北アルプス 3000m峰 8座縦走 槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 3,040m
- 下り
- 3,035m
コースタイム
5:19〜5:40 上高地バスターミナル(朝食)・・・38
6:18 明神館・・・38
6:56 徳澤キャンプ場・・・47
7:43 横尾山荘・・・44
8:27 一ノ俣・・・13
8:40 二の俣・・・23
9:03 槍沢ロッジ・・・34
9:37 ババ平・・・28
10:05 大曲・・・61
11:06 天狗原分岐・・・79(途中で昼食20分)
12:25 坊主岩屋下・・・6
12:31 播隆窟・・・32
13:03 殺生分岐・・・35
13:38 槍ヶ岳分岐・・・3
13:41 槍ヶ岳山荘・・・21
14:02〜14:12 槍ヶ岳山頂(3180m)・・・18
14:30 槍ヶ岳山荘(泊)
1日目総歩数34,805歩
【8月28日(日)】
5:17 槍ヶ岳山荘・・・21
5:38〜5:48 槍ヶ岳山頂(3180m)・・・20
6:08〜19 槍ヶ岳山荘・・・25
6:44 大喰岳(3101m)・・・34
7:18 中岳(3084m)・・・36
7:54 天狗原・南岳分岐・・・17
8:11 南岳(3033m)・・・13
8:24 南岳小屋・・・5
8:29 獅子岩(獅子ヶ鼻)・・・71
(大キレット)
9:40 長谷川ピーク・・・17
9:57 A沢のコル・・・22
10:19 飛騨泣き・・・46
11:05 北穂高小屋・・・12
11:17 北穂高岳山頂(3106m)・・・9
11:26 北穂分岐・・・72(途中で昼食20分)
12:38 最低コル・・・48
13:26 涸沢岳(3110m)・・・33
13:59 穂高岳山荘(泊)
2日目総歩数17,090歩(槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳のピストン含まず)
【8月29日(月)】
6:00 穂高岳山荘・・・51
6:51〜7:28 奥穂高山頂(3190m)・・・54
8:22 紀美子平・・・28
8:50〜9:19 前穂高岳山頂(3090m)・・・23
9:42 紀美子平・・・87
11:09〜11:33 岳沢小屋(昼食)・・・51
12:24 風穴・・・26
12:50 登山道入り口・・・12
13:02 河童橋・・・5
13:07 上高地バスターミナル
3日目総歩数 19,076歩(前穂ピストン含まず)
天候 | 8月27日 晴れのち霧 8月28日 晴れのち霧 8月29日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
29日 13:15上高地バスターミナル(シャトルバス)-13:45沢渡第一駐車場14:15-(自家用車)16:30自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○上高地バスターミナル〜明神館〜徳澤キャンプ場〜横尾山荘〜一ノ俣 梓川沿いの平坦な林道歩き ○一ノ俣〜二の俣〜槍沢ロッジ〜ババ平〜大曲 ようやく登山道らしくなる ○大曲〜天狗原分岐〜坊主岩屋下〜播隆窟 ここまでの長い歩きがボディーブローのように効いてくるのか、次第に登りがきつく感じる。天狗原分岐と坊主岩屋下との間でエネルギー補給に早めの昼食を摂る。坊主岩屋下〜播隆窟の界隈は比較的温度が低いのか、ハクサンイチゲやチングルマなどがまだ咲いていた。今回歩いた中では花の種類が最も多かった。 ○播隆窟〜殺生分岐〜槍ヶ岳分岐〜槍ヶ岳山荘 急登ではないが、疲れからか、槍ヶ岳山荘がすぐそこに見えていながらなかなか足が進まない。 ○槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳山頂(3180m)〜槍ヶ岳山荘 槍ヶ岳山荘に荷物をデポし空身で山頂に。クサリ場、鉄のハシゴを幾つか経て山頂に、途中から登りと下りの2コースに分かれるとは、さすがに登山者が多い槍ヶ岳。頂上直下の登りと下りの垂直の鉄のハシゴはなかなかスリリング。 ○槍ヶ岳山荘〜大喰岳(3101m)〜中岳(3084m)〜天狗原・南岳分岐〜南岳(3033m) 大喰岳には、槍ヶ岳山荘から少し下って急登。起きがけの体にはこの急登はきつい。 大喰岳、中岳、南岳との間はそれぞれ35分程度の近さであるが、アップダウンがなかなか堪える。