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Yamareco

記録ID: 990504
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳 紅葉の大樺沢 右俣〜左俣

2016年10月22日(土) ~ 2016年10月23日(日)
 - 拍手
bool その他2人
GPS
32:00
距離
10.9km
登り
1,695m
下り
1,695m

コースタイム

1日目
山行
6:15
休憩
1:30
合計
7:45
7:00
20
7:20
7:28
140
9:48
9:57
85
11:22
12:15
60
雪田
13:15
13:20
20
13:40
13:55
45
2日目
山行
6:38
休憩
1:37
合計
8:15
7:30
15
7:45
7:50
40
8:30
8:45
20
9:05
13
9:45
10:00
120
12:00
12:45
140
15:05
15:17
23
15:40
0
登りも下りも、休憩多め&ゆっくりペースで今シーズン最後の高山を満喫しました。
コースタイムよりも遅めですが、まぁ気にしない、気にしない。
天候 1日目:晴れのち曇り、午後からときどき雨
2日目:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
早川町の奈良田第1駐車場(無料)から山梨交通バスで広河原へ。
奈良田からのバスは芦安方面からに比べて非常に本数が少ないので要注意!
コース状況/
危険箇所等
比較的整備されていますが、特に左俣ルートでは一部コースが不明瞭になっている箇所があります。登山地図を持参しましょう。
山頂直下や稜線では強風、滑落、落石に注意。
その他周辺情報 奈良田第1駐車場の裏手を登ったところ(徒歩約5分)に、日帰りの「奈良田の里温泉」があります。
広河原のスタート直後から、前方には北岳の雄姿が!
2016年10月22日 06:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/22 6:57
広河原のスタート直後から、前方には北岳の雄姿が!
紅葉に染まる大樺沢を歩きます。
2016年10月22日 06:58撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/22 6:58
紅葉に染まる大樺沢を歩きます。
天候不順の上に温暖な日が続いたため、今年の紅葉は、あまり良い見た目ではないらしいです。青いままの葉っぱも多数。
本当なら、ダケカンバの黄葉のトンネルの中を歩けるらしいのですが、残念。
2016年10月22日 07:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/22 7:45
天候不順の上に温暖な日が続いたため、今年の紅葉は、あまり良い見た目ではないらしいです。青いままの葉っぱも多数。
本当なら、ダケカンバの黄葉のトンネルの中を歩けるらしいのですが、残念。
背後には朝日を浴びて輝く鳳凰三山。
こちらも全山が紅葉、といった感じではないです。
2016年10月22日 07:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/22 7:53
背後には朝日を浴びて輝く鳳凰三山。
こちらも全山が紅葉、といった感じではないです。
樹林帯を抜けて二俣分岐へ。
枯れ草色の斜面の向こうには北岳バットレス。
2016年10月22日 09:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/22 9:24
樹林帯を抜けて二俣分岐へ。
枯れ草色の斜面の向こうには北岳バットレス。
二俣分岐の仮設トイレは現役。
初雪が早いと閉山を待たずに撤去されてしまうこともあるそうですが、今年は温暖みたいです。
2016年10月22日 09:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/22 9:52
二俣分岐の仮設トイレは現役。
初雪が早いと閉山を待たずに撤去されてしまうこともあるそうですが、今年は温暖みたいです。
バットレスをアップで。
こんな斜面をよく登るなぁ、といつも感心します。
スゴいと思うけど、マネしようとは思いません……。
2016年10月22日 10:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/22 10:18
バットレスをアップで。
こんな斜面をよく登るなぁ、といつも感心します。
スゴいと思うけど、マネしようとは思いません……。
地蔵岳のオベリスク。
これが見えてくると、かなり高くまで登ってきたんだな、と感じます。
2016年10月22日 13:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/22 13:11
地蔵岳のオベリスク。
これが見えてくると、かなり高くまで登ってきたんだな、と感じます。
小太郎尾根分岐から見た富士山の頭。
かなり雲が出てきました。天気か崩れる前に肩の小屋を目指します。
2016年10月22日 13:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/22 13:39
小太郎尾根分岐から見た富士山の頭。
かなり雲が出てきました。天気か崩れる前に肩の小屋を目指します。
