いつかは立ちたい剣、

7/20 8:18

7/20 8:18

針ノ木、スバリの右奥に薬師

7/20 8:19

薬師は茶色い山容ですね。

7/20 8:19

夏はやはりアルプスがいいーーーー

7/20 8:19

鹿島槍にもあっという間にガスの波が

7/20 8:19

7/20 8:19

7/20 8:19

7/20 8:20

7/20 8:20

中峰と北峰

7/20 8:20

7/20 8:20

7/20 8:20

7/20 8:21

三角点は南と中両方にあります

7/20 8:21

南の尾根が雪がある季節に使う直登ルートだね

7/20 8:22

山頂を後にします。

7/20 8:22

7/20 8:22

中峰への道、一端ザレ場を下り登り返します。40年前は雪渓があったよう。

7/20 8:22

7/20 8:32

チシマギキョウ

7/20 8:36

2669m三百名山爺ヶ岳山頂、

7/20 8:36

7/20 8:36

ガスが押し寄せるし、ここからまだ3時間近くを考え鹿島槍はあきらめ山頂でのんびりすることに。

7/20 8:37

8時半の山頂はまだ誰もいません、三角点アリ

7/20 8:37

7/20 8:38

7/20 8:46

のんびりを決めたのでガスがない剣方面を望んで乾杯、コンビニ購入のキューリ1本漬け、これはいける。

7/20 9:14

三ノ窓雪渓と小窓雪渓

7/20 9:15

鹿島槍南峰と北峰

7/20 9:15

雲海の高波に鹿島槍も撃沈寸前、

7/20 9:15

7/20 9:15

7/20 9:23

7/20 9:23

稜線の防波堤も決壊！

7/20 9:23

剣の北には毛勝三山

7/20 9:27

7/20 9:28

7/20 9:31

中峰はケルンもなく少し寂しい

7/20 9:32

7/20 9:40

7/20 9:40

7/20 9:44

チシマギキョウとイワツメクサ

7/20 9:44

ミヤマダイコンソウ

7/20 9:46

毛勝三山の向こうには日本海、水平線が見える

7/20 9:51

北峰に向かうが

7/20 9:52

北峰山頂に上がる道はありません、トラバース道で山頂には登れないようです。

7/20 9:52

7/20 9:54

7/20 9:54

7/20 9:54

7/20 9:55

7/20 9:55

7/20 9:55

7/20 9:57

コケモモ

7/20 9:57

7/20 10:00

7/20 10:01

7/20 10:12

イワオウギ

7/20 10:25

比較��
このあたりで5匹のヒナ連れのライチョウを見かけたと登山者からうかがう。

7/24 13:30

比較��
40年前にはライチョウが砂浴びしていた。

7/24 13:30

40年前の父の記録によれば鹿島槍山頂付近で1羽、爺ヶ岳中峰付近で2羽、種池山荘付近で3羽と1日で3か所6つがいにあっていた。やはりかなり少なくなっているのを感じます。

7/24 13:30

比較��
40年前の中峰ー南峰鞍部から南峰への登り返しを望んだ写真、
現在はコマクサ保存でロープが張られている箇所。

7/20 10:25

朽ちた看板のあたり、先週の白馬で雷鳥に出会えたが今日は会えず。

7/20 10:25

7/20 10:27

コマクサ。

7/20 10:28

7/20 10:28

7/20 10:28

7/20 10:30

7/20 10:37

南峰まで戻るとさらにガスが濃くなる

7/20 10:38

比較��
南峰からの中峰への道、昔に比べハイマツに覆われているんですね。

7/24 13:25

比較��
40年前の中峰、南峰間の鞍部、現在はロープが張られているところ辺りでしょう、後ろは中峰、鞍部の南斜面にはまだ雪が残ってます。中峰の北斜面も昔はかなり雪が遅くまで雪が残っていたのかハイマツも現在ほどなく岩がむき出しだったよう。

7/20 11:04

7/20 11:05

種池山荘もガスにむせぶ

7/20 11:07

7/20 11:07

7/20 11:12

7/20 11:12

7/20 11:12

7/20 11:12

7/20 11:12

7/20 11:12

7/20 11:13

7/20 11:13

7/20 11:13

7/20 11:13

7/20 11:13

7/20 11:13

7/20 11:14

7/20 11:14

7/20 11:32

種池山荘で爺ヶ岳のバッチ購入

7/20 11:33

生地から手作りのピザ売り出し中！1枚1000円、マイクで放送してました。一人じゃなければ間違いなく食べていたね。生ビールもあり。

7/20 11:34

7/20 11:34

ハクサンフウロ

7/20 11:37

すっかりガスったので足早に降りることに

7/20 11:50

しばらく降りるとジャージの団体さん、地元松川中学の学生でした、なんと120名、延々すれ違いに何分もかかった。今日は種池山荘どまりとのことでした、みんな元気一杯。

7/20 12:10

7/20 12:11

7/20 12:40

気づかなかったが駅岬は扇沢駅が望めるからか。

7/20 12:40

アップ、駐車場はガラガラ。

7/20 12:52

7/20 12:52

ケルンまで戻ってきた。

7/20 12:53

7/20 12:54

オオバギボウシ

7/20 13:21

アキノキリンソウ

7/20 13:32

着いた

7/20 13:33

標高1350m、高低差1300mほどか

7/20 13:34

端を渡った駐車場は数台

7/20 13:34

休日には相談員がいるらしい。

7/20 14:34

種池山荘で割引券（500円）をもらった大町温泉薬師の湯、旧舘と新館があり露天は新館にのみあります。

7/20 15:13

温泉から20Kmほどの穂高有明のそば屋（くるまや）

7/20 15:21

海老天ざる大盛り、1242円

7/20 15:28

7/24 13:24

40年前の父が記載した登山記録、几帳面な父だった。ヤマレコが昔あれば、、こんな便利なものがと感動しただろうね。10歳だった当時種池山荘まで3時間半ほどかかったよう、今年は2時間半、まだまだ若かりし頃に負けません。

7/24 13:26

40年前の冷池山荘、

7/24 13:26

40年前1975年、8月6日の鹿島槍山頂、今は黄色い標識が白いね。一番右が私、

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

SO-01G Sony

感想

reopapa

　41年前の鹿島槍登山以来の柏原新道。あの頃は毎年夏休みに北アルプスを家族で登るのが慣例だった。小2で燕、3年で槍、4年で鹿島槍、5年は雲の平へ縦走予定が天候不順で双六どまり。6年は唐松と毎年登っていた。
　思い返せば必ずライチョウには出会っていたし、雪渓を砕いて小豆をかけて食べていた記憶がよみがえる。やはり今回登って比較してみると雪渓はどこもかしこも小さくまたはなくなっており植生も変わり、温暖化の影響なのではと感じた。それでも登山道は変わらず、ゴミもなく、展望される北アルプスの雄大な景色、自然には全く変わりがないと安心した。
　安曇野から立ち昇る見事な雲海は俗世と分かつ境界、そこより上方の我らが楽園にハイマツの枝は伸びる変化は生じれども40年たっても変わらない自然には感動する。決して変わってほしくない、変わらせてはいけない場所でしょう。
　ライチョウの個体数減少はハイマツが増えたにも関わらず、本当に心配です。