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Yamareco

記録ID: 936480
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳 上高地から0泊2日

2016年08月09日(火) ~ 2016年08月10日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
39.9km
登り
1,973m
下り
1,974m

コースタイム

1日目
山行
5:55
休憩
0:10
合計
6:05
18:02
18:12
51
19:03
90
20:33
25
22:16
65
23:21
12
23:33
9
23:42
17
23:59
(日付変更)
2日目
山行
13:11
休憩
1:43
合計
14:54
0:01
8
(日付変更)
0:09
0:00
33
槍沢ロッヂ
0:42
0:00
39
赤沢岩小屋(ババ平)
1:21
0:00
84
槍沢大曲り
2:45
0:00
70
槍沢・天狗原分岐
3:55
0:00
71
坊主岩屋下
5:06
5:42
21
槍ヶ岳山荘
6:03
6:16
20
槍ヶ岳山頂
6:36
6:51
2
6:53
31
東鎌尾根への分岐
7:24
51
東鎌尾根への分岐
8:15
48
9:44
0
10:32
28
11:00
7
11:07
37
11:44
37
12:34
43
13:21
36
14:47
8
14:55
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き 高速バス(松本)松本電鉄(新島々)アルピコバス(上高地)
帰り(上高地)さわやか信州号渋谷行き
コース状況/
危険箇所等
長い!けど、大変なのは最後の6km。
穂先が岩なだけで、あとは危険はありません。
その他周辺情報 河童橋に近い「森のリゾート小梨(キャンプ場)」にある「小梨の湯」。600円。
温泉ではないけど、シャンプー・ドライヤーあり。
他のホテル等でも、日帰り入浴している所もあります。
行きは、中央高速バスを選択。日野バス停で乗車すると、満席。
15分遅れで来ましたが、待つ間が暑かった!
行きは、中央高速バスを選択。日野バス停で乗車すると、満席。
15分遅れで来ましたが、待つ間が暑かった!
松本からの松本電鉄。途中の車庫で、ラッセル車や「アオガエル」を見ました。
松本からの松本電鉄。途中の車庫で、ラッセル車や「アオガエル」を見ました。
新島々からのアルピコバス。お客7人で、ガラガラです。
新島々からのアルピコバス。お客7人で、ガラガラです。
上高地バスターミナル。人がいません。
1
上高地バスターミナル。人がいません。
登山相談所。こちらに登山届けを提出。
用紙もありますが、私は家でプリントアウトし持参。
登山相談所。こちらに登山届けを提出。
用紙もありますが、私は家でプリントアウトし持参。
梓川。きれい。
河童橋チップ制トイレの張り紙。熊に備え、鈴とラジオをダブルで鳴らします。
河童橋チップ制トイレの張り紙。熊に備え、鈴とラジオをダブルで鳴らします。
河童橋も、この時間だと人もまばらです。
2
河童橋も、この時間だと人もまばらです。
河童橋からの焼岳。
1
河童橋からの焼岳。
明神館。暗くなってきました。
明神館。暗くなってきました。
あとちょっとで半月。間もなく、沈んじゃいました。
あとちょっとで半月。間もなく、沈んじゃいました。
徳沢園。静かに通過。
徳沢園。静かに通過。
横尾。距離では半分なのか。
横尾。距離では半分なのか。
槍沢ロッヂ。
ババ平。テントの間を静かに進みます。
ババ平。テントの間を静かに進みます。
大曲り。真っ暗です。
大曲り。真っ暗です。
天狗原への分岐。風が強くなり、寒いです。
天狗原への分岐。風が強くなり、寒いです。
4時過ぎから明るくなり始め、4時30分で槍もくっきりと。殺生ヒュッテへの分岐。
1
4時過ぎから明るくなり始め、4時30分で槍もくっきりと。殺生ヒュッテへの分岐。
富士山は、ほんの頭だけ。
8
富士山は、ほんの頭だけ。
そろそろ日の出。
1
そろそろ日の出。
キャンプ場の方には、日が当たり始めた!
2
キャンプ場の方には、日が当たり始めた!
私が見た、日の出。もうちょっと早ければとも思ったけど、満足。
7
私が見た、日の出。もうちょっと早ければとも思ったけど、満足。
