甲斐駒ヶ岳周回(↑八丁尾根↓黒戸尾根、日向山〜鞍掛山〜烏帽子岳)
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- GPS
- 14:01
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 3,229m
- 下り
- 3,233m
コースタイム
- 山行
- 12:14
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 13:57
天候 | 晴れ時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駒岩〜大岩山は破線ですが、ほぼ実線並み。 ・大岩山〜三ツ頭は山と高原地図には未記載ですが、破線並み。 大岩山から最低鞍部まで鎖・ロープ・ハシゴのオンバレードですが、 技術的に難しい所はありません。 ・三ツ頭〜甲斐駒ヶ岳は破線ですが、実線に近い感じ。 三ツ頭から六合目小屋への下りは前回中腹をトラバースして迷いましたが、 (小屋からの登りだとテープは中腹に誘導しています) 今回は片側絶壁の稜線沿いを歩き明瞭でした。 ・黒戸山は薄いながら踏み跡・黄色テープあり。縦走路から5分ぐらいです。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
今回は今年の2大目標の一つに掲げた甲斐駒ヶ岳周回にチャレンジです。
これまで日帰り最長は小川山〜金峰山〜甲武信ヶ岳のコースタイム20時間でしたが、
山と高原地図に未記載の区間があるので推測ですが、今回はもっと長そうです。
(20時間50分ぐらい?)
今回の目的は甲斐駒ヶ岳ではなく、山梨200名山候補の調査。
鞍掛山、大岩山、烏帽子岳、黒戸山がターゲットで、
ガスがかかる前にピークを踏めるように反時計回りとしました。
またもし日没となっても黒戸尾根ならば歩ける自信があったのも理由の一つです。
悩んだのが天候に大きく左右される水の量。
六合目小屋下の水場を当てにしないとなると、七丈小屋まで水場はありません。
水が切れた時の辛さは経験済みなので、4L持っていくことにしました。
3日前に同じルートを歩かれたyama-ariさんに触発されて、平日に決行。
誰もいないかと思いきや、登山口には車中泊と思われる車がそれなりにあり、
黒戸尾根の人気の高さが伺えます。
中には駐車場区画に寝袋で寝ている大胆な方も。
久々に星空のもとヘッデンで登山スタート。
日向山までは一登りですが、山頂はガスガスで出鼻をくじかれました。
鞍掛山へは分岐からサブザックでピストン、重い荷物から解放され足取りも軽やかに。
予定通り?鞍掛山に着く頃にはすっかり晴天となりました。
yama-ariさんのコメント通り、鞍掛山展望台は隠れ家+絶景=別荘適地でした。
しかしスタートから3時間半経ってようやく北沢峠の標高、先は長いです。
大岩山までの樹林帯歩きにそろそろ飽きてきた頃、
鎖・ロープ・ハシゴが連続するアスレチック的なルートに様変わり。
そして烏帽子岳手前の2400m地点で展望が開けました。
特に鋸岳の展望が大迫力、甲斐駒ヶ岳も見たことがない角度で新鮮です。
烏帽子岳に着いたのは登山スタートから7時間経過。
果てしなく遠く感じた笊ヶ岳でも6時間だったので、
いかに烏帽子岳が遠いかがわかります。(鞍掛山に寄らなければ6時間)
六合目小屋からはペースダウン、荷物が重くなった場合の体力が持続しません。
甲斐駒ヶ岳山頂はガスが沸きだして、あまり景色を望めませんでした。
結果的には水は大量に余り、七丈小屋で補給することもなく、
軽くするために無理矢理飲んだ感じです。
下山途中で黒戸山に立ち寄りミッション完了、
鞍掛山展望台と烏帽子岳は大きな収穫でした。
八丁尾根・黒戸尾根ともに長大な尾根ですが、達成感を味わえるルートです。
個人的には今回とは逆の時計回りがお勧めかなあと感じました。
・七丈小屋まで担ぐ水の量をセーブできる(最大のメリット)
・甲斐駒ヶ岳に早い時間に到着できる
・八丁尾根は大岩山から下部はクッションが効いて膝に優しい
これで今年の目標の一つはクリア、あとは夏休みの天候に期待です。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
計画通り八丁黒戸尾根周回いかれましたね!
