ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1546927
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

■無念!!届かなかった思い【三俣蓮華岳・双六岳】酷暑に阻まれて目前で鷲羽断念( ;∀;)

2018年08月04日(土) ~ 2018年08月05日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
24:32
距離
38.7km
登り
2,610m
下り
2,725m

コースタイム

1日目
山行
11:10
休憩
2:02
合計
13:12
距離 19.6km 登り 1,965m 下り 663m
2:01
27
スタート地点
2:31
2:38
3
3:11
16
3:27
13
3:40
13
3:53
4:02
18
4:20
64
5:24
17
5:41
26
6:07
39
6:46
6:57
56
7:53
7:54
1
7:55
8:16
73
9:29
9:44
25
10:09
17
10:26
10:28
36
11:04
11:05
4
11:09
11:43
22
12:05
12:06
2
12:08
119
14:07
14:08
42
14:50
15:02
11
15:13
宿泊地
2日目
山行
9:41
休憩
1:33
合計
11:14
距離 19.1km 登り 650m 下り 2,092m
4:09
44
宿泊地
4:53
4:54
12
5:06
5:15
30
5:45
32
6:17
6:18
28
6:46
36
7:52
8:00
4
8:04
40
8:44
8:46
13
8:59
9:12
12
9:24
9:29
36
10:05
10:17
14
10:31
43
11:14
11:17
23
11:40
15
11:55
12:11
32
12:43
48
13:31
13:32
18
13:50
14:04
26
14:30
12
14:42
14:46
15
15:01
14
15:23
新穂高温泉駅
帰りの新穂高温泉駅からは15時半のロープウェイに乗って鍋平で下車。
鍋平駅から700m下って鍋平駐車場へと帰り着く。
天候 1日目 晴れ
2日目 ガスのち晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
満車のため、鍋平高原駐車場を利用。
有料1日300円。
帰りは新穂高〜鍋平までロープウェイを利用。
大人一人400円。手荷物代を取られると嫌なので空身で乗車。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは新穂高登山指導センターにあります。
危険箇所は特になし。
てんやわんやで、やっと登山口にたどり着きました。
1
てんやわんやで、やっと登山口にたどり着きました。
予定より約2時間遅れの出発です。
1
予定より約2時間遅れの出発です。
暗かったのでここまで写真は無し。
明るくなってきたのは小池新道を登っているあたりから。
1
暗かったのでここまで写真は無し。
明るくなってきたのは小池新道を登っているあたりから。
焼岳が見えます。
4
焼岳が見えます。
イタドリヶ原。
快晴。
でも暑くなりそうで不安。
3
快晴。
でも暑くなりそうで不安。
シシウドヶ原。
ちょいと休憩。
もう急ぐのはやめよう。
8
ちょいと休憩。
もう急ぐのはやめよう。
熊の踊り場。
もうひと踏ん張りで鏡平。
1
もうひと踏ん張りで鏡平。
あと5分。
のはずが、10分かかっちゃいましたよ。。。(;'∀')
鏡池に到着。
風もなく逆さ槍が綺麗に映ってる。
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のはずが、10分かかっちゃいましたよ。。。(;'∀')
鏡池に到着。
風もなく逆さ槍が綺麗に映ってる。
やーりー♪(*´з`)
5
やーりー♪(*´з`)
鏡平山荘。
登りで早速かき氷食べます。(*´з`)
いちご練乳を二人でシェア。
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登りで早速かき氷食べます。(*´з`)
いちご練乳を二人でシェア。
鏡平から先は灼熱地獄だった。。。(;´Д`)
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鏡平から先は灼熱地獄だった。。。(;´Д`)
時折微かに吹いてくる谷からの風で涼を取りながら歩く。汗をあまりかかないようゆっくりと。
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時折微かに吹いてくる谷からの風で涼を取りながら歩く。汗をあまりかかないようゆっくりと。
やっとの思いで弓折乗越に到着。。。。。
暑さにやられてフラフラ。。。(+_+)