しかし、この時間で3000m峰を3座も制覇出来るとは、3000m峰21座の制覇を目指す私にとっては有り難い。 ○南岳(3033m)〜南岳小屋〜獅子岩(獅子ヶ鼻) 南岳から南岳小屋までは下ってすぐ。小屋の先の獅子岩を下りればいよいよ大キレット。獅子岩の獅子ヶ鼻は大キレット展望台で、高度感抜群。 ○大キレット(長谷川ピーク、A沢のコル、飛騨泣き)〜北穂高小屋〜北穂高岳山頂(3106m) 獅子岩から鞍部まで下って長谷川ピークまでの登りは急登で結構きつかった。長谷川ピークのてっぺんはクサリもなく、評判通り、スリリングな場所で証拠写真を何枚か撮った。雷雨にでもなって濡れていたらと思うと恐ろしい。晴天で良かった。飛騨泣きも難なく通過。4人をザイルで引き連れていたガイドさんによれば昔はもっと難所だったとか。 飛騨泣きから北穂高小屋の途中で長谷川ピークが一望でき、そのナイフリッジの様子がよく分かる。北穂高小屋までも急登で辛い。 ○北穂高岳山頂(3106m)〜北穂分岐〜最低コル〜涸沢岳(3110m) 〜穂高岳山荘 予定では北穂高岳小屋に宿泊する予定だったが、11時に着いてしまったのでキャンセルし、穂高岳山荘に泊まることにする。最低コルから涸沢岳までの登りも辛かった。 ○穂高岳山荘〜奥穂高岳山頂(3190m) 朝4時頃空を見ると凄い星空。視力が良くないので良くは分からなかったが、子供の頃の見覚えのある天の川らしきものも見えた。うれしい快晴の朝を迎える。 ここも、ハシゴありクサリ場ありのいきなりの急登で、起きがけの体にはきつい。しかし山頂で待っていたものは、槍ヶ岳、表銀座、裏銀座の山々から、立山連峰、白馬、五竜、白山、中央アルプス、南アルプス、富士山、八ヶ岳まで見渡せる、ベテランがこんな晴天は滅多にないと言うほどの素晴らしい展望。 ○奥穂高岳山頂(3190m)〜紀美子平〜前穂高岳山頂(3090m)〜紀美子平 名残惜しいが奥穂高岳山頂をあとにして紀美子平に、吊尾根に沿ったこの道も急峻。紀美子平は平らと言うからもっと平坦な場所かと思ったら、吊り尾根のほんの小さな平らな場所。ここに荷物をデポして前穂山頂に。ここも言うまでもない急登。前穂高岳山頂の眺望も奥穂高岳と同じく素晴らしい眺望で感動。上高地の大正池や河童橋周辺や徳沢、横尾付近もよく見えた。 ○紀美子平〜岳沢小屋〜風穴〜登山道入り口 名残惜しい前穂高岳山頂を後にして、岳沢小屋に下る。岳沢小屋までの下りは凄い急降。転がり落ちていくように下る。大腿四頭筋を鍛えていない人は膝が笑う状態になるのかも。岳沢小屋を過ぎるとなだらかな下りになる。 ○登山道入り口〜河童橋〜上高地バスターミナル 登山道入り口から上高地の散策道に合流。月曜日だというのに河童橋周辺は人人人!、更に、バスターミナルに着くと、ものすごい数のバスが!混みそうだと判断し、シャトルバスで早々に沢渡に向かう。 |
写真
感想
北アルプスデビューでいきなり3000m峰8座登頂&大キレット通過という大目標を掲げたものの、お盆明けから梅雨前線の影響で天候は極めて不安定。安曇野地方も前日は大雨、当日朝も山梨県中西部に大雨洪水警報がでているという状況で迷いましたが、週末から月曜日にかけ、安曇野の天気は比較的良いという予報を信じて決行しました。
家を出た時は雨が激しく降っていましたが、長野方面に向かう毎に次第に雨が小降りになり、松本付近は曇り、沢渡に着いてタクシーに乗って上高地に向かうと霧が晴れ、青空が!この天候な不安定な時に、これ以上望みようがない天気に恵まれ、最高の北アルプスの秀峰を堪能出来ました。日頃の行いが良いのか?感謝です。
上高地は梓川やそれぞれの沢に砂防堰堤などの人造物が何もないのにも驚きでした。
快晴の奥穂高岳から見た北アルプスの山々。みな魅力的な山です。全て登ってみたい。また楽しみが増えました。そして、また今回も雷鳥に遭遇することができなかったので、これもまた次回の楽しみに。
槍ヶ岳山荘で隣だった私と同じ年の男性の方、また、この男性を通して、さわやかなお二人の青年(一人はヤマレコユーザーだとか)に、山小屋の食事の時や山頂で色々教えていただきました。お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