常人には真似できないハードなロングルートです。
展望も良いですが、夏の花々もしっかりあって。
今年の夏は天気よいといいですね。
sat4さん、こんばんは
トレランの方は軽々と周回しますが、
一般登山者にはなかなかハードなルートです。
やはり鍛え方が違いますね。
トレランもやるsat4さんには是非チャレンジしてもらいたいですが。
三ツ頭から甲斐駒ヶ岳までは花が多くて楽しめました。
黒戸尾根は花が少ないので、その意味でも黒戸尾根ピストンに比べると、
有意義な周回ルートです。
hirokさん コンばんは
あれあれ、最近人気のエリアになりましたね〜今コース
しかも平日とは驚き
何はともあれ、ロングコースお疲れ様でした。
人気でもオッサンは行きません、いや行けないずら
早々に八丁尾根別ルート行く計画そろそろ立てるずら
kazuhagiさん、こんばんは
人気の黒戸尾根と比べて、八丁尾根は静かな山行が楽しめます。
平日ということもありますが、甲斐駒ヶ岳までは誰とも会いませんでした。
黒戸尾根と比べて歩く人が少ないせいか、
地面が固められてなく、クッションが効いて心地よかったです。
kazuhagiさんは別ルート?
きっと坊主中尾根を絡めるのでしょうね
レコお待ちしております。
hirokさん。
八丁尾根&黒戸尾根周回、お疲れさまでした。
それにしても、早い決行で、しかも平日山行。
意表を突かれました。上手く天気を合わせて
200名山調査を貫徹されるところは、さすがです。
お花の解説もhirokさんにはかないません。
別荘適地の鞍掛山。いい景色ですよね〜〜
坊主山は、やはり下からみた手前右の坊主みたいな
岩稜を指していますよね。
ということは、坊主山の数少ない山行レコにある
山頂とされている場所は、坊主中尾根の中腹という
ことになりますね(私のレコの♯57)。
本当の山頂は、さらに下の、あの右の岩稜のということに
なるんでしょうか? それならますますエントリー厳しい
ですね(>_<) 離山レベルでKazuhagiさんしかいけない
ですね〜〜(笑)
というか、あの坊主山の岩稜(本当の山頂?)に立った
人いるのかな〜〜
三ツ頭〜六合小屋の区間は、岩稜コース行けるんですね。
逆からだと、森林帯に誘導されますが。良い情報
ありがとうございます。
水の消費は、全部でいくらぐらいだったんでしょう?
木曜日も甲府は暑かったですが、甲斐駒までで
余ったとは驚きです!
yama-ariさん、おはようございます
元々優先度高いルートの上に、yama-ariさんのレコでやる気スイッチが点火され、
平日に行ってきてしまいました。
タフですが、充実感を味わえる周回ルートでしたね。
坊主山は鞍掛山展望台から見た瞬間に、これ無理だわ〜と思いましたが、
下から登るのではないのですね。
下からは70度ぐらいの角度があって、クライミングの世界のように見えました。
地形図に載っている2365mの山頂と思われる地点は、
yama-ariさんのレコ#57よりもう一段先のように思えます。
等高線も相当詰まっているので、私にはやはり無理のようです。
yama-ariさんかkazuhagiさんのレコに期待!です。
六合目小屋から三ツ頭方面に登りで行くと、中腹トラバースに誘導されますよね。
前回三ツ頭山頂直下で迷って、強行突破しましたが、
三ツ頭側から普通に下ると、稜線伝いで下りれました。
こちらのルートの方が明瞭でした。(南ア林道側は崖ですが、慎重に行けば問題なし)
甲斐駒ヶ岳まで水2Lで済みました。
標高2000mを超えると涼しい風が吹いていて、蒸し風呂の樹林帯ではなかったです。
七丈小屋で給水することもなく、無理矢理飲んで3Lちょっとでした。
天候によって大きく変わるので、やむを得ないですね。
別荘適地、八丁尾根のクッション、水場のシミュレーション等、
yama-ariさんのレコの適切な表現にいちいちうなづきながら歩いていました。
どうもありがとうございました!
