秋の縦走2泊3日 上高地から槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳〜奥穂高岳〜前穂高岳

2017年09月29日(金) ~ 2017年10月01日(日)

• GPS: 26:35
• 距離: 34.3km
• 登り: 3,127m
• 下り: 3,084m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:48
• 休憩: 1:57
• 合計: 9:45

距離 19.7km 登り 1,780m 下り 204m

5:25 上高地バスターミナル
5:29 無料トイレ
6:09 6:12 明神館
6:16 6:17 徳本口(徳本峠分岐)
6:52 徳沢公衆トイレ
7:00 徳澤園
7:12 新村橋(パノラマ分岐)
7:48 8:00 横尾 (横尾山荘)
8:33 槍見河原
8:41 8:45 一ノ俣
8:52 二ノ俣
9:14 9:37 槍沢ロッヂ
9:56 赤沢岩小屋（ババ平）
10:31 10:32 槍沢大曲り
11:16 11:40 槍沢・天狗原分岐
12:28 12:30 坊主岩屋下
12:35 12:36 播隆窟
13:43 14:16 槍ヶ岳山荘
14:38 14:51 槍ヶ岳
15:10 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 7:38
• 休憩: 1:06
• 合計: 8:44

距離 6.6km 登り 921m 下り 1,010m

6:05 槍ヶ岳山荘
6:15 飛騨乗越
6:33 6:36 大喰岳
7:07 7:09 中岳
7:49 天狗原分岐
8:02 8:07 南岳
8:12 8:19 南岳小屋
9:39 9:41 長谷川ピーク
11:17 11:52 北穂高小屋
11:58 12:00 北穂高岳(北峰)
14:17 14:27 涸沢岳
14:49 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 1:15
• 合計: 8:02

距離 8.1km 登り 426m 下り 1,904m

5:55 穂高岳山荘
6:51 6:59 穂高岳
7:10 7:11 南稜の頭
8:22 8:28 紀美子平
8:54 9:11 前穂高岳
9:43 9:52 紀美子平
11:43 12:15 岳沢小屋
13:10 7番標識
13:33 13:34 岳沢湿原・岳沢登山口
13:41 日本山岳会上高地山岳研究所
13:50 13:51 河童橋
13:54 無料トイレ
13:57 上高地バスターミナル

天候

1日目：曇りのち晴れ、風強し
2日目：晴れ、風強し
3日目：晴れ、風やや弱まる

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

▼駐車場
沢渡第二駐車場：普通車600円／1日（24時間）、トイレ・足湯あり

▼タクシー
松本市沢渡ゾーン〜上高地バスターミナル 4,200円
往路は4人で相乗り@1,050円、復路は5人で相乗り@840円
＊参考：釜トンネルの開門　05:00

コース状況／危険箇所等

▼登山ポスト
上高地

その他周辺情報

▼槍ヶ岳山荘　http://www.yarigatake.co.jp/yarigatake/
1泊2食　9,800円
＊wi-fi、SoftBank繋がります（3G〜4G）

▼北穂高小屋　http://www.kitaho.co.jp/
昼食　特製カレーライス　800円

▼穂高岳山荘　http://www.hotakadakesanso.com/
1泊2食　9,800円
＊wi-fi繋がります。SoftBankは圏外

▼岳沢小屋　http://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/
昼食　しょうゆラーメン　1,000円

▼下山後の入浴
竜島温泉せせらぎの湯　　TEL：[phone]
営業時間：入浴・休憩/10:00〜22:00（入館締切21:00）
　　　　　御食事処せせらぎ/11:30〜14:00
休館日：毎週月曜日
入館料：大人510円
内湯・露天。カラン×10。ボディーソープ・リンスインシャンプー・ドライヤーあり。
https://ryushima-onsen.jp/

