記録ID: 926046
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳(表銀座〜大キレット〜吊尾根)
2016年07月22日(金) ~
2016年07月24日(日)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 4,247m
- 下り
- 4,191m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:29
16:34
2日目
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 10:26
3日目
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:49
14:33
天候 | 晴れ(午後ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
22:45 竹橋 05:45 中房温泉 ■帰り(さわやか信州号) 16:15 上高地 21:30 新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:中房温泉登山口 【中房温泉〜ヒュッテ西岳】 ・大天井岳分岐までなだらかで歩きやすい ・大天井岳〜ヒュッテ西岳間は山腹沿い道を歩く。全般なだらかな部類。 【〜南岳小屋】 ・水俣乗越まで高度を下げ、槍に向かってずっと急な登りが続く。ハシゴあり。 ・槍から南岳まではゆるやかなアップダウンの稜線歩き。 【〜大キレット〜北穂高岳】 ・ほぼ全般通じて危険だが、長谷川ピークまでは比較的順調に行きやすい。 ・最低コルまで鎖・ハシゴで一気に下り、長谷川ピークに向かって登りつめる。 ・長谷川ピークの先〜飛騨泣き通過後のコルまで危険の連続。 長谷川ピーク通過後、信州側から飛騨側にナイフリッジをまたぐ箇所が一番怖かった。 (またいだ後の足場の状態も確認しづらい) またいだ後、鎖の設置されたナイフリッジを下降気味にトラバース〜ステップ下降も足場選び慎重に。高度感きつい。 ・A沢のコルから飛騨泣きへの激登り、落石おきやすく要注意。 ・飛騨泣きも鎖が設置されているが、つま先が乗る程度の崖っぽいところを数m通過するところ慎重に。 ・飛騨泣き通過後、信州側の鎖・ステップが設置された岩の下りが滑りやすそうで要注意。 ・滝谷展望台への登り、その先の北穂への登りはともに急峻なスラブ状の岩稜地帯を上り詰める。○を外さず落石を起こさないこと。 【〜涸沢岳】 ・北穂ルートからの場合、大キレットに比べると難易度は下がるように感じた。 ・序盤岩の稜線に出てすぐ信州側の鎖の設置されていた岩下りがつま先が乗る程度で要注意。 ・以降は岩の激登り主体となり落石厳禁。 【〜奥穂〜前穂(吊尾根)】 ・人が急増。奥穂への登り落石厳禁。 ・吊尾根は、足場の不安定な下りが出現するため、鎖のあるなしに関わらず慎重な足場選びが必要。 ・紀美子平〜前穂間も、奥穂同様人が急増、落石厳禁。(石落とす人も出やすい) 【〜重太郎新道〜岳沢登山口】 ・ガレ場の急坂が延々続く。下りは落石起こしやすいので要注意。 ・岳沢小屋以降は沢沿いのゆるやかな樹林帯。意外と長い。 |
その他周辺情報 | ・小梨の湯 600円 http://www.nihonalpskankou.com/facility/bathhouse.php *非温泉 |
写真
撮影機器:
感想
テント担いで北穂で朝日を拝みたい。
テン泊を志した当時から憧れていた山行でようやく叶いました。
漠然とザイテンでは無いルート=必然的に難ルートとなるため体力や技術が身につくまで温める計画となり、今日に至りました。
午後の稜線はあいにくのガスが多かったですが、ほぼ無風か微風でコンディションとしてはかなり良かったと思います。
(幕営装備も耐風性においてやや心配だったこもあり)
元々山をやる前は、日常支障になるぐらいの高所恐怖症でしたが、山をはじめてからは少しずつ克服しつつあるようです。
2年前槍に初登頂した時、山頂で少し足がすくんでいた自分も、今回はスキップできるぐらい成長していたので嬉しかったです・笑
大キレットのような難ルートは今回初めてでしたが、こうやってスキルアップしていくのも自分らしくていいかも、と思った山行でした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1403人
コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
この記録で登った山/行った場所
関連する山の用語
コマクサ
テント
雲海
乗越
チングルマ
ガス
ハクサンチドリ
ミヤマキンポウゲ
キレット
鎖場
イワカガミ
マルバダケブキ
ご来光
ナイフリッジ
コル
テン
ハクサンフウロ
リンドウ
ホタルブクロ
シャクナゲ
山行
ガレ
デポ
ヨツバシオガマ
ハクサンイチゲ
アキノキリンソウ
モミジ
ニガナ
栗
カラマツ
山小屋
チング
モミ
落石
ナデシコ
マグカップ
ツガザクラ
ゴゼンタチバナ
トリカブト
クモマグサ
ミヤマダイコンソウ
コケモモ
アオノツガザクラ
吊尾根
イワベンケイ
シュロソウ
タカネナデシコ
ミヤマママコナ
簡易標識
橋
温泉
トラバース
縦走
スラブ
クガイソウ
合
ピークハント
ニッコウキスゲ
座
アカモノ
ヤマハハコ
チシマギキョウ
クルマユリ
ミヤマダイモンジソウ
ミヤマクワガタ
ミツバ
ミヤマオダマキ
shitroen-san.
