仙塩尾根から登る仙丈ヶ岳 〜大展望を独り占め〜
- GPS
- 13:25
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,855m
- 下り
- 1,855m
コースタイム
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:17
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:56
天候 | 7/30 曇り時々晴れ 7/31 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘駐車場へはAM6:30頃到着、かなりの混雑で奥のスペースへ誘導される バスは臨時便が随時運行されていたが、人が多過ぎで長蛇の列が続き、行き・帰りとも1時間前後の待ち |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙塩尾根(野呂川越〜仙丈ヶ岳)は倒木が多いものの、問題なく通行できます |
その他周辺情報 | 携帯電話(docomo)は仙塩尾根全般で見通しの良い場所で使えました どこから電波が飛んでくるのかわかりませんが、人にほとんど出会わない場所で携帯が使えるのは有難いです 北沢峠では携帯は使えません 北沢峠〜両俣小屋〜野呂川越は不可 仙丈ヶ岳〜北沢峠も不可 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
関東甲信地方の梅雨明けが発表された7月最後の週末。当初は白馬岳あたりをテント泊で散策するつもりだった。が、どうも北アルプス方面の天気予報が良くない。久しぶりのテン泊縦走なのでガスガスや雷雨は避けたいところ。では、と南アルプスの予報を見ると、まずまずな感じ。
1泊でどこへ行く?そうだ、静かなあの尾根を歩こう。
という訳で仙塩尾根から仙丈ヶ岳に登ってきた。
当日は午前2時に自宅発。今日は両俣小屋まで林道を歩くだけなので、もっとゆっくり出ても良いのだが、遠出する際はこのあたりの時間に出発が習慣となってしまった。
富山から神岡経由で安房トンネルを抜ける。平湯の手前あたりから雨が降り出し、上高地へのシャトルバスが出る沢渡では土砂降りに。今日は多くの登山者で賑わうと思うが、出発から大雨では気分が滅入りそう。
松本を過ぎると雨はやんだが、南アルプス林道バスが出発する仙流荘周辺は小雨がパラついていた。予想通り駐車場はかなりの混雑。バス待ちの長蛇の列ができている。
1時間ほど並んでようやくバスに乗車。デカザックを膝に抱えての補助席はなかなか大変だ。足でふんばっていないと右カーブでは補助席ごと傾いて隣の人に倒れ込んでしまう。
北沢峠では多くの方が仙丈や甲斐駒目指して出発していく。自分はいつものように林道をテクテクと下る。
3回目のテント泊となった両俣小屋。今回が一番天気が良い。虫もほとんどいないので、テントの入り口をフルオープンにして昼寝三昧となった。
翌日は3時起床、テント撤収後4時にヘッデンを付けて山歩き開始。野呂川越までの急登は寝起きの体にはつらい。過去2回は野呂川越から間ノ岳の方へ歩いたが、今回は仙丈ヶ岳へ向けてのはじめての道。最初のピーク、横川岳を過ぎても細かいピークがいくつも続き、なかなか標高が上がらない。2499Mピークで一瞬視界が開けるが、その後も深い針葉樹林が2700Mあたりまで続く。シダ、コケに覆われた樹林帯は南アならでは。森林限界を超えると大仙丈ヶ岳へのキツい登りがはじまる。快晴の陽射しが頭から注ぐが、今日は湿度が低く意外に汗が出ない。振り返ると北岳、間ノ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰山、塩見岳など南アの有名ピークの大展望だ。
それにしてもこのコース、人にほとんど会わない。大仙丈までカップルの方に抜かれ、4名の方と擦れ違ったのみ。仙丈ヶ岳の山頂は人で埋まっているのが遠目にも見えるが、こっちはガラ空き。大仙丈ヶ岳ではしばし大展望を独り占めだった。
下山も順調に歩が進み、予定通り2時に北沢峠帰着。が、またしてもバス待ちの長蛇の列で、午後3時を大きく回った頃ようやく下山バスに乗車できた。
バス待ちは疲れたが仙塩尾根はやはり素晴らしい。手軽に静かな南アを楽しむには絶好なコースだと思う。
仙塩尾根は名前の通り塩見岳から仙丈ヶ岳へ続く稜線。これで仙丈から三峰岳(間ノ岳の肩にある2999Mピーク)までは繋がった。残りの塩見岳までの道もぜひ歩いてみたいが、こちらはアクセスが大変でいつになったらつながるやら・・・
