感動の苗場山&意外性の小松原湿原
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 09:57
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,136m
- 下り
- 2,204m
コースタイム
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:29
13:35見倉風穴-14:00屋敷
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・祓川分岐から小松原湿原は、この日のように濡れたコンディションだと、 岩や草でとても滑りやすいです。 特に霧の塔からの急坂は注意していてもスリップしました。 |
写真
感想
当初、谷川から志賀の赤線繋ぎは苗場山〜佐武流山〜岩菅山を予定していましたが、
苗場山〜佐武流山の藪が相当厳しそうなので、苗場山〜鳥甲山〜岩菅山に変更。
今回は苗場山と鳥甲山登山口を繋ぐべく、長野県の秋山郷側から苗場山に登ります。
駐車場の選択に悩みましたが、早い時間帯に苗場山山頂に到着できる
小赤沢三合目をスタート地点とし、後半に赤線繋ぎを実行です。
小赤沢の登山道は予想より眺望がきいて、花も多かったです。
ぬかるんでいる箇所が多いにもかかわらず登りやすかったという印象。
さすが長野県側からのメインルートです。
空が近くなってきたと思ったら、頂上台地の一角の坪場に飛び出します。
下から上がってくると、この開放感が何とも言えません。
また、早朝のため太陽の日差しがとても優しくて、
これまでの印象とは異なった感じでした。
7時台だと人もいなくて、素晴らしい景色を独り占め状態。
駐車場の選択は正解だったようです。
いつもは混んでいる山頂直下の休憩スペースに誰もいなかったので、
少し早いけど昼食に。
昼寝したい気分でしたが、先が長いので後ろ髪を引かれる思いで出発。
今日は人が少ないなあと思いきや、神楽が峰の登りからは、
続々とすれ違うようになってきました。
それも祓川ルート分岐までで、そこからは一気に道も細くなり、人も皆無。
一人すれ違った方は、この先藪が濃そうなので引き返して来た方でした。
確かに岩は滑るし、下草が生えて下が見づらく難儀するルートですが、
遠望や湿原など、見える景色は素晴らしかったです。
霧の塔からの急坂では、相当注意していたにもかかわらず何度か尻もち。
登山道が踏み固められてなく、これだけ濡れていると、どうしようもない感じでした。
それでも急坂を終えると谷川主脈のような気持ち良い稜線歩きが待ってます。
日陰山で小松原ルートで唯一の登山者にすれ違いますが、
この先の登山道もなかなか大変だったとのこと。
気を引き締めて小松原湿原へと下ります。
湿原と言っても大して期待していなかったのですが、
尾瀬のようなスケール感はないものの、逆にヒューマンスケールの湿原が、
次から次へとカーブする度にひっきりなしに現れるにくい演出。
苗場の頂上台地よりも標高で500m低いにもかかわらず、紅葉はピーク。
しかも誰もいない穴場中の穴場といった場所でした。
苗場山の頂上台地と小松原湿原というちょっとタイプの異なる2つの湿原を、
ちょうど紅葉のいい時期に巡ることができました。
特に小松原湿原はあまりガイドブックにも紹介されていないと思いますが、
サプライズで素晴らしい場所に出会えたと思います。
苗場山は祓川ルート、赤湯ルートに続いて3回目でしたが、
今回もルートを変えて歩く楽しさを教えてもらえた山行となりました。
若い頃は見向きもしなかった苗場山のような山が好きになったのは、
年を取ったせいでしょうか。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
hirokさん、こんばんは。
水景と草紅葉。
苗場山も小松原湿原もどちらも良いですね〜。
「いつまでものんびりしたい」の気持ち、わかります。
10年前くらいに山登りを始めた頃に行ったのが鬼怒沼とか苗場山ですので、
久しぶりに行ってみたいと思いました。
苗場山のような山が好きになったのは「年を取った」のではなく、
いろいろな山を歩いて、いろいろな楽しみ方をして
山歩きの幅がひろがったのではないでしょうか?
