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Yamareco

記録ID: 1726532
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

木曽駒ヶ岳〜滑落事故2件に遭遇

2019年02月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:11
距離
5.0km
登り
528m
下り
533m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:29
休憩
1:43
合計
4:12
距離 5.0km 登り 535m 下り 533m
10:21
41
11:02
11:10
3
11:13
11:18
1
11:19
16
11:35
11:37
4
11:41
11:42
14
11:56
12:07
11
12:18
12:38
10
12:48
12:49
8
12:57
12:59
3
13:02
8
13:19
14:09
22
14:31
14:32
1
14:33
ゴール地点
天候 ほぼ晴れ。
山頂気温マイナス15度。
加えて強風で極寒。
積雪210cmとのこと。
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
千畳敷山上駅までのアクセス方法など。
木曽駒ヶ岳RW公式HP
https://www.chuo-alps.com/

菅ノ台駐車場は凍っていました。
スタッドレスが必要。
なお、園原〜阿智間は
悪天時、チェーン装着義務区間に
なりました。

登山口までのステップ)

複数の交通機関を利用することと
なります。経費4500円/一人

ステップ1、
⇒菅の台Pに駐車。
トイレ、自販機あり。
菅の台駐車場600円。何泊しても600円
24時間、入出庫可。高額紙幣使用不可。
始発の30分前には、チケット売場が
開きます。

ザック等を、バスの列に並べて「席取り」。
その後、チケット購入の列に並びます。

ステップ2、
⇒しらび平までバス移動。
このバスの、始発は、JR駒ヶ根駅です。

ステップ3、
⇒しらび平駅から、千畳敷駅までRW乗車。
到着順に誘導されます。

この日は、始発前に、臨時バス便が
1本出ましたが
乗り切れず、自分が乗車できたのは
3便目、8:45発。
休日の木曽駒の混雑恐るべし。
コース状況/
危険箇所等
報道より抜粋

9日から10日にかけ、中央アルプスで遭難が相次ぎ、男女3人が死亡、男性1人が重傷を負った。木曽署によると、死亡した3人は宝剣岳(2931メートル)と仙涯嶺(せんがいれい)(2734メートル)の登山道でいずれも滑落した。凍結している場所が多く、足を滑らせた可能性があるとしている。

 10日午後1時10分ごろ、宝剣岳山頂付近で9日に滑落した大阪府茨木市の男性
(47)を県警ヘリコプターが救助。木曽郡上松町のヘリポートに搬送し、死亡を確認した。

 宝剣岳では10日午後1時半ごろにも女性が滑落。応援の山梨県警ヘリが松本市内の病院に搬送し、死亡を確認した。女性は同日、男性と2人で中ア千畳敷から入山していた。同署が身元を確認している。

 宝剣岳近くの乗越浄土(のっこしじょうど)付近でも同日、岐阜市の男性(43)が約50メートル滑落し、右脚骨折のもようだ。

 仙涯嶺では10日午前8時20分ごろ、女性(44)が登山道から滑落。長野県警ヘリが松本市内の病院に搬送し、死亡を確認した。女性は仲間と5人で9日から入山していた。

 木曽署によると、中ア付近は9、10日、降雪はなかったが、風が強い時があった。遭難多発を受け、「3連休で山に入る人が多い。無理だと思ったら引き返す勇気を持ってほしい」と呼び掛けている。

***************************

千畳敷〜乗越浄土・上り)

「氷の斜面の直登」

中腹あたりまでは、氷の上に、雪があります。
踏み抜きはありません。ワカン不要でした。
八丁坂は、氷の斜面を、アイゼン、ピッケルで
よじ登ります。ストックでは困難。
登山者が多いので、適度な間隔が
肝要かと。

乗越浄土〜中岳〜木曽駒山頂

「強風とテカテカのアイスバーン」

アイゼン、ピっけルが刺さりづらい、
テカテカの凍った斜面です。
確実なピッケルワークと
キックステップが欠かせません。
中岳、木曽駒ともに、東斜面は要注意。
この区間で、滑落者1名遭遇。
中ア主稜線の強風は、ここまでの区間とは
別物。耐風姿勢の連続になります。

