夜行日帰り 上高地〜徳本峠〜島々
- GPS
- 11:04
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 2,618m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 11:04
06:30 上高地バスターミナル
07:12 明神分岐
08:50 2126m地点
09:32 ジャンクションピーク
11:17 K1ピーク
11:41 霞沢岳
12:02 K1ピーク
13:26 ジャンクションピーク
13:54 2126m地点
13:58 徳本峠
15:22 岩魚留小屋
17:07 二俣
18:10 島々
ヤマプラ・コースタイムの0.7倍で設定して
遅くなった場合は霞沢岳登頂をやめて時間調整する。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
2泊3日の日程で燕岳から霞沢岳まで縦走を予定していたが
直近の天気予報で8/1の松本の降水確率が80%、翌8/2も雨の予報になった為、
その計画を中止した。
しかし、7/31だけは概ね晴れの予報なので日帰りで出かけることにして
行先を上高地〜徳本峠〜島々とした。
JRの運賃は青春18きっぷ1回分だけなので交通費もそれほどかからない。
ついでに霞沢岳にも行こうと欲張った為、時間勝負の慌ただしい山行になった。
結局、霞沢岳は途中で時間が足りなくなり諦めた。
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仕事から帰宅して、支度してから出発。
夜行列車ムーンライト信州で松本に向かう。
車中眠れたのは1時間くらい。
6:25 上高地に到着。
日曜日のため、それなりの賑わい。
06:50 上高地バスターミナルを出発
準備に手間取り06:30出発の予定から20分遅れてスタートした。
天気は良好。青空の広がり焼岳や穂高がとても綺麗に見える。
小梨平では、テントを張っていた人たちが森の木陰で気持ち良さそうに
朝の食事などの仕事をしていた。
07:28 明神の分岐
明神から徳本峠へ向かうの道に折れると一気に人が少なくなる。
下りてくる人とのすれ違いは2名、登っている人と会ったのは1名だけだった。
しばらくは自動車の轍のついた道で緩やかな傾斜を進んで行き
轍が無くなったところから本格的な登りになった。
08:43 尾根の分岐に出た。
左へ行くと徳本峠だが右に折れ霞沢岳への道に進む。
九十九折れの急坂が続く。
尾根に出れば展望が開けるものと信じこんでいたが、
いつまでたっても森の中で、眺めの良い場所は殆どなかった。
09:23 ジャンクションピークに到着
ここで軽食と水分補給のため15分ほど休憩した。
ジャンクションピークの前後は泥濘が多くとても歩きづらかった。
スタートの遅れを挽回しようと頑張ってしまったからか、
又は泥濘の道に時間がかかったからか、徐々にペースが落ちてきた。
霞沢岳K1ピークへの登りは傾斜がきついので両手を使って進む。
ようやく展望が開けてきたが、この時すでに穂高は雲に覆われていた、残念。
11:19 K1ピークに到着
ここまでの時間はほぼ予定通りだったが、霞沢岳の山頂が見えるようになると
この先ペースを維持できる自信が無くなって来た。
とりあえず少し先まで進んだが、結局K2ピーク手前で山頂到達を断念して
戻ることにした。今回の目的は徳本峠から島々の道を歩く事だったので
霞沢岳を目前しながらも意外とあっさり諦められた。
やはりスタートの遅れが響いたなぁ。
11:37 K1ピークに戻って10分ほど休憩
霞沢岳山頂に人が立っているのを眺めながら食事。
その後は、徳本峠まで戻る道をひたすらペースを意識しながら歩き続ける。
13:55 徳本峠に到着
ここに着く時間が遅かった場合は上高地に下りる事も考えていたが
どうやら間に合いそうなので、予定通り島々へ下りることに決めた。
靴に入ったゴミを掻き出したり、下る準備をしてから再出発。
14:22 峠から約20分で力水まで下りてきた。待望の水場だ。ここで休憩。
先ずは頭、顔、首、腕の汗を洗い流す。本当に気持ちいい。
水をたらふく飲んで、補給食を腹に詰め込み、
最後にボトル2ℓ分を満タンにしておく。
力水から島々まではずっと沢沿い(島々谷川・南沢)の道になる。
最初は水量の少ない沢だが、他の沢との合流を繰り返し、徐々に水量の豊富な
渓流になっていく。そのため小さいがいくつも渡渉を繰り返す。
深い緑の森と渓流の風景が綺麗で気持ちの良いところだ。
のんびりしたいと思うのだが、今回はそれは無理。
時間に追われた歩いている事がとても勿体なく思えた。
暑くなることを心配していたが涼しい風が抜けて行くのでとても快適だった。
道の傾斜は緩やかで、路面には枯草が積もって柔らかく、とても歩き易い。
2つの沢の滝がぶつかり合う場所を過ぎたところに岩魚留小屋があった。
15:22 岩魚留小屋に到着
最初に無人のビバークテントを見つけたが、小屋の軒下でその人が休んでいた。
少しお話。自分と同じムーンライトに乗っており島々から歩き始めたとの事。
列車の中で眠れず体調が芳しくなかった様子。この季節に標高700mからの
登りはさぞかし暑く体力を消耗したことと思う。翌日は大丈夫だったろうか?
小屋を後にして更に下り続ける。道は何度か南沢の左岸・右岸を渡る橋を越え、
少し高巻きに進んだりもした。設備の良い橋がいくつかあったのが驚きだった。
やがて櫃が見えるようになると二俣は近い。
16:40 二俣に到着
すぐのところに林道に流れ落ちる水場があったので、ここでも汗を洗い流す。
バス停まで残り約6km、ほぼ砂利の林道が続く。
もう惰性で進んでいる気分だが、思いのほか暑くなかったのでペースを崩さず
歩き続けられた。
17:55 島々バス停に到着。
バスの時間は18:03
新島々発の電車の時間は18:42
新島々の駅までは3.6km先なので歩ける距離ではあったが、舗装路は疲れるし
あと8分後にはバスが来るのだから乗ってしまおう、と待つことにした。
やった、無事に終わった〜っと思っていたら、ここでちょっとしたアクシデント。
バス停の看板にバツ印にも見えるテープが張ってある。
使われてないのかなぁとも考えたが、それなら他に「使われてない」だとか
「代わりの場所の案内」だとか何かしらの説明があって良さそうだが、
その様な記載は全くない。これでは動きたくても動けない。
国道を見るとアルピコバスが何台も通過していく。
18:04 バスの時間から1分が経過、おいおい・・・
そんな時、自家用車が通ったので尋ねたら、道路工事のため現在ここには
バスは来ないと教えられた。車に乗せてあげるとの申し出に甘えさせて頂き
無事に新島々駅に到着。助かりました。非常に感謝しております。
新島々の駅で着替えを済ませた頃、ようやく動揺した気持ちが落ち着いて来た。
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今回到達出来なかった霞沢岳は眺めが良いらしいので、いずれ一度は山頂を
踏んでおきたいと思う。
途中の道の展望が良くないので、出来るだけ早い時間に山頂付近に着けるように
したい。となると徳本峠で一泊か。
島々谷の道は、何度訪れても楽しそうだ。
涼しい時期なら島々から上がってみるのも良いかと思う。
時間に追われる計画だったけれど、来てみて良かった。
とりあえず今回も無事で何より。
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