悪沢岳・赤石岳【椹島から左回りラウンド】
- GPS
- 46:17
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 3,189m
- 下り
- 3,172m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:59
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:38
天候 | 22日:雨のち晴れ 23日:晴れ 24日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(行き:8:00発 帰り:10:20発) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
感想
天候不順で8月に行けなかった南アルプス南部の3,000m峰の縦走。今回もダメかと諦めていたら、前日の金曜日に天気図を見たら、停滞前線が南に下がって、日本列島は晴!!!
急遽、準備をして、金曜日の夜に自宅を出発し、一路、畑薙ダム臨時駐車場へ。
【1日目】
2時頃に駐車場に到着し、仮眠をして、6時に起床、6時40分ごろにバスを待つ列に並びます。なかなかバスが来ず、結局、8時ちょうどに出発し、9時過ぎに椹島に到着しました。
椹島に到着して身支度を整えていると、奇跡が・・・。雨が上がりました。
念のため、レインウェアを着て歩いていると、晴れ間も。
歩き出して早々に、脱ぐ羽目に。うれしい誤算です。
新しく架けたという吊橋から登山道が始まり、尾根に取り付きます。
比較的勾配の緩い尾根を登り、途中、木馬(きんま)道という、昔、伐採した樹木を馬にひかせて下ったという道を登っていきます。
湿気の多いルートで、コケなどの地被類が豊富で、南アルプスらしい森歩きが楽しめます。
途中、駒鳥池という、これもとてもきれいな池があり、色々と楽しませてくれるルートです。
千枚小屋のテント場は、小屋から少々離れていますが、風の影響をまったく受けない立地でした。
【2日目】
5時に起床し、テントを撤収して、5時30分過ぎに小屋の前から御来光を望みます。富士山とセットの御来光は、このあたりからしか見えない、貴重な景観です。
千枚小屋から登っていくと、すぐに森林限界を超えて、千枚岳の頂上に到着します。
千枚岳は、悪沢岳の肩の肩にあたるような位置で、ここから、丸山を越えて、悪沢岳の頂上に至ります。
かぜが強かったですが、昨年の聖岳や那須岳と比べればそれほどでもなかったので、少し気をつける程度で大丈夫でした。
悪沢岳から北に延びる尾根が素晴らしくきれいで、紅葉がもう少し進めば、どんなにきれいだろうか、と思いました。
悪沢岳の頂上からは、荒川中岳が見え、その間にあるコルが見えないので、かなりの勾配で下ることが予想できました。
荒川中岳、前岳を縦走し、荒川小屋まで一度高度を下げて、小赤石岳まで登り返します。荒川小屋が標高約2,600mなので、約500m超を下り、そのまま同じ分だけ登り返すという、なかなかないルートではないでしょうか。
荒川小屋から小赤石小屋のルートは、巻き道を行き、大聖寺平から尾根を直登という、変化に富んだルートで、歩き答え抜群でした。
ただし、このあたりから、スタミナが切れてきて、ペースが大幅にダウンしてしまいました。
なんとか、小赤石岳まであがり、大倉尾根分岐にザックをデポして、カラ身で赤石岳頂上へ。赤石岳頂上からの360度のパノラマを満喫し、今度は赤石小屋に向かいました。
このころには体力を使い果たし、特に登りの力がなくなり、富士見平への登り返しは本当にきつかったです。
なんとか赤石小屋に到着し、飲んだコーラのおいしいこと、おいしいこと。400円の価値は十分にありました。
赤石小屋では素泊りでしたので、小屋より30mほど下った、倉庫棟に通されました。そこには素泊りの15人が寝ることに。みんな山行スタイルが似ているということもあり、すぐに仲良くなり、消灯まで楽しく過ごしました。
【3日目】
4時に照明が付いたので起床し、1時間くらいシュラフの中でまどろんでから、準備をして、5時40分ごろに椹島に向けて下山を開始しました。
昨夜、少し食べれて、ゆっくり休めたので、身体の調子は良く、約2時間で椹島まで下りることができました。
椹島でバス待ちをし、東海フォレストの送迎バスで畑薙ダム臨時駐車場に戻りました。
念願の悪沢岳に、快晴の日に登れたのは、とても恵まれていました。
北アルプスと比べて南アルプス(特に南部)は、登山者も少なく、また、山をやりこんでいる人が多いので、とても落ち着く、大満足の山行になりました。
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