伊那前岳方面)

夏道と反対側、北側にトレースが
ありましたので、挑戦しましたが
進むにつれ、暴風が強まり
時間も押してたので
9合目手前で引き返し。
雪の伊那前岳に、また跳ね返されました。
始発に乗れてれば。。。。


乗越浄土下り)

「大渋滞の後ろ向きの下り」

八丁坂序盤は、後ろ向きに下ります。
序盤は、おそらく正解。
ピッケルを確実に打ち込まないと
滑落リスク増大かと。
ダブルアックスが最良でしょうが
縦走用を、1本使いの場合は、氷の傾斜に
片手をついて、バランスを保ちます。
とても冷たいので、グローブの性能には
抜かりなきよう。


しかし、本当に危険を感じた区間は、
実質は、水平30m程度。
かなり下りやすくなっても
ひたすら後ろ向きに下る方が多く
通過に時間がかかり、待ち時間に
身体が冷えます。
かつ、後ろ向きに下る場合、
多くの方が、下の登山者をあまり気に
されないので
雪をたくさん落とされます。

上りのトレースが
散見できる区間まで下れば
渋滞する人の流れを避けるほうが
よほど歩きやすかったです。
この区間で、滑落者1名。
救急搬送でした。

氷結、強風、渋滞と、かなり厳しい
コンディションでしたが
展望は、極上でした。

やってきました
「千畳敷カール」
氷河が作り出した
美しい山岳絶景。、
2019年02月10日 10:25撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
72
2/10 10:25
やってきました
「千畳敷カール」
氷河が作り出した
美しい山岳絶景。、
菅ノ台からは
想像できない
雲の上の青空です。
登山日和です。
2019年02月10日 10:28撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
13
2/10 10:28
菅ノ台からは
想像できない
雲の上の青空です。
登山日和です。
カールの景観に
欠かせない
「サギダルの頭」
急峻で美しい姿。
2019年02月10日 10:33撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
46
2/10 10:33
カールの景観に
欠かせない
「サギダルの頭」
急峻で美しい姿。
近景)

この日の雪質は
テカテカの
ツルツルです。
美しさと危険は
表裏一体。
2019年02月10日 13:31撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
57
2/10 13:31
近景)

この日の雪質は
テカテカの
ツルツルです。
美しさと危険は
表裏一体。
木曽駒山頂。
中央アルプス最高地点は
丸い姿。
2019年02月10日 11:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
27
2/10 11:32
木曽駒山頂。
中央アルプス最高地点は
丸い姿。
お社は
白い雪の装飾が
施されています。
2019年02月10日 11:32撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
16
2/10 11:32
お社は
白い雪の装飾が
施されています。
お地蔵様は
雪の中で
春をお待ちです。
2019年02月10日 12:17撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
23
2/10 12:17
お地蔵様は
雪の中で
春をお待ちです。
近景)

空木岳に連なる
中アの稜線。
険しい山肌を覆う
氷が
息をのむ美しさ
2019年02月10日 12:16撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
52
2/10 12:16
近景)

空木岳に連なる
中アの稜線。
険しい山肌を覆う
氷が
息をのむ美しさ
近景)

中アのシンボル
「宝剣岳」
その姿は、
天を突く剣の如し。

そして、この日
2件の滑落死亡事故が
起きた「魔の山」
2019年02月10日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
51
2/10 12:18
近景)

中アのシンボル
「宝剣岳」
その姿は、
天を突く剣の如し。

そして、この日
2件の滑落死亡事故が
起きた「魔の山」
近景)

「中岳」

滑落箇所その1.

斜面東側を
天狗荘方向に
滑落されてる方が
みえました。
傾斜がゆるんだ箇所で
止まって、何よりでした。
2019年02月10日 12:36撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
22
2/10 12:36
近景)

「中岳」

滑落箇所その1.

