記録ID: 982491
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
大峯周回ルート 山上ヶ岳、大普賢岳、弥山、八経ヶ岳
2016年10月12日(水) ~
2016年10月13日(木)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 32:13
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,161m
- 下り
- 2,469m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:23
距離 13.3km
登り 1,350m
下り 862m
2日目
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:23
距離 18.4km
登り 811m
下り 1,628m
14:38
ゴール地点
〈清浄大橋から山上ケ岳〉
平日のオフシーズンなので駐車場は閑散としています。清浄大橋を渡ると、女人結界門があります。すぐ近くに温泉地があるのになにか不思議な感じです。さて登山スタートです。杉の木の迫力ある道の進みます。行場ということもあり道は整備されていて歩きやすいです。適度に高度は上げていきますが、急ではなく、トラバース気味の道が多いです。一本松茶屋につきます。オフシーズンなので営業はしていません。講の方の名前とかが載ったものがところ狭しと飾ってあります。宿で用意してもらった朝弁当をここでちょっと済ませて先に進みます。東側の展望が開けてきて、奥駈道の稜線、また台高山脈、その先の山々が見えてきます。しばらくするとお助け水ですが、ほとんど出ていません。小笹の宿で調達できると考え、ここはパス。さらに登っていくと洞辻茶屋のところで大峯奥駈道に出合います。
ここで残りの朝食をすべて済ませて先に進みます。ここから靡と呼ばれる行場がみられます。まずは鐘掛岩、大きな岩に鎖がかかっています。ここら辺から頂上の宿坊が見えてきます。続いて西の覗。近くまで行ってみましたが、怖すぎで下は見れませんでした。すぐに宿坊があり、わずかに進むと大峰山寺があります。頂上はちょっと西の方に進んだところにあり、笹原を登り詰めると、岩座と三角点があります。これから進む大普賢岳方面、八経ヶ岳の展望もバッチリです。
(山上ヶ岳から行者還避難小屋)
山上ヶ岳から小笹の宿は緩やかな下りです。小ピークも巻くのでどんどん距離稼げます。奥駈道で負担を減らすためにあえて難しくないピークを避けて道を作ったのかなとも感じました。小笹の宿の水場は沢になっているので、ここは枯れることはないでしょう。大普賢岳へは登っていきますが、難しいところはないです。
大普賢岳は東側からピストンで来る方がいるのか、3パーティの方たちと会いました。360度の展望があって素晴らしいですが、初めての山域で山座同定がおぼつきません。ここで昼食としました。
大普賢岳から行者還岳へは下りでクサリ場がいくつかありますが、どれも鎖をつかうまでではなく、気を付けていけばいいのかなと思います。弥勒岳、国見岳、七曜岳とありますが、道が巻いているのか、見過ごしてしまったのか気付かずでした。まもなくすると行者還岳への分岐に着き、ザックをデポして行者還岳に登ります。展望はありません。もどって、避難小屋へ下っていく途中に水場があります。水量がちょろちょろなので、冬場になると枯れてしまうかもしれません。5分ほどで避難小屋です。
避難小屋には多くの人がいましたが、早く着いたためかほとんどの人は下山途中の休憩の方たちで、結局私ともう一人の男性の方が小屋どまりでした。3スペースあり、それぞれ詰め込めば8−10人はいけそうなくらい広いです。独りぼっちと思っていたので、ご一緒の方いてよかったです。夜は寒くダウン、暖かめのシェラフは必要です。ただ毛布はいくつかありました。あとローソクがあるといいですね。
(行者還避難小屋から弥山、八経ヶ岳)
2日目の朝は風が強く稜線は寒かったです。小ピークがいくつかあり、そこはピークに道が付いています。今日進む道と弥山がはっきりわかります。ぐるっと左側から回り込む感じです。寒いのでいそいですすんで、一の辻そして奥駈道出合には難なくつきます。出合からはトンネルから上がって来る方が多くいます。正面に弥山が見えてくると急な登りが始まります。半分くらい上がると木段になります。弥山小屋の方が整備なさったのでしょうか。小屋がみえてほっとします。
まずは弁財天の奥宮にお参りして、山行の安全を祈願。小屋では御朱印をいただけました。まわりにレスキューの方が10人ほどいて八経ヶ岳へ向かっていました。追いかける形で八経ヶ岳に向かって、レスキューの方から行き先を聞かれ天川川合に下ることを伝えると、何か見つけたら連絡するよう言われましたが、その時までは訓練でもしているのかなと思いました。
