立山連峰プチ縦走


- GPS
- 29:26
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 8:22
天候 | 曇り時々晴れ⛅ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所は有りませんが、浮き石も多く慎重な足運びが必要です。 |
その他周辺情報 | みくりが池温泉で、日帰り入浴700円でした。 |
写真
感想
かねてから計画していた立山縦走と劔岳下見に遠征しました。
室堂山荘に前泊、重要文化財の日本最古の山荘を見学、晩飯は豪華に豚カツでお盆時期なので満員御礼状態。
一部屋6人、やや高齢の方は博多から、これから8泊で薬師岳に向かい奥穂高までの縦走、他に大阪からの親子と京都からの若者二人、明日の天気を祈りつつ、小雨模様の空に星が眺められないので、早めに就寝。
○ 第1日目
翌朝、願いが叶い雨も上がり青空、朝食後に一旦室堂ターミナルへ、そこから改めて浄土山に向けて出発、登山道の両脇は花・花・花、まだ人もまばらで気持ちよく足を運び、のんびり歩いていると前方ご夫婦が、登山道脇の草むらに雷鳥を見つけて撮影中、へぇ〜と感心しつつ刺激をしないよう気を付けながらパチリ。
さらに進むと、石畳の石の隙間から、なんとオコジョがちょろちょろ元気に走り回っています。しかし、元気良すぎてなかなか撮影できず、画像は石畳の石ばかりでした。
室堂平展望台からは、眼下に立山カルデラを見て、目前に薬師岳、その向こうに北アルプスの山並み、雲の上には槍の穂先が見え、おぉ〜あれが槍かぁ〜と一人感動。
浄土山へはガレ場の急斜面を汗汗になり登り、軍人慰霊碑に到着、そして富山大学の立山研究所へ、一息ついて一の越へ、この時間になると雄山へは登山者が行列になって室堂から向かっているのが眼下に見えます。
一の越山荘でガレ場で危険(ヘルメット装着者は少数)そうなので、ヘルメットを着装し登り始めましたが、何と人・人・人で行列で思うように進めません、なかには足を止めて写真撮影をして他の迷惑を考えない人もいるし・・・下山の人達との交互通行でしばらく足止めになったり、ようやく山頂に辿り着きました。
山頂では、500円を払って峰本社の前で神主さんにお祓いを受け、御神酒を頂き、社務所で御朱印も頂き、登山安全祈願のお守りを購入しました。
予定より時間もかかり昼になったので社務所前で、いつもの「まるちゃんみそラーメン」とさけ雑炊で昼食タイム、食後のコーヒーを済ませ、次は立山の最高峰の大汝山に出発。
さすがに大汝山に向かうと、雄山の分岐から登山者は急に少なくなりマイペースで歩け、20分程で大汝山山頂へ、眼の下に大汝休憩所が見えます。
あの映画「春を背負って」のロケの舞台となった菫小屋で、山頂から休憩所に立ち寄り休憩所内を見学し、小屋をバックに自撮りしました。
次は、岩・岩・岩の富士ノ折立に到着、大きな声でしゃべってい韓国人の夫婦を追い越し、少しガスのかかる真砂岳に向かう稜線を快適に歩きました。
真砂岳に着いて、周りもガスって眺望も無いので、右手に内蔵助カールを見ながら、今夜の宿泊先の内蔵助山荘へ向かいました。
内蔵助山荘は上下6人づつの部屋で、満員でやや息苦しいけど我慢、我慢。
あじフライの夕食を食べて、部屋に戻り足を伸ばして目を瞑り、なかなか熟睡は難しいものの、何とか少しは寝られました。
○ 第2日目
翌朝、快晴ではないものの宿泊している皆さんがご来光を見るため早めに起きて、山荘横に集まっています。鹿島槍が岳方向を望むと朝焼け、待つこと暫し雲の間の山の右横から、待ちに待ったご来光、そして反対方向の富士ノ折立を見ると朝日に照らされピンクに染まっています。この景色を見られるだけでもラッキーでした!