斜面東側を
天狗荘方向に
滑落されてる方が
みえました。
傾斜がゆるんだ箇所で
止まって、何よりでした。
近景)

将棋頭山に連なる
美しき稜線。
2019年02月10日 12:19撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
22
2/10 12:19
近景)

将棋頭山に連なる
美しき稜線。
近景)

今回も断念した
伊那前岳。
クリーミーで美しく
歩きやすそうに
見えますが
見た目と手ごわさは
正反対。
2019年02月10日 13:36撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
32
2/10 13:36
近景)

今回も断念した
伊那前岳。
クリーミーで美しく
歩きやすそうに
見えますが
見た目と手ごわさは
正反対。
遠景)

遠望といえば
まずはこちら
「富士山」
日本の宝です。
2019年02月10日 12:15撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
51
2/10 12:15
遠景)

遠望といえば
まずはこちら
「富士山」
日本の宝です。
遠景)
そしてNO、2
「北岳」→×
「NO3、間ノ岳でした。

odaxさん、ご指摘ありがとう
ございます。
2019年02月10日 12:15撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
32
2/10 12:15
遠景)
そしてNO、2
「北岳」→×
「NO3、間ノ岳でした。

odaxさん、ご指摘ありがとう
ございます。
遠景)

白根三山。
国内の、二位と三位。
→違ってました
国内、6位と7位
「悪沢岳」と
盟主「赤石岳」でした。

odaxさん、ご指摘
ありがとうございます。
2019年02月10日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
26
2/10 12:18
遠景)

白根三山。
国内の、二位と三位。
→違ってました
国内、6位と7位
「悪沢岳」と
盟主「赤石岳」でした。

odaxさん、ご指摘
ありがとうございます。
遠景)

孤高の鉄兜
「塩見岳」
2019年02月10日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
27
2/10 12:18
遠景)

孤高の鉄兜
「塩見岳」
遠景)

「甲斐駒ヶ岳」と
「仙丈ヶ岳」
女王様と貴公子様を
一枚の写真に収めます。
2019年02月10日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
31
2/10 12:37
遠景)

「甲斐駒ヶ岳」と
「仙丈ヶ岳」
女王様と貴公子様を
一枚の写真に収めます。
遠景)

南アルプス3000m峰を
見下ろせるのは
富士山だけ。
2019年02月10日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
31
2/10 12:18
遠景)

南アルプス3000m峰を
見下ろせるのは
富士山だけ。
遠景)

「八ヶ岳」
赤岳は、
どこから見ても、
かっこいいです。
見れると嬉しいです。
2019年02月10日 12:20撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
32
2/10 12:20
遠景)

「八ヶ岳」
赤岳は、
どこから見ても、
かっこいいです。
見れると嬉しいです。
遠景)

奥秩父連山。
イマイチ、地味感は
ぬぐい切れませんが
歩くと楽しい
名峰が多いエリアです。
2019年02月10日 12:49撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
11
2/10 12:49
遠景)

奥秩父連山。
イマイチ、地味感は
ぬぐい切れませんが
歩くと楽しい
名峰が多いエリアです。
遠景)

真正面の
「木曾御嶽山」
存在感が、半端ないです。
2019年02月10日 12:14撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
38
2/10 12:14
遠景)

真正面の
「木曾御嶽山」
存在感が、半端ないです。
遠景)

三ノ沢岳と
右奥には
大きな恵那山。
2019年02月10日 12:17撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
22
2/10 12:17
遠景)

三ノ沢岳と
右奥には
大きな恵那山。
遠景)

三ノ沢岳の奥には
御嶽山。
左奥は、おそらく
「白山」
素晴らしい展望です。
2019年02月10日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
11
2/10 12:18
遠景)

三ノ沢岳の奥には
御嶽山。
左奥は、おそらく
「白山」
素晴らしい展望です。
遠景)

