北アルプス遠征〜百名山5座を巡る〜

2016年08月04日(木) ~ 2016年08月07日(日)

• GPS: 76:12
• 距離: 74.0km
• 登り: 5,634m
• 下り: 5,782m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 0:46
• 合計: 8:29

距離 20.3km 登り 1,871m 下り 292m

5:18 上高地バスターミナル
5:25 5:26 河童橋
6:00 6:01 明神館
6:06 徳本口(徳本峠分岐)
6:35 徳沢ロッヂ
6:43 徳澤園
6:52 6:53 新村橋(パノラマ分岐)
7:32 横尾 (横尾山荘)
7:58 7:59 槍見河原
8:05 8:06 一ノ俣
8:11 8:12 二ノ俣
8:32 8:40 槍沢ロッヂ
8:54 赤沢岩小屋（ババ平）
9:18 槍沢大曲り
9:44 槍沢・天狗原分岐
10:20 10:22 坊主岩屋下
11:07 11:19 槍ヶ岳山荘
13:06 13:24 槍ヶ岳
13:47 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 0:23
• 合計: 7:35

距離 17.4km 登り 1,214m 下り 1,933m

5:20 宿泊地
7:13 7:14 樅沢岳
7:29 双六小屋
7:42 7:45 双六岳巻道分岐
7:47 双六岳中道分岐
8:11 双六岳
8:40 中道分岐
8:55 8:56 丸山
9:21 三俣蓮華岳巻道分岐
9:59 10:16 黒部五郎小舎
11:19 黒部五郎の肩
11:34 11:35 黒部五郎岳
12:11 雷岩（黒部五郎カール）
12:55 黒部五郎小舎

3日目

• 山行: 9:16
• 休憩: 0:43
• 合計: 9:59

距離 17.6km 登り 1,312m 下り 1,734m

3:06 黒部五郎小舎
4:11 三俣蓮華岳巻道分岐
4:56 5:01 三俣山荘
5:50 6:03 鷲羽岳
6:25 6:26 ワリモ岳
6:38 ワリモ北分岐
7:09 7:11 水晶小屋
7:37 7:45 水晶岳
8:35 8:43 水晶小屋
9:11 9:12 ワリモ北分岐
9:18 9:19 岩苔乗越
9:48 祖父岳
10:10 10:13 祖父岳分岐
10:45 スイス庭園
11:34 11:35 奥日本庭園
11:53 アラスカ庭園
13:05 薬師沢小屋

4日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 0:25
• 合計: 6:51

距離 18.6km 登り 1,227m 下り 1,787m

2:39 薬師沢小屋
2:45 カベッケが原
3:10 第三徒渉点
3:23 第二徒渉点
3:28 第一徒渉点
4:01 4:07 太郎平小屋
4:19 薬師峠
4:38 4:39 薬師平
5:01 薬師岳山荘
5:20 5:22 薬師岳避難小屋跡
5:33 5:45 薬師岳
5:53 薬師岳避難小屋跡
6:07 6:08 薬師岳山荘
6:28 薬師平
6:44 薬師峠
6:58 太郎平小屋
7:20 太郎兵衛平
7:32 7:33 五光岩ベンチ
8:06 積雪深計測ポール
8:19 8:20 青淵三角点(青淵山)
8:46 太郎坂(アラレちゃん)
9:28 9:29 十三重之塔 慰霊碑
9:30 ゴール地点

GPSが捕捉できず、一部ルートが直線的になっています。
コースタイムは参考程度でお願いします。

天候

8/4 晴れのち曇り一時小雨
8/5 晴れのち曇り
8/6 晴れ
8/7 晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

行き
佐賀→羽田(ANA)
竹橋→上高地(毎日あるぺん号)

帰り
折立→富山(バスの予定でしたが、地元の親切な方に乗せてもらいました)
富山→佐賀(電車乗り継ぎ約7時間)

コース状況／危険箇所等

雲ノ平〜薬師沢の下りが急坂で滑りやすかったです。というかすべりました...
その他はアプローチシューズ(SPORTIVA ボルダーXミッド)で問題ありませんでした。軽快に歩けて個人的にはベストかなと思います。

写真

8/4 6:09

上高地をスタート
いい天気です

8/4 8:43

槍沢ロッヂにてオコジョ発見
すばしっこくてシャシー撮るのに苦労しました...

8/4 9:26

ここからが本番！
この時はまだ晴れてましたが徐々にガスが湧いてきました。

8/4 10:58

ガスに包まれましたが槍ヶ岳

8/4 11:14

槍ヶ岳山荘
この日は1人1畳を確保できました。韓国人が多くてびっくり！

8/4 13:21

とりあえずガスの中アタック
登頂記念

8/5 2:49

2日目スタート
朝3時 満天の星空と槍ヶ岳

8/5 4:39

これは登るしかない！と思い、槍ヶ岳にリベンジ！
最高の景色！

8/5 4:50

穂高連峰
いつかここを歩きたいなぁ

8/5 5:19

槍の肩から日の出

8/5 5:36

西鎌尾根を歩きます
左手に笠ヶ岳と噴煙をあげる御嶽山

8/5 5:37

右手に鷲羽岳、水晶岳など
翌日はここを登るのかーと思いつつ美しさに感動

8/5 7:12

ここまでが予想外に長くてきつい...