テント担いでの北アルプス稜線縦走、お疲れ様です。
一つのピークではなく、山と山を縦走、こうゆう山旅がいいですね。
目的地は山のピークではなく、どこの尾根を歩いたかが重要。
夏本番、いい記録を拝見させていただきました
早く梅雨が明けて欲しいです
Jimny-Hikerさん こんにちは
ですよね〜-^^
毎度どんな所辿って行こうか考えるのが一番楽しいです。
ちょっとどM過ぎないかな!とか、もう少しルートに渋さが欲しいとか(笑)
縦走の山行計画は、ホント楽しみ尽きないです
もし理想のルールを1つあげるとすれば、やっぱりゴール= です!w
shitroen さん
おはようございます。(^-^)/
長い休みが取り難いため
ピンポイントでしか歩いてませんが…
素敵な稜線のオンパレード♪
大キレットは今年もリトライしたいなー。
お天気にも恵まれて
念願のテント泊大縦走
大変お疲れさまでした。
sionさん こんにちは
そうなんです、かつては重度の高所恐怖症で、
30F建てのガラス張りビルで打合せとかかなり憂鬱でした
ガラスで透け透けエレベーターの中でしゃがみ込んでしまう失態もありますw
なので今も昔も昭和の雑居ビルLOVEです!
話がそれました。北穂最高ですね!朝日も感動ひとしおです
大キレット、それからジャン、やっぱり憧れますよね〜。
このエリアは限られた日数で計画がなかなか大変ですよね。
sionさん、今度はぜひいいお天気で
リトライできますように祈ってますー^^
よし!これだ!「ヘリテイジのクロスオーバードーム」
えっ!?700g これはいいですぞい。
さてお値段は・・。 でもいいですね。設営も楽ちんそうですし。
明け方の結露もパっと払えばすぐ乾いちゃいそうですね
私の安物はベットリ水分を吸収し、重いのなんのって・・。
さてと槍と穂高ですか それはある意味私にも・・・と言う事ですかな ?
写真137、ナイフエッジ左側は落ちても?比較的助かりそうな
高度感に見えますが(目の錯覚?)、飛騨側ですか?
スッパリ切れ落ちていそうですね
そして北穂。懐かしいですよ。まだ携帯もない時代でした。あったか ?
あのテラスで槍を眺めながら担ぎ上げた梅酒で乾杯した記憶が蘇りました。
しかしいいですな 。達成感もひとしおだと思います。
それでは私も準備するか・・・ メット、ザイル、ストッパ下痢止め、えーっと・・
http://stoppa.lion.co.jp/article/climbing.htm
↑サバンナのウェアが面白い
kazuroさん こんにちは
北穂 最高でした!
あのテラスもいい感じですよね〜
次回はゆっくり夕陽を見ながらコーヒーすすりたいです
ヘリテイジのは、40Lザックで充分収まりましたのでとても魅力的ですー
あ、使いそうで使わないんですが山サンダルも入りましたw
風雨での幕営は未知数ですけど、かなり重宝しそうですよ!
(ペグと張り綱はツェルト同様に、別途用意必要です〜)
写真137の左は、たしか奈落だった気がしますね
またいで写真136に写ってない左下に足置く溝があったのでそこ降りてからエッジにとりついて137の右側をトラバースして下りました。(こっちからだと136の右ステップに足置くの難しそうでしたので)
飛騨側は大体下までまる見えなので、人によっては怖いです。(僕は見ないようにしておりました)
サバンナ、シュールw
下痢止めストッパ、ナイフエッジ中に服用してみようかしら!?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する