(弥山から天川川合)
弥山にもどって昼食をしているとヘリが何度も飛んできます。訓練か何かかなと思っていたのですが、下山をしている途中ヘリから遭難者への呼び出しがありここではじめて誰かが遭難していることに気付きました。
弥山から狼平へは結構急な下りです。狼平は最近クマがいたということなので注意しながら進みました。
[そこからの注意点を繰り返し書きます。]
1か所目はナメリ谷分岐から栃尾辻にかけて1518ピークをトラバースしていくと登山路は右側に巻き続けるのですが、左側に支尾根が派生しており踏み跡もあります。看板がありますが、裏返っていたので支尾根にいってしまい、少し進んだところで後ろを振り返り看板を見つけ戻りました。ここはまちがえるともどれないかもです。2か所目は栃尾辻を下っていくと車道の近くを通りますが、すこしすすむと尾根から登山道が右に外れていくところがあります。明らかに尾根道より右へ進む道のほうが踏み跡は濃いのですが、作業路かなとおもい、悩んだまま下るのは嫌なので、尾根道を進みしばらく進んでやはり踏み跡が薄くなったので引き返しました。ここは仮に間違えても車道に下りることになりますが。。。
平日のオフシーズンなので駐車場は閑散としています。清浄大橋を渡ると、女人結界門があります。すぐ近くに温泉地があるのになにか不思議な感じです。さて登山スタートです。杉の木の迫力ある道の進みます。行場ということもあり道は整備されていて歩きやすいです。適度に高度は上げていきますが、急ではなく、トラバース気味の道が多いです。一本松茶屋につきます。オフシーズンなので営業はしていません。講の方の名前とかが載ったものがところ狭しと飾ってあります。宿で用意してもらった朝弁当をここでちょっと済ませて先に進みます。東側の展望が開けてきて、奥駈道の稜線、また台高山脈、その先の山々が見えてきます。しばらくするとお助け水ですが、ほとんど出ていません。小笹の宿で調達できると考え、ここはパス。さらに登っていくと洞辻茶屋のところで大峯奥駈道に出合います。
ここで残りの朝食をすべて済ませて先に進みます。ここから靡と呼ばれる行場がみられます。まずは鐘掛岩、大きな岩に鎖がかかっています。ここら辺から頂上の宿坊が見えてきます。続いて西の覗。近くまで行ってみましたが、怖すぎで下は見れませんでした。すぐに宿坊があり、わずかに進むと大峰山寺があります。頂上はちょっと西の方に進んだところにあり、笹原を登り詰めると、岩座と三角点があります。これから進む大普賢岳方面、八経ヶ岳の展望もバッチリです。
(山上ヶ岳から行者還避難小屋)
山上ヶ岳から小笹の宿は緩やかな下りです。小ピークも巻くのでどんどん距離稼げます。奥駈道で負担を減らすためにあえて難しくないピークを避けて道を作ったのかなとも感じました。小笹の宿の水場は沢になっているので、ここは枯れることはないでしょう。大普賢岳へは登っていきますが、難しいところはないです。
大普賢岳は東側からピストンで来る方がいるのか、3パーティの方たちと会いました。360度の展望があって素晴らしいですが、初めての山域で山座同定がおぼつきません。ここで昼食としました。
大普賢岳から行者還岳へは下りでクサリ場がいくつかありますが、どれも鎖をつかうまでではなく、気を付けていけばいいのかなと思います。弥勒岳、国見岳、七曜岳とありますが、道が巻いているのか、見過ごしてしまったのか気付かずでした。まもなくすると行者還岳への分岐に着き、ザックをデポして行者還岳に登ります。展望はありません。もどって、避難小屋へ下っていく途中に水場があります。水量がちょろちょろなので、冬場になると枯れてしまうかもしれません。5分ほどで避難小屋です。
避難小屋には多くの人がいましたが、早く着いたためかほとんどの人は下山途中の休憩の方たちで、結局私ともう一人の男性の方が小屋どまりでした。3スペースあり、それぞれ詰め込めば8−10人はいけそうなくらい広いです。独りぼっちと思っていたので、ご一緒の方いてよかったです。夜は寒くダウン、暖かめのシェラフは必要です。ただ毛布はいくつかありました。あとローソクがあるといいですね。
(行者還避難小屋から弥山、八経ヶ岳)
2日目の朝は風が強く稜線は寒かったです。小ピークがいくつかあり、そこはピークに道が付いています。今日進む道と弥山がはっきりわかります。ぐるっと左側から回り込む感じです。寒いのでいそいですすんで、一の辻そして奥駈道出合には難なくつきます。出合からはトンネルから上がって来る方が多くいます。正面に弥山が見えてくると急な登りが始まります。半分くらい上がると木段になります。弥山小屋の方が整備なさったのでしょうか。小屋がみえてほっとします。
