花の山 谷川岳へ(2018)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 832m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:30
天候 | 曇のち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
肩ノ小屋直下に残雪あり。ロープが張ってあるが、特に下りは、軽アイゼンを使用した方が万全。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
軽アイゼン
|
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感想
これまで谷川岳には4〜5回行ったが、いずれも夏場所か秋場所。遅ればせながら、花がいいと聞いたので、花目当てにこの時期初めて行ってみた。
水上ICを降りるとすぐに谷川岳が目に飛び込んでくる。いやが上にもテンションが揚がる。
ベースプラザに駐車。既に一階は7割方埋まっている。
準備を整え、まずは指導センターへ。登山届を提出して、いざ。
西黒尾根登山口をゆっくり登ると、タチツボスミレとツボスミレが絶え間なく続く。まだまだスミレが見られるとは、ありがたやありがたや。林床に目を走らせながら見逃さないようゆっくりと。
まずは、マイヅルソウだ。うーん、紫の花はなんだろう。後で調べよう。
ギンリョウソウだ。お初にお目にかかります。これか〜。結局ギンリョウソウは、二株しか見つからなかった。
そして例の直角のブナね。あまり記憶にないな。すぐ脇には、太いブナ。
残雪も見られるようになった。またまた知らない花だ。これも後でっと。ツクバネソウっぽいものもある。
ゆっくり歩いていると、後続の人達がどんどんやってくる。みんな速いな〜。道を譲りながらも見落としのないように、目を配りながら進む。スミレたちは相変わらずだ。
尾根に取りついた。いつの間にか天気も良好。天神尾根がきれいに見える。新緑と残雪のコントラストが美しい。下りはあちらだ。
突然視界が開けると、岩場の斜面一面に黄色の絨毯が現れる。
もしや、とおもったら、やった、ナエバキスミレ!!これが今日のお目当て。こんにも早く逢えるとは。いいな〜。やっぱりいい。キレイだな〜。もしかして、キバナノコマノツメも混じってないかな〜、と思ってよく見たけど、まだのようだ。周辺をよく見ていたら、シラネアオイを見つけた。もう終わりに近いようだ。ラッキー。
ナエバキスミレ、タチツボスミレと向後に楽しみなが進んでいくと、イワカガミが現れる。色が濃く、まだ咲き始めの様子。イワカガミもずっと続く。所々でヒメイワカガミも見ることができた。赤、白様々なシャクナゲも見られるようになる。
シャクナゲ、イワカガミ、ナエバキスミレを交互に楽しみながら、鎖場を越え、ラクダの背に着くあたりから、再び谷川岳が姿を現しはじめる。行く道は険しく、点々とする先行者を目で追いながら、気持ちを切り替える。
しかし、それも束の間、ホソバヒナウスユキソウ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ
、ナエバキスミレ等々の姿を目にすると、ガレ場にも関わらずカメラに収めてしまう。下からあがってこないうちに素早く。
ショウジョウバカマの鮮やかな紫を眼に焼き付け、残雪をトラバースしながらトマへと向かう。
遠くの方は少しモヤっているが、周囲の山並みがキレイに見える。仙ノ倉山にも苗場山にも行きたい。
今回初めて奥ノ院まで足を進めてみた。一ノ倉岳と茂倉岳がよく見える。下の方から声が聞こえるのでよーく見ていたら岩壁に四人程が取り付いていた。私には縁のない世界だ。
山頂で声を交わしたおじ様は、谷川岳の花に極めて詳しく、一輪だけ咲いていたチシマアマナやエチゴキジムシロを教えて頂いた。
肩ノ小屋まで降りてくると、雪渓を前に、天神尾根をあがってきた人達でごったがえしている。用意の軽アイゼンを装着し、さっさと降りる。滑り止めを用意していない人は、登りも下りもロープ頼みとなっていた。
天神尾根をひたすら下り、ナエバキスミレやシャクナゲ、イワカガミを存分に楽しみながら、名残惜しい谷川岳を振り返りつつも先に進む。イワウチワやカタクリ、そして多分ミヤマスミレなども堪能できた。
天神峠のミズバショウは終わっていたため、高倉山へ足をのばすと、麓の湿地に白いものが。近づくと、ミズバショウ。尾瀬では咲き始めたと聞いていたが、ここでは最後。足を延ばしてよかった。
帰路は田尻尾根を予定していたが、股関節が痛くなってしまったのでロープウェイを利用した。
こんにも多くの花に出逢えるとは思っていなかったので、素晴らしい山行となった。
軽アイゼンと恵まれた天気、そして花々に感謝。感動の1日だった。
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