槍ヶ岳
- GPS
- 80:00
- 距離
- 42.6km
- 登り
- 2,063m
- 下り
- 2,061m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:10
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:30
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:50
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ時々ガス 3日目 快晴 4日目 曇り時々晴れ 一時雨ぽつぽつ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR松本駅(9:45集合)=貸切バス=上高地・・・徳沢・・・槍沢ロッジ <2日目> 槍沢ロッジ・・・大曲・・・槍ヶ岳山荘・・・槍ヶ岳(3180m)・・・槍ヶ岳山荘 <3日目> 槍ヶ岳山荘・・・大曲・・・槍沢ロッジ <4日目> 槍沢ロッジ・・・横尾…]徳沢・・・明神・・・上高地=<貸切バス>=松本(おぶ〜・入浴)=JR松本駅 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
レスキューシート
スリング
カラビナ
テルモス
|
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感想
今回のテーマは高所岩稜歩行。目標山行の槍ヶ岳の日が、とうとうやってきた!
数日前から何度も天気予報を見たけれど、なかなかすっきりと晴れ予報出ず、やや不安。ずっとこの山を目標にしてきたんだから、展望はさておき、絶対に登りたい!
<1日目>
上高地バスターミナルから出発。歩き始めてすぐ、すぐそばを猿が走って行った。
梓川の左岸をどんどん進む。晴れて風がほとんどなく、暑い。アップダウンはほとんどないけど、スピード早く、やっとのことでついて行った。明神、徳沢は多くのハイカーで賑わっていた。槍沢ロッヂに到着。槍の穂先が見えた。今までは、遠くの山から見ていた槍が、こんなに間近に!うれしかった。
<2日目>
夜明け前にスタート。星がきれいだった。槍沢大曲過ぎると、「キーキー」と甲高い鳴き声がして、猿の群れが現われた。私たちを追い越して、雪渓の方へどんどん登って行った。水場に着いた。岩の上からいっぱい水が流れていて、ゴクゴク飲んだり、体を冷やしたりできた。とってもいいところ。
やっと、槍が見えてきた!感動。槍ヶ岳がよく見えるところで休憩。みんなで写真を撮ったり、ゆっくりできた。播隆窟の上に、かわいい鳥がとまった。(イワヒバリかな?)殺生分岐に向かっている頃、ガスがかかってきた。槍が見えたり、隠れたり。「霧に包まれて何も見えなくなっちゃうのかな?」と内心焦る。
殺生ヒュッテを見下ろすと、だいぶ登った実感。槍ヶ岳へのカウントダウンが、岩に描いてあって、励みになった。「110肩」あともう少し。重い荷物がおろせる。
槍ヶ岳山荘に到着。しばしの休憩後、穂先へのアタックの準備をする。ヘルメット・ギアを装着。雨具と飲料だけのザックは軽くて楽ちん。
私達の班は、1・2班の後、11:40出発。思っていたほどの混雑はないものの、途中で時々待ち時間があり、眼下の景色を眺めることができた。最後の梯子を登ると、山頂。30分くらいで登ることができた。
山頂は狭く、しゃがんで順番待ち。ガイドさんに写真を撮ってもらった。
下りはやはり、登りより難しかった。鎖場はカラビナ1枚の掛け替えをしながら進んだ。足場を探すのが難しく、かなり時間がかかった。眼下には先に下山した1・2班の仲間が手を振っているのが見えた。霧で真っ白になったり、また見えたり。
無事下山。なんと下山には倍以上の時間がかかった。登頂成功。やったぁ!
<3日目>
今日の予定は槍沢ロッヂまでの下山だったけど、天気もいいし、時間の余裕もあるので、ガイドさんが氷河公園・天狗池までの立ち寄りを提案してくれた。みんな賛成。
下山中の風景もまた素晴らしかった。たくさんのお花。ガイドさんや、仲間が教えてくれた。チングルマは、場所によって姿を変え、とっても可愛らしかった。
天狗原分岐より、氷河公園に向かう。これが想像してしていた以上にしんどい。足が上がらず、息があがった。
氷河公園に到着。天狗池に映る槍。少し待つうちに風がやんで、水鏡にくっきりと美しい姿を現した。絶景。心が洗われる。疲れを忘れた。本当にここに来てよかった。
ババ平の近くまで来ると、ミネザクラが咲いていた。足元にはフキノトウ。今年は雪が深かったので、今やっと桜が咲いたとのこと。ここは春の景色。
槍沢ロッヂに着くと、テレビ局の撮影班が沢山来ていた。来週末24時間テレビでイモトさんが、同じコースを登るのだと知った。
<4日目>
最終日。朝から筋肉痛がひどい。高低差や悪路はないけど、けがのないように気をつけなくては。昼過ぎからの天候悪化を懸念して、ガイドさんが足早に進む。きつーい!1日目と同様、やっとついて行く。
明神から一旦、自由行動。とはいっても、女性はみんな一緒のコースをみんなで歩くことにした。往路が左岸だったので、右岸を歩く。岳沢湿原は、水がきれいで、静かな美しい風景だった。
五千尺ロッヂに到着。冷えたアップルパイは、本当においしかった。
<感想>
今回の山行は、天気に恵まれ、毎日、楽しいことがいっぱいだった。特に、氷河公園の逆さ槍は美しく、感動。また、是非訪れたい。
お花がいっぱいで、覚えきれないほど。とってもいい風景だった。
〈白〉ノリウツギ・イワツメクサ・センジュガンピ・トウヤクリンドウ・ゴゼンタチバナ・アオノツガザクラ・エゾシオガマ・ヤマハハコ・ウメバチソウ・イブキトラノオ・ユキザサ
〈ピンク〉ミネザクラ・ヨツバシオガマ・オンタデ・ハクサンフウロ・ヤマホタルブクロ
〈黄〉ニッコウキスゲ・ミヤマキンポウゲ・シナノキンバイ・ウサギギク・オタカラコウ・キツリフネ・ホトトギス・オオバキスミレ・イワベンケイ・イワオトギリ(弟切草)チングルマ(花穂はピンク)
〈紫〉ヤマトリカブト・クガイソウ・タテヤマリンドウ・ミヤマリンドウ・イワギキョウ
〈その他〉クルマユリ(橙)エンレイソウ(黒)サンカヨウの実(紫)タケシマランの実(赤)フキノトウ
今年は雪が多かったので、春〜秋の花がいっぺんに咲いたようで、花が多く見られたとのこと。
スクールで学んだ2年間で、最も楽しく、心に残る山旅だった。
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