剱岳、内蔵助谷
- GPS
- 19:55
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,476m
- 下り
- 3,459m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 9:05
天候 | 10/9 晴れ 最低気温1℃、最高気温15℃ 10/10 晴れのち曇り 最低気温10℃、最高気温20℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剱岳別山尾根は、残雪・凍結個所はありません。 剱沢雪渓は、長次郎出合まで秋道を歩きます。歩きにくい道です。雪渓に阻まれる箇所がありますが、クサリとロープで高巻きします。これも苦労させられました。 黒部ダムへの橋は外されています。ロープが渡してある箇所で渡渉しました。 内蔵助谷の道は最初から最後まで岩の多い歩きにくい道でしたが、危険個所はありません。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷 薬師の湯へ入りました。¥700のところ、アルペンルートの乗車券提示で¥500です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
lunetteさんが今年行きたくてしょうがない山、剱岳へご一緒してきました。
体育の日3連休に予定していましたが、広く雨が降って延期に。火曜日の仕事を休みまでしましたが、天気予報は曇り。雨が降る心配はなさそうだし、少しは晴れ間がありそうなので、2泊3日の予定を1泊2日に短縮して決行しました。
今回の目的は剱岳登頂と、黒部ダムを下から見ること。ルートは、オーソドックスに別山尾根で剱岳へ上がって1泊、内蔵助カールから黒部ダムへ帰るとしました。
ガスガスの駐車場でテンション下がりましたが、アルペンルートのライブカメラでは、最高の天気が映されていて、大喜びです。室堂に上がるとそこは別世界。気持ちのいい青空と白い山肌が鮮やかな山岳風景が広がっていました。何枚も写真を撮りながら剱沢キャンプ場へ向かいます。
しかし、管理棟に行くと、小屋閉めとのこと。また内蔵助カールはあまり人が通らないことや雪渓の様子、黒部ダムへの橋が外されるかもしれないなど、情報をもらいました。幕営代がいらなかったのは、ラッキーです。
さて、テントを張ったらサブザックでアタック開始。これでもかと連続する岩場、クサリ場にlunetteさんも楽しそうでした。後半はさすがに緊張しましたが、無事登頂。感無量ですが、風の冷たさと時間に追われて下りました。暗くなる前に下りたかったですが、焦りは禁物。きれいな夕焼けを見ながら慎重に下りました。
テントに戻った時には真っ暗でしたが、すぐ夕食の支度をし、明日のルートをハシゴ谷乗越経由に変更することを検討して、就寝しました。夜は風が強くなり、はためくテントの音に何度も起こされました。
翌日も晴天。天の川がくっきりと見えてます。簡単に朝食を済ませて、薄明かりの中、剱沢雪渓へ下っていきます。ガレた細い道を延々と下ります。途中雪渓を渡る箇所がありましたが、カチコチに凍っていてアイゼンなしでは歩けません。lunetteさんが高巻き道を見つけてくれて、なんとか通過しました。
教わった通り、長次郎の出合で雪渓を渡り、左岸の夏道へ。真砂沢ロッジが見えると、人が登ってきており、情報をいただきました。残念ながらダムへの橋は昨日外されたとのこと。渡渉点は見つかりましたが、靴を脱いで歩き出すと、あっという間に足指に激痛が。靴を履いたまま行こうかと思いましたが、まだ歩かなきゃいけないから止めた方がいいとlunetteさん。励まされながら頑張って渡り切りました。
今度は荒れ気味の道を乗越まで登り返し。もうこの道は歩きたくないとブツブツ言いながらも、内蔵助カールと、内蔵助平の眺めには目を瞠りました。ようやく内蔵助谷出合まで下りると、腹が減ってしまい、大休止をとりました。思えば昨日から歩きづくめ。行動中に座って飲食なんて初めてです。lunetteさんのスタミナも常識外れです。お腹は膨れましたが、悪路はまだ続きます。沢沿いの道なのでゴーロや細い道は当たり前。黒部川出合までずっと同じでした。
憧れの下の廊下方面を見やり、内蔵助カールを降りてきたというソロの女性と話して、黒部ダムを目指します。ここからは少し道がよくなりますが、距離約2辧16:05のトロリーバスが最終なので時間はギリギリです。最後の力を振り絞り、早歩きでダムへ。ダムの前を渡る橋で写真を撮ったら、今度は駅まで登りです。刻々と迫るリミット。どこまでも続く道に、もうだめかと思われたとき、左手に黒部ダム駅の案内が。乗り場への通路があり、何とか間に合いました。
というわけで、予定より3時間遅れでしたが、無事下山しました。実は16:05が最終ではなかったので、あんなに焦る必要はなかったのですが、そこは準備不足というほかありません。lunetteさんには申し訳なく思っています。
しかし、これまでで最高に充実した剱を体験でき、感謝しています。また次回を楽しみにしています。
楽し、苦しい。M向きコース。
BBCさん。この度は、剱岳登頂および、雪渓の横断、川の渡渉と全部
お世話になりました。無事に帰れました。
この悪路。もう二度来たくないと当方が弱音を吐くと、同じくとBBCがおっしゃいましたが、嘘ですね。
剱岳登頂は時間が遅くなり、私達以外は誰もいない。
慣れない岩場で怖いけど、人が誰もいないのも怖い。
最後はヘッドライト。
BBCさん、夜の歩きもいいものでしょう。と嬉しそう。
(私は夜は寝のです。でも、この夜は風が強くて寝れなかった。)
翌日は、つるっつるの雪渓横断。怖かった。橋が撤去されている沢の渡渉。冷たいというより痛い。それに橋は既に前日に撤去されてたとのこと。
全て事前の調査不足でした。
BBCさん嬉しそうに、誰もいなくて静かでいいねー。
(そうでしょう。平日で橋は撤去されていて、悪路で人がいるわけ無いでしょう。)
私のひっそり心のテロップ。
剱岳の登頂が核心だと思っていたら、違いました。翌日の行程が核心でした。
裏剣岳を見えたりと景色はいいけど、ふーーーっ。。。。
渓谷から黒部ダム駅に昇る最後の行程。
気を失いそうな果てしないつづら折りのガードレールの坂道。
あかん。もうトロリーバスには間に合わない。と心が折れそうになったとき、
坂の途中でトンネルを見つけて、ここから駅に行ける!と呼びかけたBBCさん。
神でした。
剣に行かれたんですね 。
もうそろそろ雪がチラつくので雪の無いアルプスも最後かもですね。
私ももう一回くらい行きたかったのですが時間が取れませんでした 。
また来シーズンの楽しみに残しておきます。
また丹沢24Hですね。頑張ってくださいね 。
HIDENORI-Tさん、こんばんは。
お仕事忙しそうですね。
久し振りの剱、満喫してきましたよ。内蔵助谷には苦労させられましたが、いい思い出です。
今年は冬も行けそうです。講習も受けに行きます。
金沢マラソン、頑張ってくださいね
去年の全縦でしばらく一緒に歩かせていただいた大阪のおばちゃん、emanonです。
久しぶりにログインしようとしたら、PW忘れてました BBCさん、劔行かれたのですね。私も夏に長次郎谷から本峰へと登りました。雪渓を詰めて、岩宿に泊まり、貴重な体験をしました。さて、早いもので、今年も間もなく全縦の季節です。私は懲りもせずに今年もエントリーしました。BBCさんやHIDENORIさんはどうされるのでしょうか?
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