剱岳 チンネ左稜線
- GPS
- 22:23
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,982m
- 下り
- 3,002m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 6:28
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 3:24
- 合計
- 12:42
天候 | 5日 曇りのち時々晴れ 6日 快晴 7日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
今夏シーズン、例年以上に台風が発生し計画していた山行は軒並み台風と共に吹き飛ぶ中、サービス業に従事する私にとっては遅めの夏休み。 今回も直前に台風が発生し計画が飛ばされるかと天気図とにらめあう合う中、思いのほか台風の速度が速まり初日のアプローチは荒れるものの、2日目アタックの天候は良好の予報、アプローチ敗退覚悟で剱岳 チンネ左稜線へ行ってきました。
5日 扇沢よりアクセス。台風が直後に通過した為か、普段深夜に着いても満車状態の無料駐車場は数台のみ。車中にて仮眠を取り、始発の交通機関にて室堂までアクセス。観光客は見当たらず僅かな登山者と共に室堂へ移動します。
予報では午前中から荒れ模様の予報でしたが、予報に反し稜線上には濃いガスが掛かるものの風雨は無く、天候には不安は残るもののアプローチ開始。
一般道を辿り別山乗越へ登り、剱沢から下り、長次郎谷より再び登り熊の岩へ向かいます。
剱沢途中より雪渓が現れアイゼンを装着し高度を下げます。夏道とは違い快適な雪渓歩きにて長次郎谷出合へ到着。此処から熊の岩まで高度を上げます。途中記曲ルンゼ付近より雪渓が切れている為右岸の壁伝いに高巻きし再び雪渓に乗り、熊の岩までアプローチ。不安を抱いていた天候は回復傾向になり、正午過ぎからは晴れまが覗き、重荷は有るものの快適なアプローチにて熊ノ岩で行動終了。
6日 日の出と共にアプローチ開始。熊の岩上部には短いながらも雪渓が有る為アイゼンを履いて高度を上げ、適当な所で右俣のガレへ進む。 ガレが酷く慎重に進み池ノ谷乗越へ上がり再び三ノ窓へ向け池ノ谷ガリーを下る。此処もガレガレで慎重に高度を下げ三ノ窓へ到着。快適そうなテントサイトが有りBCにはもってこいの雰囲気。
三ノ窓から短い雪渓を2回トラバースする為、再びアイゼンを装着し遠目からでも良く解る逆4の字へ向かいます。準備を整え登攀開始。( )内は体感
1P(10m掘縫肇櫃砲榔角とあるが適当に登り頭上のテラスまで上がる
2P(20m検忘絃綉ぬに走るクラック伝いに高度を上げ、テラスにてピッチを切る
3P(20m検望し左に移りフェースを直上
4P(50m掘縫侫А璽垢ら上部ルンゼ状へ高度を上げる。ルートが屈曲する為ロープが重い。
5P(40m⁺)ピナクルとフェースの間からステミングする様な感じで体を上げフェースへ移る。傾斜は有り残置は少ないもののホールドスタンスは豊富。リッジに出てピッチを切る
6P(30m機縫魯ぞ沼咾離螢奪犬鬟灰鵐討砲匿覆
7P(40m掘縫侫А璽皇松紂9眦抓兇出てきて快適なピッチ。
8P(40m掘鳳角沿いに高度を上げる。残置が少なくNPでランナーを取る。
9P(25m検縫螢奪絃紊妨修譴襯團淵ルの通過。ロープの流れを考慮し短くピッチを切る
10P(25m検縫團淵ルの樹林したリッジ。前方には核心のチンネの鼻、すぐ横にはクレオパトラニードル針峰がそそり立ち高揚感が増す。
11P(40m后縫ンテ状に高度を上げ小ハングを左にラインを取り乗越し再びカンテへ進み高度を上げピッチを切る
12P(25m検縫螢奪絃のフェース 此処からはロープの流れを考慮し短くピッチを切りながら進む
13P(25m⁺)リッジからフェース
14P(25m掘帽眦抓業慣欧離淵ぅ侫螢奪犬猟眠
15P(50m掘飽廚靴ぅ淵ぅ侫螢奪古舛い某覆潺船鵐佑瞭にて登攀終了。
短くピッチを切りながらも約5時間程で登攀終了。眼下には三ノ窓氷河、小窓ノ王、針峰群が広がり日本では望めない様な景色を堪能したのち下降。
ハイ松帯を歩いてコルまで下り細かく2回に分け池ノ谷ガリーへ懸垂し再びガリーを登り返し池ノ谷乗越より熊の岩まで下りました。
予報では本日夜半より荒れ模様になる為、撤収し一気に剱沢キャンプ場まで進み行動終了。
7日 予報どうり夜半より天候は急変し荒れた天候。時間を追うごとに風雨が強まり身体が吹き飛びそうな中下山。剱沢キャンプ場まで進んでおいた為短い下山で済みました。
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