テントで行く白峰三山 北岳〜間ノ岳〜農鳥岳
- GPS
- 21:35
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,494m
- 下り
- 3,181m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:20
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 11:25
08:00 丸山林道入口バス停 = バス = 08:50 広河原
09:15 広河原 → 09:40 白根御池小屋分岐 → 11:50 二俣(昼食)
12:35 二俣 → 14:45 小太郎尾根合流 → 15:35 北岳肩ノ小屋(小屋泊)
【2日目】
04:35 北岳肩ノ小屋 → 05:15 北岳(朝食)
06:00 北岳 → 06:20 吊尾根分岐 → 7:00 北岳山荘(休憩)
07:20 北岳山荘 → 07:50 中白根山 → 08:50 間ノ岳
09:05 間ノ岳 → 10:10 農鳥小屋 10:22 → 11:50 農鳥岳(昼食)
12:35 農鳥岳 → 13:05 大門沢下降点 → 15:05 (河原に出る) → 16:00 大門沢小屋(テント泊)
【3日目】
07:00 大門沢小屋 → 08:55 (沢) → 10:05 休憩小屋 → 10:30 奈良田第一発電所 → 10:50 丸山林道入口バス停
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
工事のため平日夜間(22時〜翌朝6時)通行止め ◆奈良田第二駐車場(丸山林道入口バス停):トイレ、水(要煮沸)あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト:広河原山荘にあり ◆広河原山荘〜大樺沢〜二俣〜北岳肩の小屋 難しいところはありません。 ◆北岳肩の小屋〜北岳 ルートは難しくないが緑色のペイントを見落としやすい。 2〜3個先まで確認すると良いだろう。 ◆北岳〜北岳山荘 お花畑がきれい。西側への滑落注意。 ◆北岳山荘〜中白根山〜間ノ岳 楽しい稜線歩き。とはいえアップダウンはあるのでなめてかからない。 ◆間ノ岳〜農鳥小屋〜西農鳥岳〜農鳥岳 間ノ岳の山頂は広い。農鳥へは一番左のルートを取る。うっかり右へ行くと塩見岳。 稜線歩きとお花畑にも慣れてしまい、モチベーションがあがらない。 ◆農鳥岳〜大門沢下降点 高度をドンドン下げていくので楽に歩ける。 遅い時間だと東側の稜線歩きでは生ぬるい風が…。逆に西側を歩くときは涼しい。 ◆大門沢下降点〜河原に出るまで 針葉樹林に入るあたりから急坂、登山道は荒れている。 倒木が3カ所ほどあり、くぐらなければならない。沢の音が聞こえてからが長かった…。 ◆河原〜大門沢小屋 比較的歩きやすい。ハシゴは滑りやすいので注意! ◆大門沢小屋〜奈良田 ハシゴに注意。1つめと2つめの吊り橋は一人ずつ渡りましょう。 |
写真
感想
今年のメインイベント第一弾。
白峰三山縦走。いやあ、テントは疲れたっ!
出発が平日ということもあり、奈良田のバスは8時始発。
広河原では快晴だった天気も二俣あたりには怪しくなり、ポツポツと雨交じり。
それでもなんとか肩の小屋のテントサイトまでたどり着き、
「天気が怪しいね〜、場合によっては小屋泊もありかな?」と言ったとたんに夕立が…!!
慌てて小屋に飛び込んだ。
ハイ、やむのを待たずに小屋泊素泊まり決定! 寝具なしで一人3500円。
小屋の中で自炊もさせてもらえて助かりました。
2日目は夜明けとともに出発、北岳山頂で朝食をとった。
途中まで頂上独り占め(二人占め)で、本日の行程にワクワクしながらの朝食でした。
北岳山荘までお花畑がきれい。しかし…残念ながらキタダケソウを確認することは出来ませんでした。
トラバース道ならあったのかも。
北岳山荘でなんとなくコーヒーが飲みたくなり、150円でいただいた。
間ノ岳までの縦走は思っていたよりアップダウンがあり、慣れないテント泊装備が骨身に応える。
それでも広い山頂に到着したときは、まだまだ元気いっぱい。
肩の小屋から50分の北岳に到着したときより歩いた分、感激もひとしおだった。
ここから痛恨の道間違い。
感激と興奮のあまり、よく道を確認せず塩見岳方面へ進んでしまう。
道標に気付いて引き返したが…2日目は行程が長いというのに痛いタイムロスだった。
農鳥小屋でアクエリアス500mlを500円で購入。
噂のおやじさんは少し耳が遠いようですが、天気を訪ねるといろいろ親切に教えてくれるし、気さくな方でした。
ここから農鳥岳までが長かった。
なんだかお花畑にも見慣れてきたし、アップダウンは更にあるしで、体力も消耗。
東側から雲がわき上がって、雲行きも怪しく、憂鬱な気分になっていった。
西農鳥岳、農鳥岳の稜線が雲で見え隠れして、なかなかその姿をすべて見ることができなかった。
農鳥岳で昼ご飯。東側に向かって座るとやたら暑い。
nzchchの疲労もピークに達しているようだ。
そういう私も、疲れはないものの、膝をかばって完全にペースダウンしていた。
大門沢下降点までは、下り中心なので思ったより早く到着したが、
そこからの下り道は本当にきつかった。急な上に道が荒れている。倒木も多い。
河原へ出るまで「まだかまだか」とイライラしながらの下山だった。やっぱり私たち、下りが苦手だねえ…。
河原では冷たい水で、顔も頭もジャブジャブ洗っちゃいました。
そして沢の水も気にしない。ゴクゴク飲みまくりました。
ここから下は、少し道がマシにはなったものの、噂のハシゴがヤバい!ヤバい!
