西穂〜奥穂縦走(焼岳より)
- GPS
- 34:30
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 3,290m
- 下り
- 3,297m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:06
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 2:46
- 合計
- 11:57
・上高地〜焼岳〜西穂山荘 CT 8:30 − 実績6:06 (72%)
・西穂山荘〜奥穂 CT 9:30 − 実績7:15 (76%)
・奥穂〜岳沢〜上高地 CT 5:30 − 実績4:30 (82%)
※実績には休憩含む
天候 | 1日目〈24日〉 晴のち雨 2日目〈25日〉 霧のち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路 上高地→松本駅(バス)、松本駅→名古屋→大阪(新幹線等) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地〜焼岳〜西穂山荘〜西穂高岳 ・一般的な登山道と思います。 ●西穂高岳〜奥穂高岳 ・危険個所は多々あります。よく言われますが改めて以下の3点は重要と思います。 ヽ亮造縫沺璽を追って正しいルートを進むこと 浮石が多いため、一つ一つの岩を確かめながら3点支持で進むこと アップダウンの激しい長時間コースのため、十分な体力で臨むこと ・個人的には以下の点が気になりました。 間ノ岳周辺・・ピークから尾根筋が複数ありルートミスしやすい。浮石多い。 逆層スラブ・・雨で濡れている時は特にスリップ注意 コブノ頭直前・・マークが少なく、踏み跡が複数あるため迷いやすい。 ロバの耳・・下りは濡れている時は特に要注意 馬ノ背・・意外とホールドはしっかりしている ●奥穂高岳〜吊尾根〜岳沢小屋〜上高地 ・一般的な登山道と思います。 |
その他周辺情報 | ・小梨平・・日帰り温泉 600円/人 ※上高地アルペンホテルの日帰り温泉を利用しようと思いましたが外来入浴は14:00頃まででした。 |
写真
感想
目標だった北鎌は先日雨で中止となったので、今シーズン最後の機会に北アの岩稜帯を歩いておきたいと思いました。
2年前の秋に、大キレット〜北穂〜奥穂〜西穂を縦走したので、今回は逆コースで西穂から奥穂に向かうことにし、ついでに未踏の焼岳も合わせてみました。
<1日目(24日)>
・本日は焼岳から西穂までなので気楽にスタート。久しぶりの重登山靴なのでじっくり感触を思い出しながら歩きます。
・焼岳山頂からは夏に歩いた笠から双六の稜線が青空の下で美しく映えます。
・西穂山荘には昼前に到着。テン場もまだ余裕がありました。
・翌日に備えて晩飯も早々に片付けて19:00には就寝しましたが、断続的に弱い雨が降り続け、何度も目が覚めます。
・雨にぬれた西穂〜奥穂の岩稜帯の危険度合いのイメージがつかず、悪い想像が頭をよぎります。
<2日目(25日)>
・朝3:00に目覚めると雨は上がっていました。急いで準備をし、4:00過ぎに出発。
・見上げると星も瞬いていますが、前に続く西穂への稜線はガスの中。不安と緊張を抱きながら進みます。
・西穂高山頂では2,3のパーティと居合わせました。皆さん雨でぬれた岩場を心配されて奥穂への縦走は断念されるようでした。
・私としては岩は濡れているものの慎重に行けば通過できそうとの感触をつかめたこと、午前中は天気は持ちそうとの予報も踏まえて、奥穂に向かうこととしました。
・逆層スラブあたりから、西穂に向かう方々とちょくちょくすれ違うようになります。逆層スラブは濡れたままでは非常に滑りやすく気を使いました。
・西穂高岳から約2時間で天狗のコルに到着。アミノバイタルと、クエン酸たっぷりの水を補給して筋力維持に努めます。
・ジャンダルムの手前ではマークが少なくなり、1度ルートロスしかけました。踏み跡と思しき方向に歩を進めると断崖絶壁に出てしまい、無理に下るのかと周囲を見渡すと、何のことはない明瞭なルートが後ろに続いていました。ちょっとした油断が命取りになります。
