子連れで行く白馬岳(猿倉~栂池)その1
- GPS
- 41:05
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 1,323m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:01
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 9:43
天候 | 1日目:曇りのち雨・雷 2日目:曇り時々晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
猿倉まではタクシー利用(3100円+配車料金) |
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉~白馬尻小屋・・・しばらく傾斜も緩やかな林道を進みます。登山道に入りしばらく登ると白馬尻小屋です。危険な箇所は特になかった印象です。 大雪渓・・・軽アイゼン(Junはチェーンスパイク)で登りました。シャーベット状で適度に雪を噛んでくれたので、幸いにスリップすることなく登ることができましたが、過信は禁物だと思います。後半に向かって傾斜が急になることから、体力は温存しながら登ると良いと思います。 葱平~白馬岳・・・雷雨に見舞われ、ドキドキしながら登りました。雷が近い間は避難状態になりました。急な傾斜や足元が不安定なところもしばしばあり、慎重に歩きます。落石も注意したい区間です。白馬頂上宿舎から白馬山荘、白馬岳あたりは歩きやすくなると思います。 白馬岳~白馬大池・・・稜線を気持ちよく歩けます。我々は景色は望めませんでしたが、視界が開けると素晴らしいと予想されます。ところどころで道幅が狭くなるので、気を抜かないようにとも感じました。 白馬大池~栂池・・・ゴロゴロとした岩の道をひたすら歩きます。踏み外して怪我をしそうなので、疲労を溜めないように適度に休憩を取る必要のあるコースでした。白馬大池を過ぎたあたりで転倒して足をくじいたらしく動けなくなっている女性が救助されているところに遭遇しました。 |
その他周辺情報 | 白馬八方第2駐車場で前夜車中泊・八方の湯利 下山後は栂池ヒュッテに宿泊・風呂あり(次のおまけレコに詳細) |
写真
感想
全体的に、予想以上に花がよく咲いていました。相変わらず名前はよくわかりませんが、何種類も見られたので、気まぎれや疲れを癒してくれる効果ありでした。あと、残念ながらガスってしまい、期待していた景色はほぼ見られませんでした。別の機会があればありがたいですね。
暑い中の大雪渓歩行は涼しかったです。調子よすぎるとバテたり高山病になりそうなので注意が必要だと思いました。白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池の間は歩きやすかったです。天候に恵まれると素晴らしい眺めだろうと思います。
小蓮華山を過ぎたところで、雷鳥の親子に遭遇しました。
<計画から当日まで>
今年の夏山は私がいくつか候補を挙げた中からオットが「行ったことがないから」という理由で白馬岳を選択。
私は20代の頃に初めてのアルプス、初めての山小屋泊した想い出のコースです。
Junには「日本山小屋ガイド」を参考に泊まりたい山小屋を選んでもらうことでモチベーションアップを狙いました。
ただ、山行を計画していたお盆休みの1週間の間は天候が不安定で、ぎりぎりまで日程選びは迷いました。
去年は山小屋2泊で親子そろって高度障害(吐き気・頭痛)に悩まされたので、今年は効果のほどは不明ですが数日前から「鉄&葉酸グミサプリ」を飲み、山行にも携行。
また、山行中は私とJunは便秘がちになるので前日移動と車中泊の時には野菜やヨーグルト・水分をたっぷりとり、山行前日から山行中はビオフェルミンを服用して挑みました。
<1日目>
前日までの予報よりも天候は悪化の方向に・・・・とにかく早めに小屋まで行こう!とバスの始発(6時)を待たずにタクシーを使って、猿倉へ。
降ったり止んだりの雨の中、いよいよ大雪渓へ。「チェーンスパイクでは厳しい」という情報もあったのでちょっと心配しましたが、junは特に問題なく歩き、後半は「雪渓もう飽きたー」と言いつつも転倒や落石に合うことなく、無事雪渓を抜けました。
そこからは急登ながらもお花畑の広がるところ。落石に注意しながらものんびり歩きたいところでしたが、雷鳴に続いて「ゴロゴロ・・・・」
しかも避難小屋は人があふれかえっていて入れません。
雷が近そうなときは岩陰に身をひそめて待ちながらも怖がりのJunは「雷ダッシュ」「高山病になるからもっとゆっくり!」と声をかけても止まりません。
そのうち小屋が見えてきて今度は「小屋ダッシュ」毎年、夏の泊りの山行で小屋着トップは息子です。
厳しい天候の中、泣き言も言わず、黙々と歩き続けたJun。
今までの泊りの山行は雨予報であっても降らなかった・・・という幸運が続いていましたが、今回の経験も貴重なだったな、と思います。
<白馬頂上宿舎>
親のほうは山頂に近い白馬山荘のほうが眺望がよいだろうし、ご来光チャンスも高いかな、と思ったのですがJunが「夕食がバイキングで残飯を減らす工夫をしているところ」「白馬山荘より混雑しそうもない」という理由でこちらを選択。
小屋には12時前に到着。まずはずぶぬれになった装備を乾燥室に干した後、談話室で持参した昼食を食べました。
いつもなら「とりあえず生ビール!」というところですが、雨と風ですっかり冷えた身体にはスープやぜんざいが身に染みました。
(結局その後缶ビールを飲みましたけど)
談話室はテレビで高校野球観戦をしながら寛ぐ人たちのなかで、まったり。外は大雨なので夕食までは小屋でゆっくりです。
部屋も4人×2段×2の16人部屋でしたが、我が家3人とガイドツアーの4人パーティーだけだったので、予想よりもゆったりです。
Junは「小屋について昼寝すると高山病になるから」と睡魔と戦いながら頑張って起きていました。もうだいぶ、小屋泊りには慣れた様子です。
また、Junはこの日の夕方と翌日夜も平地キャンプ・山小屋では初の「大」が出て、すっきり。これで翌日も安心して出発できます(去年は歩いている最中にもよおしてしまい・・・・でした)
高度障害のほうも、去年よりの標高が低かったこともあってかJunとパパが山荘到着後の頭痛程度(頭痛薬で改善)ですみました。
翌朝のお天気も微妙でしたが、「できればご来光を見たい」というjunのリクエストもあり、朝もお弁当にしてもらい、早立ちの予定にして19時頃には床に就きました。
<2日目>
が、翌朝、親の寝坊で出発は5時過ぎ、その頃にはあたりは早くもガスがかかり、山頂でも眺望はなし
ガスったり晴れたりの稜線歩きですが、幸い雨には遭わず、途中、人だかりが・・・と思ったら雷鳥親子にも遭遇。
白馬大池では晴れ間も見えて、予定通りゆっくりのランチタイム。
ここからの後半戦もなかなかハードですが、ゴロゴロした岩の上をテンポよく歩いていくJun。今年は体調不良も疲労もなく、絶好調です。
雨も降りだしましたが、この日の宿泊小屋はお風呂もあるのでレインウエアも着ずに進みます。
それなりに長時間歩きましたが、初日よりは景色やお花を楽しむことができました。
このままロープウエイで下山も可能な時間ですが、今年は贅沢に栂池でもう1泊。
そこでの様子は「その2」に続きます。
<Junの感想>
栂池ヒュッテが一番楽しみでした。本で見たロビーや部屋の写真が良かったので選びました。
大雪渓は意外と距離が長くて疲れました。
雷が怖かったです。無事に山小屋に着けてよかったです。
白馬頂上宿舎は蚕部屋でよかったし、バイキングがおいしかったです。
次の日は白馬岳の崖が見ていて怖かったです。
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