記録ID: 1736066
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
黒戸尾根往復で甲斐駒ヶ岳
2019年02月20日(水) ~
2019年02月21日(木)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 2,406m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:35
2日目
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:40
13:55
ゴール地点
初日山小屋到着後はテンバ上部でトレースが無いことを確認。朝イチの行動に備えて途中までトレース作り。
天候 | 快晴(二日目朝は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2月とは思えない高温で雪が多分に融解。夜の放射冷却で凍りつき笹の原下部から七合目までは、登山道が全面的にアイスバーン状態です。 七合目より上の雪の疎林帯では雨による硬い融解凍結層が露出、さらに上部ではその上に薄くその後の新雪が載っている状態ですので、滑落の危険がものすごく高まっている。気温が上昇と共に雪面が軟らかくなると八合目上の大岩を巻く辺りやルンゼのコンディションは非常に悪くなっています。確実なピッケルアイゼンワークが出来ない人は厳しいです。 二本の剣の上の斜面にはグライドクラックをいくつか確認、発生の可能性高くなさそうですが、薄い全層雪崩の危険も含有。日帰りでアタックが昼前になる人は十分観察し近づかない様に。 |
その他周辺情報 | 登山道の売店でソフトクリーム400円を購入したら近くの温泉の200円分の割引券を頂きました。 ベルク尾白が割引いて620円。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
下山も緊張の連続。特に表層の凍結していて安定していた雪が気温の上昇で融解すると刻んだステップが使えなくなり、ルンゼから谷底への滑落の危険が高まります。それでも時々振り返ります。
山小屋のホームページにも載ってる件のルンゼです。ここから50メートルほど上部まで滑落=死なリスキーな場所が続きます。ここを降りて来られるか?を自問自答してアタックしてみてください。
核心部の下山が一番命がけ。慎重にアイゼンでセルフビレーをとりながら、自分が作ったルンゼを梯子を降りるように下山しました。本当に緊張しました。
写真にも僕が作ったステップが小さく写っています。雪がもう少し多ければ苦労は無さそうです。
核心部の下山が一番命がけ。慎重にアイゼンでセルフビレーをとりながら、自分が作ったルンゼを梯子を降りるように下山しました。本当に緊張しました。
写真にも僕が作ったステップが小さく写っています。雪がもう少し多ければ苦労は無さそうです。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 今回もわかんは使わなかったが持っていって正解。 |
感想
八合目から上はコンディションによっては、雪山の経験が浅くても登れ降りれてしまうチャンスはあると思います。雪が天候が安定し、トレースがあれば苦労はないと思います。
が山の天気やコンディションは気まぐれです。全てがバットコンディションになっても自分は、生きて降りてこられるだけの技術と知識、判断力があるかな??と考えて登れる人だけが登って良い時期の山なんだと思いました。
登らせて頂けた事を山とこの山を切り開いた人々とその伝統を守り続ける小屋に感謝した山行でした。
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