8/5 7:12

振り替えれば槍がいる
あそこから来たわけですね

8/5 8:04

巻道、中道、双六岳頂上コースがありますが、もちろん頂上コースを選択！

8/5 8:06

この道は素晴らしい！

8/5 8:15

双六岳登頂〜
結構賑わってました

8/5 8:16

笠ヶ岳
本当に笠に見えますね

8/5 8:28

これから向かう黒部五郎岳と

8/5 8:30

雲の中に槍
スッキリした青空は間に合わず

8/5 8:37

三俣蓮華、鷲羽、水晶
これぞ北アルプス！という憧れの風景

8/5 9:01

雷鳥の親子連れに遭遇！
晴れてる日に見れてラッキーです。

8/5 9:02

鳴き声がかわいい

8/5 10:02

本日の宿、黒部五郎小舎に到着
荷物を減らして黒部五郎岳へ向かいます。
ちなみにこの日も1人1畳を確保できました。食事もおいしくいい小屋です！

8/5 10:43

カールルートで頂上を目指します。

8/5 10:55

カール内は美しい景色

8/5 11:32

ガスに包まれましたが登頂！

8/5 11:53

高山植物もちらほら

8/5 11:53

8/5 11:56

8/5 12:03

今年は雪が解けるのが早かったそうです

8/6 2:53

3日目 朝3時に小屋を出発
この日も満天の星空！わくわくします！

8/6 4:41

三俣山荘で夜が明けてきました

8/6 5:20

赤く染まる槍

8/6 5:20

三俣蓮華と黒部五郎
早朝からよく歩いてきたなぁと。でもまだ先は長いです。

8/6 5:56

急坂を乗り越え鷲羽岳に登頂！

8/6 5:56

大展望に大感動！

8/6 5:56

薬師と水晶

8/6 5:57

槍と穂高

8/6 5:57

黒部五郎

8/6 5:58

これから登る水晶をバックに撮って頂きました。ありがとうございます！

8/6 6:11

では水晶岳へGO

8/6 6:17

その前にワリモ岳を越える必要があります…

8/6 6:43

このあと向かう雲ノ平方面

8/6 7:03

この稜線歩きはたまりません！
天気も良くて本当に幸せでした。

8/6 7:15

地図で見たら近いかなと思いきや、意外と遠い水晶

8/6 7:45

狭い岩場の山頂

8/6 7:47

贅沢な眺めです

8/6 8:02

槍、鷲羽、黒部五郎、笠ヶ岳
このバランス！芸術です！

8/6 8:08

北に目を向ければは赤牛、立山、先月登った鹿島槍ヶ岳などなど名峰のオンパレード

8/6 8:08

明日登る予定の薬師
遠い…行けるかなと内心不安に

8/6 8:08

黒部五郎岳
こっちも遠いけど歩いてこれたし、薬師も行けるかな

8/6 8:55

高山植物も豊富です

8/6 8:56

8/6 9:07

8/6 9:25

雲ノ平に向かいます。

8/6 10:38

雲ノ平は散歩みたいな感じでした。
その前の祖父岳を越える必要はありますが…

8/6 10:46

スイス庭園〜

8/6 11:20

開放的な風景
ここでいつかテン泊したいな

8/6 11:39

雲ノ平から見る黒部五郎岳は整った三角形で美しい

8/6 11:41

奧日本庭園から立山

8/6 13:09

薬師沢に到着
土曜日でしたが1人1畳を確保できました。穴場です。
水も豊富でいい小屋でした！

8/7 5:26

4日目
帰りのバスとコースタイムを考慮して夜中の2時30分に出発
黙々と歩いたんでいきなり薬師岳中腹からです。

8/7 5:26

朝日に照らされる薬師岳
荘厳な雰囲気

8/7 5:27

眼下には雲海

8/7 5:45

北アルプス縦走締めくくりの薬師岳に登頂！

8/7 5:48

素晴らしい朝
気持ちも晴れ晴れ

8/7 5:49

8/7 5:54

金作谷カール

8/7 6:22

朝日を浴びるチングルマの綿毛
4日間の好天をありがとう！

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Canon

装備

備考

ザック45リットル 重量8kg
3泊分の着替えを用意しましたが、山小屋に乾燥室あるんで着まわしすればもうちょっと軽量化できそうです。

感想

shin33

今年の目標だった北アルプス縦走に挑戦
3泊4日の限られた時間で多くの山を踏破したいと言う思いで計画、実行しました。
天候にも恵まれ、絶景を堪能できて最高の山旅となりました！

1日目:上高地〜槍ヶ岳
少しでも山で過ごす時間を稼ぎたかったので、仕事を終えて飛行機で東京、さらに夜行バスで上高地へ。
早朝5時から槍ヶ岳へ向かいます。
槍沢まではほぼ平坦な道なので快調に歩けますが、そこからの登りがきつかった印象です。
槍ヶ岳山荘に着いた頃にはガスに包まれてしまいましたが、とりあえず槍ヶ岳へアタック。平日でガスっていたこともあり混雑もなく登れました。意外とサクッと登れてちょっと拍子抜け。
夕方に晴れてきたので登るタイミング間違えた感じになりました...