まずは弁財天の奥宮にお参りして、山行の安全を祈願。小屋では御朱印をいただけました。まわりにレスキューの方が10人ほどいて八経ヶ岳へ向かっていました。追いかける形で八経ヶ岳に向かって、レスキューの方から行き先を聞かれ天川川合に下ることを伝えると、何か見つけたら連絡するよう言われましたが、その時までは訓練でもしているのかなと思いました。
(弥山から天川川合)
弥山にもどって昼食をしているとヘリが何度も飛んできます。訓練か何かかなと思っていたのですが、下山をしている途中ヘリから遭難者への呼び出しがありここではじめて誰かが遭難していることに気付きました。
弥山から狼平へは結構急な下りです。狼平は最近クマがいたということなので注意しながら進みました。
[そこからの注意点を繰り返し書きます。]
1か所目はナメリ谷分岐から栃尾辻にかけて1518ピークをトラバースしていくと登山路は右側に巻き続けるのですが、左側に支尾根が派生しており踏み跡もあります。看板がありますが、裏返っていたので支尾根にいってしまい、少し進んだところで後ろを振り返り看板を見つけ戻りました。ここはまちがえるともどれないかもです。2か所目は栃尾辻を下っていくと車道の近くを通りますが、すこしすすむと尾根から登山道が右に外れていくところがあります。明らかに尾根道より右へ進む道のほうが踏み跡は濃いのですが、作業路かなとおもい、悩んだまま下るのは嫌なので、尾根道を進みしばらく進んでやはり踏み跡が薄くなったので引き返しました。ここは仮に間違えても車道に下りることになりますが。。。
天候 | 11日晴れ、12日くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
川合に前泊で、行きの清浄大橋まではタクシーです。3千円ちょっとかかりました。川合にタクシーの台数が少ないので、予約必須です。清浄大橋は駐車場、トイレありです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
弥山付近で数日前遭難があったようで、ヘリおよびレスキューの捜索が行われていました。天川から弥山に登るときは尾根伝いなので、間違える可能性は少ないことを考えると、難しさがあるのは下山路で、弥山から川合への下山路で、私も2か所間違えたところがあります。1か所目はナメリ谷分岐から栃尾辻にかけて1518ピークをトラバースしていくと登山路は右側に巻き続けるのですが、左側に支尾根が派生しており踏み跡もあります。看板がありますが、裏返っていたので支尾根にいってしまい、少し進んだところで後ろを振り返り看板を見つけ戻りました。ここはまちがえるともどれないかもです。2か所目は栃尾辻を下っていくと車道の近くを通りますが、すこしすすむと尾根から登山道が右に外れていくところがあります。明らかに尾根道より右へ進む道のほうが踏み跡は濃いのですが、作業路かなとおもい、悩んだまま下るのは嫌なので、尾根道を進みしばらく進んでやはり踏み跡が薄くなったので引き返しました。ここは仮に間違えても車道に下りることになりますが。。。 それ以外の道は山上ヶ岳まで、奥駈道はよく踏まれており問題ないと思います。 登山ポストは天川川合のバス停付近の総合案内所、交番にあります。清浄大橋付近は確認していません。 |
その他周辺情報 | 洞川温泉は多数温泉宿あります。天川も宿泊施設多数あります。ともにコンビニはありません。天川川合は駐車場が目につかないのも気になりました。確認したほうがいいです。 |
写真
感想
奈良県の山行はほとんど初めてで、大峯奥駈道という行場の道であったが、すべてのコースについて展望よく、ブナを中心として自然林が多く残されているのがとてもよかった。吉野からの縦走、さらに釈迦が岳、また熊野への道もやってみたいと思わせる縦走だった。
コースタイムを考えて本当は、山上ヶ岳、弥山・八経ヶ岳をそれぞれピストンするつもりであったが、あまりにピストンだと物足りなく思えたので、思い切って縦走にしてよかった。ただしこれを可能にしたのは快適な避難小屋とその近くの水場があったこそなので、テントと水を担いでこの距離をやるとなると難しく思える。
弥山から天川川合への下りの下りを考えてもあなどれない山行であった。
あと、何とかしてもらいたいのが、携帯への電波が全然入らないこと。これがあるなしで、遭難するかしないかも変わってくると思う
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈 [3日]
天川川合ー栃尾辻ー狼平ー明星ヶ岳ー八経ヶ岳ー弥山ー大普賢岳ー山上ヶ岳ー稲村ヶ岳ー洞川温泉
利用交通機関:
電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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