唐松岳 五竜岳 縦走
- GPS
- 14:55
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,879m
- 下り
- 2,164m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 6:50
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:00
天候 | 1日目 雨(降ったり止んだりグズついた天気) 2日目 曇り(朝僅かに青空、その後ずっと曇天) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
遠見尾根:白馬五竜テレキャビン(片道1,000円)でアルプス平よりとおみ駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 :八方尾根 八方池山荘到着時から既に雲の中で雨が降り続く。 危険箇所は特に無いが八方池より先は登山装備が必要の案内アリ。 扇雪渓は落石が多く立ち入らない方が良い。 2日目 :牛首 高度感がかなりありスリル満点だが、要所要所に鎖があり、ペンキの案内もあるので慎重に行けば其れ程の難易度では無いと思われる。 :大黒岳〜白岳 特に危険箇所無し。長い。 :五竜山荘〜五竜岳 初めはなだらかな道が続くが、五竜岳山頂に近づくに連れ次第にガレ場岩場になり、簡単な鎖場もある。落石注意。ここで雷鳥を目撃 :遠見尾根 本来は白馬や鹿島槍を眺めながら進む眺望の良いコースだが、終始雲の中でただのぬかるんだアップダウンの激しいロングコースに。 西遠見までの最初の区間は鎖が何箇所か設置されているが、濡れていると岩がツルツルで踏ん張りがきかないので注意。 小遠見時点で15時を過ぎているとゴンドラ最終に間に合わない危険があると注意看板がある。 |
その他周辺情報 | 八方の湯(大人800円 22時まで) |
写真
装備
共同装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
1日目:
悪天候予報の土日、天気が僅かでも回復してくれないかと一縷の望みを抱いて白馬駅に集合したが、駐車場からゴンドラに向かう途中、無情にも雨が降り始めた。
八方アルペンラインは一番上の八方池山荘まで全線ホワイトアウト。
雨にもかかわらず八方池までのハイキングコースは学校登山やツアー登山の集団で大混雑。
しかし八方池を過ぎ登山道が始まると登山者の数はそこそこに。
眺めが無い雨中の八方尾根はただ長いだけの辛い道で、咲き乱れる高山植物や雪渓に多少心を癒されながら耐えて進む。
一切眺望が無いまま唐松岳頂上山荘に到着。
今夜の宿は唐松岳キャンプ場。山荘はこの天気だが大混雑で、幕営費支払いも結構待たされた。
小雨降る中のテント設営は初めての経験で苦戦するも何とか完成。
その後雲の中で眺望ゼロの唐松岳頂上を踏んでから晩飯の焼肉。旨い!
しかし結露したテントの中、湿った装備に悩まされながら夜中目が覚めると頭痛&吐き気。腹の具合も良く無く明日の五竜行きが危ぶまれる状況に…
2日目
朝5時前に目が醒めるが頭痛は変わらず、腹具合も悪い。
相変わらずの曇り空で眺望も無く、体調も優れない為このまま八方尾根を降り帰路に着くか迷う。
決められないまま朝飯を取ったりテントを片付ける内に2時間が経過、山荘でトイレを済ますと頭痛と腹具合は多少持ち直す。
ここでいきなり雲が割れ太陽が唐松岳や牛首の峰を照らし出し青空が広がった。
山荘前の広場に人々が集まり歓声を上げる。
待ち望んだ景色に無理を押して五竜岳に行くことを決意。
褒められた事では無いが、今回これまで迷惑をかけている相棒のmaruta27にもう少し甘える事にする。
青空の下の牛首の鎖場は最高の眺めで、弱った身体の奥底から力が湧いてくる。
一時のハイテンションで鎖場を勢い良く通り抜けた。
しかし牛首を過ぎて程なく青空は消え、身体は再び不調を訴え始める。
大黒岳と白岳の間は特に不調で只管前を行くmaruta27に食らい付きながら必死で歩いた。
五竜山荘を射程に捉える頃には多少持ち直し、ザックをデポし空身なら五竜山頂へ行けそうなコンディションに。
五竜山荘はかなり混み合っており、ここが鹿島槍ヶ岳、キレット小屋からもう一つの登山道が合流する交差点なのだと知る。
五竜岳への登りでもかなりの数のキレット小屋からの登山者とすれ違うが、皆疲労の色が濃く、何度も小屋までの所要時間を尋ねられた。
五竜岳は常に雲の中で一度もその姿を見せてくれず、疲労の為山頂に近づくと現れるアスレチックな岩場も楽しめなかったが、気合いと忍耐で登頂。
山頂も眺望ゼロだったが苦難を超えた喜びに酔いしれた。
この後、まだコースタイム4時間の遠見尾根が控えているが、もう折り返しは過ぎたという余裕からか、歩き抜けると確信。
山荘で昼食を取り、12時半に下山開始した。
ゴンドラ最終に間に合わないのだけは避けたかったのでかなりのペースでとばしていく。
(maruta27的には余裕あるペースだったらしいが自分は必死だった)
遠見尾根の長いコース中、常に小雨や雲に阻まれ、ただ長く辛いだけの帰路だった。
しかしアルプス平に着くと下界の天気は回復し始めており、長閑に高山植物を庭園で楽しむ観光客で溢れ、あまりの落差に笑ってしまった。
あんなに苦労して帰ってきた道が嘘みたいだ。
テレキャビンの駅には約3時間で到着し、無事間に合うことが出来た。
体調を崩してしまったのは大いに反省する所だし、2日目を強行したのも正しいとは言えない判断だと思うが、苦しい山行を成し遂げる事が出来たのは自信になったし、相棒のmaruta27には感謝しかない。
いつも足を引っ張ってしまうのを何とかしたいものだが…
天気が優れなかったのは残念だったけど、
それも経験値になったし、雷鳥に再会もできたし、
山の上で焼肉もしたし、朝のうちだけだけど絶景も見れたし、
なにより当初の予定を無事完走できてよかった!
次こそは4連敗の八方池の観光パンフ的絶景を拝み、
2連敗の五竜山頂晴天バージョンを踏みたいなぁ
ということで、また来年も行こう
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