3,000mの稜線漫歩(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)
- GPS
- 06:10
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,414m
- 下り
- 3,125m
コースタイム
蒲田駅4:32〜4:36川崎駅4:49〜5:40立川駅5:55〜6:13高尾駅6:14〜7:43甲府駅8:00〜(タクシー相乗り@2,500円)〜9:28広河原9:50〜12:37白根御池小屋12:50〜(草スベリ)〜15:10小太郎尾根分岐15:15〜15:55肩ノ小屋テントサイト
【17日(日)天候:快晴無風〜一部ガス】
肩ノ小屋5:40〜6:30北岳山頂6:40〜7:40北岳山荘7:55〜8:36中白根山8:50〜10:00間ノ岳10:20〜11:15農鳥小屋11:20〜西農鳥岳12:20〜13:15農鳥岳13:40〜大門沢下降点14:14〜16:40大門沢小屋テントサイト
【18日(月)天候:晴れ】
大門沢小屋テントサイト5:05〜大きな岩6:28〜早川系発電所取水口6:40〜7:07休憩小屋(林道終点)7:15〜奈良田第一発電所7:39〜8:10奈良田バス停9:25〜@1,750円〜10:54身延駅12:11〜(身延線)〜13:24富士駅13:29〜(東海道線)〜13:49沼津駅14:00〜14:19熱海駅14:50〜16:18川崎駅〜蒲田駅
天候 | 【16日(土)天候:快晴〜ガス〜快晴無風】 【17日(日)天候:快晴無風〜一部ガス】 【18日(月)天候:晴れ】 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
蒲田駅4:32〜4:36川崎駅4:49〜5:40立川駅5:55〜6:13高尾駅6:14〜7:43甲府駅8:00〜(タクシー相乗り@2,500円)〜9:28広河原 【18日(月)】 奈良田9:25〜@1,750円〜10:54身延駅12:11〜(身延線)〜13:24富士駅13:29〜(東海道線)〜13:49沼津駅14:00〜14:19熱海駅14:50〜16:18川崎駅〜蒲田駅 |
写真
感想
【7月16日(土)天候:快晴〜ガス〜快晴無風】
いつもの様に4時33分蒲田駅始発の京浜東北線に乗車、川崎駅〜(南武線)〜立川駅〜(中央線)〜高尾駅6時14分発のローカル松本行きに乗り継ぐ。7時43分甲府駅着。(新宿駅7時00分発のスーパーあずさ号より26分早く到着)※甲府駅の広河原行きのバスを座席確保のため。
バス停には既に数人が並んでおり、タクシーでの乗合を誘われる。バス運賃は@2,000円、タクシーは5名乗ると@2,500円。バスより早く楽に行けるとの事。駅前のタクシー運転手に掛け合い交渉成立。9時発のバス予定であったが、8時にタクシーに乗り込み一路広河原へ、途中コンビニに寄ったり、観音経渓谷で下車し快晴の北岳の写真を撮ったり観光気分であった。運転手の話だと今朝の4時発のバスには200〜300人位の登山客で駅前はごった返していたとの事。9時28分広河原着、実にバスより1時間28分も早く到着した。バスとの差額@500円は非常に安い。
9時50分スタート。登山口にはバットレス情報が掲示されていた。今回のルートは白根御池小屋経由のためバットレスを望むことは出来ないが、その昔、ピラミットフェースから第四尾根を登攀した時はマッチ箱のコルが有った事を思い出した。時期は忘れたが、たしか地震により崩落したと記憶している。
