谷川連峰主脈縦走（平標山登山口→土合）

2017年06月09日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 22.9km
• 登り: 2,399m
• 下り: 2,703m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:06
• 休憩: 1:56
• 合計: 13:02

4:10 平標登山口駐車場
4:57 4:57 松手山コース送電鉄塔
5:19 5:19 松手山
6:21 6:25 平標山
7:02 7:14 仙ノ倉山
7:55 8:06 エビス大黒ノ頭
8:06 8:06 毛渡乗越
9:13 9:19 越路避難小屋
9:58 10:30 万太郎山
11:02 11:04 大障子ノ頭
11:16 11:18 大障子避難小屋
11:33 11:35 小障子ノ頭
12:10 12:33 オジカ沢ノ頭
13:23 13:28 谷川岳・肩の小屋
13:33 13:36 谷川岳（トマノ耳）
13:47 13:59 谷川岳
15:02 15:03 ラクダのコル
16:43 16:44 西黒尾根登山口
17:12 土合駅

天候

快晴　夕方曇り雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

4：00頃平標山登山口駐車場
帰り土合駅17：58→越後湯沢18：22
越後湯沢18：45→平標山登山口バス停19：19

コース状況／危険箇所等

危険個所無。疲れてる最後の西黒尾根の鎖場や捻挫は注意
登山道中の残雪は平標〜トマノ耳は無
西黒尾根は頂上、尾根上、樹林帯に何か所かありましたがアイゼンは不要と思われます。

