ぐるっと御池岳(でも痛恨のルートロスト!)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,578m
- 下り
- 1,579m
コースタイム
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:14
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
茨川の廃村から真の谷の上流を詰めていく途中に三筋滝がありその左側にロープがある。ここが危険、あとその上流にもゴルジュがありそこを右側から巻いていくが、ここも危険 |
写真
感想
当初この計画は8時間ほどで終了し
16時には家に着いてビールを楽しもうと思っていた。
ところがなんのなんの!えらい誤算となってしまった。
4年ほど前にヤマレコユーザーのyさん(遭難記を公開されてます)
が遭難されたT字尾根の検証と茨川の廃村を見に行きたいと計画。
天気はよくどんどん温かくなっていった
ボタンブチからは素晴らしい眺望
あまりの気分の良さから「ヤッ・ホーーーー」を何度もやってしまう
遠くから自分のコダマが帰ってくるのが楽しい
T字尾根は下降するのが難しい
マーキングはあるがなぜか一本、北の尾根に乗ってしまうのだ
正しくT字尾根に乗るとyさんが遭難された現場近くに来た
このあたり尾根が明確ではないので、精神状態が錯乱していると
正確な判断が出来ない場面かもしれない。
P967あたりで2人の登山者、20人ほどのグループとすれ違う
T字の左端となるP878では2人の登山者がランチをしておられた
先ほどの20人ほどのグループの仲間だとのこと
T字尾根を降り、ノタノ坂へ上がる、ここから茨川方面は未知の世界
そしてここからがルートロストの始まりとなる
ノタノ坂から20分ほど東へ下りると川が直角に横切っていた
この川が愛知川の本流だと思い川を左折(上流)した
しかし20分ほど登ってもあるはずの廃村が無い
というかあの廃村はもっと広々とした場所にあるはず(写真で見た)
ここは両側から谷が迫っており、とても人の生活が感じられない
地図とコンパスで確かめてもコンパスの針はあらぬ方向を指している
何かヘンなんで先ほど川を左折した場所まで戻った
川の下流方向(この場所から右折方向)を見ると何やら景色が明るい
こちらへ行ってみてヘンだったら諦めて
ノタノ坂へ上がって土倉岳経由で帰ろうと思った・・・
そしたら、なんとなんと、あの廃村が見えてきたではないか
自分が迷っていた川は土倉岳ーヒキノの稜線から流れ出る
愛知川へ注ぎ込む支流だったのだ
鈴鹿ではこの支流へ迷いこむパターンが多い
ホッとして疲れがドッと出た
時間は12時半、ゆっくりしていると日没になりそう
でも腹が減っては戦はできぬ
ちゃっちゃと食事して愛知川を遡った
ところがここからがまた長かった
渡渉、渡渉にまた渡渉、渡渉箇所を考えている時間はない
大岩がゴロゴロ、またゴロゴロ
岩を登って下りて、巻いての繰り返し
三筋滝の美しさを眺めている余裕などなかった
川は蛇のようにくねっておりなかなか距離を詰められない
そしてゴルジュのような部分に出るとその右に2人の登山者が
ロープを使ってゴルジュの右を登ろうとしておられた
自分もそのロープを使ったのだが
ロープはその登山者の持参したものだった
あのロープが無かったらここを通過できたかどうか?
この場を借りてお礼とさせて下さい
ありがとうございました
愛知川をさらに遡っていくがあっという間に15時を超えてしまった
「日没ギリギリだな〜」
「体力的には大丈夫だし、ヘッデンもあるし、なんとかなるさ」
右側に明るい峠らしきものが見えてきたのでそちらへいくことにする
登りきるとそこはコグルミ谷登山道へと降りられるカタクリ峠だった
当初の計画通りではないが、この谷を下りていけば国道306号に出る
そしてやっと国道が見えてきた
この山行の無事を祝って近くにあったケルンに
小鳥のような石を乗っけた
16時30分に下山
写真をいくつも撮っていたのと、ルートロストがあったとはいえ
実に10時間近くの山行となってしまった
いろいろと反省点の残る山行でした
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