白馬岳
- GPS
- 23:37
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,857m
- 下り
- 2,242m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:30
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 9:23
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:39
2日目。絶対雪田で時間かかってます。清水岳→清水平まで凄い時間がかかってますが、これは、清水岳から清水尾根を下り、森が見えるところまで行って引き返したせいです。GPSログ参照。ただ、不要なものはテントに置き、日帰り装備で往復したので、テント装備ならもっと時間かかったことでしょう。
3日目。雷鳥だのブロッケンだの色々ありましたが、やはりテント装備背負ってると、そう早くは歩けないということですね。
天候 | 曇り→曇り一時雨・夜中雨→曇り時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JRのムーンライト信州(夜行各駅停車)+バスも考えたのですが、切符(全席指定のため、切符が要ります)を取ろうとしたら、既に満席でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<大雪渓> 大雪渓はストック・軽アイゼン率ほぼ100%、ヘルメット率90%でした。滑落死亡事故があったそうで、アイゼンは必須です。また、落石が多いので、ヘルメットも必須です。私が見てる間にも落石がありました。コース途中に「落石があるので、ここから葱平まで休まないでください」というような注意書きもありました。 土日曇り・霧の予報の中、土曜日に登りましたが、人も多いし、ベンガラがずっと撒いてあって、迷うことは考えられませんでした。 <白馬岳ー清水尾根> 白馬岳頂上宿舎から清水尾根へ向かう途中に雪田があります。雪上ルート全部にベンガラが撒いてあるわけではなく(雪の状況が刻々と変わり、ルートもそれで変わるので、迂闊に全部に撒けないそうです)、ベンガラが撒いてあるのは旭岳から途中まででした。清水岳方面へ向かう時にガスっていると迷いやすいです。たまたま渡る時に一緒になったパーティーの方がベンガラを見つけてくださり、なんとか渡りましたが、途中で一緒になったパーティーはそこで1時間ロスしたとか。それと、私が辿ったルートでは、最初さほど傾斜がないように見えましたがが、旭岳方面へ進むに従い、傾斜が出てきて、アイゼン付けるべきだったと思いました。ガスがなく、アイゼンを着けていれば、全く問題のない箇所です。その先は、登山道が川になっていたり、斜面の中ほどに足跡だけがある道があったりしますが、危険というほどではないかと。 <白馬岳ー栂池> まよいそうな箇所はありません。 乗鞍岳を過ぎると雪渓があります。 そこを過ぎると、大きな岩がゴロゴロしてるところを通ります。(海の岩場を想像してもらうといいかも)おっかなびっくり渡ってる人もいました。 天狗原の木道で、神社への分岐があります。一見、湿原へ突き出たテラスにベンチがおいてあるように見えますが、木道が出ていて、岩山へ続き、岩山をちょっと登ると神社があります。ここは通り抜けできません。元来た道を戻ります。 |
その他周辺情報 | 栂池高原にはゴンドラを降りて直ぐ温泉があります。ただし、露天風呂はなし。以前はあったのに、潰して展望台にしてしまったのだとか。貸しバスタオルがあるようです。一階がみやげ物屋で、そこでお金を払って2階に登るとお風呂です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
ザックカバー
ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯(地図ソフト入りスマホ)
時計(高度計)
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
シュラフカバー
マット
モバイルバッテリー
歯ブラシ
温泉セット
プラティパス
軽アイゼン(6本爪)
|
---|---|
備考 | 最初は大雪渓を通る予定ではなかったので、ヘルメットを持っていきませんでした。しかし、大雪渓を通るなら、ヘルメットは持って行くべきです。落石が多いです。目の前で落石があったときは、さーっと血の気が引きました(笑) 落石が多いので葱平まで休憩しないようにという注意書きもあります。 |
感想
一日め。