写真

9/29 4:37

【1日目】朝5時前の沢渡。平日の始発バスは遅いので待たずにタクシーで上高地へ

9/29 5:23

上高地バスターミナル。登山者でごった返しています

9/29 5:30

朝靄の中の河童橋

9/29 6:05

明神

9/29 6:58

徳沢のキャンプ場。前日は雨だったはず…でも沢山の人が幕営していました

9/29 7:00

徳沢園

9/29 7:48

横尾

9/29 7:49

9/29 8:06

屏風岩

9/29 8:41

一の俣

9/29 9:02

槍沢の澄んだ流れ。行く手には雲

9/29 9:15

槍沢ロッジ

9/29 9:41

槍見

9/29 10:04

馬場平キャンプ場を振り返って

9/29 10:09

横尾尾根の紅葉始まる

9/29 10:10

滝をアップで

9/29 10:12

赤岩沢

9/29 10:21

五郎沢

9/29 10:28

槍沢大曲り

9/29 10:38

明沢

9/29 10:51

紅葉と雪渓

9/29 10:55

猿がたくさんいました

9/29 10:59

振り返って

9/29 11:12

大岩

9/29 11:19

見事な紅葉に出会えました

9/29 11:20

槍沢・天狗原分岐

9/29 11:46

黄葉もいい

9/29 11:48

滝見岩

9/29 11:48

9/29 11:51

9/29 12:27

槍ヶ岳山荘まであと1300…m？

9/29 12:32

おっ！雲が薄くなってきた！槍が見えてる

9/29 12:34

播隆窟

9/29 12:36

振り向くと常念岳。長野側は晴れている

9/29 12:38

チングルマ

9/29 12:42

おおー！見えた！槍ヶ岳

9/29 12:56

素晴らしい！

9/29 13:34

殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍、常念岳

9/29 13:46

槍ヶ岳山荘到着。先に宿泊手続きをします。

9/29 14:12

今日は空いています。ひとり布団一枚で寝られます。

9/29 14:16

さてでは槍ヶ岳へ

9/29 14:22

9/29 14:29

登ってます

9/29 14:29

登ってます

9/29 14:32

登ってます

9/29 14:37

初登頂

9/29 14:38

7年ぶり2度目

9/29 14:39

撮っていただきました

9/29 14:39

北鎌独標

9/29 14:45

7年前は表銀座から登ったなぁ

9/29 14:45

「成果使用不能」扱いですが元は二等三角点「槍ヶ嶽」

9/29 14:45

パノラマで

9/29 14:58

明日はここを歩きます

9/29 15:01

下山してます

9/29 15:08

次は西鎌から登りたいなぁ

9/29 15:12

いい天気に登れてよかった

9/29 17:00

槍ヶ岳山荘の夕食。わさびふりかけをたっぷりかけてみました。

9/30 4:59

【2日目】槍ヶ岳山荘の朝食。オクラが凍っていました。きっと厨房も寒いんですね。

9/30 5:16

7年ぶりに来たらwi-fiが繋がるようになっていました。ソフトバンクも！

9/30 5:36

さあご来光です

9/30 5:37

富士山もしっかり見えてます

9/30 5:38

槍ヶ岳のシルエット

9/30 5:39

出ました！朝日は一瞬顔を出し、すぐ上の層の雲へ隠れて行きました。

9/30 6:06

槍ヶ岳山荘を振り返って、さあ出発です。

9/30 6:10

まずは大喰岳を目指します。

9/30 6:33

大喰岳。登山道から少し外れたところにあります。

9/30 6:38

しばらくは普通のアップダウン

9/30 6:43

幸い登山道は凍っていませんが、日陰には立派な霜柱が育っていました。

9/30 6:56

ハシゴ

9/30 7:01

