こだま登山部 049 大峰奥駆 吉野から大峯山、大普賢岳、弥山

2019年05月01日(水) ~ 2019年05月04日(土)

• GPS: 68:27
• 距離: 46.9km
• 登り: 3,716m
• 下り: 3,304m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:47
• 休憩: 0:02
• 合計: 0:49

距離 1.7km 登り 162m 下り 75m

13:44 奥千本口バス停
13:53 13:55 金峯神社
14:08 西行庵
14:33 宿泊地

2日目

• 山行: 8:12
• 休憩: 2:04
• 合計: 10:16

距離 21.3km 登り 1,857m 下り 1,012m

5:18 宿泊地
5:31 5:32 青根ヶ峰
5:58 5:59 試み茶屋跡
7:17 7:30 四寸岩山
7:42 7:45 足摺の宿跡
8:16 8:18 九十丁石
8:31 8:48 二蔵宿小屋
9:39 9:53 大天井ヶ岳
10:34 10:50 五番関
11:38 11:46 今宿跡
13:11 13:22 洞辻茶屋
13:33 13:37 陀羅尼助茶屋
13:39 13:41 松清店
13:53 14:05 鐘掛岩
14:16 14:24 西の覗岩
14:41 14:52 山上ヶ岳
15:21 15:22 投地蔵辻
15:34 小笹ノ宿

3日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 2:11
• 合計: 9:25

距離 18.2km 登り 1,554m 下り 1,331m

5:37 小笹ノ宿
6:17 6:21 阿弥陀ヶ森
6:28 6:30 脇ノ宿跡
7:23 7:51 大普賢岳
8:01 8:03 水太覗
8:08 8:10 弥勒岳
8:29 サツマコロビ(薩摩転び)
8:34 8:36 国見岳
8:38 8:43 稚児泊
8:43 8:47 内侍落し(屏風横駈)
8:48 9:02 稚児泊
9:12 9:17 七つ池
9:27 9:30 七曜岳
9:32 9:36 無双洞・和佐又山分岐
10:29 10:30 みなきケルン碑
10:40 行者還岳分岐
10:44 10:45 行者の水場
10:49 11:03 行者還岳
11:05 11:08 行者の水場
11:10 11:12 行者還岳分岐
11:15 11:28 行者の水場
11:31 11:34 行者還小屋
11:38 11:39 天川辻
12:11 12:12 R309 90番分岐
12:31 12:40 しなの木出合
12:50 一ノ垰
12:54 12:55 一の垰プレート
13:13 奥駈道出合
13:35 13:41 弁天ノ森
14:03 14:04 聖宝ノ宿跡
15:02 弥山小屋

4日目

• 山行: 1:58
• 休憩: 0:12
• 合計: 2:10

距離 5.7km 登り 129m 下り 906m

8:01 弥山小屋
8:42 8:43 聖宝ノ宿跡
9:05 9:15 弁天ノ森
9:31 奥駈道出合
10:10 10:11 行者還トンネル西口
10:11 ゴール地点

天候

雨　以降は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

登山口まで　京都駅から近鉄電車特急に乗り、奈良県の吉野へ。
下山口から　行者還トンネル西口駐車場にタクシーに迎えに来てもらいました。
　千石タクシーさんで、近鉄　下市口駅そばの温泉へ　

コース状況／危険箇所等

国見岳からの下りでトラバース気味の鎖場あり
尾根はどこも両サイドが切れているので、つまづきによる滑落は注意
一回沢に落ちると、あがってくるのは至難の業。電波も微弱なので、ココヘリなどへの加入は必須。単独行はやめるべき。

その他周辺情報

お風呂　下市口　明水館　https://www.town.shimoichi.lg.jp/0000000302.html
　温泉から駅へはタクシーでもいいが、町内バスもある。
お食事　明水館の食堂が美味しい

写真

5/1 12:29

近鉄電車で吉野駅にやってきました。

5/1 12:52

雨ですね。

5/1 13:44

奥千本手前までバスが出ていたので、乗ってしまいます。

5/1 13:51

大峯奥駈道の全行程が掲示されています。
おおみね　おくがけ　みち　です。

5/1 13:54

あるき始めて10分、もうザックの重さで疲れてきます。

5/1 13:55

苔清水で水を汲むために、少し遠回りします。

5/1 14:13

水くみ中です。雨も入るので、少し色がついていますが、気にしません。美味しい水です。これからの行程、水はとても貴重なものであり、どこででも汲めるものでないので、大切です。

