鹿島槍〜五竜〜唐松岳縦走(扇沢〜八方尾根)
- GPS
- 32:46
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 3,183m
- 下り
- 2,673m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:37
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:49
天候 | 初日 曇り 二日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは八方尾根から下山して扇沢まで電車とバスで戻りました 白馬駅14:37発 あずさ→信濃大町駅15:05着→信濃大町駅バス15:15発→ 15:50扇沢着 扇沢に戻るならこの時期としてはベストなスケジュールだと思います。 *14:15に下山して白馬バスターミナールでバスに乗れず偶然のタクシーで白馬駅に間に合いましたので、下山時刻はもう少し余裕があった方が良いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・扇沢〜鹿島槍南峰 危険箇所なし。柏原新道は整備されていて歩きやすかったです。ここまではノーヘルメット、ストックで行けます。 ・鹿島槍南峰〜キレット小屋 ここから岩場が続きます。小屋は鞍部にあるので岩場を下っていく感じです。八峰キレットと言われる箇所ですが、3点支持で慎重に下りれば問題ありませんでした。小屋直前の下りが急で少し怖いです。 ・キレット小屋〜五竜岳 このコースの核心部になります。G5、G4と岩場を抜けていき高度感もそれなりにあります。アップダウンがあって体力を使いますので適度に休みながら行きましょう。 ・五竜岳〜唐松岳 途中までは気持ちの良い縦走路ですが、コルから先は牛首まで急登、岩場が続きます。牛首もそれなり高度があってクサリのトラバースもあるので慎重に。牛首を抜けるとすぐ唐松山荘です。ここまでヘルメットを装着してました。 ・唐松岳〜八方尾根 よく整備された登山道で危険箇所はありません。安心して下山できます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
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感想
白馬から唐松縦走を計画してました。調べると宿泊予定であった途中の天狗山荘が今期は営業していないとのこと。日帰りも難しそうなのでどうしよう?テント担ぐのもシンドイなぁと地図を見つめていると、逆方面からもアリか?ていうか距離的にも良い縦走コースではありませんか。しかも百名山も2つクリアできるし。扇沢に車止めて戻って来れるか調べるとアルペンライナーなるものが白馬から扇沢まで出ているらしく(夏までの限定でした)、電車・バスでも乗り継げるか?ということで鹿島槍ヶ岳縦走に計画変更しました。
扇沢へは前泊入りして車中泊。トロリーバスの駅駐車場に止めて柏原登山口まで歩きます。初日の天気予報は晴れでしたが、スタートは小雨。すぐ止むだろうとレインウェアは着ないでスタートしました。柏原新道は急登も少なく、とても登りやすい整備された登山道でした。鉄砲坂の急登を越えると種池山荘。そこから爺ヶ岳を経由して鹿島槍ヶ岳を目指します。向かう途中、初めてライチョウに会いました。これまで会ってもおかしくない山にも登っていたのですが、一度も見たことがなくて半ば諦めていたので感動です!あとで聞いたのですが、ライチョウに会える時は天気があまり良くない時が多いらしいです( ̄▽ ̄)
ガスまみれの中、爺ヶ岳、鹿島槍南峰を登頂。ここから岩場が連続してキレット小屋まで急下降していきます。八峰キレットと言われる箇所ですが、言われるほどに危険箇所はなく、3点支持されしっかりしていればクリアできました。ただ、キレット小屋自体がコルにあるので小屋直前がかなりキレ落ちていて少し怖かったです。小屋に入り部屋に案内されると5人部屋を2人で使用できる余裕がありました。同部屋の方に挨拶をして行程を訪ねるとなんと私と全く一緒で明日扇沢まで車を取りに戻るということでした。2人とも初めてのコースということもあり、それなら明日ご一緒しましょうということになりました。さらにヤマレコユーザーということも判明して話が弾みました。こういう時にヤマレコをやっていて良かったと思います。
