赤石・悪沢:ワンデイ周回
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- GPS
- 12:11
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 3,393m
- 下り
- 3,391m
コースタイム
- 山行
- 10:54
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 12:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
品川8:10-<新幹線>→9:03静岡9:50-<静鉄バス南アルプス登山線>→13:10畑薙第一ダム夏季臨時駐車場14:00-<東海フォレスト送迎バス:予定より30分早く増便が来てくれた>→15:00椹島ロッジ、宿泊。 帰路(19日) 椹島ロッジ7:45-<東海フォレスト送迎バス>→8:45畑薙第一ダム夏季臨時駐車場8:55-<大鉄タクシー>→10:05千頭温泉「旬」。風呂に入って徒歩12分で千頭駅10:49-<大井川鉄道>→12:10金谷12:31-<東海道線>→13:02静岡13:38-<新幹線>→14:33品川 ・大鉄タクシーは、井川駅から千頭駅の間のどこで降りても13000円。椹島までのバスの中でお話しした方が一緒に乗ってくれることになったので、費用を割れて助かった。 ・えきねっとで予約した新幹線チケットは静岡駅では発券してもらえない(知らなかった・・・えきねっとはJR東日本で静岡駅はJR東海なのでとのこと)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
先月開通した椹島から千枚岳方面への登山口については最後の写真など参照。 |
その他周辺情報 | 椹島ロッジにあったもの: ・Wifi(ただし電話が通じるのはソフトバンクのみ) ・公衆電話 ・ウォシュレット(なぜかC棟にはなし・・・) ・コインロッカー67個(全部埋まったことはないとのこと) ・ゴミ箱(ゴミ持ち帰りでなくて助かった) ・風呂(16〜19時。宿泊者のみ) ・各部屋のコンセント 椹島ロッジ敷地内の南アルプス白籏史朗写真館を登山前夜に訪れてみた。展示されている写真の中に荒川三山・赤石岳のものが10枚ぐらいあって、翌日の登山が益々楽しみになった。200円。 |
写真
感想
赤石岳と悪沢岳を回ってきた。
17日金曜夜に椹島ロッジに前泊し、翌朝3時にスタート。真っ暗な中を2時間近く登ってボッカ返しあたりまで来ると東の空がきれいに染まってくる。残念ながらご来光は樹林帯の中だったけれど、時々樹間から見られる朝焼けがきれいだった。
赤石小屋でタンクの無料の水をありがたく頂戴し、北沢源頭のお花畑を登って、赤石岳。赤石小屋と赤石岳では聖岳とかの写真を撮ったのに、うっかり消してしまったようで残念・・・。でも、空気が澄んでいて、赤石山頂では北アルプス始め360度の展望に恵まれた。
赤石岳から大聖寺平にかけて、TJARの選手たち10人ぐらいとすれ違う。その途中、小赤石の北肩から見る荒川三山は地図に書いてある通り素晴らしかった。緑のアルプスとも呼ばれる青々とした山容とその上の岩の稜線。あそこをこれから走るんだと思うと嬉しくなる。
荒川小屋でカレーを頂こうと思って、その手前で行動食の補給を少なめにして小屋に着いたら、食事の提供はまだとのこと。が〜ん。ショックで行動食を採り忘れたのがいけなかったのか、前岳までの登りはエラくしんどかった。
前岳では山頂標識から30mほど南の肩に足を伸ばすと赤石岳がカッコよく見えると居合わせた方に教えて頂き、素晴らしい写真を撮ることができた。ありがとうございました!