気をつけないとツルっと行きます。
大門沢小屋へ着いたときは、本当にヘロヘロになっていました。
2泊目にしてようやく今回のもう一つの目標、テント泊決行です。
新調したビッグアグネスのコッパースプール3は広くて快適でした。入口も2カ所あるので使いやすかった〜。
テン場はこの日は全部で5張。割と平らで、大きな石もそれなりにあるので幕営しやすかったです。
ただし沢の音が結構します。耳栓なんて関係ないって感じで聞こえましたから。
あとトイレね。噂通り。でも思ったより清潔に使われていました。
缶ビール350mlは500円。キリンとアサヒがありました。
3日目。
朝の富士山を見ながらのんびり。他の方たちはサクサク用意して下山されていきました。
自分たちは「下山だけだから…」とのんびり7時出発にしたが、
標高が下がるのと気温が上がるのとで、のちのち随分体力を消耗した。
下山道はアスレチック気分の、いろいろ試されているようなコースでした。
“このハシゴは渡れるかい?”みたいなね。
この日も下山に時間を喰う。今後の課題ですな。
発電所の取水口あたりまで下山して、山頂を仰ぎ見たが稜線は遙か遠く確認も出来ず、
なんと長い距離を歩いてきたんだろうと、こみ上げるものがあった。
下山後の温泉は、奈良田の里温泉。大人500円。
トロトロの泉質で、いつもより長めの入浴を楽しんだ。
昼食も施設内の「食事処こんぼうす」で岩魚塩焼定食1100円。
他の人が食べていたざるそば定食もおいしそうだった。
P.S.
今回nzchchにテントを担いでもらったので、私は2Lの赤ワイン(紙パック入り)と各種おつまみ、コッヘルをボッカ。
あまり飲み食いしなかったものの、自宅出発時に総重量19kgだったザックは帰宅時には12kgだった。
あちい下界より南ア方面を見て今どのへんかなと
思ってました。
また3,000mしましょう。
気持ちよく歩いてきました
平日の南アは稜線も山小屋ものんびりできて最高
体力を復活させて次の3000級にベストを尽くします!!
私も14、15日の2日間で北岳、間ノ岳を北岳山荘に
テン泊して歩いてきました。
2日間とも天気が良かったです
キタダケソウは八本歯コルのトラバースのところに
まだ2輪咲いていたそうですが
頑張って探したけど分かりませんでした
また機会が有ればご一緒しましょう
rossignolさんも北岳行ったんですね。
キタダケソウが見られなかったのは心残りですが、
それでもお花畑はきれいでしたねー
また一緒に行きましょう
いぜん、大弛峠で車の中にいるときにニアミスしたものです。
白峰三山に行かれたのですね。
私は、昨日17日に北岳だけのピストンをしました。
いつかは白峰三山の縦走と行きたいものです。
このコース良いですね、。
他の方のレコで河原〜大門沢小屋は、壊れそうな橋が
あり、怖いと言われていましたが、そんなことない?
どちらにしても、このコースは十分な準備が必要なので、来年くらいになるかも。
北岳、行かれたんですね!
私たちは北岳デビューのクセにテント泊してしまいました
縦走は思った以上にアップダウンがあり、重装備だったために疲れましたが
午前中は晴天に恵まれ、行った甲斐がありました
ウワサの怖い橋は、ウワサ通り怖いです
ちょうど写真の“このハシゴ、滑ります”以下3つ掛かっていますが
最初のは水しぶきがハシゴにかかって、ヌルっと滑ります。
2つ目は「もっと渡りやすいところに掛けて…」って感じだし
3つ目は、文字通り壊れていました
大門沢小屋より下にもハシゴはいくつか掛かっています。
小屋泊装備ならそんなにキケンではないと思うのですが
今回は重装備だったのでバランスが取りにくかったです。
高所恐怖症の方だと吊橋もハードルの高いアトラクションだと思いますヨ
toratora48さんとjunsanさんの白峰三山縦走レポ、楽しみにしていますね
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