小松原湿原への下りは厳しいですか...
「苗場山〜小松原〜津南」のルートの可能性を探っていたところですが、
下りが大変となると再考しないといけないかもしれません。
最近、下りの時間が読めない(下りで時短できない)ルートが多く困ってます。
sat4さん、こんばんは
秋の湿原はいいですね。
苗場山はいずれも秋に登っているので、大体想像はついているものの、
いつもと違って朝早い時間に到着できたので、
日差しが柔らかく印象が違いました。
驚いたのは小松原湿原、こんなに素晴らしい場所があるなんて!といった感じでした。
標高1500mなので紅葉は期待していなかったのですが、ほぼピークだったかと。
登山道が乾いていれば全く問題ないでしょうが、
前日雨が降ったのか、それとも朝露なのか、登山道はびしょびしょ。
靴もズボンも泥だらけで、ゲイターは必須、トレランシューズではきついと思います。
特に下りが全て北斜面になるので、昼近くでも渇きそうな気配がありません。
一生分のスリップをしたのではと思えるぐらい、下りは神経使いました。
それでも歩いて良かったなあと思えると思える稜線、是非チャレンジしてみてください。
hirokさん こんばんは
とても楽しいコースを歩かれてるので、とても羨ましく
なりました。苗場山はメインコースでも楽しめる山だと
思いますが、これくらい長いコースだと、山の上に宿泊
してもいいかな…と思います。まだ1回しか登ってない
のですが、とても気に入っている山なので、次に登る時
の参考にさせていただきます。
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは
苗場山ほどルートがたくさんある山も珍しいのでは。
3回登りましたが、まだ未踏のルートがたくさんあるので、
きっと4回目もあると思います。
小赤沢ルートも小松原湿原ルートもともに素晴らしく、
また歩いてもいいかなあと思えるルートでした。
確かに山頂で1泊すると、夕方や朝の素晴らしい景色に出会えるのでいいですね。
毎回秋ばかりに登っているので、高山植物の季節も行ってみたいと思いつつ、
毎度夏はアルプスに行ってしまいます。
すごいです!素敵です!!贅沢なルートの取り方♪
小松原湿原は お花の咲く時季に行って
秋もきっと良いに違いないと思っていました。
静かで 整備されすぎていなくて 適当さが好きです。
同じく?最近は お花や雲の流れや風の心地良さに魅かれます(笑)
manaさん、こんばんは
こんなに小松原湿原が素敵な場所とは知らなかったので、
結果的には王道の苗場山〜穴場の小松原湿原を結ぶ贅沢なルートになりました。
こんな景色を独り占めして良いのか、と思える程静かでしたし、
確かに整備もほどほどで自然感がありますね。
manaさんは人があまり行かない穴場によく行かれるので、
これからも参考にさせて下さいね。
尖った山以外は山ではない!ぐらいの認識でしたが、
花の写真を撮ったり、湿原を散策したり、自分の変わりようにびっくりです。
sat4さんにコメントしていただきましたが、
幅が広がったということにしておきましょう。笑
hirokさん、こんにちは!
