石砂山に春の妖精を訪ねる
- GPS
- 07:25
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 792m
- 下り
- 824m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:新大橋バス停からバスでやまなみ温泉へ。やまなみ温泉でJR中央本線・藤野駅行きのバスに乗り換え。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東海自然歩道として整備されていますので、危険な箇所は特にありません。 一般道も利用しますので、車の往来には注意してください。 |
その他周辺情報 | 帰路の途中には「やまなみ温泉」がありますが、水曜日(当日)は定休日でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)@神奈川編をほとんど制覇したウサトレの次なるターゲットの1つが東海自然歩道。こいつは関東ふれあいの道など「ピクニック」程度と思わせるような壮大なトレッキングロードです。
ウサトレは東海自然歩道@神奈川を昨年2015年に2回にわたって歩いてきました〜最初が旧甲州街道と相模湖展望のみちで小原本陣から北相嵐山へ、2回目が奇岩怪石のみちで顕鏡寺から石老山へ。この2つ、東海自然歩道の中ではまだまだ入口を引っ掻いた程度。今年はより壮大な東海自然歩道へ。あ、でもその前に練習、練習・・・ということで、去年の石老山にほど近い石砂山(標高577m)が今回のターゲットです。
なぜ今「石砂山」なのか? それはこの一帯が「春の女神」と呼ばれるギフチョウの一大棲息地で、いまがちょうど成蝶が舞う季節だからです。写真で見るとギフチョウはアゲハに似ていてモフモフ。しかもアゲハよりもふた回りくらい小っちゃくて、可愛い。これは「女神」というよりも「妖精」だな〜
よし、可愛い「春の妖精」を見に行こう!「妖精さんの萌え萌えトレッキング」なのだ〜♪しかもこの一帯は、対照的に可愛くないヤマビルの棲息地帯とバッチリかぶってるから、あの子たちが目覚めてこない今のうちに、行くまーーす!
ついでに桜も見て、温泉も入って・・・おお、ツッコむツッコむ
石砂山下山口の篠原から、このあたりの温泉「やまなみ温泉」へのバスは平日しかないから、お仕事ブッチして行くしかあるまい〜え?今週木曜日は大荒れの天気で水曜日が今年最後の花見日和ですと? ならば水曜日に行くしかないね〜
あれ?やまなみ温泉は「水曜日休館」って書いてある。ま、今回は温泉はいいか〜それよりも花見とギフチョウの萌え萌えトレッキングを決行する方が重要だな!
・・・というバタバタが、実には1〜2日の間に急きょ決断されて、4月6日水曜日、お仕事ブッチの「妖精さんの萌え萌えトレッキング」が決行されました〜
ひさしぶりに橋本駅からバス。まだ6時半とあって、昨年お世話になった駅前パン屋さんもまだ開きません。コース起点の西野々バス停そばのセブンイレブンでいいか〜あ、でも駅の「New Days」はちゃんとやってるじゃん、ということで、朝昼のパンとおにぎりはしっかり確保。
JR横浜線の橋本駅から三ヶ木バスターミナルへ。そこで乗り換えついでに待合室で軽くサンドイッチをつまんで、月夜野行きへ。バスを2系統乗り継いで、やってきました西野々バス停。このバス1日2本しかないです!だから、時間通りにここまでたどり着けば、半分勝ったも同然(ウサトレ家訓その1:起点にたどり着けば、あとは足と運で何とかなる)
西野々バス停周辺は春もうららかなのんびりムードで、道ばたの桜も満開。うるさい花見集団とかもいなくて、歩きながらいい感じにお花見できます〜
しばらく舗装された林道を歩いていくと水音が〜なるほど、この先に道志川があって、橋で渡るらしい。橋の名は、えーと「雪見橋」ああ、なんて雰囲気のある雅な名前・・・あ、違った「亀見橋」だった。あら〜雰囲気180度反転やね〜
でも、橋の上からの道志川の眺めは最高。結構大きな橋だけど交通量はほとんど無しなので「このはしわたるべからず」(一休さん)のとおりに橋のど真ん中を歩いても問題なし(いやいや本当はいけません〜あぶないですよ)
