雲ノ平経由で高天原で温泉、ちょこっと登山(水晶岳)、帰りはシャワー
- GPS
- 29:51
- 距離
- 50.0km
- 登り
- 3,691m
- 下り
- 3,669m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:20
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 6:35
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:08
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:48
天候 | 晴れ3日 雨1日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3日目夜からの雨のため、雲ノ平からカベッケが原までは木道に冠水多少、登山道に沢形成などあり。重要な渡河には問題なし。 |
写真
感想
先輩にさそっていただき山行参加。3人での山行なので宴会重視の行程となりました。
アルペン村に集合後、折立移動中に銀行からお金を下ろすのを忘れて一旦アルペン村セブンイレブンに引き返してしまい15分程ロスしてしまいました。申し訳ありません。セブンがあってよかったです。
1日目は折立から太郎平まで1000mほど登ればきついところは終了。一番登りが多い日ですが、焦る行程でもないのでゆっくりと小屋まで。
小屋では早速エイドフル活用でスパイシーカレーをいただく。野菜多めの美味しいカレーでございました。ぽかぽかと温かい日差しとやや冷たい風で気持ちのよい日でした。
しっかり休憩後は薬師沢への下りです。渡河地点は問題なく、多少の高巻きでのアップダウンはあるものの程なく薬師沢小屋に到着。
午後は小屋前でビールと持ち込みワインでプチ宴会となりました。私の持ち込んだワイン終了。前日寝れなかったせいかアルコールのせいか、夕食後は2次会の約束をしつつ爆睡。宿泊者10名程度。
2日目の当初の予定は大東新道経由の高天原行きでしたが、アップダウンが多く大変との情報を得たのと、3日目の雲ノ平の眺望が天気予報的にあやしかったため、先に雲ノ平経由しての高天原行きとなりました。
雲ノ平への登りは随分な急登でしたがいいペースで登り、良い天気の雲ノ平観光となりました。周囲どこを眺めても百名山の眺望は写真では伝えきれません。祖母岳でのコーヒータイムは至福でした。祖母岳でお会いした方は祖父岳閉鎖中巻道の植生回復の関連の方とかで雲ノ平に連泊するようでした。翌日に雲ノ平山荘で再開しました。
薬師沢からほぼおなじ行程の熟女3人組はその後祖父岳から岩苔乗越経由で高天原入りしてきました。
我々は高天原峠経由で高天原入り。1時過ぎに到着。時間に十分に余裕があり、遅い昼食後に1時間も温泉でまったりできました。午前中は曇りでしたが徐々に晴れ間が出てきて、温泉中は日焼けするかと思うくらい。
3人で貸し切り状態で裸でうろうろ。来ていたモノを沢で水洗いして温泉中にほとんど干せました。帰り際に件の熟女3人が来訪。
その後はまた山荘前でプチ宴会。水晶岳の美しい稜線を見ているうちに、翌日の目標が鷲羽岳から水晶岳に変更になりました。鷲羽岳はどのみちそのうち折立から新穂高まで縦走する際に通ることになるでしょう。次の日の日程は水晶小屋経由での水晶岳ピークとしました。夜はランプの明かりで夕食。その後に小屋内の部屋でまたプチ宴会。brzblueさんの焼酎がほぼなくなりました。宿泊者8名。
3日目。朝から晴れてます。が、午後からは崩れてくるはず。それまでにピークを踏まねば。湿地帯から岩苔乗越まで登ります。傾斜が緩やかで樹林帯では日陰が涼しく、樹林帯を抜けても沢水が涼しく気持ちのよい斜面です。水晶池は時間の関係でスルー。岩苔乗越は冷たい風が吹き上がってくる稜線。薬師、水晶、三俣蓮華と眺めながら大休止しました。ここからもうひと登り、七曲がりにあがってトラバースすると槍と西鎌尾根が見えてきます。ここで撮影タイム。水晶小山であがり荷物をデポってピークへ。
岩場はあるものの難度の高い部位はなくほどなくピークへ到着。自分はおまけとして2977.9m三角点にも行ってきました。三角点からは高天原山荘も水晶池もカールの雪渓も見えてまた違った風景を眺めることができました。
水晶小屋に戻り昼食。日差しが強く焼けます。
ここからは雲ノ平を目指します。乗越くらいから徐々に天気が崩れて、祖父岳でとうとうぽつぽつと雨が降ってきました。テン場を越えれば近いのですが、件の植生回復のため通過不可。本降りになる前にはなんとか山荘にたどり着きました。
落ち着いた後は食堂で午後宴会。hi-loさん持ち込みの日本酒と自分の梅酒でやられて一旦退却睡眠。目が覚めると食事の時間でしたが、外はガスのなか、雨がしとしと降っていました。富山県では大雨洪水警報が出ていたようです。夕食後は日本酒をちびちびしながら黒部開拓時代のお話をプロジェクターで鑑賞。そして就寝となりました。
夜間は屋根を打つ雨の音が大きく明日の山行が心配であまり寝られませんでした。よくよく考えれば黒部源流に囲まれている雲ノ平なので、黒部川増水の状況によっては岩苔乗越しか通行が出来なくなるということです。そうなると双六経由で新穂高に下りるか、西鎌尾根経由で上高地に下りるか、鷲羽岳・三俣蓮華経由で黒部五郎稜線から太郎平に抜けるかになります。我々の足ではいずれも2日がかりのコース。しかも高所の雨の中の行動になります。予備日も設定しておらず仕事に支障がでるなぁ…と思うほどの雨。良眠できずスッキリしない頭で翌朝を迎えるのでした。
4日目。朝から雨です。山荘の方の情報に拠れば、薬師沢の通過には問題ないとのこと。準備して薬師沢小屋を目指します。木道や沢上になった登山道は部分的に冠水していますが、通過不能なところはなし。増水した薬師沢小屋前も河原には入れるほどで大きな問題はありませんでした。
薬師沢小屋でも情報を確認。太郎小屋への道に問題はないとのこと。同じく木道の冠水はところどころありますがすれ違う人も4-5人あり、問題なく太郎平小屋に到着。ラーメンを頂いて温まります。
さて、ここまでの行程でゴアのブーツながら内部まで浸水(モンベルアルパインクルーザー2500)、上半身はOMMのaether smock(e-Ventの3層雨具)で完全に浸水。上半身はフラッドラッシュメッシュスキンの上に薄手メリノ2枚重ねだったので寒さを感じることはなく、足も厚手のウール靴下だったので何とかなったものの冷たい。ということで小屋で全て着替えました。OMM aether smockは軽量で着心地も良く大好きなのですが、速攻日帰りのソフトシェル+αと考えた方が良さそうだとの結論に至りました。ランニング・速攻登山の整理箱にしまわれることになりそうです。足の浸水はもっと深刻な問題で、実は前回の白山北部避難小屋泊まりの際も小雨ながら浸水したのでした。靴自体の不調なら買い替えかもしれません。もう一度検証してみます。
小屋以降は折立まで雨もほとんどなし。むしろ富山市街地のほうが降っていました。
下りは単調なので、いろいろとお話するようにしました。brzblueさんの自転車話は自転車入門するかもしれない身にとってはとても参考になる話でした。
結果的には怪我もなくほぼ予定通りの行程で回ることができました。色々お話もでき、宴会もでき、普段(ソロ山行)とは違う楽しみ方ができました。hi-loさん、brzblueさんに感謝いたします。
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