2
やっとの思いで弓折乗越に到着。。。。。
暑さにやられてフラフラ。。。(+_+)
10分休憩して尾根へ出る。
1
10分休憩して尾根へ出る。
弓折岳の向こうに笠ヶ岳。
5
弓折岳の向こうに笠ヶ岳。
涼しそうに見えるけれど、暑くて汗だくです。
2
涼しそうに見えるけれど、暑くて汗だくです。
花見平。
お花畑が広がっていた!
9
お花畑が広がっていた!
チングルマの花も残ってた。
嬉しい。(*´з`)
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チングルマの花も残ってた。
嬉しい。(*´з`)
ハクサンイチゲも。
9
ハクサンイチゲも。
灼熱地獄を歩き続ける。
なんでこんなに暑いんだ。。。。
6
灼熱地獄を歩き続ける。
なんでこんなに暑いんだ。。。。
双六の緑が相変わらず美しい。
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双六の緑が相変わらず美しい。
槍ヶ岳を振り返る。
4
槍ヶ岳を振り返る。
双六小屋が見えた!
そして後ろには鷲羽が構えてる。
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双六小屋が見えた!
そして後ろには鷲羽が構えてる。
荷物が重いので思うように進まず。。。
荷物が少ない人の身軽さが恨めしい。。。
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荷物が重いので思うように進まず。。。
荷物が少ない人の身軽さが恨めしい。。。
テン場を通過。
もうここで泊ってもいいかなと思ってしまいそうになる。
4
テン場を通過。
もうここで泊ってもいいかなと思ってしまいそうになる。
双六小屋。
大休止。
3
双六小屋。
大休止。
三俣山荘に向けて出発。
3
三俣山荘に向けて出発。
巻道分岐。
すかさず山荘への巻道を選択。
4
巻道分岐。
すかさず山荘への巻道を選択。
ここからが第二の地獄の始まり。。。
3
ここからが第二の地獄の始まり。。。
巻道=楽と思ってはいけない。
歩いても歩いても鷲羽に近づけない。
そして暑い。。。けれど汗がもう出ない。。。
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巻道=楽と思ってはいけない。
歩いても歩いても鷲羽に近づけない。
そして暑い。。。けれど汗がもう出ない。。。
チングルマの果穂。
15
チングルマの果穂。
槍の先。
双六から1時間くらいじゃなかったの?( ;∀;)
全然たどり着かないよ。。。
暑くて死にそう。。。
8
双六から1時間くらいじゃなかったの?( ;∀;)
全然たどり着かないよ。。。
暑くて死にそう。。。
なんだか雲も怪しい色になってきたし。。。
2
なんだか雲も怪しい色になってきたし。。。
途中ですれ違った人に聞いた話を思い出す。
しばらく歩くと登りがあって、、、(この登りだな。。)
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途中ですれ違った人に聞いた話を思い出す。
しばらく歩くと登りがあって、、、(この登りだな。。)
あとはずーーーっとひたすら下ると山荘が見えると。。。
あれを、、、ずーっとひたすら下る。。。
まだあんなに歩かないとだめなの??
一瞬意識がぶっ飛びそうになった。(;´Д`)
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あとはずーーーっとひたすら下ると山荘が見えると。。。
あれを、、、ずーっとひたすら下る。。。
まだあんなに歩かないとだめなの??
一瞬意識がぶっ飛びそうになった。(;´Д`)
登り切った先にあった三俣峠。
後ろに見えるのは三俣蓮華岳。
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登り切った先にあった三俣峠。
後ろに見えるのは三俣蓮華岳。
コバイケイソウの向こうに鷲羽岳。
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コバイケイソウの向こうに鷲羽岳。
鷲羽に向かってひたすら下る。。。
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鷲羽に向かってひたすら下る。。。
どこまで行けば山荘が見えるんだ。。。
すれ違う人たちが汗だくで登ってくる。
(こんな時間にここ登りたくない。。。)
1
どこまで行けば山荘が見えるんだ。。。
すれ違う人たちが汗だくで登ってくる。
(こんな時間にここ登りたくない。。。)
やっと三俣山荘見えたーーー!!!
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やっと三俣山荘見えたーーー!!!
テン場を通り過ぎ、山荘へ。
山荘前で見た槍ヶ岳がとても美しかった。。。