コメント
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同じ時間帯に 山頂 いたようです。
山頂で 昼寝をしているところを 撮られてしまいました。
顔が分からなくて 良かったです。
どこかの山で お会いできたら 良いですね。
しかし この日は 暑かったですね。
良い山行を
kenmapapaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
山頂標識を撮った際に写ってしまったようで申し訳ありません。
kenmapapaさんは地蔵尾根を日帰りで往復されたのですね。
あの尾根は大仙丈からよく見えましたが、果てしなく長そうな尾根ですね。
体力があればいつかは歩いてみたいです。
dokuboさん、こんばんは。
FBで行かれていたことは知っていましたが、こうやって改めてレコで記録を拝見すると臨場感が違いますね。
両俣小屋は泊まったことがありませんが、土地勘はあるので自分が歩いているような感覚で楽しませていただきました。
素晴らしい尾根歩き。
北沢峠からピークまでの往復では味わえませんね。
来年はこのルートを盗ませてもらおうかな〜
Sanchan33さん、いつもありがとう。
両俣小屋は素晴らしいロケーションなんですが、さすがに3度目となると長い林道歩きに飽きてきました。
Sanchanには仙丈から仙塩尾根を歩いて両俣小屋で一泊、翌日は再び仙塩尾根に戻って間ノ岳、北岳経由で広河原に下りる周回コースはいかがでしょう。
自分の足でも両俣小屋から北岳山荘は6時間なので、そのまま北岳を越えて広河原に下りても十分バスに間に合いますよ。
計画から拝見していました。見事な快晴で計画変更大正解でしたね(^。^)
バス待ち凄いのにビックリ‼昨年私もお盆前くらいに仙流荘から乗りましたが1時間待たなかったと思います。臨時便の有無等南アは読めないとこがあるような?
ルート非常に参考になりました!私は昨年初めてだった事もあり北沢峠からダイレクトに登りましたが、それだけバスが混んでいても静かに仙丈を満喫出来るルートがあるとは!私も丸パクリさせて頂くかも(笑)
南アにハマっていると仰っていましたが私も先日甲斐駒ケ岳行って「やっぱり南ア最高」って感じました。
今年中に昨年dokuboさん行かれた聖〜赤石〜荒川を狙っていますが、調べれば調べるほど大変なルートで難儀しています。
そうそう、シングルテントも色は違いますがゴアライト同じです‼2つとも同じテントでますますdokuboさんに親近感を持ってしまいました(^o^)/
kabukiyaさん、コメントありがとうございます。
自分の計画は優柔不断なので頻繁に変わります。あまり参考にならないかも(苦笑)
仙流荘からのバスは全車フル稼動でがんばってくれてたみたいですが、定員が30名程度と小さなバスなので、あれだけ並んでいるとなかなか進みませんね。
kabukiyaさんなら聖〜赤石〜荒川は1泊程度で周回できると思いますが、問題は登山口までのアクセスですね。北陸から椹島はあまりに遠い。しかも椹島からの下りバス最終が14:00なので、どうしてもプラス1日になってしまいます。
ゴアライトは昨年お盆の南ア周回用に調達したんですが、なかなか良いテントですね。
両俣経由とは、さすがですね。
両俣小屋、ネコは見かけません
でしたか?
昨年、仙塩尾根は、三峰岳から
野呂川越まで歩きました。
倒木が多いですが、原生林豊かで
いい道ですよね。
仙丈ヶ岳方面は、大仙丈までしか
行けてませんので、いつか
レコ拝見して、いつか繋げたく
思いました。
仙流荘からのバス、すごい混雑
ですね。先々週は、全く
渋滞なく、始発バスの先頭に
乗れました。時間が4時半でしたけど。
お天気よろしく、花の写真も
キラキラきれいですね。
楽しませていただきました。
komakiさん、いつもありがとうございます。
komakiさんが北岳から歩かれた時もスーパーピーカンでしたが、それに匹敵する良い天気でした。途中からUターンして北岳の方へ行きたくなりました。
(もちろん仙丈への道も最高でしたが)
両俣小屋のネコちゃん、テント泊なので小屋の奥まで入っていないのでわかりませんでした。
バスはあれだけの人なので、まぁしょうがないですね。特に時間ギリギリの予定があった訳でもないので、無事乗って帰れただけでもヨシとします。
バス待ちの間にクリンソウも見に行きましたが、ほとんど終わっていました。
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