薬師、黒部五郎かな？

9/30 7:04

中岳で撮っていただきました

9/30 7:08

行く手にはギザギザの山

9/30 7:34

振り返って槍

9/30 7:35

綺麗な形の笠ヶ岳

9/30 8:01

南岳

9/30 8:01

三等三角点「北穂高」

9/30 8:02

南岳小屋はすぐそこ

9/30 8:04

パノラマで

9/30 8:20

南岳小屋

9/30 8:27

いよいよ核心部の始まり

9/30 8:31

まずは激下りが始まります

9/30 8:36

クサリ

9/30 8:46

ハシゴ

9/30 8:52

尾根を越え…

9/30 9:04

北穂へ向かう

9/30 9:23

振り向いてみる

9/30 9:33

長谷川ピーク。ここからさらに厳しくなる

9/30 9:36

ステップがあるからいいものの…

9/30 9:55

A沢のコル

9/30 9:58

A沢のコルから笠ヶ岳

9/30 10:01

A沢のコルから長野側紅葉

9/30 10:02

休憩終わり

9/30 10:05

振り向いて。すごいところ通ってきたんだなあ

9/30 10:23

9/30 10:25

矢印は真上をさす

9/30 10:26

9/30 10:31

9/30 10:34

9/30 10:49

展望台

9/30 10:49

9/30 10:54

槍ヶ岳。遠くなったなぁ

9/30 10:54

9/30 10:57

北穂あと200mって標高かー

9/30 10:58

激登りです

9/30 10:59

上方確認したくても太陽が眩しくて辛い

9/30 11:18

ようやく北穂高小屋

9/30 11:26

特製カレーライスをいただく

9/30 11:49

前穂と涸沢

9/30 11:52

北穂高岳

9/30 11:54

撮っていただきました

9/30 12:45

食べてすぐ動いたら気分悪くなって、ちょっとここで休憩

9/30 13:06

北穂−涸沢岳ルートは大キレットより難しかった

9/30 13:14

手がかりは届くところにあるんだけどなあ

9/30 13:25

最低コル

9/30 14:24

涸沢岳

9/30 14:25

撮っていただきました

9/30 14:26

穂高岳山荘が真下です

9/30 14:28

涸沢のテン場がすごいことになってる

9/30 14:49

穂高岳山荘到着

9/30 17:39

本日は布団一枚に2人。最終的にこの部屋に9人泊まりました

9/30 17:39

夕食は60席の食堂で5交代

9/30 17:51

夕食です

10/1 4:56

【3日目】穂高岳山荘の朝食。卵は生卵。朴葉味噌焼きもありました。

10/1 5:43

部屋からのご来光鑑賞

10/1 5:57

さらば涸沢岳

10/1 5:59

笠ヶ岳

10/1 6:00

奥穂への道は渋滞

10/1 6:41

ジャンダルム

10/1 6:48

奥穂にて。撮っていただきました。

10/1 6:54

パノラマで

10/1 6:54

奥穂からの富士山

10/1 6:58

あそこから来たんだなあ

10/1 7:07

南稜の頭

10/1 7:43

吊尾根をゆく

10/1 7:47

眼下に涸沢を見る

10/1 8:01

最低コル

10/1 8:16

10/1 8:19

紀美子平。ここから前穂も侮れない

10/1 8:55

前穂到着

10/1 8:58

撮っていただきました

10/1 8:58

一等三角点「穂高岳」

10/1 9:02

バリルートの北尾根にも人が

10/1 9:03

前穂からの富士山

10/1 9:06

パノラマで

10/1 9:57

重太郎新道を下山

10/1 10:25

岳沢パノラマ

10/1 10:49

岳沢も紅葉が始まっている

10/1 10:54

カモシカの立場

10/1 10:55

岳沢は黄葉が多いのかな

10/1 10:55

