飯豊連峰 石転び沢雪渓〜北股岳〜丸森尾根(門内小屋泊)
- GPS
- 28:51
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,939m
- 下り
- 1,952m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:31
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
*飯豊山荘までの車道は通行できるようになりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
梶川出合までは雪渓に乗らずに夏道を通る方が安全かと。 |
その他周辺情報 | 飯豊温泉 梅花皮荘500円(お湯は良いけど露天風呂はない) 奥の方に梅花皮荘の別館川入荘がありこちらは露天風呂があるらしい。同じく500円(事前のリサーチ不足)。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ヘルメットなど
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感想
数年前から行ってみたいと思っていた憧れの石転び雪渓。半年前から実行に向け動き出し、梅雨入り前のこの時期に(ゲートが開くかどうかは微妙でしたが、次の週は県山協の行事があるので)山岳会の年間計画に入れてもらうことに成功。ところが、なかなかメンバーが集まらずいったん計画は中止に(泣)。1週間前になってようやく大先輩のMさん(何度もここをスキーで滑った経験あり)が同行してくださることになり、無事行ってくることができました。
心配していたゲートは前日に開き、登山口まで車で入ることができましたし、何より二日間とも快晴で素晴らしい景色を満喫しながら雪渓登りと稜線歩きをすることができました。花も思った以上に咲いており嬉しかったです。
石転び雪渓は2週間前の残雪期講習会で登った秋田駒ケ岳の雪渓よりはずっとなだらかで(同じくらいだと脅かされていた・・・)、長くて体力的に大変ではありましたがそれほど怖いというわけではありませんでした(雪が柔らかかったおかげもあります)。むしろ下の方が雪渓崩落の危険や夏道の足場の悪さなどがあり怖かったです。実際目の前でメンバーが乗った雪面が落ちた時は本当に驚きました。心配していた落石は1度だけでしたが、1日目の朝は気温が低めだったのが幸いしたのかもしれません。
ヘロヘロになりながらなんとか雪渓を登り切り、小屋でさあ祝杯!と思ったのもつかの間、なんと予定変更してこの先の門内小屋まで行くということになってしまいました(皆体力あり過ぎ〜)。30分ほど小屋前の花畑で疲れを癒し、水場の水で生き返ってから門内小屋へ向かいましたが、疲れていた私は亀の歩みで門内小屋に着いたのは16:30頃でした。でも結果的にはここまで来たことで美しい夕陽や日の出を見ることができたし、翌日の予定にも余裕ができて良かったです。
小屋はそこそこ混んではいましたが、十分な広さを確保することができました。楽しく宴会をして20:00頃には就寝、翌朝は4:00起床(宿泊者が皆同じように行動していたので合わせざるを得ない)。
2日目は快晴のもと気持ちの良い稜線歩き。二王子岳や朳差岳などを眺めながらいつかこちら側も歩いてみたいと思いました。最初は梶川尾根を下る予定でしたが、できるだけ長く稜線を歩けてしかもあまり時間は変わらないということで、丸森尾根を下りました。
雪渓は滑落したら急な沢に落ちてしまうので、ピッケルを持って下りました。その後はほぼ雪がありませんでしたが、足場の悪い急坂が続き大変疲れました。途中ガイドツアーの団体が登ってきましたが、よくこんな危険なところを引率するなぁと感心しました。これほど悪場の続く一般登山道は珍しいような気がします(破線ルートではない)。1日目以上に疲れてやっと下山しました。
今回はいろいろな条件に恵まれたこともありますが、同行していただいたベテランの皆様のサポートのおかげで安全で楽しい山行となり大変感謝しています。夢のような二日間でした。やはり飯豊山は素晴らしい!
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数十年前のGWにバスの終点から歩いて
飯豊連峰を縦走しようとしたのですが
途中で吹雪かれて梅花皮小屋に缶詰
食料も食い潰して、雪崩の危険の残る石転び沢を
急いで駆け下りました(-_-;)
それ以来ずっとご無沙汰していた飯豊に(飯豊本山)
去年ようやく行く事が出来ました(^▽^)/
むしろGWの時期よりは
今頃の雪渓の方が危険そうですね
北アの針ノ木沢の雪渓も高巻き道はあるのですが
どこから高巻いたら良いのか分からず
かなり苦労しました。
スキーで行くならGWかな〜とは思いましたが、その時期は吹雪の危険性もあるのですね。
今回は石転び出合よりかなり下の方で雪渓崩落の危険がありましたが、これが7月になると今度は雪が固くなってきて滑落したり、クレバスが発達したりして危険になるので、いつが一番良いかというのはなかなか判断しにくいですね。
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