畦ヶ丸・ミツバ岳:ミツマタ満開は来週末?、半袖隊長、遭難防止に一役^_^;
- GPS
- 08:21
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,455m
- 下り
- 1,832m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:21
→→→判定「●EK40〜50未満 日帰りとしては非常にきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
合計距離: 23.18km /最高点の標高: 1270m /最低点の標高: 168m
累積標高(上り): 1529m /累積標高(下り): 1888m
天候 | 曇り 時々 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(参考)新松田駅(バス)西丹沢=1,180円 新松田駅(JR)谷峨駅(バス)西丹沢=(200+760)円 【復路】谷峨駅17:2717:41松田駅新松田駅17:5319:05頃地元駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況 【全般】 ●西丹〜畦ヶ丸〜大滝峠上は完全整備された一般道。 ●大滝峠上〜屏風岩山〜二本杉峠は殆ど道標がなく踏み跡やテープ・リボン頼りの心細い道。 ●二本杉峠〜権現山〜ミツバ岳〜滝壺橋は、道標類は少ないがテープ・リボンはそこそこある準一般道。 但し、山と高原地図には載っているが、地理院地図にはない道なので、GPS頼りの場合、事前ダウンロードすべし。 【西丹沢〜畦ヶ丸】 ●前半は丸太橋で渡渉を繰り返す西沢沿いの道。 ●後半は広葉樹林帯の中の快適な尾根道。 【畦ヶ丸〜大滝峠上〜屏風岩山〜二本杉峠】 ●大滝峠上までは一気の下り。 ●屏風岩を挟んで幅広い尾根道となるが、踏み跡が薄いので、尾根筋トップ目を外さぬこと。 ●2ヶ所ある二股はいずれも右方向。 ●二本杉峠手前の急坂は直進するのではなく、左縁の踏み跡を辿るが、最後にびっくり急降下が待っている。 ●その後の山腹トラバース道は狭い上に路肩が緩くザレ気味なので滑落注意。 【二杉峠〜権現山〜ミツバ岳〜滝壺橋〜浅瀬入口 ●権現山手前の鞍部に東側がえぐれた大崩壊地がある。 ●縁に沿った明瞭な踏み跡を辿れば特に問題なく通行可能。 ●その後は幅広い尾根道を行くが、踏み跡を外さないようにしよう。 ●権現山から暫く下ると、主尾根を外れて左へ激下りするが、道標類は皆無で踏み跡頼りの道が続く。 ●ミツバ岳のミツマタ群生地を終えると、ひたすらジグを何十回も切りながら激下ることになる ●健脚者であれば直滑降の誘惑に駆られるが、脆い地質で踏ん張りが効かないので止めた方が好かろう。 ●滝壺橋に下る直前がこれまた崩壊した悪路なので、下りは特に慎重に。 【滝壺橋〜浅瀬入口〜谷峨駅】 ●道路歩きは各自のお好みでどうぞ。 ●浅瀬入口から新松田駅までバス便あり。 ★水場:なし ★渡渉箇所:1ヶ所(西沢で)・・・特に難しさはなし ★泥濘状況:なし ★積雪・残雪:なし ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:下棚〜畦ヶ丸山頂のみ ★半袖 出会い指数:NA ☆半袖 驚かれ指数:NA ★入山者: 西丹〜畦ヶ丸:男女ペア一組を追い越し 大滝峠上:5〜6人パーティーとすれ違い 屏風岩山〜二本杉峠:男性ソロ1 二本杉峠〜権現山:5人(シニア女性二人組X2、男性ソロ1) |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:谷峨駅、西丹沢自然教室 ★トイレ:西丹沢自然教室、谷峨駅 ★駐車場:対象外 ★携帯 :ほぼ通じた(圏内)だが時々圏外も ★温泉:寄らず ★飲食店:寄らず ★酒類調達処:エンドー酒店(清水橋BS近く) ★前泊施設:自宅日帰り |
写真
感想
そろそろミツマタが咲く頃か・・・と思って、予てから一度は行きたいと考えていた丹沢湖畔の権現山・ミツバ岳へ。
その両山を周回する場合は、ガイド本のように、浅瀬入口BSから湖畔を歩いて滝壺橋から取付き、二本杉峠から前川橋に下るのが一般的のようだ。
でも、せっかく高額交通費を払って丹沢湖畔まで行くのにちょっと短いなぁ・・・と考えた。
地図を広げてみたら、これも以前から気になっていた畦ヶ丸から南に下る尾根筋と繋ぎ合わせれば、ちょうどいい塩梅の片道コースになりそうだ。
すると・・・北(西丹教室)から南(浅瀬入口)に下るか、それともその逆(南から北へ上がる)か?