北アルプスには、韓国人登山客が多いのか、山小屋のトイレの注意書きも日本語と英語ではなく韓国語でびっくりしました。今回、全く同じコースをと15人ほどのグループと一緒でした。日本語が達者なガイドの人と話をしたら、高山病になった人がいて、長谷川ピークを越えるのが大変だったとか。皆さんマナーも良く好感が持てました。行く先々でお土産の小物をいくつも買っていたので、山小屋にとっては、日本人よりも良いお客さんでしょうね。北アルプスもアジアのヨーロッパアルプスのような存在になりつつあることを実感しました。
お久しぶりです。
いよいよ北アルプスに進出ですか。
bekopapaさんの進化ぶりには、只々驚きです。
そのうちに北鎌尾根だったりして。
さらに、最近のポーズが決まっています(失礼)。
これからもレコ楽しみにしています。
私は、ドクターストップがかかることを恐れていまして、今月末の結果待ちです。
bekopapaさん こんにちは
3年前に私もまったく同じコース取りで縦走しました。なつかしかったです。
そのときもいいお天気だったんですが、bekopapaさんも天気に恵まれたみたいでよかったですね。
あのコースは雨だと途端に怖いルートになってしまいますからね
これからのレコも楽しみにしてます
softbreezeさん、こんばんは コメントありがとうございます。
天候にも恵まれ、槍・穂高はやっぱり良かったです。
雪が降るまではもう少し北アルプスの山を登ってみたいですね。次は立山と剣に行きたいです。
健脚のsoftbreezeさんが、ドクターストップとはどうなされたんでしょうか?
何もないことをお祈りしています。
bekopapaさんこんばんは!
穂高岳山荘でご一緒でしたね
奥穂からの景色、僕は全然ダメでしたのでbekopapaさんの写真で堪能させていただきました
それと(慌ただしく奥穂山荘を出発)の写真中央、玄関を出ていく青シャツは僕です
それにしても素晴らしい天気で最高でした
sakura0725さん、コメントありがとうございます。
私は北アルプスは初めてでこんな天気に恵まれ幸せ者です。
sakura0725さんの過去レコ見たら、私が行きたいところばかりです。お手本にさせていただきます。
28日に飛騨泣きと北穂でニアミスだったcoral_reefさんとお友達なんですね。
お二人のジャンダルム良く研究させていただきます。一度はチャレンジしたいのですが、体力やバランス感覚が下がる一方ですから・・・
bekopapaさん、こんばんは。
贅沢な3日間ですね〜
しばらくはどこに行ってもこれ以上の幸せは味わえないくらい、幸せな山行だったんじゃないですか?
写真から達成感が伝わってきました。
お疲れ様でした
穂高岳山荘で一緒だったんですね
今回の北アルプス、天気に恵まれ、最高でした
過去レコ拝見したら、良いところいってますね。お手本にさせていただきます。
妙高に行っていたんですね。
hariさんはシャイだという印象でしたが、サービスショットも素敵です
北アルプス本当に最高でした。
hariさんのアッシーくんならいつだってOKですよ
bekopapaさん、こんにちは!
コメントいただきありがとうございまいした!
まったく同じコースをほぼ同じ時間帯に歩いていたんですね。
私はどうしても北穂高小屋に泊まりたかったので、穂高山荘までは行きませんでしたが。
初の大キレット、緊張しましたが楽しかったです!
来年はお互いジャンダルム制覇といきたいものですね。
sakura0725さんとは山友です。
職場では雲の上の方ですが。(笑)
coral reefさん、こちらへの訪問ありがとうございます。
私も北穂小屋が良さそうだったので泊まる予定でしたが、奥穂高や前穂の山頂からの眺望を考えるとできるだけ早い時間に登りたかったので、穂高岳山荘に変更してしまいました。
次回は、coral reefさんのように料理とお酒の楽しめるヒュッテ大槍と北穂小屋に泊まってみたいですね。
ジャンダルムにもぜひ挑戦したいです。
北へ浮気、と書かれていましたが、納得の素晴らしさです。
青空のもと、かっこいい槍に穂高。最高ですね!!
丁寧に撮っていらっしゃる写真にも惚れ惚れしますね〜。
ジャンも北鎌も時間の問題ですかね
tamaoさん、訪問ありがとうございます。
北ア どうなることかと思いましたが、本当にいい天気で最高でした。
雪で行けなくなる前にもう少し北アを探訪したいと思っています。まずは立山と剣、その次は燕〜常念〜蝶、裏銀座にも行ってみたいし・・・・
これから天候も安定してきますし、紅葉も楽しみな季節となりますね
tamaoさんの南アのレコ楽しみにしています
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