当日や、翌日のレコアップが多いので、今週はお休みかと思っていました
依然として、山セレブ状態は継続中でしたね
初秋の高層湿原、雰囲気が良いですね〜
思わず写真に見とれてしまいました。
一度しか訪れていない苗場山ですが、この季節に再訪したくなりました。
また、小松原湿原も行った事が無く、是非とも拝見したい景観です。
平ヶ岳も好きなお山ですが、雰囲気が実によく似ていますね。
年を取った!?こんな記述がありますが、本命は泥だらけになる難路
その難路に向かう休憩ポイント、それが苗場山だったと言うだけですよね。
苗場山単品が目的地となるのは、まだまだ先のようですね
tailwindさん、こんばんは
同じ長野県でも八ヶ岳は2時間圏内ですが、秋山郷ともなるとほぼ4時間。
帰宅するとぐったりで、とてもレコをアップする気力がありませんでした
樹木の紅葉に先立って進行する湿原の草紅葉、何か心が癒されます。
いつもは混んでいる苗場山も、この時間帯だと泊りの登山者しかいなかったので、
とても快適に散策できました。
平ヶ岳、会津駒ヶ岳、苗場山と山頂がなだらかな山は
アルプスとは違った魅力がありますね。
せっかく秘境の秋山郷まで来たので、本当は温泉に浸かって1泊したい所ですが、
毎度せかせかと日帰りになってしまいます。
そのうち、優雅にのんびり登山となる日はいつ訪れるのでしょうか
hirokさん、こんにちは。
hirokさんは鳥甲山経由で繋げるつもりなのですね。
自分はたぶん、稲包山から白砂山へと思っています。
(この稜線、刈り払いされると聞いたのですが、その後
どうだか不明。。。場合によっては残雪期に)
小松原湿原のプライベート感は他では得られないですよね。
自分も同じように感じたことを思い出しました
しかし、天気はこんなに良くなく、写真を拝見すると
再訪したいなあと思うのですが、気合が必要な場所なので
しばらくは置いておきます。。。
それにしても、紅葉はもう見頃ですか。今年の色づきは
早いのかな?
youtaroさん、こんばんは
昨年のyoutaroさんの佐武流山のレコを見て、
すっかり佐武流山経由の赤線繋ぎはやる気なくなりました
今年になってもレコは一件もあがっていませんし。
とりあえず鳥甲山経由で赤線は繋がったので、
いつか佐武流山〜苗場山の笹が刈られることがあれば、行ってきます。
天気も紅葉のタイミングも最高で、一気に小松原湿原のファンになりました
あまり存在を知られていないのか、
登山道が歩きづらいのが知られて歩く人がいないのか、
独り占めできて幸せ気分でした。
苗場山山頂の紅葉は期待していたのですが、
まさか標高1500mまで紅葉しているとはびっくりでした。
予想より黄葉前線は早いかもしれません。
こんにちは、hirokさん!
遅ればせながらレコを拝見してお邪魔しました。
朝8時頃、ワルサ峰から苗場山の頂上湿原を眺めていましたが、あそこにおられたんですネ。
いい天気でしたネェ...
苗場山から見た佐武流山もなかなかです。
佐武流山から苗場山へのルート...チョット覗いてみましたが、西赤沢源頭からナラズ山へは刈り払いがされていません。踏み跡はあり、腰程度の薮でしたので無理をすれば...
でも日当たりのいい所は2メートル程の笹ですので、かなり厄介です。
佐武流山の山頂からも白砂山方面の様子を見に薮に入ったのですが、身動きが取れなくなりました。稜線上の笹はすごいので、西側を巻いた方がいいのかも知れません。
マダニがいます。薮から戻ったら、腕に2匹とパンツに3匹着いていました。払い落としましたので、もっといたかも知れません。
お風呂に入って石鹸の泡の中に1匹いましたので、噛まれたかなと思ったのですが、今のところ大丈夫です。
薮漕ぎはお気を付けて...
hottenさん、こんばんは
いい天気でした。
青空と紅葉は最高でした!
佐武流山から苗場山へのルート、是非チャレンジしてほしかったですね
今年になってレコが一件も上がってないので。
昨年のyoutaroさんのレコで引き返してきた、とあったので、
すっかりやる気が失せました。
2mの笹ですか
気持ちでめげてしまいそう。
しかもダニが待ち構えているとなると、自分にはチャレンジ精神がありません。
いつか笹が刈られるようなことがあれば行ってみます
白砂山方面も偵察したのですね。
白砂山〜稲包山はルート整備が行われるようですが、
この付近一体の稜線を整備してほしいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する