この鳥はホシガラスかな?
未だかつてライチョウには出会ったことが無いです。
2016年10月22日 14:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/22 14:22
この鳥はホシガラスかな?
未だかつてライチョウには出会ったことが無いです。
なんとか降り出す前に、本日のお宿に到着。
2016年10月22日 14:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/22 14:40
なんとか降り出す前に、本日のお宿に到着。
気温はちょうど0度。
このあと15時くらいから、みぞれが降り出しました。セーフ!
2016年10月22日 14:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/22 14:50
気温はちょうど0度。
このあと15時くらいから、みぞれが降り出しました。セーフ!
小屋泊のお客さんは少なめ。でも幕営のグループはそこそこ。
この季節は山に慣れた人にとっては静かに過ごせるので好都合なのかも?
2016年10月22日 15:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/22 15:28
小屋泊のお客さんは少なめ。でも幕営のグループはそこそこ。
この季節は山に慣れた人にとっては静かに過ごせるので好都合なのかも?
翌朝の富士山。
裾野に雲海をまとった姿は、いつ見てもキレイです。
2016年10月23日 05:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
10/23 5:48
翌朝の富士山。
裾野に雲海をまとった姿は、いつ見てもキレイです。
雲が多いので御来光はスキマから。
2016年10月23日 06:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
7
10/23 6:14
雲が多いので御来光はスキマから。
富士山と北岳山頂。
日本の高峰、ナンバーワンとツーの2ショット。
2016年10月23日 08:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/23 8:12
富士山と北岳山頂。
日本の高峰、ナンバーワンとツーの2ショット。
ナンバースリーの間ノ岳。
近くに見えるけど往復4時間くらい。私の足では1泊2日の縦走はムリです。
2016年10月23日 08:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/23 8:14
ナンバースリーの間ノ岳。
近くに見えるけど往復4時間くらい。私の足では1泊2日の縦走はムリです。
せめて中白根はどうだろう、とズームアップ。
今回は行きませんが、もう少し技量を積んだら挑戦してみたいかも。
2016年10月23日 08:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
10/23 8:14
せめて中白根はどうだろう、とズームアップ。
今回は行きませんが、もう少し技量を積んだら挑戦してみたいかも。
トップスリーを無理矢理ワンショットで。
ワイド写真ならうまく撮れそうですが、あいにく手持ちのiPhoneがバッテリー切れに。
2016年10月23日 08:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/23 8:24
トップスリーを無理矢理ワンショットで。
ワイド写真ならうまく撮れそうですが、あいにく手持ちのiPhoneがバッテリー切れに。
3度目の北岳登頂!
今回も天候に恵まれて良い景色が堪能できました。
2016年10月23日 08:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/23 8:37
3度目の北岳登頂!
今回も天候に恵まれて良い景色が堪能できました。
今回は大樺沢左俣ルートで下山することに。
「八本歯のコルってどこ?」の問いに「あそこ」と指をさされる。
……うーん、がんばります。
2016年10月23日 08:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/23 8:38
今回は大樺沢左俣ルートで下山することに。
「八本歯のコルってどこ?」の問いに「あそこ」と指をさされる。
……うーん、がんばります。
お地蔵さんのすぐ背後にある、三角形の石。
どうやらこれ、もともと山頂にあった祠(甲斐ヶ根神社の本宮?)の屋根らしいです。
最近になって肩の小屋のスタッフがお地蔵さんの台座を整備中、偶然発見して、上に積み直したのだそう。
2016年10月23日 08:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/23 8:39
お地蔵さんのすぐ背後にある、三角形の石。
どうやらこれ、もともと山頂にあった祠(甲斐ヶ根神社の本宮?)の屋根らしいです。
最近になって肩の小屋のスタッフがお地蔵さんの台座を整備中、偶然発見して、上に積み直したのだそう。
左俣ルートへの分岐点、八本歯のコルを目指します。
2016年10月23日 08:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/23 8:57
左俣ルートへの分岐点、八本歯のコルを目指します。
横から見たバットレスは強烈な迫力。