翌日の朝もガス。2日目の行程も長いので明るくなる前に出発。キレット小屋をスタートしていきなりハジゴやクサリがあらわれます。真っ暗の中、単独だったら不安なところ、ayasukeさんがいたので心強かったです。
この縦走コースの核心部はキレット小屋から五竜岳の間ではないでしょうか?岩場のアップダウンが連続して体力も消耗しますし、高度感もあるので精神的にも気をはる箇所だと思います。五竜岳から唐松岳への縦走路も岩場やアップダウンがあって疲れますが、振り返ると歩いてきた五竜からの縦走路が見えてたり、晴れていれば常に剣岳の姿を見ることができてとても景色の良い縦走路です。核心部の牛首を抜けるとすぐ唐松頂上山荘が見えてその奥に唐松岳へのルートがはっきりと確認できます。ここまでくれば一安心ということでヘルメットをここで外しました。八方尾根は登山客が多く、よく踏まれているルートということもあって歩きやすい尾根でした。八方池あたりまで下りるとそこはもう観光地ですね。ガスがあって逆さ白馬を見ることは出来ませんでしたが、多くの方が池周辺で弁当を食べながらくつろいでいました。やがてリフト駅に到着。約25kmの長い縦走を無事に終えることが出来ました。
ロープウェイに下山後、扇沢まで戻らなくてはいけないのですが、時刻は14:10。白馬発14:37の特急に乗りたいのですが、バスターミナルにバスは着ません。半ば諦めて白馬駅方面に歩いていると奇跡的に一台のタクシーに会いました。急いで駅を目指して無事乗車。信濃大町駅に15:05到着。ロータリーを見ると15:15発扇沢行のバスが丁度あって待ち時間がほとんどなく乗り継いで扇沢まで戻ることができました。
今回の山行は距離的にも岩場の難易度的にも自分にとって次に繋がるとても良い経験になりました。憧れていた縦走路を歩き、ライチョウにも出会うことが出来て大満足です。また2日目に同行していただいたayasukeさんにも助けられました。この場を借りて御礼申し上げます。さて次はどこ行きましょうか?( ̄▽ ̄)
ryoさん、お久し振りです。
鹿島槍、五竜岳、唐松岳の縦走、お疲れ様でした。
今年の夏は、八方尾根を登り唐松岳へ行きたかったのですが、夏の天候が優れず行けなかったので羨ましい限りです。
雲が多かったようですが、そこそこの天気で良かったですね。
紅葉時期には、ryoさんの地元那須の紅葉を見に行くのが楽しみです。
tianzhong さん
コメントありがとうございます。
2500m超えの縦走路は邪魔するものがなくて気持ちよかったです。もう少しガスがなければ最高でした。10月に入ると那須も紅葉が始まります。ホームの赤城山も10月でしょうか?是非那須に遊びにお越し下さい\(^o^)/
おはようございます。
今回の山行で2日目からご一緒させていただいたayasukeです。
山行中は大変お世話になりました。
ryoさんと共に登れたおかげで,自分的にいいペースを保ち,怪我なく無事山行を終えることができたと思っています。私1人で歩き続けていたら,今回のように順調な山行にならず,コースタイムももっと遅くなっていたかもしれません。
また,下山後もスムーズに扇沢まで戻ることができました。本当に助かりました!
さらには、後日,ryoさんのお仕事関連のホームページを閲覧し,ryoさんが様々な苦労や経験を経て,今はお仕事や登山に充実した生活を送られていることを知り,本当にすごいと思いました。
今後もいい登山を続けていただき,その記録を読ませてもらうのを楽しみにいています。いつかジャンダルムのレコがアップされるのを期待しています!
またどこかの山中でお会いできればいいですね。
本当にどうもありがとうございました!
ayasukeさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ大変お世話になりました。
お互いケガすることなく無事下山出来て良かったです。
もう少し鍛錬してジャンに行けるように頑張ります。
何かの機会で那須に来ることがあればお立ち寄りください。
フォローさせて頂きましたので山行を拝見させて頂きます。
これからも良い山行を
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