八ヶ岳全山

2018年08月17日(金) ~ 2018年08月20日(月)

• GPS: 38:48
• 距離: 62.4km
• 登り: 5,448m
• 下り: 4,973m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 1:29
• 合計: 7:28

9:51 JR小淵沢
11:06 11:06 火の見跡
11:16 11:17 観音平口ゲート
12:27 12:27 富士見平
12:50 12:50 展望台
13:13 13:21 雲海
13:53 13:53 押手川
15:11 15:54 青年小屋
16:14 16:38 編笠山
16:56 17:06 青年小屋
17:11 17:14 乙女の水
17:19 青年小屋

2日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 2:26
• 合計: 8:56

6:02 青年小屋
6:25 6:33 のろし場
6:50 6:51 西ギボシ
6:57 7:02 東ギボシ
7:08 7:08 権現小屋
7:12 7:12 縦走路分岐
7:17 7:20 権現岳
7:21 7:26 権現小屋
7:26 7:30 縦走路分岐
7:42 7:42 旭岳
8:05 8:05 ツルネ
8:29 8:31 キレット小屋
9:51 9:56 真教寺尾根分岐
9:59 9:59 竜頭峰
10:03 10:14 赤岳
10:16 10:17 竜頭峰
10:21 10:25 真教寺尾根分岐
10:27 10:27 竜頭峰
10:34 10:37 文三郎尾根分岐
11:05 11:06 中岳
11:14 11:18 中岳のコル
11:37 11:55 阿弥陀岳
12:12 12:15 中岳のコル
12:27 12:28 阿弥陀岳北稜
12:31 12:33 中岳のコル登山道水場
12:49 12:49 阿弥陀岳分岐
12:55 13:38 行者小屋
13:44 13:44 中山尾根展望台
14:00 14:03 赤岳鉱泉
14:26 14:36 中山尾根展望台
14:46 14:55 行者小屋
14:58 宿泊地

3日目

• 山行: 9:54
• 休憩: 1:22
• 合計: 11:16

4:14 宿泊地
5:48 5:48 三叉峰（横岳）
5:55 5:55 横岳
5:58 6:09 奥ノ院（横岳）
6:17 6:17 台座ノ頭
6:28 6:29 硫黄岳山荘
6:48 6:48 硫黄岳
7:01 7:05 硫黄岳
7:33 7:36 ヒュッテ夏沢
7:36 7:36 ヒュッテ夏沢
7:38 7:38 夏沢峠
7:40 7:37 山びこ荘
8:26 8:27 根石岳
9:00 9:00 天狗岳
9:18 9:23 東天狗岳
9:25 9:27 天狗の鼻
9:31 9:31 天狗岳分岐
9:55 9:55 中山峠
9:58 9:58 見晴らし台
10:06 10:07 中山分岐
10:15 10:19 中山
10:23 10:30 中山展望台
11:14 11:15 高見石小屋
11:17 11:21 高見石
11:22 11:29 高見石小屋
11:30 11:30 高見石
11:54 11:54 白駒荘
11:58 11:58 白駒分岐
12:04 12:04 白駒の池 駐車場
12:17 12:18 白駒の奥庭
12:31 12:31 麦草ヒュッテ
12:35 12:40 茶水の池
12:51 12:51 大石峠
13:10 13:21 中小場
14:05 14:05 縞枯茶臼鞍部
14:28 14:31 縞枯山 展望台
14:49 14:59 縞枯山
15:20 15:21 雨池峠
15:27 縞枯山荘

4日目

• 山行: 9:35
• 休憩: 1:01
• 合計: 10:36

4:38 縞枯山荘
4:51 4:51 坪庭
5:20 5:20 三ツ岳分岐
5:25 5:25 北横岳ヒュッテ
5:29 5:31 七ツ池
5:34 5:34 北横岳ヒュッテ
5:47 5:47 北横岳（南峰）
5:49 5:53 北横岳
6:28 6:28 大岳分岐
6:35 6:37 大岳
6:42 6:48 大岳分岐
7:17 7:31 天狗の露地
7:51 7:53 双子池ヒュッテ
7:54 7:58 双子池
8:02 8:03 双子池ヒュッテ
8:49 8:49 双子山
9:09 9:09 大河原峠
10:24 10:24 佐久市最高地点
10:33 10:33 赤谷の分岐
10:42 10:46 将軍平
10:47 10:53 蓼科山荘
11:21 11:27 蓼科山頂ヒュッテ
11:30 11:32 蓼科山
11:34 11:34 蓼科山展望盤
11:38 11:42 蓼科山
11:42 11:43 蓼科山頂ヒュッテ
11:45 11:45 蓼科山
12:37 12:38 幸徳平
12:56 12:57 標高2110m標識
14:07 14:08 女ノ神茶屋・蓼科山登山口
15:06 15:06 親湯
15:14 親湯入口バス停

*夏沢峠-東/西天狗岳は電池切れのため手書き
*北八ヶ岳、"女性的山容"の足元は火山らしい、比較的大粒の岩の道。侮ってかかると痛い目をみる。
*蓼科の登りは若干の渋滞。

天候

17,18 : 快晴 19:晴れのち薄曇り 20:晴れ、下山後に夕立

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

プール平-茅野駅間は諏訪バスで920円

コース状況／危険箇所等

危険個所は特になし。
北横岳-大岳-双子池は巨岩の間を縫うように進むので体力的には大変。難しくはない。

その他周辺情報

蓼科温泉の公衆浴場

写真

8/17 10:01

さあ、行こう。

8/17 10:03

去年登った甲斐駒/鋸

8/17 10:43

馬術教室(?)