写真

6/9 4:53

鉄塔到着。視界が開ける兆候

6/9 5:04

鉄塔を過ぎて視界が開けたが今日は雲が多め

6/9 5:19

松手山到着。予定より10分遅れで出発したがここで予定より5分早くなり安心。

6/9 5:22

苗場方面。雲海？

6/9 5:50

だんだん霧が晴れ特徴的な苗場山も見えてきた。

6/9 6:01

平標山方面。天候回復模様

6/9 6:01

浅間山の左に見えた山塊。方向的に八ヶ岳であろうか？この方向から見慣れないので自信無

6/9 6:20

平標山到着。2回目。周辺に誰も見えません

6/9 6:22

おなじみの仙ノ倉までの緩やかな稜線。花いっぱいかと思いましたがそうでもなかったです。でも他の方のレコではいっぱい。急いで周りが見えなかったのか

6/9 6:38

肩の小屋まで10500m表示。長いと感じるか短いと感じるか

6/9 6:51

仙ノ倉の手前で谷川岳方面の視界が開ける。右はじはエビス大黒の頭様

6/9 6:53

苗場山の左に雪山発見。方向的に北アルプス北部かと思われる。白馬や不帰のキレットあたり？

6/9 7:01

仙ノ倉2回目。同じく全く人の気配なし

6/9 7:02

これから進む道をはっきりとらえました。万太郎の奥に谷川岳。

6/9 7:02

後方の山も良く見えます。燧ケ岳の方でしょうか？そっちはあまり詳しくないです。

6/9 7:09

誰もいないのでセルフタイマー

6/9 7:12

平標方面に別れを告げ

6/9 7:16

誰もいない主脈にいよいよ突入

6/9 7:33

まずはエビス大黒の頭様。朝の陰影で更にりりしい。

6/9 7:35

避難小屋のあたりの雪渓。大迫力

6/9 7:41

仙ノ倉をふり返る。こちらは順光なのでコントラストが良いです。

6/9 7:54

エビス大黒の頭到着。谷川連峰の中で2番目に好きなピークです。

6/9 8:05

この景色最高です。谷川岳と俎嵒がちょこんと見え。あそこまで行くのか・・・

6/9 8:06

上越方面の山。ちょこんと見えるのは中ノ岳ですか？時間に余裕ができたらこちらも行ってみたいものです。

6/9 8:08

シナノキンバイ？

6/9 8:11

不勉強でわかりません。

6/9 8:20

エビス大黒をふり返る

6/9 8:21

上から見ると平らに見えてたが毛渡乗越までも結構なアップダウンが侮れない。

6/9 8:29

ふり返ってエビス大黒と仙ノ倉兄弟

6/9 8:38

これはさすがにイワカガミ。覚えてた。

6/9 8:48

毛渡乗越。ここから猿ヶ京の方にエスケープできるようだが、明確な道はわからなかったし渡渉あり遠いで使えなさそう。

6/9 9:03

やはり平標向けの主脈縦走の場合最後にこの2兄弟を乗り越えるのが辛そうです。

6/9 9:18

超路避難小屋。ここまでの登りで若干疲れが出たので牛歩戦術を取り入れる。

6/9 9:37

お気に入りの赤谷川本谷が急に見えテンションアップ。すごい残雪

6/9 9:37

万太郎までは緩やかな登りで助かります。

6/9 9:39

赤谷川本谷をバックにハクサンイチゲ

6/9 9:42

日本じゃないみたい。

6/9 9:46

万太郎の手前に痩せ尾根がありますが両側にしゃくなげやハイマツがあり高度感無

6/9 9:57

万太郎到着。2回目。これで主脈の赤線はつながりましたがエスケープしないで勿論進みます。

6/9 9:58

ふり返っても毛渡乗越までゆっくり下るのがわかります。

6/9 10:05

じゃーん赤谷川本谷。ここからしか見ることができない別天地の景色

6/9 10:05

上越方面がクリアになってきました

6/9 10:06

中ノ岳に加え、越後駒ケ岳も見えてくる。合ってるかな？

6/9 10:06

オキの耳の横に見えるのは尾瀬の燧ケ岳でしょうか

6/9 10:24

唯一行ったことが無い茂倉・一ノ倉

6/9 10:25

さああとは大障子・オジカ沢、谷川岳の3兄弟を乗り越えるだけ

6/9 10:26

赤谷川本谷・俎嵒はいつ見ても人間の手が入らない手つかずの自然という感じです。

6/9 10:31

イワカガミ白はあまり見かけませんでした。

6/9 10:37

登山道の真ん中の群落。踏まれないようにね

6/9 10:41

3兄弟が立ちはだかる

6/9 10:46

えーと。有名なやつ。勉強します

6/9 10:47

大障子の頭。むむこんな立派だったけ

6/9 10:51

万太郎をふり返る。これも結構大変

6/9 10:52

吾策新道もエスケープとはいえかなり険しいです。

6/9 10:59

うーん。

6/9 10:59

赤谷川本谷の向こうは大源太山でしょうか？

6/9 11:01

大障子の頭

6/9 11:06

あれ3兄弟の1こ超えたのに兄弟が増えてる。

6/9 11:06

赤谷川本谷このあたりで、昨年遠くの熊を撮影してる人がいたな。

6/9 11:14

大障子避難小屋。小屋を超えたとこで初めて単独の男性をすれ違う。これまで人気が全くなかったので動くものがみえてびっくりしました。

6/9 11:21

えーと。後で調べます

6/9 11:24

とにかく綺麗。

6/9 11:25

赤谷川本谷の中心？

6/9 11:29

万太郎をバックにハクサンイチゲ。これ前も同じアングルで撮った気が・・

6/9 11:30

ハクサンイチゲの大群落です。

6/9 11:40