ここから先、疲労のためしばらく写真はなし。
3
テン場を通り過ぎ、山荘へ。
山荘前で見た槍ヶ岳がとても美しかった。。。

ここから先、疲労のためしばらく写真はなし。
夕飯です。
山荘のジビエシチューセットを食べました。
美味しかったです。
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夕飯です。
山荘のジビエシチューセットを食べました。
美味しかったです。
夕食後の鷲羽岳。。。綺麗だ。。
でも今回は君に登れそうにない。
明日帰る体力があるかどうかもわからないから。
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夕食後の鷲羽岳。。。綺麗だ。。
でも今回は君に登れそうにない。
明日帰る体力があるかどうかもわからないから。
翌朝。
鷲羽岳を背にして歩き始める。
ガスの向こうにちょっとだけ日の光。
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翌朝。
鷲羽岳を背にして歩き始める。
ガスの向こうにちょっとだけ日の光。
三俣峠。
せっかくなので三俣蓮華岳に登ろう。
1
三俣峠。
せっかくなので三俣蓮華岳に登ろう。
ガスガスの中登る。
2
ガスガスの中登る。
今回初めてのピークハント。
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今回初めてのピークハント。
三俣蓮華岳、ありがとー!
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三俣蓮華岳、ありがとー!
三角点タッチ。
稜線歩きだ。(*´з`)
5
稜線歩きだ。(*´з`)
あっ!!
ゴローが見える!!!!
10
あっ!!
ゴローが見える!!!!
やっぱりゴローはカッコいいーー♪
今回初めてテンションが上がる。
6
やっぱりゴローはカッコいいーー♪
今回初めてテンションが上がる。
山は寒いくらいがちょうどいいね。
稜線は風が冷たくて気持ちいい。
4
山は寒いくらいがちょうどいいね。
稜線は風が冷たくて気持ちいい。
チングルマと槍。
6
チングルマと槍。
双六へと続く稜線。
その向こうに笠ヶ岳。
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双六へと続く稜線。
その向こうに笠ヶ岳。
ガスが薄れ、晴れてきた。
3
ガスが薄れ、晴れてきた。
昨夜はしっかり寝て、体力も回復。
これなら無事に新穂高まで帰れそうだ。
4
昨夜はしっかり寝て、体力も回復。
これなら無事に新穂高まで帰れそうだ。
二日目にしてやっと余裕が出てくる。
2
二日目にしてやっと余裕が出てくる。
今日も暑くなりそうだ。。。
4
今日も暑くなりそうだ。。。
巻道との分岐。
巻くのはやめよう。
昨日で懲りた。
3
巻くのはやめよう。
昨日で懲りた。
三俣蓮華岳を振り返る。
その後ろには薬師岳。
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三俣蓮華岳を振り返る。
その後ろには薬師岳。
双六岳、二回目の登頂!
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双六岳、二回目の登頂!
今回は晴れてます♪
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今回は晴れてます♪
双六小屋へと歩く。
4
双六小屋へと歩く。
笠ヶ岳の稜線美。(*´з`)
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笠ヶ岳の稜線美。(*´з`)
槍のシルエットに向かって歩く。
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槍のシルエットに向かって歩く。
ヤーリー♪(*´з`)
9
ヤーリー♪(*´з`)
がんばって帰る!!
それが目標。
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がんばって帰る!!
それが目標。
天気いいな〜。
良すぎて暑い。。(^^;
4
天気いいな〜。
良すぎて暑い。。(^^;
三俣蓮華岳。
分岐まで下ってきた。
3
分岐まで下ってきた。
双六小屋♪
カルビ丼を食べて英気を養うぞー!!!(=゜ω゜)ノ
5
カルビ丼を食べて英気を養うぞー!!!(=゜ω゜)ノ
ポカリとコーラも。
今日も暑さとの勝負。
水分塩分補給をしっかりと。
5
ポカリとコーラも。
今日も暑さとの勝負。
水分塩分補給をしっかりと。
双六小屋のテン場にも泊まりたいな〜♪
6
双六小屋のテン場にも泊まりたいな〜♪
とにかく暑い。
エアコン生活している身には堪える。
2
とにかく暑い。
エアコン生活している身には堪える。
今回、ここが一番の難所だったな。。。
下りはスピードが出るからそれほどでもないけれど、それでも暑かった。。。
4
今回、ここが一番の難所だったな。。。
下りはスピードが出るからそれほどでもないけれど、それでも暑かった。。。
鏡平に到着〜。
宇治抹茶+練乳がけ♪
これは贅沢に一人一杯。(*´з`)
やっぱりおいしいーーー♪
今回はバニラアイスはありませんでした。
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宇治抹茶+練乳がけ♪
これは贅沢に一人一杯。(*´з`)
やっぱりおいしいーーー♪
今回はバニラアイスはありませんでした。
15時くらいのロープウェイに乗れればいいかな。
ゆっくり帰ろう。
3
15時くらいのロープウェイに乗れればいいかな。
ゆっくり帰ろう。
暑さで動けなくなった人が出たらしい。
警察やレスキューの人たちが走り登っていきました。
2
暑さで動けなくなった人が出たらしい。
警察やレスキューの人たちが走り登っていきました。
わさび平小屋。
暑くて20分もかかってしまった。。。
2
わさび平小屋。
暑くて20分もかかってしまった。。。
最後のエネルギー注入〜。
これで1つ800円とは。。。(;'∀')
でも身体が涼しくなりました。
10
最後のエネルギー注入〜。
これで1つ800円とは。。。(;'∀')
でも身体が涼しくなりました。