悪沢岳への登りもきつかった。脚は元気だし、頭痛もないのだけれど、胸のあたりが苦くて、心なしかムカムカする。胃に来てしまったら椹島まで降りられないなと不安になりつつようやく辿り着いた山頂は自分1人。苦しさと達成感でしばらくぼーっと座りこんだ。
幸い下りに入ると徐々に生気が戻ってきた。標高2605mの千枚小屋から標高1372mあたりまではとにかく長くてなだらかでトレラン向きのトレイル。膝に痛みが出ず、脚が棒になることもなかったので、頑張ってまたスピードを出してみた。昨夜ロッジでお会いした反時計回りの方たちとバッタリ出くわして言葉を交わせる場面も数回、何だか元気が出る。
標高1436mの鉄塔下の北側からは少し岩場を上り下りさせられる。鉄塔下をくぐり、岩場がひと段落すると、旧道と今年7月に開通した新道の分岐。西側の旧道はロープで閉鎖されているので間違えることはない。ただ、同じく7月に開通した吊り橋への激下りはちと膝にこたえた。
*****
今回時計回りを選んだ理由は2つ。
\號臂屋から椹島までの長くなだらかなトレイルを下りに使いたかった。
∪崟佝鯑饐屋のご主人が「ここは10時になると雲が出ちゃうんだよ」とテレビでおっしゃってた。
実際回ってみて、やはり時計回りの方が足への負担が軽そうに感じた。
ちなみに半時計周りのメリットとしては、半時計周りで赤石小屋に泊まると、時計回りで千枚小屋に泊まるより翌朝早く椹島に下山でき、帰りの交通オプションが楽になるという点がある(椹島ロッジスタッフさんの話)。
どちら回りにしても、このコースは無料で水を補給できる場所が多いのがありがたい。赤石小屋のポリタンクの他、湧き水がラクダの背、荒川小屋(徒歩5分)、千枚小屋(小屋北約30mの登山道上)、清水平にある。
ラン中に採ったカロリーは1100kcal。
このコースの標準歩行時間は21時間40分で、自分のトレランで過去最長。標高も高いので、行く前も登っている途中もずっと不安だった。途中バテた場合は千枚小屋に泊まるつもりでいて、その場合の帰路の交通手段の調整方法も考えていたのだけれど、何とかワンデイで周回できて良かった。久しぶりに、走り終えてかなり嬉しかった。所要時間は標準歩行時間の56%。
ちなみに、二軒小屋ロッジをスタートにして半時計回りか、二軒小屋ロッジをゴールにして時計回りだと、標準歩行時間ベースで1時間半ほど短くなるけれど、二軒小屋ロッジから千枚岳の区間は倒木を跨いだりルートファインディングが必要な箇所が多いようなので、トレランだとあまり時間短縮にならないかと思って使わなかった。
妻の膝と腰が完治したら、今度は2人で山小屋泊を入れてゆっくり回ってみたい。
コメント
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こんにちは。
レコを拝見するに、赤石岳・小赤石岳間の分岐から少し下った所ですれ違った、黒い?小さなザックを背負われていた、白髪混じりのナイスミドルな方じゃないかなぁと思っています。
「もしかして下からですか?」と尋ねた、青シャツ&赤帽子のオッサンです。
私が沼平に戻ったころに既に千枚小屋経由で椹島へ戻っていたなんて…
TJARの影響もあるのでしょうけど、この時期このルートに来られる方って爆速な方ばかりで驚きです。
いやー、ほぼ同年代と思いますが、その脚力が眩し過ぎます!
BIMOYTAさん
コメントありがとうございます。
はい、黒い小さなザックの白髪混じりのオッサンです。すごい記憶力ですね!
私はあの当たりで会話を交わしたことは覚えているのですが、BIMOTAさんのお顔とかが思い出せず・・・すみません!
自転車を利用されていらっしゃったのですね。自転車を使うとアクセスが便利になる山が結構あるようなので、私も最近少し惹かれつつあります。参考にさせて頂きます!
Echigoyaさん、白樺荘までお世話になりました。
写真が趣味というだけあって、どれもきれいですね。アングルもワンパターンでないので、とても山が大きく見えて素敵だと思いました。
次回は、奥様とまったり登山もいいですね。
naoeさん
お役に立てて良かったです。それと、写真ほめて頂いてありがとうございます!
嬉しいです(^ ^;;)
naoeさんがあまりに山にお詳しくてバスの中でビックリしたのですが、やはりものすごい数の山を登っていらっしゃるのですね。改めてすごいと思いました。
またどこかでお会いできるのかもしれませんね!
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