以降、カメラを構える心理的余裕が無かったので写真は少なめ。
2016年10月23日 09:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/23 9:38
横から見たバットレスは強烈な迫力。

以降、カメラを構える心理的余裕が無かったので写真は少なめ。
コルから見上げた八本歯。
ここを登って「ボーコン沢の頭」を経由して「あるき沢」に下山するコースもあるそうですが、聞くからにキツそう。
2016年10月23日 09:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/23 9:47
コルから見上げた八本歯。
ここを登って「ボーコン沢の頭」を経由して「あるき沢」に下山するコースもあるそうですが、聞くからにキツそう。
階段ハシゴを下りきったところ。
つづら折りの下り坂が延々と続きます。ゴールは見えているのに、先は長い。
2016年10月23日 10:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/23 10:31
階段ハシゴを下りきったところ。
つづら折りの下り坂が延々と続きます。ゴールは見えているのに、先は長い。
二俣分岐まで来ると、山頂は雲の中。
夕方から天気が崩れるとの予報に、出発を早めて正解でした。
2016年10月23日 11:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/23 11:50
二俣分岐まで来ると、山頂は雲の中。
夕方から天気が崩れるとの予報に、出発を早めて正解でした。
鳳凰三山もこの通り。
タイミング的には良い時に登って、良い時に下りてきたと言えるのかも。
2016年10月23日 14:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/23 14:24
鳳凰三山もこの通り。
タイミング的には良い時に登って、良い時に下りてきたと言えるのかも。
紅葉を名残惜しみながら広河原を目指します。
2016年10月23日 14:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/23 14:25
紅葉を名残惜しみながら広河原を目指します。
今回も無事に、山を下りてくることができました。
2016年10月23日 15:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
10/23 15:42
今回も無事に、山を下りてくることができました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 食器 コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル
備考 防寒着は長袖のダウンと、ダウンのベスト両方を持っていきましたが、組み合わせたり着替えたりしてうまく体温調整ができて正解でした。

iPhoneのアプリ「YAMAP」でGPSログを取っていましたが、1日目の肩の小屋到着直後にバッテリーが限界に。
予備バッテリーと充電プラグは必須、というのが反省点です。

感想

3年連続、3回目の北岳登山。
右俣ルートの登りは3回連続ですが、やはり疲れるものは疲れる。特に二俣分岐から小太郎尾根までが長いのなんの。

そして今回、ついに初の左俣ルートに挑戦しました! しかも下山路として。
八本歯のコル直下の連続ハシゴ、そしてつづら折りが連続するガレ場は、聞きしに違わぬ難所でした(自分的には)。

今回はバスの本数が極端に少ない奈良田から入ったため不便でしたが、その分、最終バスにさえ間に合えば良いという、比較的ゆったりした山旅を満喫できました。
歩行中は雨に遭わなかったことも幸いです。

最後に。
私は登山者としてはまだまだ半人前ですが、それゆえに「怖い」と感じる場面に多々遭遇します。
今回の左俣ルートでは、どうしてもおっかなびっくりのノロノロした下りに終始してしまい、パーティにはかなりの迷惑をかけてしまったと思います。
ですが、同行者に言われたのは「慣れてくると危ないぞ」という言葉。
いつの間にか、知らず知らずのうちに恐怖を克服してしまうこと、それこそが事故やケガのもとなんだぞ、と。

私はまだ、北岳をはじめ各地を登山している最中に、大きなケガを負ったことはありません。
でもそれはつまるところ幸運の積み重ねに過ぎず、自分の力量ゆえのものでは無いのでしょう。
慢心することなく、過信することなく。常に心にゆとりをもって、安全であることを第一に。
その初心を決して忘れてしまうことの無いように、これからも山を愛し、楽しんでいきたいと思います。

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