装備

個人装備
ヘッドランプ 飲料 行動食 手袋 細引き スマホ 衣類 防寒着 時計(高度計) 非常食 折りたたみ座布団 帽子・Wストック サングラス レインウェア メイク道具 眼鏡 コンタクトレンズ一式 歯ブラシ その他財布など省略
共同装備
調理用食材 飲料 食器 調理器具 ライター マッチ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー タオル ナイフ ポール テント テントマット(3) シェラフ 折りたたみソーラーランタン カメラ コッヘルセット ボンベ&バーナー ウェットティッシュ 携帯簡易トイレ ハンディGPS

感想

1ヶ月ぶりのお山。
本当はレコにするか迷うぐらいお粗末な記録なのでどうしようか迷ったけれど、自戒のためレコに残そうと思う。

自宅からの出発時間が20分遅れる。
それはいつものことなのであまり気にしていなかった。
けれど首都高の渋滞に阻まれる。
松本ICを下りた後、途中ガソリンが少なくなってきたにもかかわらず給油をしなかったことで不安になり、ガススタまで引き返す。
どこも閉まっていて、24時間営業のガススタまでかなり遠かった。
1時頃新穂高到着。駐車場は有料・無料に関わらず満車状態。
仕方がないので引き返して鍋平に駐車する。
もうここですでに敗者。( ;∀;)
お盆前だから混雑はマシかと思っていたのに甘かった。

鍋平から新穂高へのアプローチは初めての経験。
こんなに歩きにくい道だったとは。
帰り、絶対ここを登り返すのは嫌だ。。。
予定より2時間遅れでスタート地点の双六・笠ヶ岳登山口にたどり着いた。
いつものように歩き始めるが、yukiのスピードに付いていけない。
でもこれ以上のスピードアップは無理なのでマイペースで歩き続ける。
山は1ヶ月ぶり、しかも病み上がり(実はまだ病み中。。。)
テン泊装備がずっしり肩にのしかかる。
前回の白馬岳の時よりは荷物を軽くしたのだけど。。。重いもんは重い。

わさび平小屋で小休止して小池新道へ。
何度もやめて引き返そうかと思ったけれど、とにかく歩くしかない。
だってやめてどうするの?
上高地にでも行って徳澤園でのんびりテン泊して帰る?
(その手もあったなと、ずっと後になって思う。)

私は途中で帽子がないことに気づく。
「またやってしまった。。。(;´Д`)」
私は以前にもこのルート上で帽子を落としたことがある。
yukiが私の帽子を探しに、登ってきた道を走って下っていった。
今回は色んなことに阻まれている。。
今日は行かない方がいいって、、何かに止められてるのかな。
もし帽子が見つからなかったら、そういうことだと割り切ってここで引き返した方がいいのかもしれない。
と思いながら待っていたのだけれど、無事帽子を拾って戻ってくるyuki。
予定の鷲羽に登れるかわからないけれど、とにかく今は無理せずゆっくり登ろう。そして鏡平でその先のことを考えよう。