5/1 14:32

東屋で雨宿りです。

5/1 14:35

宝塔院跡となります。

5/1 16:50

夕食はこのような感じです。
アルファ米、カップヌードル、焼き鳥缶づめ、お茶、チョコレート　以上

5/2 5:24

縦走は続きます。

5/2 5:29

青根ヶ峰へ登ります。

5/2 5:31

858mの頂上に到着。雨は少しやんできました。

5/2 6:05

標高を少しずつ上げていきます。多くの修行僧が歩いた階段を自分も登ります。

5/2 7:20

四寸岩山　普通に400m登り、頂上に着くのだが、本日の行程の10分の一も来ていない。

5/2 7:45

足摺宿　中は土間です。

5/2 8:26

静かな林の中を行く

5/2 8:35

二蔵宿　トイレがある
この行程を歩くのは男子だけだと思っていたが、女性1名にすれ違い、声をかけたが、下を向いて無視された。なぜだ、まさか！

5/2 9:46

大天井ヶ岳　1428m　
この高さは立派な山であるはずだが、いやー、まだまだ先があります。ゆっくりはしていられません。

5/2 9:53

陽がさしてきて、気分も盛り上がってきました。

5/2 9:55

いよいよ五番関です。
世界遺産に登録されてから設置されたのでしょうか、きれいな石標です。ありがたいです。

5/2 10:36

女人結界です。
気が引き締まります。

5/2 10:36

注意書きがいろいろ書いてあり、最もだと同意しつつ、足を結界から踏み入れます。

5/2 10:37

大峯山寺　敬白です。

5/2 11:15

鍋かつぎ行者の祠

5/2 11:30

ようやく湿気から開放された尾根歩きとなります。

5/2 11:40

今宿の跡地

5/2 11:53

まだ振り返るには早すぎますが、大天井ヶ岳方面です。

5/2 11:56

ちょっとした鎖場があります。

5/2 13:11

いよいよ本日の後半入口である、洞辻茶屋です。ここは、山上ヶ岳への最短登山口の近くです。本日は山開きの日にあたるので、登山者と参拝者さん、行者さんが大勢いらっしゃいます。

5/2 13:22

当たり前ですが、女性はいません。

5/2 13:32

様々な大峯講の寄進石碑が立っています。

5/2 13:34

未明から多くの方があがっていったようです。
お茶を御馳走になりました。もう、帰ろうか、という声も出ましたが、スルーせざるを得ません。

5/2 13:55

今日は行きませんが、稲村ヶ岳方面でしょうか。

5/2 14:02

はるかな山並み、これが大峯の魅力でしょうか。

5/2 14:13

行者さんたちは、山上ヶ岳の宿坊で泊まるのですね。
私達も予約をすれば泊まれます。

5/2 14:19

西の覗きにやってきました。かなり、恐いです、言うこと聞きます。守ります。

5/2 14:20

断崖に囲まれています。

5/2 14:29

宿坊を通り抜けてあがっていきます。

5/2 14:33

あと少しで山上ヶ岳の山頂です。

5/2 14:36

女人禁制の山の世界へようこそ。

5/2 14:37

歴史の階段をあがります。

5/2 14:38

山上ヶ岳につきました。お堂があります。

5/2 14:42

頂上お花畑という笹原。

5/2 14:42

向こうは弥山です。

5/2 14:43

三角点にタッチです。

5/2 14:50

無事、ここまでこれてよかったです。

5/2 14:52

私達はテント泊なので、もう少し先に行かねばなりません。
水のある小笹ノ宿へ。

5/2 15:04

明日行く、大普賢岳方面です。

5/2 15:22

登山道というより修行道となってきました。苔むしています。

5/2 17:16

小笹ノ宿に到着です。水がコンコンと流れています。
ドコモの電波は微弱になります。LINEはだめでしたが、FBのメッセンジャーで気象予報を送ってもらうことはできました。画像の送信はできませんでした。それくらい微弱な電波です。

5/2 17:17

ここは避難小屋　4人くらいが定員です。
勢いで来てしまった風の若者がいましたが、雨具も簡素なもので震えていました。翌日、来た道を山上ヶ岳に戻り、下山していきました。

