南アルプス 千枚〜荒川〜赤石〜聖
- GPS
- 26:48
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 4,609m
- 下り
- 4,541m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 5:53
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:19
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:31
天候 | だいたい雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3:15 自宅発 6:45 頃畑薙ダム臨時駐車場着 7:30 東海フォレストバス乗車 〜椹島へ ※臨時駐車場着は満車、路駐がずらり 【下山】 10:00 聖沢登山口から井川観光協会バスで臨時駐車場へ |
その他周辺情報 | 温泉:白樺荘510円(安い!) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
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8/13(月)
出発〜千枚小屋
明日からの稜線歩きのための我慢の一日
天気:曇りのち12時前から雨(予報:曇りのち午後から雨)
宿泊地である千枚小屋まで約6時間、展望のない樹林帯をひたすら登る。しかも12時前から雨。ひたすら我慢の一日。見晴岩までは林道あり、林道歩いたほうが早いんじゃないか?疑惑あり。千枚小屋はあんまり展望なし。水は豊富。
ちなみに千枚小屋は建物が3つほどあり、素泊まり小屋である百枚小屋に通された。
贅沢は言わないが靴置き場とザック置き場くらいはもうちょっとましなものが欲しい。
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8/14(火)
千枚小屋〜赤石岳避難小屋
爽快な稜線歩き(途中までは)
天気:晴れのち11時から雨(予報:曇り)
千枚岳で日の出と富士山を拝むため、4時過ぎに出発、5時前に千枚岳に到着。
雲海に浮かぶ富士山、朝日で赤く染まる空。南アルプスは富士山が近いのがいいね。
山頂で朝食後、荒川岳へ向かう。アップダウンがありつつも気持ちのいい稜線歩き。
東岳(悪沢岳)〜中岳〜前岳と進む。そこから一気に500mほど下って荒川小屋へ。
小屋で何か食べようと思ったが10時前でまだやっていなかったので小屋前で持ってきたカップ麺を食べる。本日宿泊地の赤石岳避難小屋は水場がないので3リットル補充して赤石岳へ出発。
赤石岳は近くに見えているのになかなか遠い。赤石小屋から少し登った後、大聖寺平までトラバース。小屋出発時は晴れていたが、この辺からガスって来て見通しが悪くなり、ついには雨。昨日と同じパターンだ! カッパを着て避難小屋を目指す。が、意外にも赤石岳山頂は遠く、何度も偽ピークに騙される。特に小赤石岳!紛らわしい。
やっとの思いで赤石岳山頂に到着、さっさと写真だけ取って、直下の避難小屋へ急ぐ。
ここの避難小屋はとっても機能的な作りで、入口すぐはストーブを焚いている乾燥室でぬれているものはここで脱いで乾かす、ザックもここに置く。靴を脱いで(ちゃんと靴箱がある)1Fが談話室、2Fが就寝スペースになっている。食事供給がないので避難小屋なんだろうけど、昨日の百枚小屋の百倍快適。
雨でやることないので他のお客さんと登山談義。光岳から縦走して来た人、テント装備で同じルートを行く予定の人(雨なので結局2日とも小屋泊の鈴鹿マイスター)、逆ルートで行く人(ウイスキーロックで飲むために魔法瓶2本に氷を入れてきた人)とワイワイやって時間を過ごす。
ここは水場はないが雨水をヤカンで沸かしていてそのお湯は自由に使えるので調理用のお湯は心配なし。
日没前には雨がやんで霧も晴れてきたので、山頂で夕焼けを鑑賞。雲が多いがこれはこれで乙な景色。小屋に戻ると談話室に人が集まっていて、親父さんのトークショー(景色の解説とか遭難の話とか)をやっていた。その後お姉さんのハーモニカ演奏。演奏も素晴らしかったが、前ふりのパンツマン改めうんちマンの話がインパクト強すぎ。
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8/15(水)
赤石岳避難小屋〜聖平小屋
サバイバル訓練
天気:曇りのち7時から雨(予報:晴れ)
事前情報では一番天気が期待できる日、なのでコースタイム10時間超の長丁場に設定していた。
4時半までに朝食、準備を済ませ山頂に向かう。山頂からは富士山がきれいに見える。昨日は雲に隠れていた山のすそ野までくっきり。西の方は中央アルプス。これは期待できそう、ただ聖岳の向こうに雲がかかっているのがちょっと気がかり。
日の出を見終えて聖岳に向かって出発。30分くらい歩いてくるとだんだん視界が悪くなってきて、百諒燭任呂發ε庫召覆掘晴れていたらいい景色だろうなぁと想像しつつとっとと通り過ぎる。そのあと急な下り坂を降りて百瞭胸海硫箸謀着したあたりで、パラパラと小雨が降ってきた。まだ7時前なのに!天気予報は晴れなのに!せめて午前中は持ってほしかった!といってもしょうがないのでカッパを着込んで無心で聖岳を目指す。
兎岳手前までは雨といいつつ霧雨程度だったので順調に進んでいたが、兎岳への登り途中で強烈な暴風雨に見舞われる。カッパは浸水し汗と合わさってシャツはびしょ濡れ、そこに容赦なく吹き付ける風雨。これはやばいと思って兎岳避難小屋へ急ぐ。
避難小屋は4人ほど先客がいて、そのあとも5,6人やってきてぎゅうぎゅう。とりあえず服を着替え、コーヒーを飲んで体を温める。たっぷり1時間ほど休憩して聖平小屋を目指して出発。
聖平小屋までは風雨を凌げる場所はないうえ、カッパは全然乾いていない、相変わらず横殴りの雨という厳しい状況。再びシャツがぬれて汗冷えすると冗談抜きで命にかかわりかねないと思い、汗をかきすぎないことだけを考えて慎重に進む。
いつもは楽しい稜線歩きだが天気次第でこんなに恐ろしいものになるとは。。改めて山の怖さを実感する。ぶっちゃけ山に登る天気ではない。
何とか聖岳山頂へ到着。ここまで来れば一安心。写真だけ取ってあとは聖平小屋を目指してひたすらに下る。明日は茶臼岳まで行ってから下る予定だったが、どうせ明日も雨だろうと思って聖平からそのまま下る予定に変更。
聖平小屋はなんとトイレが水洗。めっちゃきれい。ただ小屋からちょっと遠い。
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8/15(水)
聖平小屋〜聖沢登山口〜帰宅
天気:雨(予報:曇りのち雨)
朝起きた時点で雨(というか昨日からずっと雨)
ただただ無心で下る。
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