鏡池は無風で、今回も美しい逆さ槍を見ることができた。
でもこの無風状態にこの先ひどく悩まされることになる。
鏡平から先、弓折乗越まで登りはほとんど木陰なし。
ひどい暑さで難儀する。標高2000超えてもこんなに暑いなんて??
そもそも出発が早ければ、ここもまだマシな暑さだっただろうに。。
やはり2時間遅れが悔やまれる。

灼熱の弓折乗越を無事通過してもなお、尾根は暑かった。
こんなに暑いとライチョウが住めなくなるのは時間の問題かも。
と、前回ここでライチョウに遭ったことを思い出す。
暑さと闘いながら尾根を歩いて歩いて花見平。
お花畑越しに鷲羽が見えた。
前回双六目当てで来たときは鷲羽に興奮したんだけど。
今回はなぜか気持ちの高揚がほとんどない。

双六小屋で小休止。
少しでも荷物を減らそうと持ってきたおにぎりを頬張る。
水もいただいて、いざ三俣峠へ。
双六岳との分岐。ここからは初めての道。
巻道を選択し、歩き続けた。
でも歩いても歩いても鷲羽に近づかない。むしろ離れていくような。
巻道と言っても急な下りがあり、これを帰りに登るのかと思うと萎えそうになる。そしてとにかく暑い。。。(;´Д`)
分岐から1時間ほどで三俣山荘に着くと思い込んでいた私たちはいつまで経っても山荘が見えないことに不安を覚える。
すれ違う人に、まだこれから先1時間はかかると聞いて愕然とした。
三俣山荘までの所要時間を間違えていたようだ。
疲労もピーク。暑さで相当参ってる。
そして何よりザックが肩に食い込んで痛みが激しい。。。
体力的にも時間的にももう今日の鷲羽アタックは無理と判断する。

フラフラになりながらも三俣山荘にやっとたどり着いた。
受付を済ませて今日の我が家を設営。
もう15時過ぎ。乾いた喉をビールで潤す。
昨夜は仕事を終えて、準備してそのまま出てきたので一睡もしていない。
なので夕食までテントの中で眠ろうと思ったけれど、テント内は暑くて横になることすら許してくれない。一体どんな罰ゲームなんだろう。。。
早く陽が落ちればいいのに。
それだけ願いながらテントの傍で日没を待った。

17時20分。
山荘まで歩いていって、二階で夕食をいただく。
自炊するつもりだったけれど、疲れたのでジビエシチューのセットをいただいた。(受付時要予約)
食後、テン場に戻ると日が暮れてちょうどいい気温になる。
涼を求めてここ北アまで来たのに、こんなに暑いなんてね。
やっと眠ることができる。
明日何時に出発するとか、、、帰りはどのルートを歩くのか色々考えることはあるけれど、それはまたあとで。。

深夜2時。頭痛で目が覚める。日中暑かったせいか?
ついでに山荘までトイレ散歩。
満天の星。月が明るい。
トイレから戻って横になりながら考える。
鷲羽はあきらめよう。
行けるかもしれないけれど、まずは無理なく下山することが大事だ。
今回は縁がなかったんだ。だから道中いろいろあったんだ。
仕切り直してまた来ればいい。
自分に言い聞かせて、その後悔しくて少し泣いた。

翌日。暗いうちから朝食をとり、テント撤収。
4時には歩き始める。
よく眠ったので身体の疲れは回復。筋肉痛もなし。
この良い勢いのまま、三俣蓮華岳に登った。
山頂ではガスでほとんど何も見えなかったけれど、次第にガスは薄れ、黒部五郎岳が神々しい姿を現す。
やっぱり、、、超カッコいいっ!!!(*´з`)♥
テンションが一気に上がる。
まだ気温が低く、風も少しあるので涼しい稜線歩きとなった。
途中、ブロッケン現象に気づく。
これがブロッケンかーーっ! 初めての経験なので興奮してしまう。
双六が見えてきた。
途中巻道への分岐もあったけれど、調子がいいのでついでに双六のピークも踏むことにした。
稜線歩き、やっぱり最高だ。(*´з`)