純白に輝く
「乗鞍岳」
2019年02月10日 12:16撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
40
2/10 12:16
遠景)

純白に輝く
「乗鞍岳」
遠景)

純白に輝く
「笠ヶ岳」
この山の美しさは
冬が最も映えます。
2019年02月10日 12:19撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
24
2/10 12:19
遠景)

純白に輝く
「笠ヶ岳」
この山の美しさは
冬が最も映えます。
遠景)

そして、北アの盟主
穂高連山と
槍ヶ岳がチラリ。
満足感いっぱいです。
2019年02月10日 12:16撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
33
2/10 12:16
遠景)

そして、北アの盟主
穂高連山と
槍ヶ岳がチラリ。
満足感いっぱいです。
近景)

乗越浄土まで
戻りました。
多くの道が交差する場所です。
2019年02月10日 13:31撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
18
2/10 13:31
近景)

乗越浄土まで
戻りました。
多くの道が交差する場所です。
近景)

さようなら
中央アルプス。
花の咲くころ
また来ます!!

この先の仙涯嶺でも
死亡事故が起きてたことを
下山後知りました。
2019年02月10日 13:37撮影 by  Canon EOS Kiss X5, Canon
33
2/10 13:37
近景)

さようなら
中央アルプス。
花の咲くころ
また来ます!!

この先の仙涯嶺でも
死亡事故が起きてたことを
下山後知りました。
近景)

下りには
渋滞の試練が
待っています。
二番目の滑落箇所です。
2019年02月10日 13:31撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
32
2/10 13:31
近景)

下りには
渋滞の試練が
待っています。
二番目の滑落箇所です。
近景)

上部の人だかりは
救助要請者と
関係者です。
ご無事でありますように。
2019年02月10日 14:24撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
37
2/10 14:24
近景)

上部の人だかりは
救助要請者と
関係者です。
ご無事でありますように。
近景)

雪だるまの
目線の先には
救急車。
この山の厳しさを
再認識した一日でした。
2019年02月10日 15:11撮影 by  COOLPIX L32, NIKON
44
2/10 15:11
近景)

雪だるまの
目線の先には
救急車。
この山の厳しさを
再認識した一日でした。

装備

MYアイテム
komaki
重量:-kg
個人装備
ピッケル必須 前爪アイゼン必須 グローブの防風防水必須 順番待ち行列の保温対策

感想

2月10日(日)、木曽駒ケ岳に登って
まいりました。

約一ヶ月ぶりの登山。
本格的な、雪山シーズンも
そろそろ終盤。
スケールの大きな、雪景色を
見ておきたい。
ということで、この日、晴天確実が
見込まれた、木曽駒ケ岳に出向きました。

「美しさと恐怖」

過去数回、雪の木曽駒には
登ってますが、この日の木曽駒の
美しさは、格別でした。

雪の彩りが、さらに研ぎ澄まされ
余計な水分は、風に飛ばされ
凍てついた山肌は、
鏡のように輝き、
遠くに望む、名峰たちの眺めは
バツグンで、とても美しい景色を
堪能できました。

といった、雪と氷と青空が演出する
美しさへの
感激を感じる一方、
滑落事故に、一日に二件も
遭遇し、かってない、恐怖感を
木曽駒に感じました。

滑落事例 1)

場所は、中岳への上り斜面。
カチカチの斜面なのに
トラバースしないといけない箇所です。

ふと、気付くと、「キャ−」とか「ああ---」
とかの、周辺の皆様の
叫び声が聞こえます。
そして、斜面を、うつ伏せに滑落する
登山者が見えました。
皆さん、「ピッケル!!」とか
「止まれ」とか叫んでおられますが
全然止まりません。むしろ、加速してます。

水筒が飛び、ストックが飛び
万事休す。。。
「止まってくれ」と念じる他、
何も出来ません。

やがて、数秒後、傾斜が緩んだところで
無事に停止されました。
30mの滑落です。
しばらく動かれないので、
ハラハラしましたが
1〜2分した後、
無事に、立ち上がられましたので
よかったです。
周りの皆様から、「よかった」との声が。

