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Yamareco

記録ID: 1562155
全員に公開
トレイルラン
塩見・赤石・聖

赤石・悪沢:ワンデイ周回

2018年08月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
12:11
距離
31.8km
登り
3,393m
下り
3,391m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:54
休憩
1:17
合計
12:11
2:55
59
3:54
3:57
83
5:20
5:26
21
5:47
5:47
36
6:23
6:32
30
7:16
7:18
16
7:42
7:43
7
7:50
7:53
19
8:12
8:14
18
8:32
8:44
36
9:52
9:55
8
10:03
10:04
3
10:07
10:07
49
10:56
11:01
23
11:24
11:26
26
11:52
11:56
16
12:12
12:17
21
12:38
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4
12:42
12:46
24
13:10
13:10
8
13:18
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49
14:07
14:07
52
14:59
14:59
7
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往路(17日)
品川8:10-<新幹線>→9:03静岡9:50-<静鉄バス南アルプス登山線>→13:10畑薙第一ダム夏季臨時駐車場14:00-<東海フォレスト送迎バス:予定より30分早く増便が来てくれた>→15:00椹島ロッジ、宿泊。

帰路(19日)
椹島ロッジ7:45-<東海フォレスト送迎バス>→8:45畑薙第一ダム夏季臨時駐車場8:55-<大鉄タクシー>→10:05千頭温泉「旬」。風呂に入って徒歩12分で千頭駅10:49-<大井川鉄道>→12:10金谷12:31-<東海道線>→13:02静岡13:38-<新幹線>→14:33品川

・大鉄タクシーは、井川駅から千頭駅の間のどこで降りても13000円。椹島までのバスの中でお話しした方が一緒に乗ってくれることになったので、費用を割れて助かった。

・えきねっとで予約した新幹線チケットは静岡駅では発券してもらえない(知らなかった・・・えきねっとはJR東日本で静岡駅はJR東海なのでとのこと)。
コース状況/
危険箇所等
先月開通した椹島から千枚岳方面への登山口については最後の写真など参照。
その他周辺情報 椹島ロッジにあったもの:
・Wifi(ただし電話が通じるのはソフトバンクのみ)
・公衆電話
・ウォシュレット(なぜかC棟にはなし・・・)
・コインロッカー67個(全部埋まったことはないとのこと)
・ゴミ箱(ゴミ持ち帰りでなくて助かった)
・風呂(16〜19時。宿泊者のみ)
・各部屋のコンセント