下山時刻とバス便次第だが、山市場BSまで赤線繋ぎする結果になるかも???と考え、「北⇒南」コースにした。
今日(3月11日)から西丹行バスは春シーズンを迎え、始発(7時20分発)の10分後に第2便が設定された。
西丹教室で見た限りでは、第2便の乗客はわずか2人だけ・・・今からシロヤシオのシーズンに向け、ハイカーは次第に増えて行くのでしょうね。
西丹教室では、自然指導員?が盛んに登山届の提出を呼び掛けていた。
もちろん、拙者も提出しましたが、「指導員がカバーできる範囲も限られるので、登山中に気付いた点があれば、是非、お知らせください」とのこと。
さて西丹から畦ヶ丸への道は、下ったことはあるが、登りに使うのは初めて。
丸太橋を幾度となく渡渉し、尾根に取り付いた後は(冬枯れているが)広葉樹の林を楽しむ。
下りで一気に駆け下りただけでは分からない良さが、登りでじっくり時間を掛けて歩くことで、分かるものらしい。
同じバスの乗客は、拙者以外は檜洞丸方面に向かい、畦ヶ丸に向かったのは拙者のみ・・・寂しい(>_<)
山頂までも男女ペア一組に出逢った(追い抜いた)だけで、あまりに静か過ぎるコースだった。
避難小屋で腹ごしらえしてから、大滝峠上までは一気の下り。
ここは逆に登りに使ったことはあるが、下りでは初めてだった。
大滝峠上では5〜6人組のオジサンパーティーが休憩中だったので、挨拶だけして、すぐに屏風岩山への尾根道に取り掛かる。
YK地図には「ヤブ」標記があるがどこだかよく分からないまま通過。
踏み跡が薄い幅広い尾根はどこを歩いても好さそう・・・尾根筋外さなければ特に支障はなさそう。
「屏風岩山」の名前から想像する山頂とは程遠いペッタンコな山頂を過ぎ、まだ満開には至らぬミツマタが散在する幅広尾根を通過。
二本杉峠に下る急坂では、誤って激下りを中央突破するところだったが、こんなに踏み跡がないところを通るはずがない・・・と考え、よ〜く周囲を見渡し、どうもあそこらしい!と目を付けた外縁部までずり落ちそうになりながらトラバース。
それが正解で正規道に復帰したが、そこから激下りはあるは、崩れそうな山腹道はあるは・・・二本杉峠の直前の道は「ワイルドだぜぇ」。
二本杉峠から権現山は実線区間だが、ここでご婦人2人Pをお助け。
でっかい斜面崩壊地に至ったところ、ちょうど反対側を2人Pが下って行くところ。
おかしいなぁ、そこは登山道ではないはず・・・と思って、大声を出しどこへ行くのか尋ねたら、「細川橋へ」との答えが返って来た。
あ〜、やはり間違っているのが分かって、そこから正規コースへ戻すべくまたもや大声で誘導。
声よりもここを通りなさいと実践する方が早分かりか・・・と思って、拙者が先にご婦人方の下へ参上。
「ここに道があると思って下り始めた」地点は、そう言われれば道に見えなくもないが・・・痘痕も靨(あばたもえくぼ)ですね。
権現山もミツバ岳も地味な山頂。
縦走中の眺望もホントに時折りしか見えない。
ミツバ岳のミツマタは・・・満開には1〜2週間早かったようだ。
今週末の3連休は見頃になっているような気がした。
ミツバ岳から滝壺橋への下りは「荒れている」「踏み跡薄い」とか「急坂」のイメージが強くて密かに恐れていたが、何度も何度もジグを切るコース設定のお蔭?で、無事に下山。
(ここから先はお好み次第だが)滝壺橋から谷峨駅までの道路歩き(約9.5km)も無事に完了。
途中の清水集落の酒屋で必需品を入手してから谷峨駅へ。
今回は、もう、山北駅までは歩かないぞ!との決意もあり、めでたく駅ホームでしながらのんびり電車を待つことが出来た。
