南アの貴公子と女王にアタック『甲斐駒ヶ岳』『仙丈ヶ岳』
- GPS
- 16:26
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,530m
- 下り
- 2,425m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:43
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 8:28
天候 | 7月22日(土)曇り時々晴れのち雷雨 7月23日(日)曇りのち霧と小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仙流荘→北沢峠 南アルプス林道バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
『甲斐駒ヶ岳』 【北沢峠から仙水峠】 テント場のある長衛小屋前から小橋を渡ってスタート。 北沢に沿って登っていくと約30分で仙水小屋に出る。 ここからしばらく樹林帯を登ると、 やがて登山道はやや黒っぽい30cm大の岩を敷き重ねた ゴーロ状斜面の裾を、ほぼ水平に歩くようになる。 岩礁帯の最後が仙水峠となる。 仙水峠からは甲斐駒ヶ岳の本峰が見え、 東南方向に鳳凰三山も見えてオベリスクが象徴的だ。 【仙水峠から駒津峰】 仙水峠からは進路を北側にとり、急な斜面の樹林帯となる。 長い登りで約1時間半ほど登ると、ハイマツに変わり、 やがて駒津峰に到着する。 【駒津峰から山頂】 駒津峰からは一旦下って岩場のやせ尾根を通り六方石に・・ ここで分岐となり左に行けば尾根通しの岩登り、右が巻き道だ。 今回は左に進んだ。 両手両足を使って大きな岩を登っていく。 この岩登りで駒ヶ岳のてっぺんを目指すことになる・・ 山頂に近づいた頃には緊張と体力の消耗でふらふら状態。 最後の力を振り絞って登頂に成功! 【山頂から駒津峰】 山頂からは巻き道を下った。 花崗岩が風化した砂礫の斜面で、滑りやすいので要注意。 途中、摩利支天への分岐を通って六方石に戻る。 そして登り返しのやせ尾根道となって駒津峰に。 【駒津峰から北沢峠】 気持ちの良い尾根通しのハイマツ帯を下る。 天気が良ければ仙丈ヶ岳、塩見岳、北岳が正面に。 そして樹林帯の急斜面を下る。 少しの登り返しで双児山の標識に・・ ここは休憩に最適だ。 ガスに阻まれなかったら雄大な南アルプスの山容を 楽しむことができるだろう・・ 双児山を辞し尚も下りを続けると、樹林帯の急坂となり どんどん高度を下げていく。 すこし斜度がゆるくなり大きく巻くようになると、 北沢峠は近い。 **************************************************** 『仙丈ヶ岳』 【北沢峠から大滝ノ頭】 テント場からバス道の分岐に出ると正面が登山道。 バス停のトイレ横からでも登れるが、今回はこちらからスタート。 ジグザグに急坂の樹林帯を登っていく。 30分ほど登るとバス停からの道と合流する。 そこからも長い樹林帯を登り続けると分岐点の 大滝ノ頭に到着。 【大滝ノ頭から山頂】 ここで今回は小仙丈ヶ岳方面の左側の道に進んだ。 こちらの道は左側に白根三山を見ながら歩く眺望の良いコースだ。 しばらく登ると、昨日登った甲斐駒ヶ岳が見えて、 その右側に見事な雲海ができてました。 さらに高度を上げると鋸岳と駒ヶ岳の間、遠方に八ヶ岳が見えた。 素晴らしい景色に感動です。 さらに六合目まで登ると富士山の頂が小太郎山の向こうに確認。 わくわくしながら登りを続けるとはっきりと台形の姿が・・ しかし、この頃にはガスに覆われてきました。 小仙丈ヶ岳に着いた頃には完全に霧の中(涙 ここからはひたすら山頂を目指すのみ・・ 小ピークをいくつか越えて、いよいよ仙丈小屋の分岐に到着。 最後の登りをこなすと山頂(仙丈ヶ岳)に到着。 残念ながら山頂はガスと水滴に完全に包まれてました。 【山頂から馬ノ背ヒュッテ】 山頂から道を間違えて大仙丈ヶ岳方面に行ってしまいました。 (大仙丈ヶ岳という名前に惑わされ、仙丈ヶ岳が最高地点だ) 幸い、少し行ったところで寒さ対策の為、合羽の上着を着ようと止まり、 その時に再確認して間違いに気づき、直ぐに引き返しました。 ピストンで戻り、仙丈小屋への分岐を左折。 ほどなく仙丈小屋に・・ 小屋から15mほど下った所に水場が有り、 冷たい美味しい水が大量に出てました。 そこからお花畑の中を下り、 途中、丹渓新道の分岐を通って馬ノ背ヒュッテへ。 【馬ノ背ヒュッテから北沢峠】 ヒュッテから少し下ると大滝ノ頭と大平小屋との分岐に・・ 今回は左手に進み大平小屋方面に。 