海の日の初日、快晴に恵まれ非常に暑い。ザックの中にはテントや食料のほか、水2ℓ・スポーツドリンク2ℓ、それと500mlのペットボトル2本。カンチュウ2缶等水分が5ℓ以上、非常に重い樹林帯の中ひたすら歩き白根御池小屋12時50分着。スタートから2時間50分余り、暑さにメゲ非常にバテバテである。草スベリではシナノキンバイに癒されながらもひたすら足を前に出す。小太郎尾根分岐に出る頃には展望も開け素晴らしい景色が待っていた。快晴無風稜線に出ても非常に暑い。16時17分肩ノ小屋のテントサイトに到着。稜線上の素晴らしい場所にテントを張る。テントに居ながら、甲斐駒・仙丈・鳳凰三山・富士山が一望に見える。小屋でBeerを仕入れるが、小屋は人でごった返している。定員の数倍の宿泊客で溢れた人は小屋専用のテントにも押し込まれている。高い宿泊料金を支払いテントとは!?。自分は一人で4〜5人用のダンロッププロモンテ悠々のスペースである。17時を過ぎても続々登山者が到着している。テントサイトも有に130張り位もあろうかテントを張るスペースも厳しくなっている。
18時を回る頃には日も傾き、大樺沢から吹き上げるガスにブロッケンが現れ、あちらこちらでブロッケンを楽しんでいる。空は完全な夏空を呈して日が沈むまで外で展望を楽しむ。本日はほぼ満月のため満天の星空は楽しめなかった。
【7月17日(日)天候:無風快晴〜ガス〜快晴】
4時起床。予想通り一面雲海で素晴らしい展望である。上空には雲一つ無いのでモルゲンロートは望めなかったが、それでも奥秩父から昇る太陽、富士山・朝日に輝くテント・北岳と大自然の息吹を感じた。
テント撤収後5時40分に歩き出す。北岳山頂6時30分、北岳山荘に7時40分着。バイオトイレの威力に驚く。(非常に立派な建物で綺麗、ニオイ無し。昔のトイレ事情を知っているので感謝・感謝でメンテナンスしている山小屋の方には頭が下がる思い出ある)※肩ノ小屋のトイレはあまり変わっていないのかな?
中白根山8時36分、間ノ岳10時06分。3,000mの稜線漫歩で富士山や塩見、赤石、中・北ア、乗鞍等展望を楽しみながら縦走する。午後になると野呂川側からガスが湧き出し一部展望が無くなるがそれでも楽しい稜線歩きである。農鳥岳13時15分着。朝から7時間程度歩いているので大分バテ気味である。大門沢から登ってきた人の情報によると大門沢小屋のテントサイトは狭く設営場所が無いかも知れないとの事。途中で幕営する訳にも行かず大門沢を目指す。大門沢下降点14時14分着。ここから約1,300mの標高差を2時間30分程度で下るが膝はガクガクである。大門沢小屋に16時40分着。情報通りで場所が無い。苔むした場所で薄暗い場所にテントを張るが、その後も続々テント組が到着する。小屋も非常に混雑しており寝返りも出来ない状況になっている。テントの設営場所はイマイチであったが中に入れば一人住まいで約11時間行動で疲れた身体は何度も寝返りを打っていた。
【7月18日(月)天候:晴れ】
大門沢小屋テントサイト5時05分出発。丸太橋3箇所、つり橋3箇所を渡り林道終点の休憩小屋に7時07分着。(丸太橋の通過は水量が多い場合や重荷の場合、緊張を強いられる。バランス用にストックがあれば安心できる)
7時15分に奈良田第一発電所に到着。ここで広河原行きのバス亭があり利用できるが、今日は三連休の最終日、当然広河原の混雑は予想できる。広河原には向かわず身延へ向かう事にし奈良田のバス停に向かう。
8時10分バス停に到着。徒歩約3分の秘境の霊湯「奈良田の里温泉」で汗を流す。登山客のために8時30分から営業しているとの事。@500円で気分爽快!。(発電所からバス停まで練馬から来られた方と楽しく山行談議しながら歩く。※単独行なので、この山行中ほとんど人と話す機会がなかった。)
9時25分のバスで身延駅へ中央線の混雑を避け、富士駅経由で熱海駅へ、東海道線のローカルグリーン車に乗車し悠々帰京する。
≪昔、仲間と唄った北岳の歌を紹介します≫
【北岳の歌】
1 思い遙かな北岳の
憩の峰に集いたる
我らが友よ高らかに
いざや歌わん リードハイマー
2 あの山この谷あのフェイス
若き血潮の高鳴りに
固く握りしジッヘルの
ザイルを託す リードハイマー
3 吹雪に暮れたる日もすぎて
仰ぐ青さよわが心
今ぞめざすバットレス
なれよハーケン リードハイマー
歌詞が違っている事もありますのでその場合はよろしくお願いいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する