今回で昨秋から続けて来た西丹探訪(甲相国境尾根や山中湖周辺)シリーズはひとまず終了。
新たなコースを開拓し、シロヤシオ時期にまた戻って来ようかと思案中である。
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
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西丹から畦が丸はともかく、そこからのルートは、渋いですね。
それゆえ、近年までバリか、不通で整備も甘い故道迷いが一番怖いのでしょうね。
お疲れさまでした
畔ヶ丸から浅瀬入口までの稜線は、YK地図では大半が破線となっているので入山者は少ないようです。
東海自然歩道の一部となっている区間と比べれば、道標設置数には格差が歴然としているし、地質・地形の影響もあってか踏み跡は極めて薄く、体力・技術的な困難さはさほどないのに、初心者にとっては手ごわい存在かと思います。
入山者が少ないと、それだけでも不安になる時がありますからね。
もともと拙者が歩くコースには「渋すぎる」ところが多いのですが、でも今回は「最近の登山で会ったかも?」欄に5つもリストアップされていました。
もっとも、西丹でかすっただけ・谷峨駅でかすっただけのレコばかりで、渋い稜線を歩かれたレコは一つだけでした。
隊長
半袖隊長、こんにちは。
ミツマタまだまだな感じですね。
去年は2回行って、3/12は7〜8分咲き、3/20が満開でした。
しかし、天気も良くてロングも楽しめて良かったですね。
昨年は2回とも花は楽しめましたが、雨・雪・ガスで暗いイメージでした。
あの破線コースはガスだとすごい不気味です。
屏風岩山では道間違いして、畦ヶ丸まで行けるか危機一髪でした。
このコース二本杉峠と大滝峠上の間はホントに人少ないですね。
丹沢湖から湯元平は車道を歩きましたか。
確か歩道がない危険コースだったような記憶です。
私はダム下の遊歩道と河内川沿いの作業道を下りました。
ナイスな道でしたよ。
浅瀬入口から畔ヶ丸まで北上されたされたことは、事前に参考になるレコをチェックしていて・・・思い出しました。
全くもって色付きが誓いますね。
あの白い蕾?があんなに黄色くなるなんて・・・。
屏風岩山を挟む破線コースは思っていたより楽でした。
でも、それは曇りがちながらも晴れていたから、そう思えたのかもしれません。
三保ダムを通って湯本平へ至る道は、全くもって意識していませんでした。
確かに地図を見たら載っているし、レコを拝見しても、長閑そうでそっちを歩けばよかった・・・。
でも二度目を歩くかと言われると・・・赤線がつながっちゃったし、そもそも歩く気になるか?
隊長
人気のなさそうなレアコースですねー
初心者同士で足を踏み入れるようなとこではなさそうな(笑)
それにしても土曜日は、予報より寒く天気悪かったですよね
ここのところ、精力的に西丹沢制覇されたご様子
次はいずこの空の下でしょうか?
今週末あるいは来週末は、ミツマタを求めてハイカーがどどっと増えると思いますよ。
この山がハイカーでもっとも賑わう時期・季節ですから。
土曜はもっとスカッと晴れるかと思っていました。
風もチョロチョロ吹いて、日差しがないとけっこう寒かったです。
酒屋の女主人にも、こんな日に歩いて寒くないか?と問われましたから。
西丹ではもう一コース残っていました。
袖平山です・・・ここに登らないと「分県ガイド・神奈川県の山」に紹介されている全ての山に登ったことにならないんですよ。
北丹沢(道志道)から入山し、西丹教室に抜けてくるオーソドックスな行程かな?
