剣山・三嶺縦走 梅雨の合間にお山へ(見ノ越~久保)
- GPS
- 15:29
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 2,149m
- 下り
- 2,961m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:21
天候 | 28:晴後雨(;_;)、29:霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:久保10:08-(バス1350円)-10:58見ノ越 見の越駐車場11:00-16:00神戸市内(自宅) ※バスは、1日2便(2便目は、久保13:18-14:08見ノ越) ※国道438号は、工事多し。朝8時半までに通れば、工事規制を回避可能 ※詳細は、徳島県ホームページを参照 https://www1.road.pref.tokushima.jp/c6/frame.html?pathid=036110002107 ※高速代(片道):須磨IC-(ETC軽4110円[=90円+2470円+1550円])-美馬IC ※ガス代(片道212km×2):3732円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況: ・牛の背から西山林道への下山は、山と高原地図に記載のない歩き易い林道を利用 ※先人のログ持参を推奨 ・上記以外は、よく整備された登山道です。(ガスったときは、道迷いに注意) |
その他周辺情報 | 下山後のランチ: 丸池製麺所 ・讃岐うどんが美味い ・藍住ICより車で10分 ・営業 平日11:00〜14:00、日曜祝日10:00〜14:30 |
写真
感想
今日は、剣山に行きました。
G20大阪サミット開催が決まり、会社が有給休暇奨励日になったことをきっかけに、急遽、剣山遠征を計画しました。当初、2泊3日での縦走(1日目:一ノ越テント泊,2日目:お亀岩避難小屋泊)を予定していたのですが、関西もついに梅雨入りし、台風3号到来の天気予報を受け、雨を避け行程を1泊2日(お亀岩避難小屋泊)に短縮して歩いてきました。以下、道中記録です。
◆1日目 見ノ越~剣山~次郎笈~三嶺~お亀岩避難小屋(小屋泊)
神戸の自宅を3時前に出発し、はるばる見ノ越まで車でやって来ました。国道438号は、すれ違いが特定箇所しかできない場所が多い、なかなかのスリリングなアプローチでした。7時に見ノ越駐車場に到着し、準備を整えて、登り始めます。リフト西島駅真下にある、西島テン場はめっちゃいい場所でした。また今度、晴れた日に遊びに来たい。
剣山山頂ヒュッテで、小休止。管理人さんのおばちゃんに登山届を提出。昨日の宿泊は2人のみだったそうな。気になるお天気を尋ねると、「今後は崩れる予報」とのこと。「でも今朝は予想外によいね。小屋前から見える景色を紹介しましょう」と、ヒュッテ前からの展望を説明してくれました。「あれが次郎笈。こっちは、徳島市街地が見えているよ。晴れた日は、遠く伯耆大山まで見えるのよ。今朝は石鎚まで綺麗に見えていたんだよ。」とのこと。剣山は本当に展望が楽しめるお山ですね。
山頂に移動して、更に展望を楽しむ。当初、テン泊予定だった一ノ越も、笹原の稜線が綺麗。次郎笈は最高!笹原の縦走路が素晴らしい。
でも、天気は崩れる方向。足早に、次郎笈を目指す。次郎笈につくと、山頂はガスに巻かれて展望無し。(;_;)
雨がぱらついたので、早めにカッパを着込んで先を目指しました。丸山避難小屋で、ランチ休憩。コーヒーを沸かして、パンを食べ、一息付きました。今日は、先は長い。明日のことを考えると、少なくとも三嶺、できればお亀岩の避難小屋まで歩いておきたい。食べ終わると、再びカッパを着込んで先に進む。ランチ休憩中に、雨が止んだ。ラッキー!カッパの上着を脱いで、ペースを上げる。(雨具を着ていると、大量の汗でビショビショになるため、どうしてもペースを上げられない)
白髪避難小屋あたりに到着。でも、ガスって小屋が見えない。まあいいか?と進むも、道をロスト。なんかおかしいと思い、GPSの地図で現在地を確認すると、稜線を外れて下山路に入ってしまっていた。やっちまった!(Uターンして、本来の登山道に復帰)。ガスっていると次の目的地が視認できないので、思わぬ所でミスします。稜線の登山道が明瞭だったので、ロストはないものと勝手に思い込んでました。
気を取り直して、三嶺に向かって進む。三嶺の急登を突破し、なんとか三嶺までは到着。でもガッスガスで三嶺ヒュッテすら見えなかった。更に歩いて、お亀岩避難小屋へ到着。水を汲み、夕食後、すぐに就寝。疲れ切って爆睡。3時に家を出て、小屋に到着が18時。長い1日が終わった。
◆2日目 お亀岩避難小屋~天狗塚~久保
朝3:30起床で、5:00前に小屋を出発。バスの時間(久保BS 10:08発)に間に合うように、余裕を見て少し早めに出発。(山と高原地図にない下山路なので、時間が読めない)