そんなに傾斜がある箇所では
ないのですが
「滑り出すと止まらない」様子を
間近で見るのは、とても怖く感じました。

滑落事例 2)

八丁坂の真ん中辺り)

乗越浄土からの、下降開始地点で
既に、長蛇の列。
渋滞の原因は、皆様、後ろ向きでの
下降に、手こずっているからだろうと
思ってました。

亀の歩みで下ってゆくと、
行列を誘導整理されてる方が
みえました。
そして、人だかり。
そこに、滑落された方がみえました。
事故の詳細な原因は
分かりませんが、骨折されて
救助要請されたとのこと。

たしかに、上部は、アイスバーンでしたが
途中からは、そこそこ雪もあって
骨折までに至ってしまう衝撃は
考えづらいのですが
自分自身、傾斜が緩み、
同時に、緊張も緩む箇所です。
明日はわが身だと
肝に銘じました。
しらび平で待機してた救急車は、
僕が乗ったバスを追い越し
サイレン鳴らしながら
下ってゆきました。
この滑落は、多くの方を巻き込んだ
多重滑落だったようです。
被害にあわれた方の、
ご回復を願います。

「木曽駒ヶ岳」
ロープウェイで、標高2612mの
高地へ、お手軽に到着できて
上る標高差も、せいぜい400m。
雪山入門には、うってつけの山。
美しい、登山中の絶景の数々を
楽しめる名峰ですが
些細なミスが、
僅かな油断が、

そして、普通に足を置いた
その一歩が、
とんでもない恐怖や、
取り返しのつかない事故に
すぐに繋がってることを
改めて感じた登山でした。

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コメント

2年前の事を...
komakiさん、今晩は

晴れ渡り眺めも抜群な日に木曽駒へ向かわれたのですね
写真も美しく羨ましく感じます
しかし....
この様な日は当然のように雪は凍結してルートはガチガチのクラスト
今日のNEWSでも中央アルプスにて相次ぐ滑落事故も伝え聞き
2年前にオヤジ〜ずコラボで上高地同行後に向かった時を思い起こしました

我が家も千畳敷カールで滑落する方を数名見、妻のアイゼンが突然外れる恐怖...
ロープウェーで手軽に2600m超 後は300m登れば木曽駒ですが
厳冬期では当然、極寒の急斜面&岩場
細心の注意を払っても...明日は我が身と感じます
2019/2/11 22:55
toshiさん、コメントありがとうございます。
晴天に恵まれ、絶景を満喫できました。
今までは、新雪時期しか登ったことが
なく、急峻ながらも、ふわっとした
印象でしたが、本格的な厳冬期の
氷の宮殿のような美しさを、堪能
できました。

この日は、僕が遭遇した滑落事故
以外にも、宝剣、仙涯嶺で
計3件、死亡滑落事故が起きてた
ことを、下山後知りました。
併せて、僕が遭遇した
2件目の滑落は
多くの他の方も巻き込んだ
多重滑落事故であったことも
知りました。

千畳敷から見あげると、すぐに
登れてしまいそうな見た目ですが、
実は、大変危険な山ですね。
明日はわが身、仰るとおりで
来年以降の、冬の木曽駒登山は
今現在、恐怖感が先行して
とても登る気分になれない
心境です。
お互い、安全第一で、楽しみたいですね。

怪我をされた方が、
大事に至っていないことを
願うものであります
2019/2/13 15:33
山の恐ろしさ
komakiさん、こんばんは。

大寒波襲来の最中で、山肌は凍てついて磨かれたような美しさですね。
素晴らしい景色を楽しめたようですが、その反面、山の恐ろしさもハンパなく感じられたようですね。

まさに
美しさと危険は表裏一体

危険箇所で渋滞すると、体力の消耗、体温の低下
集中力の低下、他人との干渉・・・
いろんなリスクが高まり、何が起きても不思議ではありません。

貴重な体験をされたようで、なにはともあれ
無事に下山できて何よりでした。
2019/2/11 23:08
エルクさん、コメントありがとうございます。
関東平野部に雪を降らせた
大寒波襲来でしたね。
前日に雨が降ったとのことで
雪が流され、登山道は、スケートリンクの
ようでした。