隊長
半袖隊長〜♪おこんばんは〜♪
土曜日は二日酔いで山に行けなかったkazu5000です(T_T)
隊長に声を掛けてもらった女性達はラッキーでしたね。山深いところ(しかも午後)で迷ったら大変ですもの。
「踏み跡薄い」ところでは、コンパスを合わせてから降る習慣が身に付きつつあるkazu5000でした。
しかし、六甲全縦の後なのにロングとは、恐れ入りまする。
お疲れさまでした〜。
二本杉峠で今から細川橋に下る別の女性二人組と出会ったばかりだったのです。
妙なところから下るなぁ?地図にはそこに道はないはず……と思うと、すぐにデカい声を出して呼びかけていました。
崩壊した斜面に突っ込まぬように、ロープで大きく×印がしてあったのですが、それを見て真っ直ぐ行けないと早合点されたようです。
そこで右方向を見たら、何となく道に見えたので下り始めた…とのこと
でした。
そうだと思い込んだらそう見えるんですね、何事も。
3分、いや1分でも遅ければ、お二人は杉林の中に突入して、拙者の視界からは消えていたことでしょう。
ドンピシャのタイミングでした
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
ミツマタ、来週あたり見ごろなんですね。
いいルートですね、行ってみようかという気になります。
レコをみると、ルートに少々不安がありますが。
南下or北上もなやみどころです。
昨年のミツマタが主役のレコを見ると3月20日過ぎが見頃のようです。
この先の気温の推移にも拠りますが、3連休の最終日がいいのかも。
明日・明後日ともしかして降雪予報もありますので…、
拙者は下山後の利便性を考えて南下しました。
コースの分かりやすさからすると北上でしょうか。
半袖隊長
yamabeeryuさん、こんにちは。
世附権現山は、1018.8m、四捨五入で1019m。10月19日生まれの私にとってはお誕生日峰、行かなければならない山なのです。世附集落からピストンするか・・・と思っていましたが西丹沢自然教室からの伸びるこんなルートがあったとは・・・。
もう少し情報を収集して、ぜひ来春に訪れたい山ですね。西丹沢自然教室を起点や終点とする山行、これから少し増えそうです。
周回ならば、車で朝早く乗り付け周回山行を考えているaideieiでした。
新松田駅からのバスだと、始発便でも西丹到着が8時半頃になるので、ロングを考えた場合には、ちょいと遅くて下山時刻が気になりますね。
だから、シーズン・インすると、西丹駐車場は早朝から満杯になるようですね。
拙者にとっては白猪山と玉峰山がそれに当たります。
http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18191
http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18329
両山とも遠くて、簡単には行けそうにありません。
田代山 (岐阜県恵那市) 、高森山 (愛媛県大洲市)、大森山 (岩手県奥州市江刺区)もそうらしいのですが、いずれも遠いな
隊長
yamabeeryuさん、こん○×は(^o^)/
このあたりは歩いてみたく、色々とルートを見ているのですが、自分の脚力などからミツバ岳・権現山の周回が今のところ限度かと思っています
それと路迷いしやすいということが多々書かれているのですが、いかがなんでしょうか
もう少しするとミツマタ見物で人がワンサカ訪れ、それが収まる頃には [mountain1]]が出る… 来年の課題かもしれませんが
mamepapa
ミツマタ鑑賞を主眼とする山行なら、ミツバ岳・権現山を周回するコースが主流のようです。
幅広い尾根、かつ柔らかい地質で踏み跡が残りにくいゆえ、道間違いをしがちなのですが、尾根筋トップ目を外さなければ、大けがはありません。
でも、拙者は歩いていませんが、細川橋と二本杉峠の間に、路肩が緩い傾斜したトラバース道があって、冷や冷やものだそうです。
隊長
隊長殿 こんばんはー
オソコメントです。
このしぶーい 路は歩いたことがありませんが、
ちょうど この季節に よさそうですね。
雪は ないみたいだし、 蛭🐛はまだ 寝てるし。
景色も なかなかみたいですし。
さらーに このひは 半袖救助隊長でしたか
さすがです。
私も いつか 隊長に助けられるかも
それにしても 最近 気になってること
隊長の 山頂のあのポーズ どうやって 撮ってるのでしょうか?
セルフタイマー 使って カシャッて いうまで ずっとあのポーズなのか、 それとも もう慣れてて 一瞬で カシャといくのか
考えると 今日も寝られないかも
では tsui
頭から残雪はないものだと決めつけて、チェーンスパイクは持参しなかったのですが、畔ヶ丸の標高が13百米を越えることを考えると持って行くべきでした。
結果としては、コース上だけでなく斜面にも残雪なく、冬枯れた道を歩くには、ちょうどいい塩梅でした。
山行での\(^o^)/ばんざい、いや、バルタン星人ポーズですね。
あれはとても簡単で、デジカメを平たい場所に置いて、10秒セルフタイマーを仕掛け、山頂道標の近くでポーズをとる・・・だけです。
適当な置き場所がない時は、ザックの背当て部分に置くことが多いですね。
失敗例としては、構図(画面)から手首より上がはみ出している(写っていない)ことがお行かな?
隊長
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