hirokさん、こんにちは。
ロング周回お疲れ様でした
予報からすると天気もまずまずだった
でしょうか。(※土曜と思って読んでました 木曜だったのですね)
南アはかなりご無沙汰です(なんともう5年以上行ってない!)。
一昨年あたりで鋸岳は次週にでも。。。なんて考えて
いた時があったのですが、そんなことを今回のhirokさんのレコで
思い出しました
それにしても、遠出出来ない身としては
羨ましいレコです。土曜日はセミロングで
八ヶ岳でもなんて思いましたがやはり歯医者の時間制限
があると気分が盛り上がらず。。。この土日は
うちでグダグダです
youtaroさん、こんにちは
最近は短めのルートが多かったので、
久々に骨のあるルートで充実感を得られました。
3連休が欲求不満気味だったのですが、これで解消です
梅雨が明けたとはいえ、不安定な天候が多い日々の中では、
比較的天気は安定していたかと思います。
甲斐駒ヶ岳だけは今一つでしたが、
目的の山梨200名山候補の山では眺望楽しめたので、良かったです。
特に烏帽子岳とかはなかなか行くチャンスがない山なので、
ここでの眺望が得られないと落ち込んでいたと思います。
埼玉からだと南アはちょっと遠い存在なのですね。
でも北アが近ければ、それはそれで羨ましいですが
hirokさん、こんばんは!
遅コメにて、失礼致します
決行日、youtaroさん同様、土曜日と勘違いして拝見しておりました。
道理で天候が良いはずです。平日にサボりとは、中々やりますね〜
もう一つの勘違い
定番の八丁尾根と、黒戸尾根との単純周回と思い込んでいました。
通常と逆周りの周回なので、hirokさんにしては時間が掛かったと思いきや
何と、色々なピークでの寄り道
甲斐駒がオマケで、鞍掛山、大岩山、烏帽子岳、黒戸山が本命!
実に、燻し銀のhirokさんらしい選択です
ただでさえ、骨の折れるルートなのに、余裕ですね〜
スカッとする高山の景色!やはり夏山は、高い所にかぎりますね
tailwindさん、こんばんは
最近、梅雨明け10日という言葉が死語になったような気がします。
これも温暖化の影響でしょうか。
とうとう痺れを切らして、平日に行ってきてしまいました
この日も水蒸気は多めで、くっきり夏空とはいきませんでしたが、
終日わりと安定していたので、ロングにはもってこいでした。
グラフを見ても明らかなように、反時計回りだとだらだらと登りが長いです。
やはり登りは一気に登り、下りは緩やかなのが、コース取りとしてはベストですね
今回は鞍掛山と烏帽子岳の眺望がメインだったので、
そういった意味では目標達成できました。
どちらも静かな名山、といった感じです。
今年は平地は晴天続きなのに、山は不安定な天気が続いてますが、
早く安定した夏空が来るといいですね
hirokさん こんばんは
いつも以上にロングコースですね。それに地図に載っていない
ところを歩くパワーに脱帽です。自分といえば、北岳ピストン
のみでいっぱいいっぱいでした。とても黒戸尾根日帰りは無理
みたいです。お疲れ様でした。
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは
今回は私の登山史上最長のロングコースでした。
日の長い時期でないと、実行できないですね。
3年前に黒戸尾根途中にある七丈小屋に泊まった時に、
来年には八丁尾根の整備が終わるので、それから行くといいよ、と小屋の方に言われ、
ようやく実現した次第です。
ということで、山と高原地図には載っていないものの、
多数の方が歩かれているので、道迷いの心配はほとんどないかと。
北岳ピストンの次は黒戸尾根ピストン、と徐々にステップアップですね。
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