1件目に目撃した、滑落事故は
全く、制動の動作をされず
このまま、雪崩の巣である
濃ヶ池カールに、落ちてしまいそうで
見てる自分も、半分パニックに
なりました。
2件目の滑落は、多くの方を
巻き込んだ、多重滑落だったようで
救助要請された方が、最初の
滑落者だったのかが、分からないの
ですが、その後の大渋滞を起こした
原因に、間違いなくなってました。

平日登山が多く、今まであまり
他人様との干渉が、自分に直接
関わる機会が少なかったのですが
今回、登山者集中による
リスク増大も、改めて感じました。

安全第一を、今後も、心がけたく
思いました。
怪我をされた方が、
大事に至っていないことを
願うものであります
2019/2/13 15:51
木曽駒 侮ることなかれですね
komakiさん こんばんわ
またまた、お天気に木曾駒を楽しみましたね。
でもこの時期の木曽駒は侮れないコースですよね。
この休みに中アで滑落事故があり亡くなった人も出たみたいです。
お一人は宝剣岳で強風にあおられて滑落後亡くなったそうです。
最近、この時期の木曾駒は夏並みの人気とか。
数年前まではそんなことなかったんですが・・・。
皆さん冬山登山の入門で登られるみたいですが、komakiさんが言うようにこの山には「美しさと恐怖」が同居してます。美しい景色の裏側にある危険。
中岳から木曾駒のコルへの下りも滑落したら大けがでしょうし、何より八丁坂のアイスバーンの下りは勘弁してほしいくらい怖い。風の強さも1000m級の山とでは比べようもありません。正直、僕は怖いです。やはり、この時期の木曽駒は侮れません。
この時期に登るには、或る程度の技術と経験が必要だと思います。
2019/2/11 23:12
sugi-chanさん、コメントありがとうございます。
木曽駒は、コスト高いですし、微妙に遠いですし
行きたいけど、なかなか踏ん切りが
付かない山ですが、この日の天気予報を信じ
登った甲斐がありまして、数々の絶景を
見ることが出来ました。

しかし、この日は、死亡事故だけで
3件もあったとのこと。
また、目の前で、滑落する方を見たり
骨折された方が、救助される様を
間近で見たりと、気持ちが沈みました。

皆様、ピッケルは持参されてましたし
足元などの装備も、完璧なように
お見受けしてたのですが
八丁坂の下りでは、明らかに
力量不足な方が多く、長時間の
停滞を強いられました。
菅ノ台にして、想定以上の
混雑で、皆様、スタートが
遅れたことによる、気持ちの焦りも
あったと推測します。

sugi-chanさんが、仰るとおり
この山を、「雪山デビュー」の山に
するのではなく、ある程度
もっと安全な山で、滑落停止の
練習などした上で、登ってもらいたい
ものだなと感じました。
また、下る自信がないなら
引き返すという発想を
持ってほしいものだと思いました。

怪我をされた方が、
大事に至っていないことを
願うものであります
2019/2/13 16:12
美しさと怖さ
komakiさん、こんばんは。

冬の木曽駒。
たくさんの人が訪れて、景色の美しさに魅了されますが、
テカテカの雪面は一歩間違えば、どうなるかわかりませんよね。
滑落死のニュースもありましたし、明日は我が身と心して。

それにしても、青空最高な風景は素晴らしい。
お疲れ様でした
2019/2/11 23:47
fujimonさん、コメントありがとうございます。
伊吹山の計画は、拝見してたので
お会いしたかったところですが
この日は、久しぶりの登山日で
プチ遠征したい気分でしたので
木曽駒に行ってしまいました。
伊吹山は、雪予報でしたが
晴れ間も出たようで、何よりです。