双六岳から下山して双六小屋へと戻ってきた。
スタミナを付けるためにカルビ丼を食べる。
ポカリとコーラも購入。(三俣山荘ではビール以外全て売切れ)

鏡平までなぜか遠く感じ、相も変わらずずっと暑かった。。。
鏡平山荘でご褒美のかき氷を食べる。
幸せの瞬間♪(*´з`)

駐車した鍋平まで登り返すのは空身でも絶対嫌だ。
なので新穂高からはロープウェイに乗って車を回収することにした。
それにはロープウェイの最終までに下山する必要があるが、まだまだ余裕があるのでのんびり慌てず下山することにした。
雲の翳りがあって昨日よりはマシだったけれど、それでも暑いので途中風穴を見つけてはしばらく止まって涼んだり、秩父沢では裸足になって足を冷やしたりした。
この暑さで動けなくなってる人もいて、暑い中駆け登っていくレスキュー隊員たちの姿も目にした。

わさび平小屋。
まだ時間に余裕があるので素麺やきゅうりを食べて涼を取る。
最後の林道歩き。
日帰りで来たときほどの疲労感はないけれど、本当に退屈な道。
気分転換にスマホの音楽を聴きながら、新穂高へと歩いた。

15時30分のロープウェイに一人乗り込む。
鍋平まで大人一人400円。
鍋平駅で下車し、愛車を止めた駐車場を探すけれどわからず。
結局駅から700mほど舗装路を下りたところでようやく見つける。
駅からこんなに離れてたんだな。。。
新穂高登山指導センターで待つyukiを迎えに行って今回の山行を無事終えることができた。

-------------------------------------------
7月の頭に白馬に登って、次の3連休は混雑する山を避けてキャンプへ。
次はお山にと思っていたのに私が咳喘息でダウン。
7月の終わりは私の父の13回忌で帰省、、、とお山に行く機会が全くないまま臨んだ北アルプス。
まだ私の体調が万全ではないにしろ、他にもいろいろ反省しなくてはならないことがいっぱいありました。
個人的には、私のお山に対する愛が足らなかった。。。
たぶんそういうことなんだと思いました。

色々改めて、またいつかリベンジします。

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コメント

ヘロヘロ感が良く伝わってくるレポートですね
去年、同じルートを歩きました
気温も涼しく、体調も万全だったんでキツくはなかったですが
暑さとmizutamari様の睡眠不足が響いたかも
双六までだったらもっと余裕あったと思います
新穂高から鍋平までは、完全に登山で
あれには参りました
2018/8/10 17:58
junbaderさん。^^
はじめまして!
コメントありがとうございます!
出かけていたので返事遅くなりました。m(_ _"m)

徹夜で登るのは慣れているはずなのに、もうだめですね。
無理はできない年になってしまったのかもしれませんw
暑いのは超苦手なので、今回はまいりました。
やはり2時間遅れというのがネックでした。
新穂高から鍋平はほんと登山ですよね。
今まで鍋平からアプローチしたことがなかったのですが、これから先もやはり嫌ですね。。。(-_-;)空身でも登りたくないです。。。
2018/8/13 8:35
僕は・・
mizutamariさん こんばんは!

双六までの道!結構大変ですが久々でまたテン泊装備だと更にシンドイですよね^^;
最近下界は猛暑ですが山も暑いですよね(><)
ここの所テントも日が暮れる迄入れない感じが^^;
僕も日曜から5連休取って裏銀座歩く予定だったのですが天候不順だし台風は来るし結局何処も行く事が出来ませんでした💦

でも頑張ったお陰で逆さ槍はじめ槍や黒部五郎など見られて良かったですね!
双六からの槍!良いですよね〜
それにカキ氷やそうめんも美味しそう!
来年こそ?は行きたいです!