朝食を済ませ早めに出発、山荘を出るとガスガスで眺望はゼロ、時々ガスで濡れたメガネを拭き拭き歩いていると、徐々にガスが消えていき左の眼下に室堂平が一望できました。
スッキリ周りが見えてくると、右手後方の稜線には内蔵助山荘が見え、その遥か遠く雲の向こうには富士山の頭がうっすら確認できました。
景色を楽しみながら歩いていると、別山に到着!
なんと、ここからの剱岳の景色の素晴らしいこと筆舌に尽くしがたい!
ザックを別山の社の裏にデポし、身軽になって北峰へ(ここで記録をしているスマホを失念して一緒にデポ!)。
社の側に戻って、ここでモーニングコーヒータイム、目前の剱岳を眺めながら至福の一時、剱の迫力有ること、ちょうど別山尾根のルートを眺め、頭の中でカニのたて・よこと空想と妄想に酔って、次は・・・剱かぁ〜とバァ〜ンと存在感の有る剱を目に焼き付け、写真もいっぱい写して、取りあえず次の目標「剱御前」へ出発。
剱御前小屋へ到着する直前から、またまたガスがかかり始め剱岳は雲のなか、さっきまであんなに綺麗に見えていたのに、ガスが晴れるのを願って剱御前小屋前にザックをデポして小屋前のピークに登るものの全然ガスは晴れず、剱御前方向もガスガスで断念して小屋前に戻り、朝食が5時半と早かったため空腹だったので昼食タイム。
小屋の前で内蔵助山荘で同室となった富山市内のご年配の方と再会したので、コーヒーを振る舞って、新室堂乗越経由で雷鳥沢キャンプ場方向に下山を始めました。
下山ルートも花・花・花で見飽きることはありません、多少ガスも薄くなり今度は目前に奥大日岳が迫ります。登山者も少なく静かに落ち着いて歩けました。
奥大日岳への分岐からキャンプ場方向に一気に下り称名川を渡り、ほっと一息、室堂に戻ったと思ったのもつかの間、実はここから階段と石畳の登り坂が、下山後の足に効くんです。
今日一番の汗を流し、なんとか「みくりが池温泉」に到着!!
やや硫黄臭の白濁した温泉が二日間の疲れを癒やしてくれ、超気持ち良かったです。その後は、人だらけの黒部アルペンルートで富山市内に戻り、予約していたホテルに直行しました。
ホテルに荷物を置いて、ノドグロで一杯やって今回の山行を反省しようと考えたものの、富山市内の居酒屋もお盆時期で超満員、何処も入れずノドグロを諦めて、駅前の「きときと市場」内の白えび亭で「白えび刺身丼」で妥協し腹ごしらえをして、ホテルで剱岳を夢に見ながら爆睡し立山連峰プチ縦走を終えました。
立山連峰縦走、お疲れ様でした!
やっぱり北アルプスの景色は素敵ですね〜、剱岳もかっこいい!
距離だけ見ると、このルートなら私達でも行けるかな〜?こんな素敵な景色なら頑張れるかな〜と、なんかもう行く前提でレコ見ちゃいました。でも、3000m級なんで、やっぱり易しくはないんでしょうね。でもでも・・・行きたいなー行けるかな〜(笑)
こそっと、11月11日取れました
まずは11.11おめでとうございます!!
私も立山の室堂には、2回行ったことが有りましたが、さすがに雄山は3000mで恐れ多い感じでしたが、実際に登ってみると室堂が2540mなので、標高差は大したことはありません。
今回は、時期的に子供や運動靴に軽装の人とやや心配な方々も多かったですが、縦走コースになるとそこそこの装備をした方々でした。ただ気持ちの良い稜線を歩けるので、jeiさん達なら全く問題無いですよ。山小屋も至れり尽くせりで、食事も豪華で水やトイレの問題も無いので装備も軽くなります。山に登る環境は、やっぱりいいです。
何と言っても、剱の圧倒的な存在感、後ろ立山の山並み、雲の向こうの北アルプスの山々、次なる目標と意欲が湧いてモチベーションが高まります。
しかし、天塩に行かれたのですネ、昨年、登山口に行けなかったので近々に行こうと考えていました。なかなか小屋とか良さそうですね、参考にさせて頂きます。
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