悪沢岳(荒川東岳)、荒川中岳、赤石岳、(小赤石岳)、聖岳 3000mピークハント 5.6.7.8座目 日本百名山 5.6.7座目 畑薙ダム夏季臨時駐車場発 椹島登山口〜聖沢登山口


- GPS
- 32:30
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 4,506m
- 下り
- 4,485m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:00
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:00
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:00
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:30
今回は、土日祝日の3連休に振替休暇をくっつけて5連休を取り、3泊4日の南アルプス縦走に挑みました。
今回も雨の中の出発でしたが、山小屋、バスの営業の最終週ということで敢行しました。
天候 | (1日目)雨のち晴れ→(2日目)快晴→(3日目)晴れのち曇り→(4日目)曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
7:30 畑薙ダム夏季臨時駐車場バス停→椹島 8:30 (東海フォレスト送迎バス) 10:00 聖沢登山口⇒畑薙ダム夏季臨時駐車場バス停 10:55 (井川町観光協会送迎バス) 両バス無料だが条件付き 予約が多い場合は早く来ます。(1台でピストン) 当日は、全員乗車できず、1便目は、7:00に出発しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は、しっかりと整備されています。 3000m峰の岩場は蹴り石による落石に注意。 |
その他周辺情報 | 畑薙ダム夏季臨時駐車場バス停よりマイクロバスで未舗装道路(飛び跳ねる道)を1時間乗車します。 近くに南アルプス赤石温泉「白樺荘」(¥510) 食事もできます(カツ丼食べました) http://www.okushizuoka.jp/100sen/spot/000132.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
|
---|---|
備考 | マスク 寝る時に空気が乾燥していました |
感想
神戸市より名神高速、新名神、新東名島田金谷ICを通り畑薙ダム夏季臨時駐車場バス停(無料駐車場)にアクセスしました。
いつもの如く、自走、単独の旅です。
高速道路の深夜割引を狙い、AM0:00に高速道路を下りましたが、AM2:30畑薙ダム夏季臨時駐車場に到着しました。
神戸から高速道路で島田金谷まで3時間ちょっと。下りてから2.5時間かかりました。
到着するまでずっと大雨でしたが、一般道に下りてからが、はっきり言って遠いです。目的地に近づくにつれ、道は狭くなり、走っても走っても距離が縮みませんでした。秘境です。
この3連休で東海フォレスト送迎バス、井川町観光協会送迎バスの運行期間、系列の山小屋は終了でしたので、雨天でしたが回復する予報だった為、縦走を敢行しました。駐車場は、最終週とあってほぼ満車です。
1日目
AM3:00頃 大雨にも関わらず、バス停には、人影が… 並んでいます。
これは…と思ったのですがこの大雨の中、並ぶことには躊躇しました。
AM5:00位に並びに行きました。
東海フォレスト、井川町観光協会送迎バスのお客さんが一緒に並んでいて乗れるかどうか分からなかったのですが、先に井川町観光協会送迎バスが到着して多数のお客さんが乗っていきました。
私は東海フォレスト送迎バスに乗る予定でしたので順番が10番目位に繰り上がりました。安心しました。
雨の中、待つこと2時間7:30発のバスが早めに来て7:00に出発しました。
ピストンするそうです。
満員状態で5分ほど走ると未舗装道路になり、乗客全員で飛び跳ねながら1時間後に椹島ロッジに到着しました。