木曽駒は、雪面が、テカテカで
岩肌が、氷の宮殿のようでした。
青空が、あるとないとでは
雪山の印象が、全然違いますね。
絶景の連続でした。

そして、その美しさと、表裏一体で
多くの滑落があったそうで
怪我をされた方のご無事と
亡くなられた方の、ご冥福を
願うものです。
2019/2/13 16:21
komakiさん こんにちは!
この時期の木曽駒ヶ岳、千丈敷はとても厳しいですね。
いい景色が見られる反面、中途半端な装備ではとても無理ですね。
せっかく楽しみに行くのに命と引き換えでは割が合いませんね。
初心者は熟練者との同行が必須です。
滑落された方の無事を祈ります。
2019/2/12 15:31
s_fujiwaraさん、コメントありがとうございます。
お手軽に、標高2600mまで登れて
目の前に広がるカールは
いかにも、登りやすそうな見た目。
しかし、そこに、大きな危険が
ありますね。かなり近づいても
意外に雪がしっかりした
斜面に見える、八丁坂上部ですが
ピッケルが、5cmも刺さらない
固い氷の壁です。さらにその先も
遠目には、なだらかな地形ですが
ゴツゴツした岩山。
危険箇所の多い山だと
改めて感じました。

怪我をされた方が、大事に
至っていないことを
願うものです。
2019/2/13 16:32
氷の世界
komakiさん、こんにちは。

冬の千畳敷は、とても美しいですね
日常では味わうことのできない氷の世界です。
本来限られた登山者だけの領域まで、ロープウェイで上がれてしまうところが凄いです。
本来はアルピニストだけが眺めることができる美しい景観を、気軽に体験できるのはとても素晴らしいことだと思います
でも、それだけに安易に踏み込むことのできない厳しい世界でもあるのでしょう。
高い標高により、カチコチに凍った斜面は、眺めるには美しいのですが、登るにはkomakiさんのような豊富な経験と装備が必要だと痛感します。
私では、まだまだ入れない世界です。
そんな世界をkomakiさんのレコで楽しませていただき、ありがとうございます。

難に遭われた方のご無事を祈っております。
2019/2/12 17:17
totokさん、コメントありがとうございます。
RWでお手軽に、森林限界を超える
標高まで上がれて、お天気がよければ
既に、南ア、富士山、八ヶ岳などが
一望できるのが、千畳敷の魅力ですね。
非日常な景色が、乗り物に乗るだけで
見れる、貴重な場所です。

しかし、冬は、夏山のような
九十九折の道ではなく
まっすぐな、直登の道、しかも
急傾斜ですから、安易に
「道具があるから大丈夫」な
世界ではないですね。
僕自身、大した力量など
ないと思っておりますが
せめて、滑落したら、すぐにピッケルで
制動するという意識を持って
歩んでほしいですね。

宝剣岳とか、仙涯嶺とかの
死亡事故事例とは、今回の
千畳敷などの事故とは、起因が
異なると推測しますが
標高的には、変わらないエリア。
常に危険意識を持って
望みたいなと、自分への戒めと
なりました。

怪我をされた方が、
大事に至っていないことを
願うものであります
2019/2/13 16:45
素晴らしい景色です。
komakiさん、今晩は
素晴らしい!の一言です。
厳しくも美しい雪山のベストショットのオンパレードですね。
何度も登られていますが、これほどベストな景色は稀でしょうね。

今回のことはラジオで知りましたが、山の事故はどこにも潜んでいます。
ましてや厳しい雪山となれば、ちょっとした事が増幅されて
大きな事故になるんでしょうね。
「他山の石」として貴重な経験をスキルアップに
生かしてください。
2019/2/13 19:07
onetotaniさん、コメントありがとうございます。
本格的な厳冬期の、木曽駒の景観は
冬まだ浅い、新雪時期とは別格な
地形と氷が織り成す、美しさに
満ちてました。
遠望の山も、とくに、事の他白い
北アルプスの眺めは、純白で神々しく
満足のゆくものでした。

