蕎麦粒山〜棒ノ嶺(鳥屋戸尾根から都県界尾根)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,479m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:11
天候 | 曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)清東橋→川井駅(西東京バス)、⇒〈JR青梅線〉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥屋戸尾根は整備が十分行き届いていないが(バリエーションルート扱い)、要所に赤テープなどがあり道迷いの心配は少ない。段差は少ないが急登が連続する。 蕎麦粒山から日向沢ノ峰間は防火帯に切られた尾根道で歩きやすい。 日向沢ノ峰からの都県界尾根は急下りに加え、いくつかのピーク越えのアップダウンがある長丁場のルート。 棒ノ嶺からは安定した下り道となる。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
レスキューシート
ランプ
|
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共同装備 |
地図
コンパス
救急セット
ツエルト
スマホGPS
|
感想
奥多摩、棒ノ嶺(棒ノ折山)からそれに連なる、まだ歩いたことのない都県界尾根に、アカヤシオとヤマザクラに会えるチャンスがあるのではと思ってでかけた。
川乗橋から鳥屋戸(トヤド)尾根を登って蕎麦粒山に、そこから尾根伝いに都県界尾根から棒ノ嶺を経て下山する計画だ。
鳥屋戸尾根は過去に1度登った事(2012年10月)があり、急登が連続する樹林帯の中、展望もほとんどないただひたすらの登りで記憶が呼び起こされた気がする。その中で、芽吹いたばかりの木々の色合いが目を楽しませてくれる。
途中、笙ノ岩山で一休みして蕎麦粒山に、ここまでで3時間半、全行程の半分近くを費やす。奥多摩三大急登に数えてもおかしくはない登りだ。
蕎麦粒山頂上に立つと天気は曇りがちで展望向きとは言えないが、長い樹林帯から開放されホッとする。南東側は展望が開け、川苔山とその手前のこれから歩く尾根が確認できる。
このあと昼食をとって出発する。日向沢ノ峰(ヒナタサワノウラ)までは過去に歩いたことがあるが、全体的には防火帯で切られた広くて歩きやすい道だ。
日向沢ノ峰北肩からいよいよ都県界尾根に入る。棒ノ嶺まで名前のあるピークが4つ。急下りがあってちょとした登りがある、を繰り返す感じだ。
ミツバツツジは終わっていたが、目当てのアカヤシオは丁度よい時期を迎えていた。登山道から少し距離を置いてが多かったが、ピンクの色合いが映えて綺麗だ。さらに1000m付近からは芽吹いたばかりの黄色から新緑にかけての春の色のグラデュエーションがなんとも美しい。
棒ノ嶺まで途中に出会った人は最初から数えてもわずかに1人だけ(あと棒ノ嶺でプラス2人)と静かな山歩きを楽しめる環境ではあるが、展望が少なく2時間半の長丁場は単調になり、最後には飽きがきてしまう。
棒ノ嶺に来ると一変し、広い山頂広場のサクラと頂上からのパノラマ展望の贅沢なもてなしを受けた気になる。
大きなヤマザクラはまだ見頃の範囲内、そして周りに散った花びらが地面を染めているのが印象的だ。向かいの白いヤマザクラも合わせ、頂上広場では今だ花盛りといった状態だ。
そして遠くに目をやると少しかすんではいるが、奥武蔵の山々から東京方面まで、地平の彼方に広がる雄大な眺めを楽しめる。
しかし、バスの時間を見計らい、ひとしきりの後下山した。下山口で桜続きのヤエザクラを見てバス停に急いだ。
今回は歩きごたえのある少々ハードなコースで、アカヤシオとサクラ、そして春の色彩を楽しむ充実した山行になった。
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