キレイな屋根付きの大きな東屋、トイレがあり、皆さんここで準備をしました。
登山口は、20分程歩いた吊橋からスタートです。
吊橋を渡った先から急登。雨具を着ての登りには、暑さで応えます。
とりあえず、無我夢中で登りました。
鉄塔下の到着したところで、雨が上がり始めたので、休憩、朝食(おにぎり)を摂りました。やっと、雨具を脱ぐことが出来ました。
そして、1463m地点で林道と合流したところで、ベンチがあったので一服。
林道を少し下った所から鉄製の階段を上り小石下、清水平へ。
雨具を脱ぎ暑くもなく、体も温まり、動くようになってきたので、ペースを上げて登ります。少しタイムオーバー気味です。
歩きやすい道になってきました。蕨段を抜け見晴台で昼食(おにぎり)を摂りました。
休憩時間を長くとり過ぎて、結構、時間をオーバーしていたので急ぎます。
駒鳥池を越えたところで発電機の音が聞こえてきました。
もうすぐ、今夜泊まる千枚小屋です。
最後の急登を登り切り千枚小屋に到着しました。
清潔感もありキレイな山小屋です。
受付を済ませ、ビールと山バッチを購入。
軒先のベンチで富士山を見ながら、ビールを頂きます。格別です。
寝室は、ロッジの様な作りで2段式の寝床があり、シュラフで寝ます。
私は、2段目だったのですが、靴下を履いていると梯子が滑って少し怖いです。
足の小指をぶつけました。
食事(2食とも)は、元コックさんが居てすごく良かったです。満足しました。
2日目
朝食は4:30から始まり、日の出前に出発する事が出来ました。
まず、千枚岳に向かいます。体が温まっていないのでキツイです。
何とか、千枚岳に日の出前に到着しました。
千枚岳より富士山の横からご来光です。最高に良い天気です。
では、3000mを目指します。丸山を越え、悪沢岳にアタックです。
悪沢岳は静岡県の呼び名で、長野県では荒川東岳と呼ぶそうです。
最高の景色を見ながら森林限界を越え、悪沢岳へ…
予定よりかなり早く、悪沢岳に到着しました。ここで一服。
今日は、早く出発出来た事もありますが、良いペースです。
赤石岳避難小屋に宿泊するつもりでしたが、百瞭胸海硫(16:00までに到着厳守)まで行けそうです。
意気揚々と荒川中岳避難小屋へ向かい、小一時間程度で到着。
避難小屋の管理人さんと少し会話を楽しみ、中岳山頂へ…
中岳山頂に到着した後、荷物をデポして、荒川前岳に散策に行きました。
そして、荒川前岳の急斜面を下ります。
荒川小屋まで下って来ると辺りは、森の中です。紅葉がキレイに色付いています。
荒川小屋では、布団干しをしていました。
ここで一服。食事(あんぱん)を摂りました。
ここからは赤石岳を目指します。登ります。
大聖寺平までは緩い登りを距離と時間を稼ぐ為、軽快に進みます。
小赤石の肩までは急登。小赤石の肩まで来ると小赤石岳の頂上はもうすぐです。
小赤石岳からは少し下り、椹島下降点分岐を過ぎ、いざ赤石岳へ。
そして、頂上に到着しました。時刻は12:30。
頂上付近にある、赤石岳避難小屋に泊まるつもりでしたが、16:00までに百瞭胸海硫箸謀着出来そうです。
一服を終え、すぐ、出発です。
赤石岳の大斜面を膝を気遣いながら、ややハイペースで下ります。
コルまで下りた所から百諒燭紡海、平坦で狭い稜線を足早に歩きます。
距離はありますが、赤石岳から百諒燭泙任1時間30分位で到着しました。
百諒燭念貮して、すれ違った方に百瞭胸海硫箸話を下りた所と聞き、
もうすぐ、ビールが飲めると期待を膨らましながら向かいました。
またもや急勾配の下りです。膝を気にしつつ、40分ほどで百瞭胸海硫箸謀着しました。
百瞭胸海硫箸和瑤硫、紅葉の中に建っておりキレイな山小屋でした。
受付を済ましビールと山バッチを購入。ボリュームのあるカツサンドも販売してました。
自分の寝るスペースでビールを飲み、先着していた若い男性、女性が居て、会話が弾みました。後から3人来られましたが、皆、単独の様です。
昨日の千枚小屋は3連休の最初の日だったので、宿泊客は大勢いいたので、聞いたところ、赤石岳避難小屋に泊まるか赤石岳から下山するという方が多かったです。
今日、ここでは、6人だけの様です。明日で今シーズンは終わりとの事でした。