相次いだ滑落死亡事故は、途中、救助ヘリが
2回、頭の上を通過したりして
「絶対何か起きてる」と思いましたが
3件もあったとは、衝撃でした。
また、自分が登った、比較的難易度が
低いはずの、千畳敷ピストンでも
複数の方を巻き込む、多重滑落と
なってたとは、下山後知りました。

当事者の方と、直接
お話したわけでないので
原因の分析など出来ないのですが
滑落しやすい場所、滑落の際、停止までの
ご行動、救助要請された際の、現場での
対応、そして、他の登山者への
影響など、貴重な体験を得ました。
自分自身への、教訓と戒めとしたく
思います。

怪我をされた方が、大事に至って
いないことと、亡くなられた方の
ご冥福を願うものです。
2019/2/14 9:00
komakiさん、こんばんは
 厳冬期木曽駒ですか。小生は若い頃でも冬山は赤岳止まりでしたので、ちょっと想像しにくい世界です。写真4のツルテカの雪面、怖いけど見てみたい気もします
 この稜線に麓から到達できるスキル(技量・体力)に不足があっても、ロープウェイ代を払えば、この絶景を左程のアルバイトなく目にできるんですよね〜
 でも、そこは3,000m級稜線、その分リスクも高いということ。滑落事故でなくなられた方のご冥福を祈りたいと思います。同時に、われわれも肝に銘じて訪れる必要があるということですね。
 さて、木曽駒の大展望。御岳・北ア、八、南ア、富士。日本の高峰が勢ぞろいですね 。厳冬期にこの展望をものにするkomakiさんの強運 、さすがです
 とほめておきながら・・・・・、例によって山座同定で辛口のひとこと。
 写真14は癸押碧漫砲任呂覆、癸魁粉屐砲任垢茵繊
 写真18の富士に見下ろされる2山(間、農鳥)と比べてみてください。
 ということは、写真15も癸押■海了鎧・・・・ではないですね。左癸供憤),右癸掘弊屐砲任靴腓Α
 (↑おせっかいで、すいませんm(__)m。病気なもんで)
2019/2/14 0:20
odaxさん、コメントありがとうございます。
難易度的には、赤岳のほうが、ワンクラス上では
ないかと思いますよ
何せ、木曽駒は標高差400m、
CT5時間未満ですから。
でも、強風は、木曽駒に軍配でしょうか。
水分飛ばされ、テカテカでした。

乗り物を、急かされながら
誘導される順に、乗り継ぐだけで
あっという間に、2612mの高所に
たどり着き、途中までは、ゆるやかな
上りが続く、千畳敷ピストンコース。
最上部で、急に難易度が上がりますが
急坂の終りは、すぐそこ。
この、「あと少しでラクになれそう」な
見た目が、油断しやすいところですね。
死亡滑落があった、宝剣岳も、
乗越浄土からの眺めは
「少し岩を登るだけ」みたいに
錯覚してしまう見た目で、つい
「折角来たから、ついでに」と
思ってしまうのかもしれませんね。

同定のご病気、とても助かる病気です。
訂正させていただきました。
編集しながら、北岳は、もう少し
とんがりだった気がするかも?とか
農鳥岳って、こんなに大きく見えたっけ?
とか、半信半疑でした。
今後は、塩見岳を、片隅に入れて
位置関係を、あとで分かりやすく
工夫します〜ちょうどいい位置にありますから

亡くなられた方のご冥福と
怪我をされた方の、健やかなご回復を
心より願うものです。
2019/2/14 9:35
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [日帰り]
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体力レベル
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ハイキング 中央アルプス [日帰り]
木曽駒ヶ岳
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技術レベル
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体力レベル
2/5
ハイキング 中央アルプス [日帰り]
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利用交通機関: 車・バイク
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3/5
体力レベル
3/5

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