昨日に引き続き、ガスの濃い稜線を進んだ。相変わらず鹿の群れが多い。甲高い警戒音を発しながら、走り去る。(2日間、稜線上で、人とは会わなかったが、鹿は山ほど出会った)。鹿の蹄は強力だ。人がズリズリ滑りながら、難儀して下りる急坂でも、鹿は軽々と駆け下りる。あの蹄のグリップが欲しいなぁ。
天狗塚手前のガスの濃い池は、幻想的で雰囲気があった。天狗塚は、ガッスガス(;_;)。なんじゃこりゃ、と思っていたが、ここでまさかのガスが切れる。一瞬、青空が覗き、遠景が見えた。神様ありがとう。牛の背を歩き、高度を次第に下げる。相変わらず道は明瞭。分岐点さえ、気をつけていればロストすることは無かった。
1600mを下回ると樹林帯に突入。「標高1460mの看板」地点から、先人のログを参照し、林道を使って下りることにした。(とても歩き易い道でした)
最後は、舗装路の西山林道に合流。のんびりテクテク、ときに道無き山の斜面をショートカットして久保バス停に下りた。バス停には1時間前に到着。
すっかりびしょ濡れになった、靴、靴下、カッパなど、装備一切を天日干しにしてバスを待った。バスには、私含めて乗客2人。地元のおしゃべりな、おばあちゃんと楽しく世間話をして、見ノ越駐車場に戻った。
梅雨の合間になんとか、1泊2日の縦走を終えることができました。稜線上はガスが濃く、視界が見通せませんでした。ただし、あきらめずに山頂で粘っていると、お山の神様は一瞬ですが、プレゼントをくれました。ガスってしまいましたが、初めて剣山から三嶺まで縦走し、笹原の草原を歩く気持ち良さを体感しました。今度は、晴れた日に再訪したいと思います。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水1L、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重16kg、アルファ米 2/8食、行動食 500ml×0本
万歩計:(1日目)60786歩、(2日目)34066歩)
梅雨の合間の縦走、時々晴れ間も見えたようで良かったですね。
土曜日、オオヤマレンゲ群生保護地と白髪分岐の間をお昼頃歩きましたが誰にも逢いませんでした、もっと早い時間には二人歩いていたようですが。(笑)
しかしテント泊装備16kgお疲れ様でした!
nekojigenさん、初めまして。
レコ拝見しました。アニーちゃんと登られているのですね。めちゃ可愛らしいけど、道なき道も何のその。山登りはなかなかの達者者と見ました。良き相棒ですね。
今回歩いた2日間。出会うのは鹿の群ればかり。稜線上で人と全く会わない縦走は、初めてでした。台風と後の雨の予報で、山に入った人自体が少なかったようですね。
初めて歩いた訪れた剣山。そこから眺める次郎笈は最高のお山でした。剣山、三嶺、塔ノ丸の周回コースのレコでよく見ますが、これは最高の周回コースですね。どこまでも続く、美しいグリーンの稜線。またいつか晴れた日に歩いてみたいと思います。
お疲れ様でした。
私は二泊かもしれませんが、これは行かねばと改めて思いました。
shirou58さん、こんばんは。
剣山、次郎笈から三嶺に続く稜線は笹原が美しい。一目惚れ間違いなしですよ。どこまでも続く美しいグリーンの稜線は気持ちよく歩けます。今回歩いた行程は、二泊がちょうど良いと思います。一泊目 白髪避難小屋、二泊目 お亀岩避難小屋だと、無理せず歩ける計画となります。(私が参考にしたレコは、nanfutsuさんの下記のものです)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-720326.html
機会があれば、是非。お薦めの稜線です。
ありがとうございます。
梅雨入りして、結構な雨予報で、行かはるのかしら。。。
写真 拝見して意外とイケてる!ってビックリ。
やっぱり 山の神様は 見守って下さるんですね (^。^)
それと しっかりした計画と、お天気と相談の臨機応変さとか、テン泊装備でバリバリ歩かれる技量とか、で成せるんでしょうね〜
殆ど雨だったGWの山行を思い出してました。
三嶺の先のコースも良さそうですね。薪ストーブ付きの小屋も いいなあ。
晴れの時、また来たい〜!っ思える本当に素敵な縦走路ですね〜(*^_^*)
nara7さん、こんばんは。
だいぶ以前から計画し、楽しみにしていた剣山。山行予定を立てたら、山と契約したも同然。台風を直前でやり過ごし、なんとか天気の持ちそうな1日半に焦点を合わせて、歩いてきました。車で行くと、この辺りは融通が効きますね。2日の行程を1日に短縮するのは、結構骨が折れますが、一期一会の山行なので、全力で歩きました。
お亀岩避難小屋は、ピッカピカの小屋で快適でしたよ。どこまでの続く美しい笹原の縦走路歩きは、本当に気持ち良かったです。また、機会を見つけて再訪したいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する