そこで、いきなり橋の上の路上を低空で小さ目のアゲハのような蝶々がひらひら舞っていきます〜路面に舞い降りると、かなりの時間じっとしたまま・・・間違いない、これが「春の妖精」ギフチョウですね。今回の最大目的を、まだ山に登り始める前に早々に達成してしまいました〜
さて、消化試合・・・いえいえ。今回は西野々からまず伏馬田城址を廻ってから石砂山へ向かうコースを設定。亀見橋から少し歩いた林道脇から登山道が延びてました〜これでまずは伏馬田分岐まで登って行きます〜
登りはじめは苔むした石畳を敷いた参道のような道で、木々は立ち込めてちょっと鬱蒼とした感じ。最近雨が降ったのか道全体がしっとり濡れていて、シダの若芽や、蓋の付いた壺のような不思議な形状の山野草ミミガタテンナンショウが。このテンナンショウ、なかなか町中では見かけないユニークな形で、ちょっとウツボカズラのような食虫植物にも似ていて印象的です。その上をギフチョウが舞ていきました〜
伏馬田分岐の立派な案内板と道標を左に折れて、伏馬田城址に向かうと、道はかなり狭くて、急峻な山肌に貼りつく感じ〜こういう「ちょっとトレッキングしてるじゃん、オレ達」って気にさせてくれる道が、東海自然歩道には多い気がする〜コース間を繋ぐために車がブンブン走る国道を「連絡区間」と称して延々と歩かされる関東ふれあいの道とは大違いな気がする。
途中で何やら動物のウンチが一カ所にてんこ盛りになっている場所がありました〜なんだろう、イノシシ?イタチ?タヌキ?「野生動物救護の会」というところのHP記事をみたら、このあたりで「たぬきのため糞」を見たという記事がありました〜きっと、それだね。
伏馬田城址はぐるりと円を成すコースの途中にあるので、今回は左回り。すると、綺麗な桜が咲き誇った農園が出てきました〜展望のベンチらしきものも見えて「仁の丘」と看板。ここは花見を兼ねたブランチに最適な場所です。近くの小屋に設置されていたパンフレットを見ると、TVドラマ「JIN-仁」のロケ地になった体験農園らしい。へえ、はるかちゃんとたかおくんが出演してたタイムスリップもののドラマだったね〜へえ、ここで撮影したんだ〜でも、絶妙なタイミングで、絶妙な場所に出現した休憩場所に、大感謝です〜
伏馬田城址は標高536mで、この登坂を考えれば低山としては十分。山頂は標識や案内板と、古い祠や石碑がいくつか残っているだけのこじんまりしたものだけど、ここまでの急登と麓の「仁の丘」の組み合わせで結構楽しめました〜
伏馬田分岐から石砂山の途中でも、送電鉄塔のある開けた尾根とか、山頂への最後の上り階段手前のギフチョウやヒオドシチョウ、小鳥にもたくさん出会えました。
今回は石砂山山頂まで、ほぼ計画通りのペースで来れたので、13時には山頂に。でも、山頂にはギフチョウは、いませんでした。山頂にいたオジサンの話では、午前中は乱舞してたけど、午後になって気温が下がったら、いっぺんにいなくなったとか・・・「自然は正直だね〜」(オジサンのお気に入りのフレーズらしい)でも、ここまでの途中で何頭も拝めたから、ウサクマは満足です〜
石砂山から篠原への下山は、ひたすら下ります。しかも「これって上りだったらヤバくね?」ってくらい急な下り。上りの筋肉はある程度鍛えられているけど、ずっと下りが続くときの筋肉はあまり鍛えてないので、足にキクな〜^^;
石砂山の篠原側の登山口は、篠原川に架かる小さな橋のたもとにありました〜その橋を中心に篠原川沿いには桜や白いスモモの花、紅紫色のミツバツツジの花がにぎやかに咲いていて、本格的なカメラを構えた写真マニアのオジサン達がわんさか妖精さんを待ち構えていました〜もうほとんどアイドルが楽屋から出てくるのも待受けているオタクなカメラ小僧のようです。
元々の計画では篠原バス停がコース終点で、ここからやまなみ温泉へのバスに乗る予定。でも、この先に「はちみつ鯛焼き」なるものを食べさせる店があるとの情報がに入った〜 はちみつ鯛焼き食べたい〜そのお店は新大橋バス停のそば。そして、その新大橋バス停からもやまなみ温泉行きのバスに乗れる??やった〜〜〜「はちみつ鯛焼き」楽しみすぎる〜あ、ここがバス停ね、この先に・・・あ、ノボリがパタパタはためいてる〜〜やったーーー到着〜「本日は休ませていただきます 山のはちみつ」・・・コノウラミハラサデオクベキカ(うそです〜^^;)
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