ルートは大雪渓を通るルートを選択。予定では鎗温泉で一泊だった。鑓温泉の分岐のところに要ザイルとあったのと、警察の勧めで変更した。が、後から聞いたところだと、その情報は少し古く、慣れていれば軽アイゼンでも行けたかも。私はてっきり岩場に雪と思っていて、それもあって諦めたのだが、そうではなかったらしい。悪路ではあるらしいのだが。くやしい。
とはいえ、警察だって、力量のわからない女性相手なら、迂回を勧めるだろう。自分できちんと調べなかったのが悪いよね・・・。
でも、そんなわけでヘルメットなしで行った大雪渓では、そばで落石・・・。どうなんだろう(笑)
今回、初ソロテントだった。初めて、1人で何もかも背負って登った。
荷物が重い!ボッカトレはしてたんだけど、それでも重かった。珍しく踏ん張りがきかず、あと少しの所で長々と休む。
やっと山荘が見え、そこから更に歩いてテント場へ。
そして、疲れきった体で、たった一人でテント設営。
設営できた時はホッとした。
ニ連泊して、雨にも風にもあったけれど、幸いテントが水浸しになることもなく、時には風にぎゅうぎゅう押されながらも(笑)、中でゆっくり休めた。
テント泊なので、バーナーを持って行った。ところが、電子着火装置で火がつかない。幸い山小屋の売店にライターが売っていたが、でなければ、冷たいご飯になるところだった。
夜になってヘツ電をつけようとしたら、点かない。なんどスイッチを押しても反応なし。電池を取り替えると、点いた。先週はちゃんと点いたのに・・・。
予備電池だの、ライターだの、必要だと思ってなくても、必要なんだな・・・。
2日め。
本当は鑓温泉方向へ行ってみたかったのだが、登山相談所で反対され、変更。清水岳を越え、清水尾根まで行って戻ってきた。いいところだった。人がいなくて、ところどころ花畑があって。霧が少し晴れ、視界が開けた時もあった。雪解け水を見、雪渓を渡り、花を愛で、楽しいハイキングだった。
旭岳から清水岳へ行く途中で一つパーティーを追い抜き、清水岳で一緒になり、一緒に清水岳の頂上を踏んできた。この後、折り返して戻ってくる時にも会った。名前を聞かれたので名乗った。私もちょっと彼らに親近感を覚えた。彼らは無事に祖母谷に着いただろうか。
疲労度を考えて清水尾根にしたのだが、結果的にそれでよかったと思う。アップダウンがないわけではないが、1日目にテント装備担いでクタクタになってる身に優しい道だった。
でも、帰ってご飯食べたら寝てしまった。やはり疲れたのだった。
でもさあ、ご飯食べて即昼寝って、天国!
三日め。
テントをたたみ、早めに出発。体力に自信がなければ、ゆっくり行くしかないから。
テントをたたむと、なんだか心細さと寂しさを覚えた。
白馬岳は霧の中。少しでも晴れないかなーと少し待つ。でも全然だめ。で、出発したとたん、「ブロッケン現象だー!」の声。丸い虹の中に誰かの影が映っている。こんなハッキリしたブロッケン現象は初めて。でも、写真撮ろうとしたら、消えてしまった。傍にいた見知らぬ人と「一瞬でしたねー」「一瞬でしたねー」と言葉を交わす。
重い重いテント装備を背負い、ゆっくりと下る。途中、行きに追い抜いたパーティーと一緒になる。アメをいただく。「途中でまた追い抜かされるよ(笑)」とおっしゃっていたが、その後、会うことはできず。ちょっと残念。
栂池に近づくに従い、人が増えてきた。
「凄い荷物ですね」と声を掛けられることも。
栂池の山荘前では「子供1人背負ってるのと同じよねー」「ちょっと荷物持たせて」「重い!」なんてやり取りも。「子供だったら、帰ってご飯食べさせて、お風呂入れて、寝かしつけなきゃいけないんだから、この方が楽」といったら、おばさんたち大うけ。
その大きな荷物、ほんとに重かったのだが、ロープウェーに乗る際に量ってもらうと、なんと10キロちょいしかない。もっとあると思っていたのに。ってか、こないだ12キロ背負ってボッカトレしたばかりなのに。やはり標高差がもっとあるからか。
もっとびっくりしたのは、温泉で体重を量ったら、3キロ以上減っていたこと。そんなにハードだったとは。これ以上にハードな山行を予定してたんだけど、出来るんだろうか。心配だなあ。
3日間を振り返ると、大変なこともあったけれど、でも、楽しかった。
テントも楽しかった。ほんとーに重かったのだが、でも、またテントを担いで、どこかでテント泊しようと思う。
ありがとうございます。参考になるといいのですが。
アイゼンは、白馬岳へ行く前に、転んでも大丈夫な所で練習した方が良いですよ。一番最初に履いた時、数十メートルの距離で何度転んだことか(笑)足の間を拳ひとつ開けてフラットフッティングが基本です。
私のように慌てないためにも、雪などのルート状態の確認も。
白馬岳は本当に良い所です。是非、来年、たくさん楽しんで来てください☺お気をつけて❗
はい、ありがとうございます☺ 練習して行きます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する