椹島ロッジ敷地内の南アルプス白籏史朗写真館を登山前夜に訪れてみた。展示されている写真の中に荒川三山・赤石岳のものが10枚ぐらいあって、翌日の登山が益々楽しみになった。200円。
ボッカ返しあたりで東の空が明るくなる。
2018年08月18日 04:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 4:50
ボッカ返しあたりで東の空が明るくなる。
辛うじて見つけた樹の隙間からの朝焼け。
2018年08月18日 04:57撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 4:57
辛うじて見つけた樹の隙間からの朝焼け。
ここでご来光(また樹林帯だ〜 T T)
2018年08月18日 05:04撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 5:04
ここでご来光(また樹林帯だ〜 T T)
赤石岳のモルゲンロート。
2018年08月18日 05:12撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 5:12
赤石岳のモルゲンロート。
富士見平付近から望む荒川三山。
2018年08月18日 05:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 5:50
富士見平付近から望む荒川三山。
富士見平というからにはやっぱり!
2018年08月18日 05:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 5:50
富士見平というからにはやっぱり!
アップ。
2018年08月18日 05:50撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 5:50
アップ。
地図上の富士見平と位置が合わない・・・
2018年08月18日 05:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 5:54
地図上の富士見平と位置が合わない・・・
富士山と早朝の青空。
2018年08月18日 05:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 5:55
富士山と早朝の青空。
赤石岳と北沢源頭。あんな高い所であれだけの量の水がどうやって湧いてくるんだろう。
2018年08月18日 06:10撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 6:10
赤石岳と北沢源頭。あんな高い所であれだけの量の水がどうやって湧いてくるんだろう。
イブキジャコウソウ
2018年08月18日 07:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 7:03
イブキジャコウソウ
トウヤクリンドウ
2018年08月18日 07:05撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 7:05
トウヤクリンドウ
椹島下降点から見上げる赤石岳。てっぺんに人が1人。
2018年08月18日 07:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 7:06
椹島下降点から見上げる赤石岳。てっぺんに人が1人。
到着!
2018年08月18日 07:16撮影 by  iPhone 5s, Apple
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到着!
北アルプス。槍が見える。
2018年08月18日 07:20撮影 by  iPhone 5s, Apple
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北アルプス。槍が見える。
黒い山脈は中央アルプス。左奥に白っぽく頭を出してるのが御嶽山、右奥は乗鞍。
2018年08月18日 07:21撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 7:21
黒い山脈は中央アルプス。左奥に白っぽく頭を出してるのが御嶽山、右奥は乗鞍。
小赤石岳への稜線。小赤石の山頂にも人が1人。
2018年08月18日 07:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 7:36
小赤石岳への稜線。小赤石の山頂にも人が1人。
小赤石岳山頂。後ろは赤石。
2018年08月18日 07:42撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 7:42
小赤石岳山頂。後ろは赤石。
小赤石の北側から望む荒川三山への稜線が素敵だった。
2018年08月18日 07:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 7:45
小赤石の北側から望む荒川三山への稜線が素敵だった。
TJARの選手たちがこちらに向かってくる。彼らを撮影している黄色の方は駒井研二さんだったと思う。
2018年08月18日 08:14撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 8:14
TJARの選手たちがこちらに向かってくる。彼らを撮影している黄色の方は駒井研二さんだったと思う。
後日放送されたTJARの特番と突き合わせてみたら、先頭から秋元選手、高田選手、福山選手、そしてTJARスタッフの方だった。
2018年08月18日 08:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 8:15
後日放送されたTJARの特番と突き合わせてみたら、先頭から秋元選手、高田選手、福山選手、そしてTJARスタッフの方だった。
荒川小屋
2018年08月18日 08:38撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 8:38
荒川小屋
ハクサンフウロ
2018年08月18日 08:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 8:45
ハクサンフウロ
オヤマリンドウ。一瞬クロユリかと思ったほど黒い。
2018年08月18日 08:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 8:49
オヤマリンドウ。一瞬クロユリかと思ったほど黒い。
イワインチン。今回初めて知った花。
2018年08月18日 09:05撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 9:05
イワインチン。今回初めて知った花。
マツムシソウと富士山。
2018年08月18日 09:19撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 9:19
マツムシソウと富士山。
コゴメクサ
2018年08月18日 09:20撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 9:20
コゴメクサ
ウスユキソウ
2018年08月18日 09:28撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 9:28
ウスユキソウ
ウメバチソウ
2018年08月18日 09:31撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 9:31
ウメバチソウ
しんどかった荒川前岳。走ってきた稜線が後ろに少し見える。
2018年08月18日 09:53撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 9:53
しんどかった荒川前岳。走ってきた稜線が後ろに少し見える。
赤石岳がカッコいい。
2018年08月18日 09:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 9:54
赤石岳がカッコいい。
中岳。後ろは左から仙丈、塩見、甲斐駒、白根三山。
2018年08月18日 10:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 10:03
中岳。後ろは左から仙丈、塩見、甲斐駒、白根三山。
悪沢岳に向かって走る。右奥には富士山。
2018年08月18日 10:08撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 10:08
悪沢岳に向かって走る。右奥には富士山。
いよいよ間近に迫った悪沢岳。ここのザレた登り返しが一番しんどかった。
2018年08月18日 10:10撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 10:10
いよいよ間近に迫った悪沢岳。ここのザレた登り返しが一番しんどかった。
イワベンケイ
2018年08月18日 10:32撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 10:32
イワベンケイ
しんどい岩場の中のオアシス。
2018年08月18日 10:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 10:45
しんどい岩場の中のオアシス。
やっと着いた・・・今回の山行の最高地点。1人の山頂でしばし放心。
2018年08月18日 10:56撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 10:56