雪多い。いつまで残るのだろう

6/9 11:56

万太郎までのトレイルをふり返る

6/9 12:07

牛歩戦術でオジカ沢の頭避難小屋までたどり着く。なんという景色でしょう。泊まるにはそれなりの覚悟が要りそうだが

6/9 12:09

オジカ沢の頭到着。3回目。谷川岳で最も好きなピーク

6/9 12:25

俎嵒は行けないけど、ほんと登頂意欲をそそられる

6/9 12:32

赤谷川本谷。この景色が永遠に残ることを祈り出発

6/9 12:38

サー残るは谷川岳のみ。

6/9 12:38

すいこまれそうなオジカ沢

6/9 12:38

こちら万太郎谷

6/9 12:42

いつも丁度よいところに咲いてる

6/9 12:49

オジカ沢の頭をふり返る

6/9 12:53

あれ、いままでのとなんか違う

6/9 12:53

イワカガミの大群落

6/9 12:57

俎嵒は滅茶苦茶険しそう

6/9 13:08

ハクサンイチゲとなんとかのコラボ

6/9 13:09

ここも群落

6/9 13:09

違うコラボ

6/9 13:23

肩の小屋到着。4人グループの方に撮って頂きました。ありがとうございます。

6/9 13:32

続いて仕上げのトマの耳

6/9 13:32

まだ上越方面がくっきり見える

6/9 13:32

なんか一ノ倉、茂倉経由で土樽に降りても間に合いそう。なんて色気が出たが計画外なのでやめる

6/9 13:36

でも時間も余裕なので久しく行ってないオキの耳だけいっとくか

6/9 13:43

谷川岳の雪のすごさを物語る

6/9 13:46

オキの耳

6/9 13:47

東側はダメです。一ノ倉沢に墜落です。

6/9 13:47

単独男性に上越方面の山の名前を教えて頂きました。

6/9 13:53

白毛門〜笠が岳か

6/9 13:58

中ノ岳。越後駒ケ岳

6/9 13:47

これからおりる西黒尾根。険しい。

6/9 13:52

なにか雲行きが怪しくなってきた。万太郎方面は既に雨か。やばい降りよう。

6/9 14:08

西黒尾根に向かう。

6/9 14:10

と、こちらは行けない感じ。しょうがないので雪渓をトラバース。といってもほぼ平ら

6/9 14:11

今日初めての雪の上

6/9 14:15

雪渓上から最後のふり返り

6/9 14:16

雪渓終了地点からふり返る。急に見えますがステップがあるのでアイゼンは不要かと。

6/9 14:30

氷河の跡

6/9 14:32

なるほど何万年もかけこのように雪が落ちた後なのですね

6/9 14:47

ラクダのコルまで激下り。踏ん張りがきかなくなってくる

6/9 15:01

ラクダのコル。厳剛新道は危険なトラバースがあるのでまだ行かない方が良いそうです。

6/9 15:02

白毛門方面

6/9 15:08

まだ雨は降らなさそうだが早く岩場を通過しなくては

6/9 15:12

あっちは晴れてるな

6/9 15:23

笠が岳も

6/9 15:26

これは一の倉沢の岩場

6/9 15:28

最後の鎖場。さすがにここはストックをしまいました。

6/9 15:44

森林帯に残っている雪渓で涼んでいたら雨がぽつぽつと。やはり簡単には主脈縦走は終わらない

6/9 16:43

結局かなりの雨の中登山口まで降りてきた。

6/9 17:10

土合駅到着。かなりへろへろ。足の裏の皮が剝ける寸前

6/9 17:30

17：58発。雨と疲労で下山に時間がかかりそれほど待たないで済んだ

6/9 17:33

噂の長ーい階段を降りる。他に一人の単独男性のみでした

6/9 18:15

新潟側綺麗な景色です。

6/9 18:32

越後湯沢でバスに乗り換え

6/9 18:38

他に1人しか乗りませんでした。登山者でない方

6/9 19:19

駐車場に戻ってきた。鉄塔が見える

6/9 19:20

お待たせ

撮影機器：

COOLPIX S9900 ニコン

感想

shin123

　金曜日、梅雨入りなのに晴天の予報だったので念願の谷川岳主脈縦走に挑みました。
　天気は申し分なく残雪の美しい山肌、高山植物、美しいトレイル全てが素晴らしい山行きでした。平標登山口から肩の小屋までで出会ったのは登山口直後に抜いた単独の方、大障子小屋付近で単独の方、オジカ沢の頭を越えた所でトレランの方のみでまるでこの景色が全て自分のためにあるような感覚さえ覚えました。
　主脈縦走を検討するなかで万太郎山の登りとオジカ沢の頭登りがポイントと考えアップダウンに弱い自分としてはゆっくりでよいのでなるべく停まらず疲労を蓄積しないよう心がけました。いつもは後半でバテてしまうのですが今回会得した牛歩戦術が成功の鍵でした。自分の感覚ですが平標山→土合の方向の方が比較的楽と思います。交通機関で戻る場合土合着の方が戻る交通機関の最終が2時間程度遅く、土合→平標の場合万太郎から大きく下った所から見えるエビス大黒の頭様と仙ノ倉山のピークへの絶望的な標高差が精神的に来ることでしょう。平標→土合の場合万太郎とオジカ沢の登りはそれほど急でないのが助かります。ただ最後の西黒尾根は普段余裕でも疲労の蓄積した状態では怪我のリスクも高いし天神尾根という選択もありかなと感じます。
　後、虫は常にいましたのでヤマレコの情報通りハッカ油スプレーを製作持参し15分おきくらいに顔と首にかけました。スプレーが効いたのかそもそもブヨなとでないのか解りませんか刺されないで済みました。ヤマレコの皆様の情報のおかげです。