2日目:槍ヶ岳〜西鎌尾根〜双六岳〜黒部五郎岳
夜中の3時に目覚め、外に出てみると満天の星空！
これは登るしかないと思い、槍ヶ岳へ再挑戦。360°の大展望と御来光を堪能し、幸先良い2日目のスタートです。
爽やかな稜線歩きの予想とは裏腹に西鎌尾根のアップダウンは結構きつかった...ただ左手に鷲羽岳や水晶岳、右手には笠ヶ岳や御嶽山など贅沢な景色を堪能できました。
せっかくなので景色がいいと評判の双六岳頂上コースで三俣へ。
広い台地を気持ち良く歩きながら振り替えれば槍！これまた贅沢な山頂です。
昼前には黒部五郎小舎に着いたので黒部五郎岳へピストン。残念ながらガスがかかってしまいましたが、カールの絶景を楽しむことができました。

3日目:黒部五郎小舎〜鷲羽岳〜水晶岳〜雲ノ平〜薬師沢小屋
この日は20km近いロングルートだったので早朝3時にスタート。昨日に続き満天の星空の下まずは三俣へ。
三俣山荘付近で夜明けを迎え、朝日に照らされる槍ヶ岳や黒部五郎岳に感動しつつ目の前にそびえる鷲羽岳へ足を運びます。
50分ほどで大展望の頂に到着。槍ヶ岳、双六岳、黒部五郎岳、そしてこれから登る水晶岳、遠くに薬師岳といった山々が見渡せました。
鷲羽岳から水晶岳は近いかなと思いきや、水晶小屋からの登りが結構ハードでした。(ワリモ北分岐に戻るとザックが大量にデポしてあってので自分もやれば良かったかなぁと...)
その代わり水晶岳からの展望は最高でした。槍ヶ岳、穂高岳、鷲羽岳、黒部五郎岳が絶妙なバランスで鎮座しているのは芸術的です。北には立山や先月登った鹿島槍ヶ岳など見渡せて今回登った中では一番気に入りました！
お次は秘境雲ノ平へ。(余談ですが、偶然にも行きのANAの機内誌で雲ノ平を特集していました。)
高峰が連なる北アルプスの中にぽっかり草原が広がっています。雲ノ平山荘の雰囲気が良くて泊まりたいなと言う思いもありましたが大混雑が予想されたのと翌日の下山も考慮して薬師沢へ下りました。(この下りが無茶苦茶きつかった...)
予定では翌日の薬師岳と下山の時間を考慮して太郎平小屋まで行くつもりでしたが、薬師沢小屋の方から太郎平小屋の大混雑を聞き、薬師沢小屋に宿泊することにしました。結果的には1人1畳が確保されたので正解でした。(ちなみに隣りになった方は前日の黒部五郎小舎でも御一緒になった方という偶然)

4日目:薬師沢小屋〜薬師岳〜折立
このコースタイムは11時間…
その日のうちに佐賀に帰るためには折立を12時発のバスに乗る必要があったため、夜中の2時30分に小屋を出発。
（どうも時間感覚が麻痺してて意外ときつくないです笑)
時間に追われるのは仕方ないですが、とにかく薬師岳を目指して無心で暗闇を歩きました。(木道で整備されているので特に問題はありません。)
薬師沢から太郎平小屋まで80分、さらに歩くこと80分で薬師岳に登頂
遠くに見える槍ヶ岳を始め、登った山々や歩いてきた道を見て、自分の足でここまで来たことに感動！

3泊4日にしては欲張りな山旅だったかもしれませんが、素晴らしい景色を堪能できて大満足な北アルプス縦走となりました。次はテント泊で表銀座、紅葉の時期の穂高に足を運びたいところです。

コメント

sora

水晶岳山頂で会ったかも
すごいペースですね！
水晶岳山頂の写真、たぶん、私が撮りました。
またお会いできてうれしいです。

shin33

Re: 水晶岳山頂で会ったかも
soranoiroさん
こんにちは！
水晶岳では写真を撮っていただき、お世話になりましたm(_ _)m
ありがとうございます！

いろんな山に登られていらっしゃって羨ましいです！今後の山旅の参考にさせていただきますね