高尾山口〜高尾山〜陣馬山〜三頭山〜御前山〜大岳山〜日の出山〜つるつる温泉
- GPS
- 18:07
- 距離
- 61.1km
- 登り
- 4,598m
- 下り
- 4,355m
コースタイム
- 山行
- 15:25
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 17:32
天候 | 雨、雨、雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京王線 新宿駅21:08>高尾山口駅22:02 <復路> 西東京バス つるつる温泉18:30>武蔵五日市駅18:50頃 JR五日市線 武蔵五日市駅19:01>立川駅19:30 JR中央線 立川駅19:38>新宿駅20:05 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。水場がないので注意。 |
その他周辺情報 | 言わずもがな、「つるつる温泉」。サービスもお湯も良い。 |
写真
装備
個人装備 |
パーゴワークス RUSH30
ハイドレ2L
プラティパス1L
ポカリ1L
缶コーヒー1本
菓子パン2個
エネモチ1
自作トレイルミックス
上下着替え2式
ヘッ電2個
予備バッテリー多数
カメラ
AQUOS ケータイ SH-02L
速乾性のパタゴニアT
MHWウェイクールアームズ
MHWダイヘドラルプリカーブパンツ
アディダス・ソックス
モントレイル・マウンテンマゾヒストIV
MHWストレッチオゾニックジャケット
モンベル・ストーム・クルーザー下
カーボン製ストック2本
Garmin GPSMAP 62s
地図
コンパス
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感想
2019年6月8日(土)の夜、誰かに言われた訳ではないけれども、一度はやりたいと思っていた高尾山から日の出山までを1日で歩くことにした。
残念ながら、天気はかなりイマイチで、曇りのち雨の予報は、前倒しとなり、スタート時は霧雨模様だった天気は、午前3時半頃から本降りへと変わり、最後の最後までずっと雨に降られてしまった。
スタートは、高尾山口駅22:22発のゾロ目。
同じ時間帯に陣馬山までナイトハイクに出かけるという若者から「お一人様?」と声をかけられ、「ロングの変態コース、誘っても付き合ってくれる人は誰もいないよ(笑)」と少しだけ楽しく会話して駅を後にする。
稲荷山まで休憩を入れず登ると、雲と霧に霞む夜景は、かなりぼんやり。そんな夜景を写真に納めてから、先へ進む。
不思議なもので、2時間もすると暗闇に慣れてきて、ぼっちの夜の登山道での不安感もほぼ解消されてしまった。
陣馬山に到着したのは、日付の変わった02:00。雨は一向にやむ気配はない。和田峠でレインウェア上下を着て、進軍を続ける。
雨は本降りとなって、視界はほぼナッシング。風が無いのがせめてもの救いといった感じ。1時間に1回、立ったまま行動食のせんべいを食べては進むを繰り返す。
04:00頃に生藤山に到着する頃には、猛烈な眠気に襲われ始める。困ったことに夜が明けてからも、眠気が収まる気配はない。
三頭山避難小屋まで、立ったままストックに寄りかかって少しだけ寝るを繰り返す。
三頭山避難小屋は、先客なしで貸切状態のため、遠慮なく全身を着替えて、ザックの背面パッドを出してレインウェアを着たまま15分ほど仮眠を取るも、寒くて寝ることはできなかった。
外の雨音を聞きながら撤退かもと弱気になるも、残りのせんべいを食べ始めるとあら不思議。急にやる気モードが発動する。
世間で言う無双モードってやつかもしれない。あれだけ苦しんでいた眠気もどこ吹く風といった感じで、気分は爽快まで一気に回復してしまった。
理由は分からないけど、塩分と糖分の補給が良かったのだろう。
荷物をザックにしまって、行けるところまで行こうと覚悟を決めて避難小屋を後にする。雨降る中ではあるけど、仮眠した時間を取り返すべく、平地と下りはスピードを意識した。
なんだかんだで巻き道も通らず、目の前の小ピークを登っては降りてを繰り返す。
月夜見山あたりから、あるはずのない山小屋や大きな無地の看板らしきものが見え始める。20m先に傘をさした登山客を見て、追い付いたと思ったら見失ったり。おー!これが幻覚ってやつに気付くのにそんなに時間はかからなかった。
自分でも笑ってしまったのは、登山道脇でエプロンを掛けて散髪する二人組を見たとき。エクストリーム散髪ってあるのかと近づくと、単なる岩だったw
水は、途中に水場が無いため、4Lと缶コーヒー1本を装備していたけど、30km地点で半分消費していた。大岳山頂に着いた頃には、水は1Lを切っていたと思う。
ここまで来たらゴールの日の出山は、すぐ目の前。
右足の甲部分が靴擦れで痛くなった他、大きなトラブルはなく、コース後半も平地及び下りはスピードアップを意識した。
ゴールの日の出山登山口に到着したのは、スタートしてから18時間06分後の16:28になった。
変態コースの後のつるつる温泉は、まさに極楽。風呂に入る前に缶ビールで独り乾杯するも、ビールは瞬間蒸発。風呂は、時間を気にせず、温浴と冷浴(水風呂)を楽しむ。
お休み処で、大盛りかき揚げ蕎麦とビールを頂いて、18:30発のバスに乗って、武蔵五日市駅へ行き、電車に乗って帰路についた。
雨降る中でかつ気温の低い中での移動だったので、30kmの移動につき水2Lの消費は、少なかったかも。
行動食は、コロッケパン、ピザパン、せんべい、自作トレイルミックス、せんべい、エネモチだったけど、問題なく食べることができた。
1時間に1回の補給は、大事だなと実感した。また、眠いときの仮眠も大事。15分でもパフォーマンスへの影響は大きいかも。
単なる苦行も終わってみると、楽しい思い出へと変わっていて、また行きたいと思うから不思議だ。
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