双六の巻道って巻道っぽく無いですよね^^;

まんゆ〜*16
2018/8/10 21:01
まんゆ〜*16さん。^^
おはようです!
コメントありがとうございます。
出かけてて返事遅くなりました。m(_ _"m)

北アに行けば涼しいと勝手に思い込んでて、実際こんなに暑いなんて思いもしませんでした。しかも天気良すぎて(笑)
せっかくテント張っても暑くてゆっくりできないなんて、ずっとオアズケ食らってる犬の心境でした。(^^;
オートキャンプでも同じですが、夏は木陰が命ですね。

5連休取って裏銀座!
超うらやましい〜!
うちも今回2泊できたら、少々遅れても、暑くても、余裕で山を楽しむことができただろうなぁ。

真夏に巻道はもう歩きたくないですね。
トラウマになってそうですw
早く涼しくならないかなぁ〜。。。
2018/8/13 8:43
思い出します!
mizutamariさん おはようございます

私も去年7月末に、同じルートを歩きました
その時は、新穂高の手前で土砂崩れの影響で夜間通行止めの悲劇
同じ様にAM2:00から歩く予定が3時間半遅れのスタート
mizutamariさんも予定外の鍋平とは、出だしの思惑が外れましたね

初日の三俣山荘までの歩きは厳しいですよね
私たちは小屋どまりでしたが、テン泊装備では尚更だったでしょうね
苦労の程がしのばれます(暑さが更に輪をかけていますし

鷲羽岳はとても残念でしたが・・・
三俣蓮華や双六岳からの展望も素晴らしいのでそれを楽しめて何よりでした
ブロッケンもお初 だと大きな感動ですよね

私も思い出がたくさん詰まった山行だったので
レコを拝見してその時のことがよみがえってきました
また行きたくなってしまいますヨ

体調万全じゃない中のロングハイクお疲れさまでした
2018/8/11 10:14
BOKUTYANNさん。^^
おはようございます!
コメントありがとうございます!
返事遅くなってすみません。m(_ _"m)

去年土砂崩れで夜間通行止めってありましたよね。
私たちも去年双六に行ったときにそのせいで前日自宅を早くに出て、出発まで新穂高で待機してた記憶があります。
1ヶ月ぶりの山、しかもテン泊装備。
肩の痛み、足の水膨れなど思いもしない痛みにも悩まされました。(^^;
2泊だったら、、、とか、小屋泊にしておけば、、、とか何度思ったことか。
でも体力の低下が何より一番悔しい。
こんなことで管巻いてちゃダメなんだと自分たちに喝を入れているところです。
次挑戦するときは万全の体制で臨みたいです。
まずは前日入りして新穂高の駐車場を確保するのが一番のカギですね。(^^;
2018/8/13 8:57
弓折乗越から双六暑いよね〜
こんばんは。
駐車場の争奪戦さえなければこのルートはホント気持ちいいルートですね。

しかし鏡平辺りから弓折乗越なんて日差しを遮るものないから暑いよね〜
そして双六の巻き道。
あそこは巻くとアップダウンがキツいから登った方が楽っていうね...

テント装備と真夏の暑さ+ちょっと完全体じゃないのかな?なかなか歩き堪えある山行でしたね。体調整えてあの素晴らしい鷲羽へ是非再チャレンジしちゃおぅ〜
2018/8/12 2:00
mamepyonさん。^^
おはようです!
コメントありがとう!!

最近さらに登山人口増えたと思いません?(^^;
どこも駐車場がいっぱいな気がする。。。
今まで新穂高の駐車場しか利用していないので、鍋平からのアプローチも初めての経験で、、、予想以上の登山でびっくりでした。(*_*) 
知らないことが多いので深山荘の駐車場も一度は経験してみないと。。