また、ビールを買い、沢のほとりで飲みます。川の流れの音が心地よい響きです。
冷えて来たので室内に戻り寝てしまいました。
夕食で起こされ、食堂に行くとボリュームたっぷりのトンカツやおかずがいっぱい。
たらふく食べました。トンカツが名物の様です。美味しかった。
そして、出発の用意だけ終わらせて朝まで眠りました。
3日目
朝食は5:00からです。朝食もあっさり系でしたが満足しました。
薄明りの中、出発。今日は聖岳を越え、聖平小屋を目指します。
皆さんは、大沢岳はパスするようでしたが、私は行きます。
向かうのは、私一人でした。
おかげで、登る途中で雷鳥に出会う事が出来ました。
ハイマツの中にこっそり居ました。
ラッキーです。
大沢岳到着後、ずっと急登が続いたので一服。ここから、他の人が行った本線にトラバースして合流。
ここからは、小さな上り下りを繰り返し、中盛丸山、小兎岳、兎岳を越え、次第に高度を上げていきます。
ですが聖岳の前で急降下してコルへ。
コルから見える、聖岳の赤色チャート露出地を見て一服。
ここから、急登、聖岳を目指します。
無心で急登を登り切り(前)聖岳頂上に到着。
これで、今回の3000m三山達成しました。
後で分かったのですが、荒川中岳も3000m峰に入っていたので四山達成です。
ここで、荷物をデポして奥聖岳に散策に行きました。
お花畑の様な場所があり、花が咲いていたらとても良い場所だろうと思いました。
そして、急斜面を下り小聖岳に到着。雲行きが怪しくなってきました。
朽果てた、山頂の標柱を見ながら一服。
雲の中、視界を奪われながら、尾根伝いを歩き徐々に高度を下げていきます。
薊畑の辺りまで下りてくると森林帯のど真ん中です。
聖平小屋分岐まで来るとイスがあり、景色を見ながら一服。
キッチリ整備された木道が聖平小屋に続いています。
聖平小屋には、5分ほどで到着しました。
受付を済ませ、ビールを購入しました。
今日が最終日との事で「2本買えば半額です。」と…
私は、喜びの余り、つい4本買ってしまいました。山バッチは売り切れでした。
食事は、バスの時間に合わせて早く出るので、夕食のみ(弁当付き)にしました。
目の前のベンチでビールを飲みながらくつろぎました。
寝室は大きな大部屋でした。私を含めて3人の宿泊でした。
下界では、明日から平日、仕事です。
夕食ですが、こちらもボリュームもあり大変満足でした。
「最終日なので、管理人からです」とボール一杯の肉団子を持ってきてくれたのですが、さすがに夕食もボリュームがあったので3つだけ頂きました。
この小屋は、トイレが少し遠いです。(100m位)
シュラフで就寝しました。空気が乾燥していた為、鼻の奥が痛くなりました。
4日目
聖平小屋をバスの時間に合わせ、4:20真っ暗ななか、出発しました。
真っ暗だったので、せせらぎ(未確認)を越えいくつか沢と尾根を越え、滝見台に到着したころ、ようやく明るくなってきました。
今にも泣きだしそうな空模様。
また少し登り、乗越を越え、造林小屋跡で一服。ここで、熊注意の大きな看板。
この高度は生息地域だと思い出しました。
足早に聖沢吊橋に向かい、吊橋の河原で弁当(おにぎり)を頂きました。
出合小屋跡を通り過ぎ下っていくと赤石ダム湖が見えました。
「底が見えた」と思いました。
膝が痛む前に聖沢登山口バス停にやっと到着しました。
聖平小屋から約1000m下りてきました。
予定より早く下りて来れたので待つ事、1時間。
雨が降ってきました。
屋根のある待合所があったので助かりました。
バスが来ましたが、乗客は私一人。悪路を一時間走り、駐車場に戻りました。
その後、近くの白樺荘で入浴、カツ丼を頂きました。
時間が早かったので、大井川鉄道観光をしました。
今回、3000mピークハントは四山登頂達成できました。
頂上付近では、天気も良く良い旅でした。
気温が下がってきたので、「今年の3000mは終了かな」と思っています。
なぜならば、冬山装備を持っていないど素人だからです。
次は、近場の百名山に挑戦するつもりです。
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