藪沢沿いに下るコース。 最初は左岸を進みます。 藪沢は残雪があり、雪渓が多くありました。 数か所で雪渓を下る部分もあり、滑落に注意。 途中で大滝の前を通ります。 終盤になって小橋にて渡渉し右岸に・・ 右岸に渡ると崩落場所があり、高巻きします。 高巻きから元の道に復帰し、沢から離れます。 なおも急坂が続き、下りが終わると長い巻き道に。 水場を過ぎると大平小屋は近い。 小屋に着いて一息つくが・・ ここから北沢峠までは山道の登り返しだ。 これは“おまけ登山”と位置付けて、 10分ほど登り返すと「こもれび山荘」前に到着する。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉:高遠温泉さくらの湯(500円) |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
【今年初の夏山遠征は南アルプスの名峰巡り】
以前に山友のみなさんで行かれた時にご一緒することができず
一度訪れてみたかった「甲斐駒ヶ岳」と「仙丈ケ岳」をセットで登れる
北沢峠でテン泊するプランをamaさんに計画していただき行ってきました
ベースキャンプを張り重い荷物を持たずに二日とも歩けるのでなまった体には
ちょうどいいプランと思いました
連日猛暑が続いていますがさすが標高2000m付近まで来ると涼しくて
嘘みたいに空気が冷たく快適でした
早々にテントを張って出発しようと用意し始めると
「テントのポールがない・・・」
一気にテンションが下がってしまいましたがamaさんが
「二人用なので大丈夫ですよ!」とフォローしてくれました
折角のベースキャンプでまったりできる所をお邪魔してしまい
申し訳ありませんでした💦
若干引きずりながら気持ちも新たにして
一日目は甲斐駒ヶ岳に登りました
移動があるのでスタートがAM7:30になり午後の天候が不安定なので
心配でしたが快晴に恵まれました
行きは岩登りを堪能し帰りは滑りそうになりながら巻道で下りました
登山中はなんとか天気がもったのですがテントに帰ってくるとすぐに
雷が鳴りはじめ雨が降り出しました
移動の疲れもあり二人とも早々に食事を済ませ朝まで爆睡しました
二日目は仙丈ケ岳に登りました
睡眠も十分でAM4:00頃から食事を済ませ予定より早く出発しました
朝早く登ったおかげで天候が崩れる前に雲海に浮かぶ甲斐駒ヶ岳や
鳳凰山や富士山のてっぺんまで遠望することができラッキーでした
その後稜線に出ると次第に風が強くなりウインドブレーカーを着て
頂上付近では寒さのあまりレインウエアーも着るほどの寒さでした
そこから下山するまで小雨が降っていましたが程よいぐらいの感じで
気持ちよく歩くことができました
全国的に不安定な天候の中二日間とも大きく崩れることなく
楽しく山を歩くことができました
移動の運転及び突発対応まで快く引き受けていただき感謝しています
またご一緒できることを楽しみにしています
有難うございました
□■□■ 2度目の甲斐駒・仙丈
タカさんと南アルプス北部の『甲斐駒ヶ岳』と『仙丈ヶ岳』
に登ってきました。
今年は仕事が忙しく、計画していた大杉谷もパスすることに
なったが、この2日間で甲斐駒・仙丈に行きたいとのお誘いが
ラインにて7月初旬に送られてきたのです・・
この2つの山は北沢峠にテント泊することで、
荷物をテント内に残して、サブザックでアタックできます。
バス停からテント場までは15分ほど。
理想的な登山計画を立てられると言えます。
山も男性的な『甲斐駒ヶ岳』と女性的な『仙丈ヶ岳』と、
異なった山域を体験することになります。
今回は2012年10月にステイさんと一緒に行った時のレコを
参考にし、登山計画を立てました。
前日の金曜日、会社から帰ってから待ち合わせ場所の
JR大阪駅に車を走らせました。
午後9時にタカさんをピックアップ成功。
名神高速道路から中央自動車道「駒ヶ根IC」を経て、
仙流荘到着は午前2時過ぎ。
そこで車内で仮眠。
午前5時20分シャトルバスに乗車。
北沢峠到着は午前6時10分。
テント設営し、登山スタートは7時35分。
天気は2日間とも大きな崩れが無かったので良かった。
初日の夕方からは雷雨となったが、
翌朝には回復してくれました。
ただ、残念だったのは仙丈ヶ岳の山頂は濃いガスになったこと。
それに、山頂は風が強く、寒さがきびしかった・・
これが南アルプス特有の気象だったのでは・・
無事、今回の山旅を終えられてうれしく思います。
同行いただいた、タカさんに感謝です。
ありがとうございました。
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