丹沢主稜縦走
- GPS
- 09:42
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,515m
- 下り
- 2,752m
コースタイム
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 9:45
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース明瞭、一部鎖場あり。 |
写真
感想
個人的に、関東から外の森林限界を越えた山に登る前に、一種の試験として踏破しておきたかった、丹沢主稜縦走。
実は、かつて積雪量を読み誤り、残雪期に登ってしまい、蛭ヶ岳山荘で進退窮まり、予約なしで泊めてもらった曰く付き?のルート(ありがたいことに、小屋番さんから、ためになるお小言を頂戴しました)。
雪も溶け、日照時間も長くなり、ヒルがでないこの時期こそ、と思い決行。
【ルート状況】
■西丹沢〜檜洞丸
・ビジターセンターの方曰く、檜洞丸のシロヤシオは2週間早いとのこと。
・檜洞丸の目標タイムは11:00。CT2:20はちと無謀かもしれないが、それくらいでないと日が暮れるまでに踏破はできない。
・ゴーラ沢までは単調な登り。
・ゴーラ沢からは本格的な急登で、単純標高差850mほどを一気に登る。これがキツイ。
・基本的に、樹林帯の中で、景観はイマイチ。ただし、つつじ新道は、振り返れば時折富士山が見える。
■檜洞丸山頂
・意外と人が多いが、風も強く、ゆっくり休んでもいられない。
・まだ桜が咲いていたのはちょっとビックリ。
■檜洞丸〜臼ヶ岳
・このルートはここからが本番。
・これでもかと言わんばかりに標高を下げてからの登り返しその1。
・ルート上は、特に危険箇所はなし。多少ヤセ尾根があるくらい。
・臼ヶ岳に登った頃には、登りの脚力はほぼ削り切られた感じ。
■臼ヶ岳頂上
・これから目指す蛭ヶ岳がよく見える。
・そして、ここも当然降る。
・この辺で合流?したお元気な女性登山者2人組と大倉尾根まで抜きつ抜かれつ進む。
■臼ヶ岳〜蛭ヶ岳
・これでもかと言わんばかりに標高を下げてからの登り返しその2。
・ある意味、この豪快な?アップダウンが丹沢主稜縦走の醍醐味かもしれないが、よほどモノ好きでもない限り、推奨はしかねる。
・蛭ヶ岳への登りは、ひたすら山腹を直登。
・ヤセ尾根で山頂直下までアプローチしたあと、鎖場・岩場で一気に標高を稼ぎ、さらにつづら折れの急登。
・体力的にも、精神的にも、技術的にも核心部なので、緊張感をもって臨む。
・山腹を直登するため、景観は抜群。
■蛭ヶ岳山頂
・目標コースタイムの14:00までの登頂を達成。予定どおり。
・ただし、脚力はすでに限界を迎えつつある。
・丹沢最高峰だけあって、360度の景観は文句なし。
■蛭ヶ岳〜丹沢山
・鬼ヶ岩ノ頭への登り返しは、ヤセ尾根・鎖場があるものの、蛭ヶ岳への登りに比べれば、それほど難しくはない。
・鬼ヶ岩ノ頭からは、平坦な稜線と軽いアップダウンの繰り返し。檜洞丸〜蛭ヶ岳に比べると、天国のよう。
・もっとも、丹沢山への登り返しが、体力的にはキツイ。技術的には何ら問題なし。
■丹沢山山頂
・みやま山荘の桜がまだ咲いていたのは、ちょっとビックリ。
・目標コースタイムの15:30の登頂は達成。なんとか無事踏破できそう。
■丹沢山〜塔ノ岳
・ここからは勝手知ったる稜線歩き。
・残念ながら、雲が出てきて、景観は台無し。
・それでも、いつもどおり、稜線歩きを堪能。
■塔ノ岳山頂
・目標コースタイムの16:30前に登頂。総タイムは10時間を切れそう。
・山頂が雲の中で、景観はさっぱり。5分ほど休憩してサッサと下山開始。
■塔ノ岳〜大倉
・あとはいつもどおり、大倉尾根をサクサク降りる。
・なんとか、18:30前に大倉に到着。総タイムも10時間を切ることができた。
【まとめ】
・日帰りでは初めての踏破ですが、このコースは、日帰りで挑戦する前に、1回は1泊2日で歩いておいたほうがいいと思います。
・というのも、蛭ヶ岳までのコースで相当体力を消耗するため、無理に日帰りにすると、危険だからです。
・花が咲いている時期だと良いかもしれませんが、そうでもないと、完全に自己満足の世界かと思います。
・もっとも、景観は楽しめます。特に、今の時期は青々とした丹沢の鮮やかな山々が見られます。
2回ほど歩きました。
書かれているコメント、いちいち同感です。
同じように臼ヶ岳で体力・精神力的に尽きかけ、ユーシンロッジ方面に下りちゃおうかと思いました。
それでも頑張った分の”ご褒美”が蛭〜丹沢山〜塔ノ岳間の空中散歩なのかなと思います。
また少し体力をつけて、チャレンジしてみたいと思います。
abuyangさん
コメントありがとうございます。
初めてこのコースを歩いたときも、噂には聞いていまして覚悟はしていたのですが、想像以上のキツさに、絶望的な気分になりました。
おっしゃるとおり、北側からの主脈縦走のときよりも、稜線歩きは感慨深いものでした。
同じところを歩いているのに、不思議なものですね。
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