南八ヶ岳周回(赤岳展望荘泊)
- GPS
- 14:33
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:49
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:21
天候 | 晴れ一時くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横岳の難所『カニの横ばい』は難所? |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
計画書(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
雨具(1)
携帯電話(1)
ストック(1)
タオル(1)
着替え(1)
手袋(1)
ヘルメット(1)
防寒着(1)
水(2)
水筒(1)
時計(1)
非常食(1)
無線(1)
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
カメラ(1)
コンロ(1)
ガス(1)
ツエルト(1)
|
感想
今週末の天気は土曜○(登山指数A)、日曜△(同C)。金曜は○。
『よし、金・土にしよ(^^)』。
ということで急遽一日早めてのスタート。準備が出来ていないので、木曜の夜にバタバタと準備するも、予定より2時間も遅れての就寝。
金曜の朝、いつもの寝不足(>_<)
9時前に美濃戸へ到着。前日の準備不足&寝不足のダブル不足で、出発まで1時間近く掛かった。この調子だと予定通りの時計回りルートでは赤岳展望荘へ到着できそうもない。予定を変更し、反時計回り(南沢ルート)でスタートする。
前日の雨でしっとり濡れたシラビソとコケの森を一時間程歩き、沢の中にある岩の上で休憩。「ここ滑りやすいね」と言いながら石へ上がり美味しそうにわさび稲荷を頬張るKOZだったが、休憩後に「滑りやすい石」で本当に滑り、尾てい骨を強打(>_<)
先程までのダブル不足にやる気不足も加わり、なかなかペースが上がらない。
※後で聞いたらお腹がペコペコだったらしく、エネルギー不足も加わる四連打でノックアウト寸前だったらしい。。
スタート時は快晴だった空も、ガスが掛かり始め行者小屋へ到着したころには阿弥陀岳の山頂が見えない状況。お昼を食べながら『どうする?行ける?』と様子を伺う。時間も押していたので、すんなり阿弥陀をパスし文三郎尾根で上がるつもりだったが、意地の「行く!」発言。『それなら中岳のコルまで1時間で行けたら、阿弥陀岳も行こうか』と奮起を促す。行者小屋でおいしい天然水を戴き、いざ出発。
行者までとは違う急登に苦戦しながら、なんとか1時間で中岳のコルへ到着したものの、垂壁か?と思える急登を前に、四連打のKOZには阿弥陀岳へ上がる気力も体力も残っていなさそう。そこへ「阿弥陀は酷い。年寄りにはきつい~」と言いながら少し年配の夫婦が降りてきた。これが決定打となり、ノックアウトされたKOZは最後の力を振り絞り、赤岳を目指したのである。
高山病を意識しながら呼吸を整えゆっくりと文三郎尾根分岐までのジグザグを登ると、雰囲気は一変して岩場が現れた。本日の核心部である。
最近覚え始めた岩登りのテクニックを使う。キュッと登ってしまうと一気に頭痛が襲ってくるので、低い段差を狙い、ゆっくりと登る。
赤岳山頂はガスで視界が良くない。『なにも見えねぇ~(北島康介風)』と心でつぶやきながら富士山方面へ向けて飛んでみました。
夕暮れが迫るなか、赤岳展望荘へ到着。部屋で荷物を降ろし、いざ五右衛門風呂へ。想像していたより広く、シャワーも使えるお風呂で一人のんびりとお湯に浸かる。
が、頭痛の気配が…やばいやばい。
ビールとバイキングでお腹を満たしたら、あとは寝るだけ。
翌朝、綺麗に広がった雲海を目前に、朝日が上がるのをじーっと待つ。右手には昨日登った赤岳と、その奥には富士山。この角度から見る富士山は完全な三角錐をしていた。
空が一気に明るくなる。綺麗なピンク色に染まる富士山と赤色に染まる赤岳が印象的だ。そして、御来光。『なにも言えねぇ~(北島康介風)』と心でつぶやく。
朝食もバイキング。タラの芽の天ぷらをお代わりし、展望荘の外へ出た。
今日の縦走路が綺麗に照らし出され、その先には今年の冬に登った西天狗、更には蓼科山までがくっきり見えている。西を向くと北アルプスの全容と御嶽山。少し歩を進めると、阿弥陀岳と赤岳の間から、先日雨で途中断念した仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳が覗いていた。近いうちにもう一度トライしようと心に誓う。
横岳は岩登りあり、はしごあり、カニの横ばいあり、となかなか楽しめる山でしたが、これが真冬の吹雪だったら怖くて行けないだろうなと想像した。
この先はがらりと雰囲気が変わり、ホウロクをひっくり返したようなお椀型の山肌をまったりと縦走していく。
途中硫黄岳山荘で休憩したが、この山荘はとても綺麗。特にトイレがすごくキレイ。
今度泊ってみたいです。
真っ青な空に向け突き上げるように立つケルンの列を辿ると硫黄岳に到着する。山頂手前で爆裂火口を旅する。途中綺麗な蝶がKOZのストックへ止まった。1500kmも旅するアサギマダラだ!しばし休憩したら、西へ向け元気に飛び立っていった。
山頂に戻った時にはガスに覆われ、視界はイマイチ。
けど、今日はここまで快晴の中を歩かせていただいたのでもう十分です。
赤岳鉱泉へ向けて下山を開始すると、親子連れの登山者や若い人達が沢山上がってきた。硫黄岳は南八ヶ岳の中でも登りやすい山なので、今日の様な日は登山者が多いのだろう。
シラビソとコケの森を一時間程掛けて赤岳鉱泉まで下る。お昼ご飯のカップラーメンをすすり、北沢ルートへ。右岸から左岸、左岸から右岸へ木の橋を何度も渡る。昨日の南沢とは少し雰囲気の違った登山道を1.5時間程で下る。
最後の橋を渡って、ゴール!
初日はガスに覆われることもあったが、二日目は清々しい快晴の中を縦走できた今回の山旅。また八ヶ岳が好きになりました。
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