5/2 18:55

ツェルトの中にランタンをぶら下げて、することもないので、早めに寝ます。

5/3 5:43

朝、5時出発です。

5/3 6:19

阿弥陀が森の先に、反対側の女人結界の門があります。

5/3 6:20

大普賢岳方面へ進みます。

5/3 6:28

脇宿　平地なので、水さえあれば、テント泊は可能です。

5/3 7:15

笹原の道を登っていきます。

5/3 7:43

大普賢岳に到着。

5/3 7:44

吉野方面、青根ヶ峰、大天井ヶ岳が見えます。

5/3 7:44

八経ヶ岳と弥山です。

5/3 7:56

和佐又方面への尾根となります。
少普賢岳。

5/3 7:59

中央の尖っている山の右隣は弥山です。
本日は、あそこまで行くのです。まだまだです。

5/3 8:41

丁寧な作りの鉄棒の階段がありました。

5/3 9:26

渡り廊下のような絶壁のトラバース。

5/3 9:28

七陽岳

5/3 9:34

和佐又へ降りる分岐です。

5/3 9:42

天狗はいるんですね、きっと。

5/3 10:02

大台ケ原の方面が見えます。
電波は通じません。

5/3 10:58

行者還岳を往復してきました。
この跡に、水場があります。GWは水が流れていました。
しかしあてにはなりませんので、あればラッキーです。

5/3 11:32

行者還避難小屋
水は、小屋にはありませんので、さっきの水場でもらってきます。

5/3 11:38

大台ケ原方面です。

5/3 11:38

いつごろからあるのでしょうか。多くの修行僧や、信者の方が歩いた信仰の道です。

5/3 11:54

コバイケイソウの群落です。

5/3 13:14

行者還トンネル西口への分岐

5/3 16:34

今日は弥山小屋に泊まります。
とても快適な山小屋です。
お水は購入できます。

5/3 16:59

美味しい夕食です。お味噌汁は粉なのか。

5/4 5:52

きれいな食堂です。
小屋はドコモも通じます。翌日のタクシー予約は出発前に済ませて、リコンファームを小屋からしましょう。

5/4 7:07

朝です。八経ヶ岳からの大峯奥駆道の続きです。
釈迦ヶ岳が中央奥となります。

5/4 7:13

今回はここまで。日本百名山は八経ヶ岳となっています。

5/4 7:37

弥山の看板。

5/4 7:43

八経ヶ岳を弥山から見ています。

5/4 7:48

弥山の小屋の裏に神社がありますので、お参りを。

5/4 8:42

下山途中、理源大師さまの像。下るとなったら早い早い。
リュックも軽くなって、快調に降りていきます。

5/4 10:15

行者還トンネル西口には駐車場があり、タクシーに迎えに来てもらいます。
尾根上の分岐で電波が届くので、タクシー会社に電話します。

5/4 12:02

無事、下市口のお風呂に連れてきてもらえました。
この3泊4日は中身の濃い、得るところの多い山行となりました。
お疲れさまでした。

撮影機器：

PENTAX K-S2 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone 8 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ フリースセーター（厚手） 薄手ダウン ズボン 靴下 毛糸手袋 雨具 ゲイター 寝袋（３シーズン用） ウレタンマット（サーマレストがおすすめ） 私物整理袋 食器２つ スプーンと箸 コップ 着替え一式（Tシャツ・トレッキングパンツ・下着・登山用靴下・タオル） 折りたたみ傘 登山靴 予備靴ひも 雨蓋付ザック(60リットル程度がおすすめ） ザックカバー 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ(200ルーメン以上) 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 温泉セット 赤コーラ 軽アイゼン

共同装備

コンロ コッヘル ライター ツェルト ストック ロープ8mm×30m スリング60ｃｍ×2本 スリング120cm×2本 ハーネス2人分 ファーストエイドセット 結束バンド ポイズンリムーバー サムスプリント ポリタン２ プラティパス

感想

こだま登山部

3泊4日で山上ヶ岳から弥山への縦走は、なかなかアップダウンが激しいいい山でした。水の大切さも、行動食の準備なども含め、得るところが多い3日間でした。

◎山上ヶ岳から弥山までの間は、尾根も遅く、岩場も多く、重い荷物を背負って歩くこともあり、緊張の連続である。谷も深く、落ちると、捜索が困難なので、地元の熟練者以外の単独行はやめたほうが良いと思える。安定した水場は小笹ノ宿のみなので、ひとり4リットルを背負うなどの心づもりは必要で、小笹から弥山まで一気に歩けるだけの体力は必要。　また、行きます。　2020年GWに。

#こだま登山部の山
山行記録　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/clubrecs-1635-listview.html
※次回の山行は、HPから　https://kodamatozan.com/