やっと着いた・・・今回の山行の最高地点。1人の山頂でしばし放心。
仙丈から白根三山まで。
2018年08月18日 11:01撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:01
仙丈から白根三山まで。
中岳・前岳の向こうには雲海。
2018年08月18日 11:01撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:01
中岳・前岳の向こうには雲海。
チャートの岩々を下ってく。左奥に小さく悪沢の山頂標識が見えてる。
2018年08月18日 11:03撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:03
チャートの岩々を下ってく。左奥に小さく悪沢の山頂標識が見えてる。
この金魚みたいなのもチャート・・・?
2018年08月18日 11:09撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:09
この金魚みたいなのもチャート・・・?
3000m超えの稜線を行く。
2018年08月18日 11:11撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:11
3000m超えの稜線を行く。
この当たりで少しずつ生気が戻ってきた。
2018年08月18日 11:14撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:14
この当たりで少しずつ生気が戻ってきた。
丸山ってホントに丸いんだなあ。
2018年08月18日 11:21撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:21
丸山ってホントに丸いんだなあ。
到着。標識の真後ろに人がいらっしゃったので・・・
2018年08月18日 11:25撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:25
到着。標識の真後ろに人がいらっしゃったので・・・
富士山は別に撮ってみた。この日は長い時間きれいな姿を見せてくれていた。
2018年08月18日 11:25撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:25
富士山は別に撮ってみた。この日は長い時間きれいな姿を見せてくれていた。
ここから見る赤石岳はひときわドッシリしてる。
2018年08月18日 11:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:29
ここから見る赤石岳はひときわドッシリしてる。
タカネナデシコ
2018年08月18日 11:35撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:35
タカネナデシコ
お花畑1
2018年08月18日 11:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:36
お花畑1
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2018年08月18日 11:36撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 11:36
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トリカブト軍団
2018年08月18日 11:38撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:38
トリカブト軍団
ダイモンジソウ
2018年08月18日 11:44撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:44
ダイモンジソウ
タカネビランジ
2018年08月18日 11:45撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:45
タカネビランジ
ラスボス、千枚岳。
2018年08月18日 11:48撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:48
ラスボス、千枚岳。
マツムシソウ
2018年08月18日 11:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
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マツムシソウ
全部登り終えた〜!
2018年08月18日 11:52撮影 by  iPhone 5s, Apple
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全部登り終えた〜!
裏側に日本語表記もあったのか
2018年08月18日 11:53撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:53
裏側に日本語表記もあったのか
北側の山々。
2018年08月18日 11:54撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:54
北側の山々。
赤石岳
2018年08月18日 11:56撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 11:56
赤石岳
千枚小屋
2018年08月18日 12:15撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 12:15
千枚小屋
走りやすいトレイル!
2018年08月18日 12:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 12:29
走りやすいトレイル!
アキノキリンソウ
2018年08月18日 12:37撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 12:37
アキノキリンソウ
駒鳥池は思っていた以上に美しかった。
2018年08月18日 12:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 12:43
駒鳥池は思っていた以上に美しかった。
もう1枚。
2018年08月18日 12:43撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 12:43
もう1枚。
苔もいい感じ。
2018年08月18日 12:49撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 12:49
苔もいい感じ。
シラビソのなだらかなトレイル。
2018年08月18日 12:51撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 12:51
シラビソのなだらかなトレイル。
見晴台から。赤石にようやく雲がかかり始めた。
2018年08月18日 13:12撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 13:12
見晴台から。赤石にようやく雲がかかり始めた。
荒川三山にも。
2018年08月18日 13:13撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 13:13
荒川三山にも。
いつしか広葉樹林になって
2018年08月18日 14:20撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 14:20
いつしか広葉樹林になって
ここからしばし岩々。
2018年08月18日 14:23撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 14:23
ここからしばし岩々。
激下りを終えれば先月開通した吊り橋!
2018年08月18日 14:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 14:55
激下りを終えれば先月開通した吊り橋!
約12時間ぶりの椹島!
2018年08月18日 15:06撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/18 15:06
約12時間ぶりの椹島!
おまけ1:椹島滞在中、レストハウス裏のこの気持ち良いスペースで何度もゆったりさせてもらった。
2018年08月18日 16:04撮影 by  iPhone 5s, Apple
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8/18 16:04
おまけ1:椹島滞在中、レストハウス裏のこの気持ち良いスペースで何度もゆったりさせてもらった。
おまけ2:翌朝、畑薙から千頭へのタクシーの運転手さんが教えてくれた奥大井湖上駅。
2018年08月19日 09:44撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/19 9:44
おまけ2:翌朝、畑薙から千頭へのタクシーの運転手さんが教えてくれた奥大井湖上駅。
おまけ3:千頭温泉「旬」。
2018年08月19日 10:29撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/19 10:29
おまけ3:千頭温泉「旬」。
おまけ4:椹島ロッジに掲示されていた新道の案内。
2018年08月19日 05:55撮影 by  iPhone 5s, Apple
8/19 5:55
おまけ4:椹島ロッジに掲示されていた新道の案内。
撮影機器:

感想

赤石岳と悪沢岳を回ってきた。

17日金曜夜に椹島ロッジに前泊し、翌朝3時にスタート。真っ暗な中を2時間近く登ってボッカ返しあたりまで来ると東の空がきれいに染まってくる。残念ながらご来光は樹林帯の中だったけれど、時々樹間から見られる朝焼けがきれいだった。

赤石小屋でタンクの無料の水をありがたく頂戴し、北沢源頭のお花畑を登って、赤石岳。赤石小屋と赤石岳では聖岳とかの写真を撮ったのに、うっかり消してしまったようで残念・・・。でも、空気が澄んでいて、赤石山頂では北アルプス始め360度の展望に恵まれた。

赤石岳から大聖寺平にかけて、TJARの選手たち10人ぐらいとすれ違う。その途中、小赤石の北肩から見る荒川三山は地図に書いてある通り素晴らしかった。緑のアルプスとも呼ばれる青々とした山容とその上の岩の稜線。あそこをこれから走るんだと思うと嬉しくなる。

荒川小屋でカレーを頂こうと思って、その手前で行動食の補給を少なめにして小屋に着いたら、食事の提供はまだとのこと。が〜ん。ショックで行動食を採り忘れたのがいけなかったのか、前岳までの登りはエラくしんどかった。

前岳では山頂標識から30mほど南の肩に足を伸ばすと赤石岳がカッコよく見えると居合わせた方に教えて頂き、素晴らしい写真を撮ることができた。ありがとうございました!

悪沢岳への登りもきつかった。脚は元気だし、頭痛もないのだけれど、胸のあたりが苦くて、心なしかムカムカする。胃に来てしまったら椹島まで降りられないなと不安になりつつようやく辿り着いた山頂は自分1人。苦しさと達成感でしばらくぼーっと座りこんだ。

幸い下りに入ると徐々に生気が戻ってきた。標高2605mの千枚小屋から標高1372mあたりまではとにかく長くてなだらかでトレラン向きのトレイル。膝に痛みが出ず、脚が棒になることもなかったので、頑張ってまたスピードを出してみた。昨夜ロッジでお会いした反時計回りの方たちとバッタリ出くわして言葉を交わせる場面も数回、何だか元気が出る。