8/17 10:47

信玄公ゆかりの道だとか

8/17 12:32

気持ちの良い樹林

8/17 16:29

この景色が見たかった。

8/17 16:34

終点が遠い

8/17 16:59

呑み目的に来るのがよさそう。

8/18 6:30

二日目の朝。あまりにくっきり見えるので初冠雪かと思った。

8/18 7:18

8/18 9:46

残っていた。

8/18 10:13

赤岳頂上にて。

8/18 11:41

阿弥陀。

8/18 11:43

なんともいい雰囲気。

8/18 18:32

夕焼けの赤

8/19 5:01

宵

8/19 5:11

今朝も晴れ!

8/19 5:18

8/19 8:27

硫黄岳の爆裂。下から見上げるとさらに迫力が。

8/19 8:27

天狗

8/19 8:59

行く先。まだ遠い

8/19 9:01

すでに結構な距離を来た。

8/19 11:55

白駒池。曇ってきた。

8/19 12:36

茶臼手前の池。

8/19 14:06

縞枯れ。

8/19 14:13

キノコ。

8/19 18:32

縞枯山荘。今度は雪の季節に。

8/20 4:49

未明の坪庭

8/20 5:48

今朝はガス

8/20 6:38

大岳より。庭のような溶岩台地。

8/20 7:23

荒船山が目立つ。

8/20 7:59

8/20 11:35

最終目標到達!

8/20 11:38

妙高/北アの展望台。

8/20 12:02

下り途中の癒し

8/20 12:06

8/20 12:42

北八ッらしくキノコも。

8/20 14:10

信玄公の道再び

8/20 16:41

蓼科温泉着。この後一雨。

撮影機器：

RICOH WG-4 リコー

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール シェラフ

感想

multimono

　折角の夏休み、今年は八ヶ岳の全山をやってみることにした。幸い天候にも恵まれ、充実した4日間になった。特に最初二日間の眺望、朝焼けは圧巻で、"いい景色"の基準値が上がってしまったかもしれない。南から北まで、魅力の尽きない良い山だ。
　驚いたのは、八ヶ岳全山を1泊2日で走破するという人に2人も出合ったこと。しかも一人はテント泊でそのスピードだというから相当だ。

以下日付毎に一言。

17日 : せっかくだから小淵沢から歩いてみる。"信玄棒の道"といって、その昔の軍用道路だそうだ。途中乗馬の一行に出会う。しかし観音平までが遠かった。観音平からは地元の方とご一緒。キノコ談義を聴きながら登っていく。編笠からの八ヶ岳は期待通り壮大だ。ゴールの蓼科が左奥に遠い。

18日 : ずいぶん寒い夜だった。空気は澄み渡り、まるで秋か冬のようだ。北アルプスなど、あまりにハッキリ見えるので"まさか初冠雪?"などと思ってしまった。実際は石英質の白だろう。赤岳の登りは楽しい岩登り。山頂はそれなりに混んでいたが、いい写真撮影場所を教えてもらった。阿弥陀の登りは思ったより長かったが、これはこれで楽しいアスレチック。今朝通った権現が良く見える。富士山も雲と霞を従えて素晴らしい風格だ。日没時には真っ赤に染まる赤岳。

19日 : 昨晩の時点で20日の天気予報が悪化したことを知る。夕立の危険がありそうだとか。仕方ない。しんどいが19日のうちになるべく前進しておこう。計画時点では白駒池泊の予定だったが、縞枯山荘に素泊まりすることに。朝は4時発。1時間ほどで地蔵尾根を登りあげ、朝焼けを堪能。光線と谷の靄が素晴らしい。夏沢峠以降は道の様子が一変。これまでの固い岩の稜線ではなく、大きい石がゴロゴロ転がる道になる。両脇は柔らかそうなコケの林床。比較的新しい火山なせいか、土壌が薄いようだ。東西の天狗は南/北八ヶ岳が良く見える中間地点。白駒池に寄り、やっとの思いで茶臼と縞枯を越えて山荘着。このころには空は曇り、南八ヶ岳は隠れてしまった。縞枯山荘は暖かくていい小屋だ。雪の季節にスキーで来るのもよさそうだ。暖かい布団に包まれて就寝。

20日 : なんだかんだこの日も長いので夜明けのすこし前に出発。テントの撤収がないだけでここまで楽になるとは。まずは北横岳へ。七つ池へも寄る。紅葉を見にパッと来るとよさそうだ。山頂は残念ながらガスの中。たぶん傘雲。大岳付近は巨岩の間を縫う感じで、楽しいが非常に体力を使う。ただ朝もやの中の溶岩台地はいい雰囲気だった。ところどころ石塔状の溶岩もあって面白い。19日までのようにバッチリ晴れている朝ではないが、薄靄の中に遠くの山が見えるというのも、いかにも日本画的な良さがある。天候は幸い蓼科山頂まで持ってくれた。若干雲に隠れ始めた北アを見つつ、最終ピークを味わう。そのあとはひたすら地獄の劇下り。さらにバスの時間が半端なので、再び"信玄棒の道"を通って温泉まで。ゆっくり湯船につかり、完遂の余韻に浸る。あとはバスと電車で帰宅。