聖岳〜上河内岳〜光岳 芝沢ゲートからタフな悪天2日間
- GPS
- 35:32
- 距離
- 46.3km
- 登り
- 4,370m
- 下り
- 4,376m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:29
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 12:21
天候 | 初日:曇りのち雨 二日目:雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備が行き届いており危険は感じませんでしたが、崖のトラバースも多く踏み外したら滑落します。 |
その他周辺情報 | 登山後は「遠山温泉郷かぐらの湯」(620円)を利用。途中の林道に沢山看板が出ているところです。風呂がきれいで満足しました。夕食もここの食堂でとりました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
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感想
息子の名前の漢字を頂きに頂く登山を決行してきました!
芝沢ゲートからの聖岳・光岳の周回縦走ですが、太平洋上の台風2つの影響で天気は曇り予報。
リスケできずこのまま突っ込んできました。
酷い天候で、無駄に重い荷物には辛い急登、ヒルに襲われたり、そもそもの過去最高の累積標高や歩行距離も相まって過去最大に過酷でした!
それでも2座のピークハントを達成し、(展望が無いせいで休憩時間が短かったため)計画を上回るペースで無事下山することができました。
さて、スタートへ遡ります。
3時に芝沢ゲートにマイカーで到着。
50台キャパですが、大方埋まっていました。(奥までは見ていません)
先週の富士登山で自分の体力を過信して、晴れた時のために念のため一眼装備一式(望遠レンズや三脚、電子レリーズ)やクッカー関係、モバイルバッテリー2つ、非常食たっぷり詰め込んでしまい、気づけばテン泊装備以上の重量に。遠方からのドライブで睡眠も足りていなかったからかもしれません。
それでも序盤は問題なく、西沢渡まではただただウォーキングをしている感じ。
むしろ西沢渡で気づく。今日の標高差は2,300m近くあるのに、ここまで半分の道のりでほとんど登っていない!?→怒涛の急登の始まりでした。
重荷と雲の中でのサウナみたいな高湿度でペース上がらず。
途中、沢を渡ったあたりでヒルに取りつかれているにも気づき、休憩も取りづらく。
ハイドレーションの水が普段ない温さ、熱中症気味で体温上がっていたようです。
仲間に置いていかれながらやっとこさ薊畑へ。
両足つりながらも、途中少し太陽が出て気持ちが持ちました。
薊畑へ出たら荷物をデポし聖岳へ!
軽荷なら全然頑張れます。
やはり雲の中ですが、小ピークをいくつか越えて、聖岳本体にとりつきます。
雲の中で全体が見えないせいか、端正で巨大な山体に驚き。
つづら折れでひたすら300m登ります。
山頂はそこそこ広く、10人ぐらいの登山者が雲が切れるのを待っていました。
1時間近く待ちましたが結局変わらず、小屋を目指して下山します。
途中、鹿除け柵の中に花がありましたが、スルーしてしまいました。
聖平小屋分岐までかなり下ります。
分岐点にも柵に保護されたニッコウキスゲがありました。
分岐からは木道を歩いて小屋へ。
小屋へは13時過ぎに到着。
一人1泊2食付き8,000円です。
天候のせいで空いているようで、広々と過ごすことができました。
ウェルカムフルーツポンチを食べて荷物を干してすぐ寝てしまい、夕食後も強い雨が降ってきてやっぱりすぐ寝てしました。
翌日は雨の中予定通りに3時出発。
元々の計画通り日の出時間に合わせて上河内岳に到着。
分岐でザックをデポしたら、ザックの保温性が失われてとても寒い!
強風と雨で即退散しました。
その後のハイマツの稜線は黎明の雨の中でも美しく、稜線上で山にぶつかった上昇気流に乗って雨が吹き上げるところは非日常感が極まっていました。
順調に茶臼岳を経て易老岳、易老岳で荷物をデポしてそのまま光岳へ。
光小屋手前に突然現れるセンジガ原がここまでの疲れを癒します。
薄霧の中の静かな木道はこんな天気だからこそ見られるものでした。
光小屋から山頂までは僅かです。
山頂は開けていませんが、すぐ先に展望台と光石があります。
(結局この日はどこからも展望はありませんが)
光も聖もですが、花が多く、こんな日でも心を和ませてくれました。
花の百名山に入っていないのが不思議です。
光石の上にすら、かわいい花がありました。
イザルヶ岳は雲に包まれていたのでスルーしそのまま下山。
易老岳からの下山道はかなり急で、木の根は非常に滑りやすく数度転倒しました。
最近は登山で足が痛くなることはなかったですが、この日は下山後の林道歩きがままならないほど足底が痛くなり、3人でゆっくり歩いて駐車場へ戻り、そのまま温泉へ直行。
足を水風呂で冷やし温湯でマッサージしてから帰りました。
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