日本海(天険親不知)から栂海新道で白馬岳まで -sea to summit-
- GPS
- 25:55
- 距離
- 49.0km
- 登り
- 5,236m
- 下り
- 3,589m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:52
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:56
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:33
天候 | 8日しとしと雨、9日暴風雨、10日晴れ、11日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
糸魚川駅から親不知までタクシーで5000円強ほど。親不知駅から徒歩4kmを国道沿いに歩くのは歩道も狭いところが多くトラックばかりが通行するので避けるほうが良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
栂海新道は雨後はぬかるみ多くスリップ注意。しかし整備は良好で快適な道。 |
写真
感想
4日の休みが取れたので栂海新道に行ってきた。天気予報からすると前半2日は大荒れなので、標高の高い白馬岳に先に登るのは危険だろうと判断。栂海新道を登りに使うことにした。栂海山荘1600m前後の標高なら少々荒れても何とかなるだろう。
1日目は6時頃に観光ホテルを出発。まずは親不知波打ち際まで降りて、海水に触る儀式を行ってsea to summit開始。
1日目はほとんど小雨程度であったが、黄連の水場辺りから雨風が強くなり寒さに凍えた。山荘への最後の登りは痩せ尾根で風も強く注意しながら進んだ。
山荘には既に黒岩平でテン泊した人が入っていた。山荘は慣れているようでいろいろ要領を教わって寝場所を確保。後から二人の方が同じように登って来られた。
それぞれに居場所を定めて今日は広々と4人で使用。
雨風は夜に向けて強くなり明け方まで続いた。6時になってもあまり勢いが変わらず。先客は10時ころから白鳥まで行くに留めると言う。後客1さんは山荘で停滞。後客2さんは朝日小屋まで進むとのこと。
2日目。予報では午後から回復するとのことなのでCTやデータから8-9時間かかると見越して黒岩平12時くらいで引き返すかどうかを判断することにして出発した。
意外と降りてくる人が多く(全部で20人位)、何とかなりそうに思えた。また意外とCTの半分くらいで行動出来ていたので時間的にも余裕はあると判断した。
しかし甘くはなくて長栂山辺りまでくると横殴りの雨風で気温は5℃くらい。体感的には数℃ほど。冬用のハードシェルを着ていても凍えた。動けて入るので休憩なしに継続。
吹上のコルは25mほどの風だったと思われるが、しっかり耐風体勢を取りながら朝日岳稜線を巻くところまで進めた。ここが500mほどの距離だから何とかなるので、雪倉岳周辺のように延々と続くとなると大変だろう。実際にこの日は雪倉岳前後で強風が吹き荒れて避難小屋に退避した人が何人かいたらしい。
朝日岳のピークまではそれほど風は強くなく、徐々に雨が少なくなってきていたため問題なく小屋までたどり着いた。
後客2さんも1時間ほど遅れて到着。無事だった。
この日は今年度の朝日小屋最終営業日。アルコールが多く振る舞われ、評判の料理も常連さんによれば更にグレードアップされたものだったようだ。清水ゆかりさんもカラオケで大盛り上がりだった。
ソロで小屋に来ていた4人とはそれぞれ色々とお話し刺激を受けた。栂海新道を下れば北アルプス登山道全制覇の方とか鹿児島から来た方とか山スキーも雪山テン泊もする女史とかすごい方ばかり。自分はまだまだひよっこです。
栂海新道を整備している会の方々も集まっており、新道開設者の小野さんの話(仲間のみがしっている実像も含めて)を聞かせてもらった。彼らには昨日今日と上がってきた道の整備のお礼を伝えた。
3日目。雪倉経由で蓮華温泉に降りる方と白馬岳に向かう方は6人。ほぼ同じくらいに雪倉岳ピークに立った。雪倉の稜線に取り付くくらいでガスが晴れてきた。以後は風は涼しく汗をかくこともなく快適に白馬岳まで行けた。最後は山スキー女史と二人で写真を撮りつつお話しながら山荘に到着。
同室者は一人。ヤマレコユーザーのtaksizmさん。今日蓮華温泉から上がってきて、白馬三山を巡って宿泊。明日は清水尾根に降りてトロッコで帰ると言う。爽やかな青年だった。夜は山スキー女史と3人で山談義。ゲレンデスキー(ヨーロッパも多数行っているよう)は十分にしているらしいtaksizmさんは山スキー購入にご執心。きっと今年中にデビューすることだろう。
夕日は雲の加減でいまいちであったが、気持ちのよい1日を終えた。
4日目。予定では杓子岳、白馬鑓を回って鑓温泉に降りて入浴し猿倉下山だった。ところが深夜から腹痛・下痢に悩まされた。白馬鑓の稜線で雉撃ちするのも気が引けたため、やむなく大池山荘トイレ経由にしてロープウェイを用いて下山した。
大池駅からは大糸線でのんびり移動。ローカル鈍行の旅。大池駅は無人だしとても自由。南小谷駅では近くの食堂でクマカレーを食しのんびり移動も楽しんだ。
書ききれないほど色んな人とお話し刺激を受けた。山は広いしそれぞれの楽しみ方も様々。さて、自分はこれからどんな風に山を歩いていくだろうか?と考えるいい機会になった。
コメント
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どもです taksizmです。あわわ、ご紹介いただけるとは思ってもおらず 今年こそBCデビューせねば
…と思いつつも中々踏ん切りがつかないところ、山荘では色々親身にアドバイスいただきありがとうございました!
あの後三山行かれたかなぁと思っていましたが、深夜から腹痛だったんですか(><; 自分も夜寒くて毛布の中でシュラフカバーに包まってました。祖母谷に下りる尾根は風もなく暖かかったんですが、祖母谷温泉 にどっぷり浸かって最後乗ったトロッコで寒さにやられましたね ともあれ清水尾根楽しいロングコースでしたので、来夏はその上の栂海新道狙えるように身体鍛えようと思います。
朝日小屋の小屋閉めで整備の会の方々に逢った話、良いですね。行ってみたくなりました。加賀白山もまだ行ったことがないんで、その折にはぜひまた宜しくお願いします
コメントありがとうございます。
偉そうなこといいつつ自分もBC(というか登山にスキーを使う)初心者です。滑りはまだまだこれからなので。
北陸遠征の際はお声掛けください。こちらは車で動けますので最寄りの新幹線駅までお送りいたしますぞ
おーー助かります m(__)m 白山縦走路のおすすめコース取りですとか、その際また色々教えていただけるとホント嬉しいです
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