おっ、影槍の穂先が、笠ヶ岳山頂に!
7
おっ、影槍の穂先が、笠ヶ岳山頂に!
おにぎり食べて、穂先に向かおう。
3
おにぎり食べて、穂先に向かおう。
その前に、トイレ。100円。
その前に、トイレ。100円。
見た目より、怖くありません。
2
見た目より、怖くありません。
登頂!360度、カンペキの眺めです。
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登頂!360度、カンペキの眺めです。
たくさん写真を撮ったけど、この1枚にしておきます。笠ヶ岳に映る「影槍」。
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たくさん写真を撮ったけど、この1枚にしておきます。笠ヶ岳に映る「影槍」。
下りてきました。これから登る人も続々と。
1
下りてきました。これから登る人も続々と。
結構混んでますね。私の登った時間は、ラッキーでした。
4
結構混んでますね。私の登った時間は、ラッキーでした。
さあ、下ることにします。
3
さあ、下ることにします。
肩の小屋を見返して・・・
肩の小屋を見返して・・・
この分岐から、登りと変えて東鎌尾根へ。
この分岐から、登りと変えて東鎌尾根へ。
きれいな花は、いっぱいでした。イワギキョウかな。
3
きれいな花は、いっぱいでした。イワギキョウかな。
でも、やせた尾根が怖くて、引き返します。登り返し。
でも、やせた尾根が怖くて、引き返します。登り返し。
槍沢への下りに入り、見返すと穂先と小屋と飛行機雲。
3
槍沢への下りに入り、見返すと穂先と小屋と飛行機雲。
殺生ヒュッテは、ここから見るだけにします。
殺生ヒュッテは、ここから見るだけにします。
播隆窟の前にケルン。
播隆窟の前にケルン。
登るときには謎だった数字。標高じゃないし・・・。
これは、肩の小屋までの距離。
登るときには謎だった数字。標高じゃないし・・・。
これは、肩の小屋までの距離。
一番高い位置の水場。横沢とありました。冷たい水です。
一番高い位置の水場。横沢とありました。冷たい水です。
少し下の、水沢。人が集まります。
少し下の、水沢。人が集まります。
冷たくておいしい水。ごくごくいただきます。
1
冷たくておいしい水。ごくごくいただきます。
水場を振り返ると、もう槍は隠れました。
水場を振り返ると、もう槍は隠れました。
滝見岩から見た・・・
滝見岩から見た・・・
本当は、ずいぶん遠いです。
1
本当は、ずいぶん遠いです。
ババ平のテント。
1
ババ平のテント。
槍沢ロッジ前には、穂先の見える望遠鏡。
槍沢ロッジ前には、穂先の見える望遠鏡。
本当だ、見えた。
本当だ、見えた。
二の俣にかかる橋
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二の俣にかかる橋
きれいな水。
一の俣の橋。
結構な水量です。
結構な水量です。
横尾から涸沢に向かう橋。渡って穂高を目指す日は来るのだろうか。
横尾から涸沢に向かう橋。渡って穂高を目指す日は来るのだろうか。
横尾避難小屋に貼られた、安心・キケン。私は、危険だらけ。
1
横尾避難小屋に貼られた、安心・キケン。私は、危険だらけ。
案内図には、今年の遭難箇所が貼られています。
案内図には、今年の遭難箇所が貼られています。
登るときには見なかった、壮大な景色。
6
登るときには見なかった、壮大な景色。
お風呂に入りたいから、明神池はパス。
お風呂に入りたいから、明神池はパス。
キャンプ場のお風呂へ。これから長時間、高速バスに乗るので汗を流せて助かります。
キャンプ場のお風呂へ。これから長時間、高速バスに乗るので汗を流せて助かります。
明日「山の日」に開かれるイベントのため、ブースもたくさん。「信州松本の水」をはじめ、おみやげをいくつかいただきました。
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明日「山の日」に開かれるイベントのため、ブースもたくさん。「信州松本の水」をはじめ、おみやげをいくつかいただきました。
戻ってきた河童橋。人がたくさん。
3
戻ってきた河童橋。人がたくさん。
バスターミナルも、ごった返しています。
バスターミナルも、ごった返しています。
さわやか信州号、渋谷行き来ました。空いていました。
さわやか信州号、渋谷行き来ました。空いていました。
渋谷に、45分遅れで着きました。
渋谷に、45分遅れで着きました。

