ヒメサユリロードを行く!(鬼が面〜浅草岳〜田子倉:新潟遠征1日目6/23)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 10:30
本当にびっくり仰天です。思わずお互いに「えー!」と目を疑う第一声!こんなこともあるのですね。まさにピンポイントの遭遇です。写真が好きでこのコースもヒメサユリ狙いで来たところも同じ目的、まあ出会うべくしてであったのかな???
とはいえ当然のことながら、話が盛り上がって、今日のコースを聞くと、田子倉へ抜ける縦走をするとの事。お連れと2人で2台の車をそれぞれに置いての縦走の計画。であつかましくも、ご一緒させてもらってよいかをお願いすると快く、受けてくれました。感謝!先方は二人パーティーだったけど、即席の3人パーティーを結成です。
若いお二人についてゆくのも大変だったけど、こちらが撮影で道草食って遅れ気味になっても、ピークでは待っていてくださったので、本当に助かりました。
頂上からの下りでは3人でいろいろな山話をおしゃべりしながらの楽しい山行となりました。おかげでピストンせず、只見口への鬼が面展望コースを下ってこれて、変化に富んだ縦走をすることができて幸運でした。
お二人のご親切に感謝、そしてありがとうございました。
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
六十里越え登山口の駐車場は20〜30台ほど。あふれたたくさんの車が周辺に路上駐車していました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
部分的には危ない箇所もありますが、要所はロープ等が設置されていて、慎重を期すれば、問題ないかと。道は片斜面のところが多く、また粘土質の土の道は、滑りやすく、急斜面はけっこう難儀します。ストックは滑りやすい激下りでは重宝。 全般に稜線上はアップダウンが多く、体力消耗します。無風かんかん照りだと水の消耗を十分考えて、多めの水を持っていくことをオススメします。この日は約2.5L消費。 あと鬼が面稜線上はぶよが多く、顔じゅうにまとわり着いてくる。ちょっと立ち止まったりすると、ものすごいことになるので、防虫対策はした方がよい。ハッカ水とか頭からかぶる防虫ネットなど対策してる方がうらやましかった! コース中の水場:六十里登山口には水場なし。ただし駐車場から六十里越えまでに2本ほど小沢を渡り、ここで沢水得られます。その上の鬼が面稜線は水場なし。浅草岳頂上直下の雪渓。ただ雪解け水は流れてなかった。只見口(田子倉)への尾根上は水無し。だいぶん下って大久保沢の流れで沢水あり。 |
その他周辺情報 | 登山口にトイレが無いため不便。最寄のトイレは福島方面からだと、只見口の無料休憩所内のトイレ。新潟方面からだと大白川駅のトイレ。 環境がよいのは、道の駅入広瀬で、ここで車中泊する人も多いようです。 |
写真
感想
お目当てのヒメサユリは、一番良い時期だった気がします。南岳から鬼が面山の稜線はまさにヒメサユリロードで5分咲きから8分咲きぐらいで一番きれいな状態の花々を観賞することができました。浅草岳頂上は2〜3分咲きで、蕾も多く、来週にかけて満開になることでしょう!個体数も多く、朝日岳にも負けない群生です。
ヒメサユリだけが全面に出た感がある鬼が面山ですが、なんのなんのさまざまなお花が彩る、まさにお花ロードでありました。こんなにたくさんのお花があるとは想像できませんでした。稜線は基本潅木帯の山ですが、背丈はひくいので、稜線上は展望もよく、日当たりがいいのが特徴。豪雪地帯の雪解けを待っていろいろな花が時間差で咲きついで行くのだと思います。水分の多い赤土の地盤も豊富なお花たちを支えている気がします。ヒメサユリ以外のお花の状況は以下
サラサドウダン、ウラジロヨウラク、ヤマグルマ、ガマズミ、タニウツギは旬の潅木。石楠花はほぼ落花、ヤマツツジも終盤。オオカメノキ、タムシバ、ムラサキヤシオなどは実になってました。ナナカマド、ツクバネウツギはこれから。これらの潅木のお花がまずいろどりを添えている。
今が旬のお花はユキザサ、ゴゼンタチバナ、イワハゼ、、マイヅルソウの4つが断然個体数が多く、道端に所狭しと咲いてます。イワカガミやショウジョウバカマ、シラネアオイも個体数は多いが、雪のない場所ではほぼ落花しており、咲いてる数は終盤の様相。
次に多い群がミツバオウレン、チゴユリ、コツマトリソウ、ツクバネソウ、ハナニガナ、コケイラン、ツバメオモト、サンカヨウなど。標高低い森ではギンリョウソウ、ホウチャクソウ、サワハコベ、ミズタビラコなど。場所が限定されるのはミネウスユキソウ、ウスバサイシン、タケシマラン、オノエラン、コメツツジ、キソチドリワタスゲなど、これからたくさん咲いていきそうなのはオオバギボウシ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、モミジカラマツ、シギンカラマツ、オニアザミ、ネギバノギラン、ショウマ類など
どこを歩いていてもお花に囲まれた道を辿るお花好きにはたまらない道、時期であります。展望もすばらしく、お天気に恵まれれば、すばらしい山旅が出来るコースですね。ただし体力的にはちょっと厳しい山で、浅草岳までイヤと言うほどピークを越えていくので、体調管理、水分補給、栄養補給をこまめにするのが、楽しく歩くポイントかと思います。
あとはこの時期、ぶよ対策が必要です。休憩すると顔中に虫がたかってまとわりついてきます。歩いている時でも、耳の中にはいったり、目に入ったり、時には口の中にまで入ってきます。とにかくうっとうしい!今回頭から被る防虫ネットを忘れてしまう大失態!これだけは残念なことになってしまった。今も顔に数箇所さされており、とても痒い!越後の山では侮らず、準備周到に対策を!
御来光がお目当ての方、1125mのマイクロウェーブまで出れば眺望バッチリです。ここまでは健脚の方なら1時間あれば着けると思います。最初の送電線(六十里越えから直ぐ上)でもモルゲンは見れるけど、ご来光は望めない。大展望を望むなら南岳まで出たほうが良いが、それなりの時間がかかります。眺望は南岳が秀逸、個人的には浅草岳より高度感開放感あってお勧め。田子倉湖や越後三山が間近で、浅草岳のボリューム感ある山容が大迫力ですよ。浅草岳頂上展望は平坦が故、360度見えるも、潅木が邪魔してイマイチのすっきりしない景色です。南面(田子倉湖側)の展望はいいですが。あと只見口からの尾根コースは終始、鬼が面の大岩壁を見ながらの展望コースで、すばらしい。秋の紅葉もすごいことになりそう。また秋に訪れたいですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する