・その頃から予想外の青空が広がり始め、絶景を楽しみながらジャンダルムに到着。奥穂の姿がガスの向こうに見え隠れする素晴らしい時間でした。
・ジャンダルム到着後は、いよいよ核心と思っていたロバの耳ですが、実はそれと気づかずに下降しました。心配していた岩場の濡れもすっかり乾いており、下りきってから地図を確認してそれと認識した次第。
・奥穂登頂は11:30頃。抜きつ抜かれつした男性と喜びを分かちました。
・その後、吊尾根から前穂北尾根や涸沢カールの美しい紅葉を楽しみながら紀美子平に到着すると、LINEでやり取りしていたFutaroさんが首を長くしてお待ちでした。
・上高地に向けてはFutaroさんと一緒に下りますが、家族のこと、日々のトレーニングのこと、などなど話しながら、半分トレラン状態。あっという間に岳沢小屋、そして河童橋に到着。Futaroさんは上高地から駐車場まで自転車、私は小梨平で温泉に入るのでここでお別れです。
西穂〜奥穂の縦走。雨で濡れた岩稜帯を前に不安と緊張を抱きながら進みましたが、予想外の展望と紅葉も楽しめて満足な2日間となりました。
<備忘録>
・ザック重量:初日、12.2kg(水1L、ストック含む)
主な装備:テント、シュラフ、防寒具、固形燃料、食糧
但し、山行中の着替えなし、食糧は乾麺+乾燥野菜などちょっとづつ軽量化
・100均の固形燃料は多少時間はかかるが十分使えた。ラーメン作るのには1個で十分。但し使いきりなので1泊2食で4個使用。
・au電波 西穂山荘 ◎、ジャンダルム ×、奥穂 ○
・気温/室温 9月24日 23:30 気温 8℃、テント内 10℃
感想を読んで同じようなことを思ってるな〜と頷いて見ました。
ロバの耳は、私も雨で緊張はしたものの「えっ?ロバの耳の下りもう終わったん?」とokiに尋ねる程3年前より短く感じました。
奥穂で喜びを分かち合うのも一緒
1日目の雨にはハラハラしたでしょうが天気も持ち直しよい山行でしたね
karioraさん、こんにちは。
ですよね。ロバの耳は下りの始まりは鎖もあるので普通にクライムダウンしていき、何となく長いので、もしかしてロバか?と思いつつ、下りきってから分かるという感じですね。お互い同じようなステップで山を続けてますねえ。これからのレコも楽しみにしています。相変わらずニアミス続きなのでそろそろばったり会いそうですね。okirazuさんにもよろしく。
逆コースも通って見事完全走破お疲れ様でした。この日は微妙な天気予報でしたので私も逡巡して、結局お決まりの伊吹山歩荷で妥協してしまいましたが写真を見て激しく後悔しています・・・今年こそはこのルート通ろうと思っていたのですが そろそろ冬支度も開始ですね
nagisukeさん、こんにちは。私も微妙な天気だったので随分悩みました。でも西穂まで来てしまうとなかなかそのまま下山という気分にもならず、様子見ながら進んでいったという感じです。nagisukeさんは随分トレーニングにも励んでおられるようなので冬の山行も楽しみですね。今年の夏山シーズンは天候不良が続いたので冬山は美しい雪山を堪能したいですね。
tubataroさん、こんばんは。
この前の日曜、天気予報が外れて良かったですね。土曜日の夜に雨が降ったようですが、下は降らなかったと思います。上の方だけでしょうか。歩いていても上高地は水たまりはあっても、地面は雨が降った様ではありませんでした。岩が濡れて滑ったのは上に登ってからですね。西穂高〜奥穂高の間は、岩が濡れて滑るといやらしいですね。
ところでやっぱり今年の年末は女神湖のYHは駄目ですね。来年はもっと難しくなりますかね。去年の夏のファミリー登山は良かったのでまた行きたいのですが。。。
Futaroさん、こんにちは。
おっしゃる通り、夜の雨は高度の高いエリアだったようですね。西穂から歩いていると段々岩が乾いていくのが分かりました。以外と早く乾くものだなと。家族スキーや夏山は来年以降また機会を探すことになりそうですね。
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