標高1436mの鉄塔下の北側からは少し岩場を上り下りさせられる。鉄塔下をくぐり、岩場がひと段落すると、旧道と今年7月に開通した新道の分岐。西側の旧道はロープで閉鎖されているので間違えることはない。ただ、同じく7月に開通した吊り橋への激下りはちと膝にこたえた。

*****
今回時計回りを選んだ理由は2つ。
\號臂屋から椹島までの長くなだらかなトレイルを下りに使いたかった。
∪崟佝鯑饐屋のご主人が「ここは10時になると雲が出ちゃうんだよ」とテレビでおっしゃってた。

実際回ってみて、やはり時計回りの方が足への負担が軽そうに感じた。

ちなみに半時計周りのメリットとしては、半時計周りで赤石小屋に泊まると、時計回りで千枚小屋に泊まるより翌朝早く椹島に下山でき、帰りの交通オプションが楽になるという点がある(椹島ロッジスタッフさんの話)。

どちら回りにしても、このコースは無料で水を補給できる場所が多いのがありがたい。赤石小屋のポリタンクの他、湧き水がラクダの背、荒川小屋(徒歩5分)、千枚小屋(小屋北約30mの登山道上)、清水平にある。

ラン中に採ったカロリーは1100kcal。

このコースの標準歩行時間は21時間40分で、自分のトレランで過去最長。標高も高いので、行く前も登っている途中もずっと不安だった。途中バテた場合は千枚小屋に泊まるつもりでいて、その場合の帰路の交通手段の調整方法も考えていたのだけれど、何とかワンデイで周回できて良かった。久しぶりに、走り終えてかなり嬉しかった。所要時間は標準歩行時間の56%。

ちなみに、二軒小屋ロッジをスタートにして半時計回りか、二軒小屋ロッジをゴールにして時計回りだと、標準歩行時間ベースで1時間半ほど短くなるけれど、二軒小屋ロッジから千枚岳の区間は倒木を跨いだりルートファインディングが必要な箇所が多いようなので、トレランだとあまり時間短縮にならないかと思って使わなかった。

妻の膝と腰が完治したら、今度は2人で山小屋泊を入れてゆっくり回ってみたい。

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コメント

速すぎます…!
こんにちは。
レコを拝見するに、赤石岳・小赤石岳間の分岐から少し下った所ですれ違った、黒い?小さなザックを背負われていた、白髪混じりのナイスミドルな方じゃないかなぁと思っています。
「もしかして下からですか?」と尋ねた、青シャツ&赤帽子のオッサンです。
私が沼平に戻ったころに既に千枚小屋経由で椹島へ戻っていたなんて…
TJARの影響もあるのでしょうけど、この時期このルートに来られる方って爆速な方ばかりで驚きです。
いやー、ほぼ同年代と思いますが、その脚力が眩し過ぎます!
2018/8/20 20:50
Re: 速すぎます…!
BIMOYTAさん

コメントありがとうございます。
はい、黒い小さなザックの白髪混じりのオッサンです。すごい記憶力ですね!

私はあの当たりで会話を交わしたことは覚えているのですが、BIMOTAさんのお顔とかが思い出せず・・・すみません!

自転車を利用されていらっしゃったのですね。自転車を使うとアクセスが便利になる山が結構あるようなので、私も最近少し惹かれつつあります。参考にさせて頂きます!
2018/8/20 22:59
お世話になりました
Echigoyaさん、白樺荘までお世話になりました。
 写真が趣味というだけあって、どれもきれいですね。アングルもワンパターンでないので、とても山が大きく見えて素敵だと思いました。
 次回は、奥様とまったり登山もいいですね。
2018/8/20 22:01
Re: お世話になりました
naoeさん

お役に立てて良かったです。それと、写真ほめて頂いてありがとうございます!
嬉しいです(^ ^;;)

naoeさんがあまりに山にお詳しくてバスの中でビックリしたのですが、やはりものすごい数の山を登っていらっしゃるのですね。改めてすごいと思いました。

またどこかでお会いできるのかもしれませんね!
2018/8/20 23:05
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無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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