10/1 10:59

おおー鮮やか！

10/1 11:47

岳沢小屋でしょうゆラーメン。塩分がうれしい！完食いたしました。

10/1 12:13

岳沢小屋

10/1 12:21

小屋見峠

10/1 13:05

風穴。離れていても涼しい風が吹いていた。

10/1 13:32

岳沢登山口到着。お疲れ様でした！

10/1 13:33

梓川きれいだなあ

10/1 13:45

下山後にここで綺麗に穂高が見えたの、始めてです。

10/1 13:53

河童橋

10/1 14:02

ソフトクリームで締める

撮影機器：

E-PL1 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 6 Apple

PENTAX Q7 PENTAX

感想

kiyokiyo

8月に西穂へ登ったとき、久しぶりの北アルプスに感激して、ちゃんとした岩場を登りたくなりました。
そこでヘルメットを購入して準備。さすがにいきなりジャンダルムは無理なので大キレットへ。上高地から入山し、槍沢〜槍ヶ岳〜北穂〜奥穂〜前穂〜岳沢を2泊3日で縦走します。計画を立てた週末は、見事に3日とも晴れ、素晴らしい縦走になりました。

1日目は初め風が強く、なかなか太陽が顔を出してくれず寒くて、ポツポツと雨粒が落ちてくることもありました。振り返った長野側は晴れていても、向かう岐阜側には雲が立ち込めている…。せっかく始まった紅葉も少し鈍った色に見えていましたが、途中からいきなり青空になり、行く手に槍ヶ岳が姿を現した時は感動的でした。
前日が雨だったせいもあり、槍ヶ岳山荘は空いていました。ひとり一枚の布団で寝られてとても快適でした。

2日目。本日は核心部、大キレットと北穂−涸沢岳を通過して、穂高岳山荘まで。まずは大きなアップダウンの登山道を大喰岳、中岳、南岳と通過。百高山には避けては通れない山ばかりです。南岳小屋からは岩場を激しく下ります。岐阜側を巻く時は冬の始まりのような寒さで体にこたえます。そして大キレットの岩場は難易度は難しくないものの、ステップの一つ一つが大きく、私には手足が届かないところが多くありました。それでも今回の南下するコース採りでは長谷川ピークまではなんとなく到着。ここからさらに難易度が増す感じです。北穂への最後の登りは壁が立ちはだかるようでした。
北穂−涸沢岳間は正直、私にとっては大キレットより難しかった。大キレットはただ単に手が届かないだけだったが、こちらは指をかける方向にも気をつけなければクリアできない。すぐそこに奥穂高岳が見えているのになかなか近づかないもどかしさがあった。

穂高岳山荘は布団一枚に2人の混雑。夕食も5回戦だった。涸沢を見下ろせばすごいテントの数。のちに聞いたところによると、この日は1400張だったそう。


3日目最終日。6時ごろ出発すると、いきなり奥穂への登りが大渋滞。みんな行動時間が同じだから仕方がないですね。待ちながら登ると、いつもより急登に感じました。私は奥穂は3度目。nzchchさんは2度目ですが晴れてる奥穂は初めてなので、初めて見たジャンダルムに感動していました。吊尾根は記憶していたより易しく短く感じました。ここを初めて歩くnzchchさんは逆に意外に長いと感じたそうです。紀美子平から前穂へはザックをデポして行きました。片道30分ほどですがここも結構岩稜歩きで侮れません。前穂の山頂は広いのでここで大休憩。この日も晴天で槍ヶ岳がきれいに見えます。今回歩いて来た距離をじっくり噛みしめることができました。
重太郎新道の下りも急です。ここ数日で死者も出ているので慎重に歩きたいところですが登山者も多く、中には間隔をとらずに詰め寄ってくる人もいて大変でした。ハシゴやクサリ場はどうしても渋滞するので、気長に順番待ちしてほしいものです。

岳沢小屋でラーメンを食べたら、ヘルメットを片付け、ストックを取り出し、あとは石畳の樹林帯を歩いて下山。3日間、風が強く寒かったですが、ほぼ晴天で最高の縦走ができました。
今度は西鎌、または裏銀座を歩きたいですねー。ジャンダルムは…しばらくないですね〜 ^^;