穏やかな西岳と強風極寒の編笠山。そして下山時にプチ遭難
- GPS
- 08:10
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
天候 | 快晴だが山頂付近は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料駐車場です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ゴルフ場〜西岳 アイゼンなしで登れました。 雪のないところも多いです。下りは無いと無理ですが。 ■西岳 山頂は西側の展望なし。北側もやや木に隠れるが、西〜南の展望は抜群。 西側に木があるためか、穏やか。 ■西岳〜青年小屋 トレースばっちりです。 こちらも雪はそれなりにありましたがトレースのおかげで歩き易かったです。 しかし、足にはけっこうきました(最近長距離歩いてないからか?)。 ■青年小屋 冬季小屋あり。テントも5張くらいあったような。 権現の展望最高。風も比較的穏やかでした。 ■青年小屋〜編笠山 雪は山頂手前が一番深かったです。 また踏み抜きポイントが多く、最後の登りってこともあり、時間かかりました。 ■編笠山 強風で立っていられないほど。そして極寒。 北側に少し樹林帯があり、そこで待機しては山頂で撮影の繰り返し‥ 太陽があたっていたので気温は0〜-5℃表示でしたが、日が暮れると一気に-10℃以下に。 我ながら、よく一時間以上居れたもんです。 ■編笠山〜ゴルフ場 山頂〜樹林帯までは雪と岩のミックスで非常に歩きにくい。 樹林帯も西岳と比べて雪は多かったです。 が、ガチガチなところはあまりなし。 日が暮れるとトレースが分かりにくく(鹿?の足跡が多かった)、 登山道を何回も外れ、最後見失いました。 google mapと林道に助けられました。 |
写真
感想
先週は山頂付近が雲っていたため諦めた八ヶ岳。
やっと今年初の標高2000m越えできそうな天気だと思い、金曜の深夜に自宅発。
今度こそテン泊と思ったのですが日曜サッカーなので日帰り。あわよくば赤岳か権現行こうと。
が、前回同様睡魔に襲われ、諏訪SAで爆睡。7時に目覚めるも、雲っていて再び爆睡で動き出したのは9時。
こりゃ赤岳や権現は無理だってことで、無難に西岳〜編笠山を周回することにしました。
以前夏場に通ったのでなんとなく分かるのも心強いし。せっかくだから山の上の方で夕日も見たい。
スキー場の駐車場は混んでましたが、ゴルフ場近辺の駐車場は空いてました。
一応10本爪アイゼン・ピッケル・ワカン・2本ストックに、1Lテルモスに食料1.5日分、防寒具多めのやや過剰装備であります。
こんな時間から登る人は居ないだろーと登っていくと、単独の方と3人くらいすれ違いました。
雪は途中までほとんどなし。さらに登っていくと、パーティの方々が休憩しておられます。
テン泊装備っぽい。ところどころ小休止しましたがザックは一回も下ろさずに山頂へ。
山頂の景色は最高でした。気温も太陽のおかげでさほど寒くない感じ。後から次々と人が現れ、山頂は10名ほどに。
青年小屋方面からこられた方2名も来られたのでコンディションを聞くと、さほど問題ない様子。
予定通りスムーズに上がってこれたので、編笠山に行くことにしました。ホットスープとパンを食べて、エネルギー補給。
青年小屋まで一気。と思いきや、意外と足に来ておりまして少々ペースダウン‥
しかし西岳までの道中では見れなかった樹氷だらけで目を楽しませながら進むと、青年小屋に到着。
青年小屋の周辺には既にテントを張っていらっしゃるパーティが4組ほど。
ちょっと想定より早く着いたので、誰も居ない雪原で寝転がりました。
が、木に積もった雪が強風で舞ってきます‥ちょっと寒い。
山小屋で風を凌いでいると、編笠山から降りてくるパーティが。
少々早いですが、さくっと山頂に行くか、と登ります。
この登りはきつかったですが、振り返るとすばらしい権現の姿が見られ良かったです。
そして山頂へ‥案の定、こんな時間に山頂に立ってる人は全然居ません。
独り占めだぜーー!と、山頂碑に向かうと、途端に強風が‥
山頂は非常に強風で、一瞬で手や顔が凍ります。
イヤーバンドにニット帽、ネックウォーマー、ゴーグル装備。
それでも2-3分撮影しては、樹林帯で風を凌ぐ感じ‥三脚を立てるのもしんどい。
あまりの寒さに夕日の撮影は諦め、カップラーメンも食べずに下山しようかと思っちゃいました。
が、なんとか踏みとどまり、山頂を散策。30枚くらい写真を撮ったでしょうか‥
さすがに寒くなり、アウターを脱いでユニクロフリース装備。ちなみに上下スキーウェアです。
(一応ダウンも持ってましたが、使わず)
耐え切れなくなり、カップラーメンを作成。やや固めでしたが、生き返ります。
バーナーで暖める気力はありませんでしたから、テルモス様々ってなもんです。
一気に食べます。が、やっぱり寒いもんは寒い。下山へ。
しかし下山口が良く分からない‥けっこう南の方が下山口でした。
で下るのですが、雪が吹き飛んでいたりしてトレースが良く分かりません。
しかも非常に歩きにくい‥。しかし標高を下げたら、動いたこともあってか、体も温まりました。
ちょうど夕日がいい感じになったので、樹林帯の前で撮影タイム。
やっぱりこの時期の夕日は綺麗です‥我慢してよかった。
さすがに今回は行程が長いので、日が沈んで余韻に浸りたかったのですが、急いで下ります。
が、2100m地点が足が攣りかかりました(汗)まぁこれは慣れたものなのでストレッチで回復。
再び駆け出すのですが‥やはりあせりは禁物。ヘッデンで照らしていたものの、トレースを何回も見失います。
後で気づいたのですが、鹿の足跡がそこらじゅうにあったのでした。そして気づけば鹿の足跡を辿っており、違う尾根に入ってました。
トレースの足跡の上に大量の鹿の糞がありました。
しかし方角的には合っており、地図で確認。どうやらこの尾根を下れば崖もなく、林道に出られそう‥
奇跡的にsoftbankも圏内でgoogle mapが使えたことも幸い。少し歩いては方角を確認し、進むと程なく林道へ。
林道をほんの少し進むと正しい登山道に出ました。緩やかな稜線で助かりました。
こういった時、とにかく焦らず冷静に地図を見て対処することが大切かと思いました。
あとは慎重に下ると、無事駐車場に到着。しかし、下山途中に気づきましたが、デジカメ落としてました。
まぁ、7年落ちで買い替えしようかと思っていたし、SDも入っていなかったので、諦めることに。
というかおそらく山頂付近で落としたと思われるので、取りに行く気になりません‥
サブ機でしたし、一眼だったら違ったのかもしれませんが。
あと編笠山を「へんがさやま」と呼んでました。「あみかさやま」ですね。
知らずに西岳山頂で「へんがさやまを越えてそのまま下山します」と答えてしまいました(恥)
そんなわけで、色々な課題や反省点が見つかる山行となったのでした。
デジカメひろいました。青いポーチにはいってるルミックスですね。
お届けしたいので連絡先をメールにでもください。
編笠山からの下山時に岩場に落ちてました。
持ち主さん見つかってよかったです。
ご連絡ありがとうございますm(_ _)m
まさかヤマレコユーザーの方に拾っていただけたとは‥
まさに私の落としたデジカメです!
このまま雪解けまで出てこないものだと思っておりました。
ありがとうございます。
あとでメールさせていただきます。
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