感想

★先にお断りしておきます。★
 「夜間」「単独」「弾丸」と、やってはいけない事だらけです。
 真似をされて事故に遭われても、責任をとれません。
 慎重な計画(1泊以上)をお勧めします。

赤岳・北岳に同様の弾丸で登り、次は槍ヶ岳と思ったのがほぼ20年前。
でも、どうしても遠い(東京から遠い&登山口から遠い)ので、実現できずにいました。そんな思いを持ちつつヤマレコを見ると、結構「日帰り」いるじゃないですか。
ただ、みなさん相当の健脚(ほぼトレラン)。私には無理。
それに、弾丸前後の運転も無理。加えて、上高地の交通規制(ツアーバスも入れない)。そのため、終バスで入って夜間歩き通す、今回の計画となりました。

計画で考えた難点は、登りの時間が余りそうなこと。夜明け前に森林限界を超えた地点〜肩の小屋で、吹きっさらしの中を寒さに耐えるのは嫌です。
そこで、スタートからコースタイムを越える超ゆっくりペースで歩きました。高地順応も兼ねてます。
空が開けたところでは、道にひっくり返って、満天の星空を楽しみました。天の川の中の白鳥。沈んでいくサソリと、明け方に昇ってくるオリオン。記録上の休憩に入っていませんが、相当休んでいます。

大曲りを過ぎたあたりから、風が強くなり、今度は足もとの岩の隙間に入って休憩。播隆窟の中も、風が吹き抜けていました。真っ暗な中、「明るくなってから、がんばればいい」と心が折れて止まり、寒くなってまた少し歩くのくり返しでした。

明るくなると、気持ちは元気になりますが、急な斜面で今度は足が動かない。
肩の小屋に着いたのは、日の出を数分過ぎたあとでした。それでも絶景には違いない。写真を撮りまくりました。

おにぎりを食べ、ザックをデポして槍の穂先へ。見上げるとくらくらしますが、登ってみるとそれほどでもありません。(両神山の八丁尾根より、ずっと楽勝。)
最後のはしごを登り終えると、感動の頂上。天気も最高で、景色を満喫。

小屋に戻ると、登頂証明書(200円)だけをおみやげに買い、下山します。
登りとコースを変えて大槍ヒュッテの方に向かうも、見えた狭い尾根に両神山がフラッシュバックして、足が止まります。あきらめて、肩の小屋下まで戻りました。

気持ちを切り替えて下ると、絶景の連続。登りの時は、足もとしか見えない真っ暗ですから、感動の連続。「こんな雄大な景色の中を歩いていたのか。」
帰りのバスは予約してあるし、その前に日帰り入浴で汗を流しておきたい。そのためほぼ休みなしで下り、小梨平についたのがほぼ2時。実質は、ここがゴールです。

入浴を済ませ、河童橋へ歩くと、翌日の「山の日」の行事に合わせてブースやステージが。このレポを書きながらニュースを見ると、皇太子さん達、ここに行ったのか。
どこかが「プリンスルート」になるのかな?

帰りにさわやか信州号を予約したのは、爆睡したまま東京に戻れると思ったから。実際に爆睡はできましたが、途中2度の休憩では起きました。
また、本当は新宿行きに乗りたかったのですが、こちらは早々に満席。渋谷でもいいやと決めました。
ラッキーだったのは乗車率半分以下で、悠々2席を独占して座れたこと。(運転手さんも、「新島々までで乗る人がいなければ、空いてる席はご自由に。」とのことでした。)
びっくりしたのは、中央道小仏トンネル→圏央道→東名道海老名というコース。「小仏」と「大和」という渋滞トンネルをダブルで通ります。この日は覚悟したものの、渋谷には45分遅れ。お盆明けだと、とんでもないことになるかも。

去年の尾瀬に続き、今年の上高地も大満足。次の大遠征は、時間をかけて考えます。
どうも「ハセツネ」の経験で「小屋泊まり」の発想がないのだけれど、次からはきちんと小屋に泊まろうかな。

※GPSとか持っていないので、ルートマップは手入力です。写真の場所も記憶をたどってつけました。どちらも、曖昧さが残ります。通過時刻は、デジカメによりほぼ正確ですが、日付変更の処理がわからず自己流です。

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技術レベル
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体力レベル
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