出発が2時間違ったら色々と違ってたと思います。
鏡平山荘からの木陰のない道もまだマシだったかも。。。(^^;
双六の巻道も楽だと信じ込んでたので、まさかまさかの失速寸前。
今回は忙しかったり、体調悪くしたりで、計画や事前リサーチを自分できっちりできなかったのが悔やまれます。
次回はこんな気持ちを吹き飛ばせるよう、しっかり完全体にして臨みたいです。(=゚ω゚)ノ また色々教えてください〜。
2018/8/13 9:14
オーバーヒート!
mizutamariきゅん❤yukidamariさん、こんばんは〜
喘息は治まりましたか?
暑さと疲れで体調悪くしてないといいんだけど
私も先月の山行では暑さであっという間にやられてしまいました
テン泊装備だとなおさらキツいですよねーcoldsweats01
晴れのお山は嬉しいんだけど、今年の暑さは異常ですよね
双六の巻道、私もきらーいbearing
山頂ルート、中道、巻道とあるけど、全部通ってみた結果、中道がいちばんラクだということがわかりました!
リベンジに行くときは中道オススメします
mizutamariきゅんがブロッケンはじめてとは意外でしたね
私もこの前はじめて見たけど、なんか面白いよねー
双六から弓折の登り返しが意外とキツいのも、昼間のテントで休める状況じゃないのも、うんうん!そーだよね!暑いしね!ってとっても共感です(←それでこの前の私は双六に留まらず鏡平だったわけです
鷲羽断念は悔しかったですねcrying
私も1回目はあきらめて、翌年2回目で登頂だったなー
次こそはきっと、鷲羽岳から鷲羽池越しの槍ヶ岳を!
林道は退屈だけど、このコースの最大のメリットは、カキ氷を往復2回食べれるところだよね
でわでわ
2018/8/12 22:36
algaeきゅん。(*´з`)
おはよう!
コメントありがとう!

咳喘息はまだ治ってないんです。。。
治療を始めて1ヶ月経つけど、なかなか厄介です。(;´Д`)
(だいぶマシになったけどね!)
晴れのお山!!!と意気揚々で出かけたのに、あまりの暑さにやられて。。。
北アもこんなに暑いなんて思いもしなかったよ。。。
次は絶対中道を歩く!! goodアドバイスありがとう!!(*´з`)
ブロッケン現象は憧れでした。
数はこなしてるものの、今まで経験なくて。
(あっても気づかなかった可能性大)
写真に撮ったけど全然写ってなくて、、、残念。
鷲羽池越しの槍っ!!!
なんか新たな目標ができました!!
次回は心を入れ替えて、お山に迎え入れてもらえるよう頑張ります!!
2018/8/13 9:29
灼熱地獄でしたね。
mizutamariさん&yukidamariさん、おはようございます。

思い出しますー!
mizutamariさんたちのレコ、すっごくわかる〜!!
私達も先月7月に行ったとき寝ずに登りはじめ、酷暑でヘロヘロ、巻き道は踏抜きとのことでテントザックで踏み抜き・・・なので双六ピーク踏んで行ったけど激疲れで何度も靴脱いでテン場用サンダル履いて休憩、その後の予定は大変更でした(^-^;
で鍋平!!私もザックほったらかして一人で車とりに行ってきました(笑)

mizutamariさんたちが鷲羽めざしていた日も灼熱地獄、テント装備は無理!!と小屋泊で。それでもバテバテでした。
今日は秋のように涼しいですね、今日みたいな日だったら(笑)
今頃は山でしょうか??

おつかれさまでした。
2018/8/18 9:06
katu5さん。^^
こんばんはー!
コメントありがとうございます!
気づかず、返信遅くなってしまいました。m(_ _"m)

うぉ〜、katuさん、私の知らない間にすごい縦走してるー!!!
びっくりーーー!!!
いけませんね、ぼやぼやしてたら本当に浦島太郎になってしまう。。。(^^;

鷲羽や水晶に行くなら、やっぱり小屋泊が楽なのかなぁ。
今回なんでこんなにヘタレなんだろうと落ち込んでるところです。
今年はとにかく暑い。。。(-_-;)でも暑さのせいにしてはいけない。
休んでたせいで体力も気力も落ちに落ちてどん底です。
這い上がるには、、、山に登り続けなきゃダメですね。

というわけで、涼しい週末は日帰りでサクっと登って体力測定してきました。
また追々レコにしようと思います。^^

katuさんのレコも読みにいきまーす!(=゚ω゚)ノ
2018/8/20 20:54
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技術レベル
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
笠ヶ岳・水晶岳
利用交通機関:
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3/5
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3/5

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